おはよう、しゃしゃ。
色々あってブログの形を変えたよ。
STORKというブログカスタマイズサービスを使っている。
カスタマイズに1時間ほど費やし、きれいになった。
WordPressテーマ「ストーク」![]()
時代は楽になったものだ……。
ところで、カスタマイズに合わせて、トップ画像も変えた。
ふと、トップ画像を書いた後に思った。
「もしこのイラストを人様に販売し、お買い上げしてもらう際、
何をどう伝えれば、お買い上げしていただけるのだろう?」
商売の目線で「魅力探し」を行った結果、面白い事実に気づいたよ。
買う人がいると仮定したら?

原寸こちら:夜のホテルで横たわる女性 [pixiv]
ブログヘッダー画像を一枚の芸術作品と考えよう。
仮にイラスト一枚の値段を私が勝手に決めたとする。
1万円としよう。
後はどうやって「1万円」を払いたくなるほどの価値を見出すか?
単なるイラストに1万円……何かがないかぎり、買おうとは思わぬ。
イラストなんてただで見れるのだ。買う理由が浮かばぬ。
だからこそ「買う人がいる」という考えを取ってみる。
ネットで見れば無料なのに、それでも買ってしまう人がいる。
そう考えたとき、何が浮かんでくるのだろう?
どうしたらいいのだろう?
イラストに込めたストーリー

ヘッダー画像のタイトルすら決めていない。
おまけにうちのブログのマスコットキャラ、
めがびちゃんもどんな性格にしようか?
今考えているところだ。
ピクシブには「夜のホテルで横たわる女性」適当に書いた。
適当はあまり良くない。はじめのうちはいいんだ。
だんだん物事の本質や見えない流れが読めると、
適当のままだと、いつまでも的を外してしまう。
ブログなら莫大な訪問者が来ない、
収益に全く結びつかない、そもそも読まれない……
適当にやりながら、きちんと背後に流れている何かをつかみ、
だんだん適当さを外していけば、何かが見える。
適当に決めたものから、きちんと狙ったことへ変えるため、
どうしていけばいいのだろう?
作品を鑑賞して、気づいた事柄をあげるしかない。
現時点で、自分の絵を鑑賞し、気づいたことをはじめ、
「何を思い浮かべながら描いたか」について伝えるよ。
モデル絵はオーギュスト=ルノワール

画像元:WIKI
ルノワール先生といえば裸体の女性。
全体的に明るい絵柄が多く、生き生きとしているよ。
ルノワールさんは赤や橙といった温かい色を使う。
空や草木も明るい。鮮やかな明るめの色を選んでいる。
一方、私は暗くした。青や緑を中心に色を付けたよ。
アクセントとしてピンクを帯にもってきた。
クリスタについている「スポイト」機能を使って調べると……

HSV(上記画像左にある色円環)をつかったら、
いくつかやり直したい箇所が出た。特に帯の色。
やっているときは全く気付かなかったけれど、
終わってから魅力探しをして、初めて気づかされたよ。
浴衣はゆるりとした印象

ヘッダー画像はうちのブログのめがびちゃんを思い浮かべた。
(上記画像は昔のめがびちゃん)
めがびちゃんは基本、どんな生活、性格、趣味、人間関係……
自分で作っていても、わからない部分が多い。
今回浴衣を着せた事情として、
浴衣はむっちりしているのでなく、ゆったりとした印象が強い。
ゆったりな印象→絵の世界はゆったりとした雰囲気
→ブログもゆったりとした感じを心がけている。
後、浴衣を着せた理由のもう一つとして、
ピクシブで浴衣を脱いだVerをあげる予定だった。
浴衣はゆったりしており、衣装に空気が入っても違和感がない。
レイヤーをすべて合わせた後、思った。
「あ、やっちまった」
月は一番目に入る視線

月を描いた理由として、二つある。
一つは「光」を示し、視線誘導に役立つと思った。
光といえば、クロード・モネの印象画だ。
モネを思い浮かべながら月の光を演出したよ。

画像元:モネの情熱に触れる「日の出」
月が入り、めがびちゃんの浴衣に光が当たるのだけど……
光の誘導が途切れちゃっているね。
どんな状況を切り取ったの?
絵の世界観を示す際、5W1Hが必要と考えている。
特に「何をしているか」が重要だ。
めがびちゃんが横たわっているところ。
(誰が何をした?)
夜、雲一つない満月にて、めがびちゃんが浴衣を着て、
あるホテルにて、電気を消して、にっこりと微笑み、
横たわっているところ。
(いつどこで誰が何をしている?)
状況をもっと細かく伝えたほうがいいかもしれない。
イラストを解説して分かった事実

自分でイラストを解説した結果、面白い事実に気づいた。
世界観を適当につくっていたよ。
適当なので「より面白い演出やテクニック」に気を配らず、
「とりあえず、それらしく描ければいいや」といった、
自分の甘さに気づかされたよ。
例えば月光からめがびちゃんの浴衣に光を当てた。
そのあと、光をどこへ導くかについて考えなかった。
他にも髪留めを茶色でなく桃色にしておけば、
楕円形のパースを意識できてよかったなと思う。

もし世界観をはじめ、自分の芸術作品において、
「この作品を味わったほうがいい理由」を探していなければ、
気づきもしなかっただろう。
また私が作品を描いた際、どこに気をつかったか?
人様の作品をどういう形で「引用・参照」し、
何を引き出していったかも、気づかなかった。
単なる自己採点では気づかぬ。
描いたイラストを「売る」と考えるからこそ、
セールスポイント(魅力)を探しているうち、気づく。
しゃしゃが自分の作品を描いたら、必ず販売を心がけて見るといい。
絵だけの販売が難しいのなら、Tシャツをはじめ、
カードやスマホケースなどに採用してみと、気づくと思う。
芸術は広告だ

私は今、広告を一つの課題として実践訓練を積んでいる。
芸術は広告の一つだ。
絵や小説といった芸術作品を鑑賞した後、
作品に入っている世界観を少しでも味わいたい。
初めて欲求が起き、心が動かされる。
少しでも「面白いアイディア」を形にし、
作品を出す前に生じる「恥ずかしさ」を振り切って、
どんな評価を受けようとも、すべてを受け止める。
作品はただ楽しむためにあるのでく、
作品に広告を出して、自分の世界観を売る。
その次にあるものはなんだろうね?
