
ども、しゃしゃ。最近クリップスタジオを開いていると、
知らないうちにスマホ版クリスタが現れてびっくりした。
スマートフォンで絵を描く人にとって、クリスタスマホ版はありがたい。
はじめクリスタiPhone版がなかった。
そこでクリスタと共有できるスマホ版お絵かきソフト、
アイビスペイントを使ってクリスタに移していた。
公式サイトでも共有できているしね。
だからこそ悩みもある。
「どっちを使えばいいのだろうか」と。
クリップスタジオ×アイビスペイント連携

初めにクリスタとアイビスは以下のやり方で連携できる。
- スマホでまずアイビスペイントを開く
- クリスタにログインしておく
- アイビス>マイギャラリー>共有するイラストを選ぶ
- 共有からクリップスタジオ(Clip)を選ぶ
- クリスタの作品一覧からアイビスペイントで描いたイラストを選ぶ
一部のレイヤーはラスタライズされるため、注意してほしい。
アイビスペイントの魅力と合う条件
クリスタとアイビス、どちらを使えばいいのだろう?
悩んでいるために徹底して比べたうえで、
「どういう条件」ならこちらを使うべきか?
あなたの参考材料になれば幸いだ。
はじめはアイビスペイントに入ろう。
クリスタもアイビスも指を使って描ける。
アイビスペイント無料版では広告が入るばかりか、一部のペンに使用制限が入る。
月額300円で広告費表示や制限がなくなるよ。
クリスタの魅力と会う条件
クリスタは現在私が使っているペイントソフトだ。
iPhone版クリスタは時間制限がある。1時間は無料で誰でも使えるが、
1時間を超えるとある時間帯になるまで使用制限を受けてしまう。
時間制限はあれどEX版を使用できるのでツールに制限がない。
また時間制限といっても「使用しているときのみ」であり、
使っていないときは時間が減らない。ラジコのタイムフリーと同じだ。
デザインならPRO月額100円、
高機能なマンガ、アニメーション制作ならEX月額300円で時間制限なく使用できる。
追加:メディバンペイントの魅力と会う条件
クリスタvsアイビス……だけでなく、メディバンペイントもある。
メディバンペイントは基本無料だ。もちろん有料版もある。
クリスタとアイビスにくわえ、メディバンペイントでも悩む人が多い。
参照サイトのメディバンペイントメイキングなどを見ると、
たくさんのペンを無料で扱えるよ。
しかしクリスタのようにペンを自作できないので、
「別に自作しないし、他人制作のペンも使わねえや」
思うならメディバンペイントで十分だと思っている。
クリスタvsアイビス無料版の大きな違い

無料版におけるクリスタとの大きな違いは時間制限だ。
アイビスは時間制限がなく使用できるのに対し、
クリスタ無料版は1時間だけ無料(しかもEX)で使用できる。
後は朝の4時まで機能制限がかかってしまう。
どうしても無料じゃなければダメなんだ!
でもパソコンでクリスタを使う予定だから……
という人は広告のあるアイビスを使おう。
ペンは別に何でもいい、手間をかけて描きたい!
でも基本お金は1円も払う気がないから。
ならアイビスペイントでいい。
「100円払えば時間制限がなくなる、まあいいか」なら、
クリスタiPhone版を使うといい。
300円くらいどってことないよ!
思うならクリスタiPhoneを使えばいいと考えている。
アイビスペイントでもいいんだよ。
ただスマホはあれ、パソコンはこれ!
分けてしまうと、人によっては「連携すら面倒」感じるかもしれない。
またアイビスとクリスタでは色合いにも若干差が生じる。
原因はソフトによる若干の定義や画面そのものだ。
特にレイヤーにおける定義の違いは大きく、
一部のツールではアイビス→クリスタに移行する際、
ラスタライズされるレイヤーもある。
画面についてはこちらを読んでくれ。
色が崩れてもあまり気にしないならアイビスでもクリスタでもいい。
パソコンでのお絵かきはクリスタを選んでいるなら、
ソフトとして連携しやすいクリスタでいいと思っている。
パソコンでお絵描きをする気がないならアイビスでいい。
クリスタと違って無償版は広告と一部の制限のみであり、
やろうと思ったら普通に素晴らしい絵を描けるしね。
有料版におけるクリスタvsアイビス

