朝、NHKニュースを見ていたとき、嫁が述べました。
「中国がイギリスで何していようが、どうでもいい話。
もっと日本のこと、身近なことを報じて。
どうして中国ばかり、それもほめるニュースばかり報じるの」
そこで、中国ばかり報道するメディアについて考えていきます。
なぜ日本より中国の報道ばかりなのか?
私は中国の報道は気になるし、面白いと思っています。
中国の情報はなぜ記事になる?
民放は中国の「良い印象」を与える報道が目立ちます。
(ボイスや虎の門は違うけど)
中国に関する情報が多くて辟易しますね。
日本の話題をもっと入れろよ。中国なんてどうでもいいんだよ。
と思ってしまうのも仕方がない。
メディアが中国の話題を出す理由は相対的に視聴者が求めている。
同時に中国がメディアを通して「良い姿」を見せ、
中国に対する警戒心を少しでも解いていきたい。
あるいは中国に対する恐怖感を少しでも植え付けたい。
孫子の兵法に「戦わずして勝つ」戦略があります。
「武力で戦う前に相手の戦意を喪失させる」方法として、
情報による洗脳は有効です。
本筋をそらし作戦
※ まこりーさんのザ・ボイス。動画付きは消されたの(涙
中国にとって都合のいい他国の人物
(例:パクネ将軍や沖縄県の翁長知事、民主党など)に対し、
以下のような戦略も行います。
施政者は(メディアを通じての批判の声しか届かないので)孤独と言いますから、翁長くんも朴くんも半径3mのイエスマンの進言しか聞かないのでしょう。 つまり周りを固めればコントロールは可能ですからご指摘は正しいと思います。 この真逆が橋下徹さんですね。( ´∀`) @megabi0
— Scarecrow【一緒に考えよう】 (@Patrioticbullet) 2015, 10月 22
受験勉強に例えると、現代文の成績を上げたいのに、
数学や英語ばかりやって、ろくに現代文に手を出さない受験生、
と考えていただけるとわかるかと。
本筋をおろそかにして、どうでもよいところばかり力を注ぐ。
ここにメディアも乗っかっているからたちが悪いのです。
作戦例:国連総会で中国が日本を批判
最近、国連総会で中国側が日本に対し、
「核爆弾を作ろうとしている」
「日本軍は細菌兵器でたくさんの人を死においやった」
一方的にまくし立て、日本側が反論しています。
躍起になって日本を批判する行為も、
英国において「習近平の実態」を悟られたくないからでしょう。
習近平の恥を見せたくないため、国連総会で「かっこいい部分」を見せている。
一方的なメディアの役割
テレビやラジオと言ったメディアは「一方的な情報提供」です。
「いらねえよ」と思うならチャンネルを切ればよい。
でも、「話題」が出ただけで潜在意識に刻み込まれるのです。
「話題」だけでも相手の心に意識させることができます。
中国は日本のメディアを影で操っていると言われています。
共同通信や朝日新聞は「日本の新聞なのか?」疑問を持たれるほど、
中国に対して大きな批判を行いません。
一昔前は米国だった
母が述べていました。
「今は中国に関する報道が多かったけど、
昔は米国にベッタリな情報が多かった」
そう言えば藤井厳喜さんとケニー鈴木さんが行っている、
ラジオつくばで行われたKGproject(10/20)によれば、
米国が太平洋戦争で勝利した際、日本で共産党活動を合法化、
米国に対する負の情報を入れさせぬよう、情報統制を行った。
ハリウッド映画なんて、娯楽であり米国を知る情報でもあります。
良い印象を与えることで、裏で行う非道な行動や情報に対し、
疑心を持たせないようにしたのですね。
(日本もやり返している。アニメや特撮といった手段を通して)
※ Back to the Future(1985 米)
中国はかつて米国がやった行動を研究し、
日本など他に仕掛けていると考えています。
米国はオバマ大統領が「アメリカは世界の警察官でない」
弱腰発言によって、中国含めたいろんな国(日本も含む)が、
「今がチャンス」とばかりに動いていますからね。
※ 第二次大戦において、フランクリン・ルーズベルト大統領の周りには、
ソ連からのスパイや共産革命を目指すコミンテルンがいっぱいいたそうです。
コミンテルンが中国の共産党も指導し、今につながっています。
ヤルタ会談ではルーズベルトは死神が近づく手前状態で、
当時ソ連のスターリン書記長が中心となって、
自分の意見を持っているようで持っていない米英に対し、色々進言した。
古典から見える中国
私にとって中国は「素材」です。
彼らの行動を通し、考える機会となります。
昔から日本は中国の古典を訓読し、日本人なら読めるように変えた。
中国の古典で有名な本は軍事や倫理に関する本です。
後は漢詩を通した、中国式の表現法。
これに影響を受けた女性たちが紫式部や清少納言姉貴たち。
私も最近になって、中国の古典を読むようになりました。
