おはよう、しゃしゃ。
安倍総理が先日までチャイナへ渡った。
そこで李克強首相と会談した際、ウイグルについて触れた。
WSJが報じていた。習近平主席の前では言わなかった。
やはり疑問を抱く。
「なぜ李首相の場でウイグルの話題を切り出し、習近平主席の前では言わなかったのか?」
基本事項:全人代は日本の国会ではない
メディアはよく「全人代は日本で言う国会にあたる」
いうのだけど実態は違う。
チャイナは国より党が上にある。
国家主席と首相の違いは何か?
国家主席はアメリカで言う大統領の権限を持つ役職であり、
総理は国家主席から指名される議会の代表者だ。
日本で言う総理大臣との権限も違う。
日本で見ると総理大臣が色々権限を持っているように感じるが、
チャイナでは日本ほど総理大臣の権限はない。
日本でいえば、どんなに国会でいろいろ議論しても、
最後は天皇陛下が決める状況に似ているかな。
※もちろん日本では天皇陛下が政治を決定する権限などない。
総理は李克強首相にウイグルの話題を切り出したものの
安倍首相が李克強氏との会談で中国内の人権問題、特にウイグル問題に言及。WSJ紙。
Mr. Abe raised the issue of domestic human rights in China, Japanese officials said, adding that Mr. Abe was alluding to the mass detention of Muslims in China’s far west.https://t.co/ZBKa2zL2xE @WSJ— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) October 27, 2018
WSJによると総理が李克強首相に対し、ウイグルの話題を切り出した。
ウイグルに対して民族浄化政策を行っている件に関し、
総理が切り出したところ、李克強首相の顔がこわばったという。
私はびっくりしている。
総理にとって「敵」の多い場でよく堂々と言えたなあと。
もう一つ気になる事項として経団連の心情だ。
総理がウイグル案件について触れた際、経団連はどんな反応をしたのだろうか?
経団連にとってチャイナという国は大切だ。
チャイナのご機嫌を損なうと、経団連お抱えの会社に対し、
何かしらの「いじわる(報復)」をされるかもしれぬ。
経団連所属企業の売り上げにも大きくかかわるわけ。
心の中では「安倍総理よ、余計なことを言うんじゃない」
思ったのではないだろうか?
産経では
「ウイグル族への弾圧などを念頭に…」
であいまいだが
WSJ紙では
さらに具体的に
安部首相は李首相に
ウィグル民族の大規模な強制収容所の存在も言及したが
中国政府は李首相の返事を拒否させた
と記事になっている。なお会談前日に英BBC記事で
この大規模な強制収容所の衛星写真が出た。— Yasu Ararada (@yasu9) October 27, 2018
でもね、習近平主席には言わなかったらしい。
あまり意味がないと思っているんだ。
親玉に言わないで下っ端(失礼)に愚痴をこぼすようなものだから。
李首相が「陰の実力者、操り人形の糸を引いている人」ならともかく、
全人代に関する報道を調べていると、そう見えないからね。
総理が上海閥に声明を出すなら別だけどさ。
参照:日中首脳会談 日中外交の転機となるか 中国の苦境見透かし、人権・東シナ海で懸念表明
参照(英語):China, Japan Push for Free Trade as Both Grapple With Trump Demands
意外と大きいODA廃止
【河野外務大臣会見記録】
河野外務大臣は,大臣の中国及びバーレーン訪問,障害者雇用,米国によるINF全廃条約からの脱退意向表明,日中首脳会談,対中ODAの終了,韓国国会議員による竹島上陸,国連での核廃絶決議案,サウジ人ジャーナリスト失踪事案について会見を行いましたhttps://t.co/hOiFej4Ozm— 外務省 (@MofaJapan_jp) October 23, 2018
今回の訪中案件で個人的に大きいのがODA廃止だ。
ODAは基本、発展途上国に対して日本側からお金を貸す。
お金を貸すのであってあげるのではない。
きちんと返してもらうところがポイントだ。
今回、日本はチャイナを「先進国」扱いしODAを終了した。
チャイナ方面の記事を読む限り「ありがとう」という声が大きく驚いた。
面白い報道が二つある。一つは2016年。
もう一つは今回こと2018年だ。ぜひ比較してほしい。
忘れない尖閣諸島への侵入
尖閣諸島周辺に中国海警局の船4隻(10月25日)https://t.co/NhQp5je99U
→尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは6日連続。1隻は機関砲のようなものを搭載
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 25, 2018
安倍総理が訪中しようが尖閣諸島への接続水域に対し、
きちんと侵入してくるチャイナ。
表はニコニコ、裏では殴り合いが外交の基本だ。
チャイナはきちんと実行しているが日本は弱いのではないか?
