おはよう、しゃしゃ。
昨日、じゃがりこ北海道ザンギ味を見て、
「ザンギだけれど、実際に味わって確かめてみたい」
気持ちが生まれ、購入して食べたよ。
見事にザンギの味だった。
じゃがりこザンギ味を食べていないけれど、
商品を手に取っただけで「食べてみたい」思わせる。
商品を手に取る⇒「○○したい」思わせる。
ふっと気づいたことがあるんだ。
勝手にストーリーを作る「脳みそ」

北海道じゃがりこのザンギ味は全体が黄色だ。
タイトルはアクセント(補色)として青色だ。
ザンギ写真を載せて「ザンギの味ですよ」を演出している。
購入前に食べていないから味はわからないが、
「ザンギの味わいに近いじゃがりこだろう」思った。
私やしゃしゃを含め、
人間はキーイラスト(別なたとえ:キーワード)を見た瞬間、
勝手にストーリーを創る機能があるんじゃないか?
※ キービジュアルとは絵を見たときに主題となるイラスト。
絵の核をなす、絶対あるべき要素の一つ。
私はキーワードと似た表現を出したいので、
キービジュアルでなく「キーイラスト」と表現する。
キーイラスト(絵)=キーワード(文章)

私たちは小説や漫画、アニメにドラマ、舞台などを楽しむ。
本はもちろん、スマホに入っているアプリや電子書籍など、
漫画やアニメに触れる文化がある。
漫画やアニメは基本、ストーリーに沿って人物が動く。
見続けているうちに、創作魂が生まれる。
創作魂は「お題」に沿って物語が知らない間に生まれる。
私が購入したじゃがりこザンギ味も、
- 全体が黄色~黄土色⇒ザンギを連想
- ザンギの画像⇒ザンギ味の強調
二つだけを見た瞬間、
「ザンギを食べる気分」をなんとなく思い浮かべる。
すると「実際に味わってみたい。
食べて、実際のザンギとどれくらいの違いがあるか。
確かめてみたい、また味わいたい」
私たちはキーワードならぬキーイラストを見て、
(あるいはキービジュアルかな)
勝手に物語を連想させる機能があるんじゃないか。
「ある」前提に立った場合、
どんな戦略を立てればよいのだろうかと考えたよ。
イラストだけでストーリー化できないか?

例えば4コマがある。4つのコマにて起承転結を描く。
会話があれば、なおさら何をやっているかわかりやすい。
セリフを通してストーリーを詳しく浮かべる。
じゃがりこの場合、
- 外枠は黄色~黄土色
- 中心にザンギと商品(じゃがりこ)
二つだけで、脳内にストーリーを創らせる。
じゃがりこ(カルビー)側がアニメや小説を使って、
ストーリーを直接提供するのではない。
あくまでもキーイラスト(キービジュアル)を描いて、
ストーリーは見た人(読者)に委ねる。
私たちには「妄想」という素晴らしい機能を使い、
ストーリーにはない「もし-if-」の世界を描き、はまっていく。
同人誌に例えると、特徴ある人物と舞台を出せばよい。
後は同人誌を描く人が「勝手に」解釈し、
描く人が抱く世界観に沿って、物語を創る。
どこに重点を置くべきか。
「キーイラスト」を見た瞬間、読み手は物語を連想できるか?
連想に必要な素材を提供するのが仕事だなあと思ったよ。
連想に必要な「視線移動」

視線移動はイラストを描く際に考える。
例えば私が描いたイラストだと、
左の女の子に目をやり、剣に目を移した後、次は右側へ移動する。
移動し終えた後、どんなストーリーを浮かばせるか。
私の仕事ではなく「鑑賞者」の仕事だ。
ただ、イラストを見ても何も浮かばなければ、
キーイラストおよび、物語性のあるイラストを描かなかった
私に課題があるわけだ。
私としては上記イラスト、互いに構えた後戦う。
イラストを見る⇒勝手にストーリーが浮かぶ
ストーリーを浮かべた後、商品だったら
「買いたくなる、欲しくなる」気持ちへ誘導する。
私だったら「食べてみたい、ザンギとどう違うのか味わいたい」
欲求(Wants)を呼び起こす。
必要(Needs)を呼ぶなら、必要な理由を書く。
イラストを見る⇒勝手にストーリーが浮かぶ
⇒いつどんな時に使うかが思いつく(ニーズ)
⇒何をしたいかがわかる(ウォンツ)⇒行動
理論として、未来の自分が忘れないために書いた。
しゃしゃが「これは役に立つな」思ったらメモしておこう。
ブクマするのもいいけれど、
メモしておくと「考える」から何かへ気づくよ。
イラストを考えると、クリエイターとして作品を紹介する際、
面白味を伝えられるんじゃないかと考えたよ。
しゃしゃ、どうだろう。何か気づいたかい?
太ってから痩せろ:力ある言葉
カツ丼を売るためのキャッチコピーがパワーワード過ぎてヤバい。 pic.twitter.com/KhkPTz5YSu
— TODA Yasushi (@T_da) November 4, 2017
スレッドで話題になっている。
私も初めて見たとき、食べてみたいと思った。
まず面白い。カロリーを気にする人が思わず抱く太る意識に対し、
「いいんだよ、神経質になるな」背中を押している感じだ。
面白いは「ギャップ」から生じる。
かつ丼という高カロリーに対し、痩せたい人に対して「食べるな」でなく、
「太った後に痩せればいいじゃん(発想を柔らかくしようぜ)」
痩せなければ~追い詰められる心理をほぐす言葉。
カロリーを気にする人にとって、
「太ってから痩せろ」を見ると、こんな物語が浮かぶ。
広島駅前の蔦屋家電1階にあるニチエーというスーパーです!
その他にもカツ丼のキャッチコピーたくさんバリエーションそろえてお待ちしております(`・ω・´)— フードグランニチエーEKICITY広島店 (@Nichie_ECH) November 5, 2017
ある会社のOL、鈴木祥子ちゃん(30歳)、体重を気にしている。
20代に比べて腹が少し出るようになった。脂ものが好き。
キャッチコピー「太ってから痩せろ」を見た後、
「かつ丼を食べた後、太っても痩せれば問題ないや」
考え方が変わり、購入へ至った。

言葉によって動くってこの状況なんだ。
私も一言見ただけで「面白い⇒食べてみたい」だもの。
他で売られているカツどんと大差はないだろうけれど、
それでも食べてみたい。味が同じでも食べてみたい。
くわえて私が一言に対して、いかに軽く扱っていたか。
「たった一言で人間って心を動かされるのかよ?」
思っていた部分があった。舐めていた部分があった。
今回の出来事で見事に覆された。
一言って恐ろしいものだね。