有料版だとアイビスペイントは広告費表示かつ、
一部のペン制限が全て取っ払われる。
アイビスペイントのプレミアム会員は、
クリスタEXと同じ月額300円だ。広告除去は一括980円、
プレミアム会員になるなら980円を払わなくていい。
クリスタの場合は時間制限がなくなるばかりか、
exを選ぶと漫画表現もできるようになる。
同人誌や原稿を使うならクリスタex(月額300、年間3600円)を選ぶ。
イラストだけならプロ(月額100円、年間1200円)で十分だ。
ちなみにパソコンにおいて私はプロ→EXに切り替えた。
その時の感想をこちらで載せているよ。
薄い本や原稿を描く予定がないならプロで十分だ。
原稿を書くならプロでなくEXを絶対に選ぶべき。
原稿用紙管理をはじめ、Proでも封印された一部の機能を、
EXで扱えるようになるから楽だ。
もちろんアイビスペイントでも同人誌作成はできる。
noteにてスマホだけ同人誌を作成した人が記事を書いていた。
アイビスペイントで描画し、メディバンペイントでコマ割りと仕上げを行う。
やろうと思えばスマホだけで作成できるそうだ。
私はパソコンでやっているよ。
スマホvsPC

私はパソコンを使っている。スマホは目の疲れを誘いやすいため使わない。
無料でやるなら私はクリスタスマホ版を選ぶ。
1時間以内でラフ作成に時間を当て、線画や色塗りはパソコンに任せてしまう。
アイビスでもいいのだけど、クリップスタジオがスマホ版を出しており、
「スマホではこれ、パソコンではあれ」という、
別々のソフトを使うのが単に面倒くさいだけだ。
クリスタだとクラウドで簡単に連携できるしね。
クラウドから簡単に新作をダウンロードできるし。
ツールが良ければ絵の上達は上がる?

「スマホだと、どのツールを入れたらいいのだろう?」
悩む理由として使いやすさをはじめ、
「このソフトを使えば確実に画力が上達する」一つの確信がある。
例えば私がsaiからクリスタに切り替えた理由として、
当時のsaiにはなかったパース機能がクリスタにはあった。
実際パース機能を使うと「余計な手間」を省けた。
余計な手間を省けるがポイントであり、
イラストの上達にもある程度かかわってくる。

イラストの上達における本質は納得と改造だ。
- 自分の絵を見て「どれだけ納得できた」か。
- 他人の絵と比べたときに「もっとこうしたいな」改造したい気分をおこすか。
特に他人の絵と比べたとき、色塗りや線などから、
「ああ、オーラがねえ(笑)」と気づいてしまう。
オーラがないと気づいたら課題が生まれる。
「もっとこうしたいな」って気持ちをね。
後は憧れる絵を参考かつ研究材料とおき、
わずかな特徴も見逃さず、自分の表現を磨いていく。
クリスタとかアイビスペイント、
メディバンペイントといった道具はある程度絵の上達を招く。
本質は自分の腕、観察眼、そして手法を明らかにし、
日々自分を変えていかねばならぬと考えているよ。

長々とどうでもいいことを書いた。
スマホでどのツールを使えばうまくなるかは正直わからない。
どれも初めはよく使い方がわからず悩むだろう。
慣れてきたら「余計な時間を短縮する」道具であり、
絵の上達における本質は観察眼や演出その他だと思っている。

クリスタに関してはこんな記事を書いている。
クリスタを初めて使ったとき、ツールの良さに感動した。
しかしあくまでもクリスタは補助道具であり、
絵の上達は別なところ=自分の観察眼と腕次第とわかった。
くわえてツールは便利なものであり、
どれも使い続けると「利点」に気づくため、ほぼ変わらないとも思った。
私として、パソコンでイラストを描く前提ならクリスタ一択でいいと考えている。
Pro購入:CLIP STUDIO PAINT PRO
漫画なら月額300円、毎月一冊の文庫本を買う感覚だし、
月額100円なら一本のジュースを飲む程度だからね。
「なるべく無料で使いたい、だってパソコンのクリスタに支払っているもん」
なら無料で十分だと思っている。
1時間の間にやれることだけをやってしまい、後はPCに任せてしまうのが一番だ。
パソコンといってもiPad版もあれば、cintiqといった直接絵を描く道具もあるしね。