ウイグル案件も李克強首相は言えるが習近平主席には言えぬ。
ここに日本が置かれた現実と弱さを感じてしまうよ。
ちなみに習近平主席に関するエピソードとして、
イギリスのエリザベス女王との話が話題となっているよ。
もう一つ、過去に自分はこういう記事を書いていた。
この時点でも結構感じていたのね。
訪中前日にあった安田純平さん解放
https://t.co/6vD2hSzwO4
この方が普通なのがとても不思議。私は敵味方の捕虜何人も見た事あるがみんな1週間もすればボロボロにやつれて生気もなくなった。捕虜交換で帰ってきた兵士は30前だったのに髪の毛真っ白になって幽霊みたいになってた。この人は屈強の特殊部隊兵士の数倍もタフだというのかな— 高部正樹 (@takabemasaki) October 25, 2018
日本では同時期に安田純平さんが解放された。
よかったねで済む話かと思ったら、
解放後にいろいろな疑惑が出てしまった。
疑惑として健康や取材が中心だ。
日本では安田純平さんの話題で持ちきりだね。
安田純平さんの話題で持ち切りなツイッターを見ると、
「訪中案件はあまり報じてほしくないのかな?」思ったよ。
安田純平さんについてはこちらで書いているよ。
訪中後、総理はインドのモディ首相と出会う
モディ首相 を私の別荘 にお招きし、二人きりで夕食を共にしました。くつろいだ雰囲気の中、様々なテーマについて率直に語り合うことができました。自由で開かれたインド太平洋 の実現に向け、モディ首相とこれからも固く手を携えていきたいと思ます。@narendramodi pic.twitter.com/CdwDZKSc6D
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) October 28, 2018
25日から27日までの訪中を終えたのち、
28日は日本に訪れたインドのモディ首相を歓迎。
日本メディアはモディ来日を大きく報じていないといわれている。
訪中後にすぐインドを歓迎するところに意味がある。
地政学において、チャイナとインドは領土争いを行っている。
他にもチャイナの封じ込め戦略にて日本とインドは同盟を組んでいる。
だから訪中後にすぐインド首相と出会う意味は、
チャイナにとってのメッセージだと考えてもいるよ。
汚れたから手を洗うような感覚というのか。
(どういうたとえをしているか、考えてね)
日本メディアが大きく報じないのも、
チャイナにとって「失礼」だと感じているからではないか?
思ってしまったよ。
なお外務省のHPを見ても、モディ首相が来た件について書いていない。
私はそっちのほうが気になってしまったよ。
モディ首相に関するエピソードとしてはこちらを読んでほしい。
あとインドの件に課して過去にエレクトリカルパレードについて書いている。
自分はあのころからチャイナに対してはダメ出しをしていたのね。
日経平均株価は好調スタートだが
訪中を終えたのちの日経平均株価は先週から200円ほど上がった。
今回の訪中は投資家によっては「良い」判断したのだろうか。
一方の上海総合は下落からスタートだ。
安倍総理が訪中したのに株価が下がるとは……
今回の訪中はチャイナにとっては「期待できる成果がなかった」
見ていいのだろうか?
まだ午前の段階であり午後にならぬとどうなるかわからん。
ウイグルに関するこんな事件
「テロリストと話し合う」という言葉がチラホラと見えるので、私も1つ余談する。
昔、新疆を旅していた頃、色んな人達と話す機会があった。それは911の数年後のことだったが、その後に何か変化があったか?と聞いたら、「ウイグルの若者たちがいなくなった」と。一説によれば、アフガンへ行ったらしい
— 黒色中国 (@bci_) October 28, 2018
日本でウイグルに関する報道はあまりない。
虎ノ門ニュースでは当事者をゲストに招いてお話がある程度だが……
当事者が出たとたん、YOUTUBEでいろいろと騒動があった。
詳しくはこちらを読んでほしい。
これからの日本に必要な考えは哲学や地政学
『日本国紀』の初稿ゲラの修正作業を終えた時、編集の有本香さんが、ふと呟いた。
「この本は、私たちは何者なのか?と問うた本ですね」
その瞬間、そうだ!と思った。
私はずっとそれを問いながら書いてきたのだ、と。— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) October 28, 2018
一見、関係ないように見えるけれどつながる話題として、
百田尚樹さんの日本国紀が予約段階にも関わず、初版10万部を超えた。
なぜ10万部を軽く超えたのか。
いろんな理由があるだろうけど、今回の訪中一つをとっても、
「これからの日本、私たちの生活を考えるうえで、
一つの方角でなくいろんな視点で見なければならないのでは?」
戦後教育に関する自主的見直しをしたいと、
私たちが欲しているからだよね。
詳しい内容はこちらに書いてあるよ。
東日本大震災と民主党政権が一つのきっかけとなり、
「今後の日本」を見直すうえで大切な時代になっているね。
日記:インスタグラムに挙げる時間と日付
インスタグラムでイラストを上げています。
上記画像は日曜日の朝に乗せました。
平日だと100以上のいいねがついても、休日だと90どまり。
たった10の差ですが、分析していくと面白い。
多くの人にとって出勤前、出校前の朝7時40分あたりに、
インスタグラムアプリを開いている人が多いのかな。
もっともインスタは日本だけでなく世界中の人と共有します。
なぜか朝7時40分あたりに投稿すると、いいねの数が多くなる傾向が高いのです。
世界でも朝7時30分以降は何かあるのでしょうか?
深い分析はしなくても、浅くていいから原因を追い求めると……
「次は何をすればいいいか?」が見えてくるのです。
総理訪中に関しても、官邸側はどんな反省をしているのでしょう?
何かを行うと必ず結果が出ます。
特に「異常な結果」が出たらすぐ自分を振り返りましょう。
「目の前にあるのに誰も気づかない」チャンスを見つけるのです。