中国の古典は大学受験用の漢文で読めます。
あるいは角川から出ているビギナーズクラシック。
おすすめは受験用の漢文です。
あそこに出ている内容のいくつかは軍事に関することです。
為政者はどう生き延び、どんなヘマをやらかして滅亡したのか。
また、わかりやすい比喩を用いて意見を述べていくやり方。
四字熟語の基本のほとんどは「生き延びるための主張」です。
何しろ自分の意権が通らなければ、殺されることもあった。
王様も1つ判断を間違えると、すぐ国が滅ぶ。
どっちも命がけだから、説得力がある。
現代の中国と日本
現実に中国が行っている戦略。
良い部分も悪い部分も含め、日本からすると反面教師になります。
日本の隣にあるため、最も日本に影響を与える国。
しかもメディアのほとんどを中国が掌握している現実。
これらを含めて、中国の見えない手に日本は縛られている。
すなわち、中国と日本は色んな意味で関係がある国なのです。
中国や日本の報道によって、見えない手が明らかになる。
明らかになれば、少なくとも「疑う」事はできる。
最も恐ろしい状態は知らないまま、ある意見に沿って誘導されること。
中国ばかりでなく、日本政府や会社に努めているなら企業のトップ、
他、学校なら教師といったように、
権威ある立場にいる人が仕掛ける「固定観念」に疑いを持てます。
多くの場合、疑わずに右耳から左耳に通り抜けするようで、
一部の情報は脳みそに保存されていきます。
情報は勉強と同じで、毎日一言でも復習することで
(言い換えると、毎日同じ情報を教育する)、
私達の行動を縛ってしまうのです。
潜在意識の記憶
ホ・オポノポノという本によれば、
私達が思うように行動できない理由として、
「潜在意識の記憶が再生しているから」と述べています。
例えば安倍総理の顔を見た時、
一部の人は「こいつはヒトラー、今すぐやめろ」と思うのです。
他の人は「あ、総理だ」「お仕事頑張ってください」と考える。
立場によって意見に違いが出ます。
これらは全て「潜在意識の記憶が再生」している状態です。
すなわち、安倍首相の行動や言葉、政府の対策が1つ。
自分の置かれている立場や環境が1つ。
両者が置かれている立場によって、
「安倍首相は私にとって○○だ」と意思決定をする。
しかし、本来は「安倍総理」は単なる存在です。
言い換えるとそこらにある本やパソコンと言った物体と同じ。
そこに「感情や様々な情報」が入ることで、
「記憶」が作られ、自分の行動や判断を縛っていきます。
だから「中国」も、
「彼らが行った行為や対策」といった情報を仕入れることで、
「中国の政策は日本にとって恐怖を与える」
「中国こそ世界を統一すべき存在だ」とそれぞれが判断するのです。
それがなければ「中国は日本の隣にあるだけの国」になります。
違った側面を観るチャンス
※ 中国と日本を垂直にひっくり返した地図
とはいえ、中国の情報が身近な話題と感じる人は少ない。
何しろ中国がどんな行動をしようと、日本には影響があるだろう。
でも私達の生活には何ら関係ないじゃないか。
別に知らなくたって生きていけますよ。
ただ、知っておいたほうが思考の幅が広がって、
より違った側面から物事を考える機会になります。
違った側面から物事を考える癖が、
今行っている仕事や勉強や趣味に対し、
「本質や真理」に気づくきっかけに繋がるのです。
日本において「人身売買が普通に行われている」
「戸籍に載っていない子供がいる」
としたら、驚きませんか?
中国では黒孩子(ヘイハイズ)といって、
戸籍に乗らない子が普通にいます。
また、人身売買も普通のように行われており、
「戸籍がない」ことを利用して、当局が彼らをスパイとして指導する。
そして他国に渡って、重要な情報を得て、
キーマンにハニートラップなどを仕掛け、
中国が少しでも有利になるよう、隠密活動を行う。
これは石平さんらが述べた後、自分で調べることで知った事実です。
「ひどすぎる」や「さすがに嘘だろ」と思うかもしれない。
でも1つの事実として冷静に捉えると、
「ああ、こういうやり方・考え方が現実にあるんだ」
物事を違った側面から観るきっかけになります。
するとマスコミが流す情報に対し、「疑問」を持てるのです。
反対に様々な情報を受け取った後、自ら取得していかないと、
流れてくる情報に「疑問」なんてもちっこありません。
参照:
「一人っ子政策」の暗部
違った側面を見る例「イギリスと中国」
本日NHKでニュースになっていた話題が、
「習近平国家主席がイギリスに訪問し、エリザベス女王らと会談」
ひるおびでは富坂さんが「中国とイギリスは蜜月関係になった」
述べておりましたが、本当にそうなったのでしょうか?
確かに原発契約などを通し、中国はイギリスに投資を行いました。
イギリスは中国なくして立ち直れないのでは?
考えてしまうでしょう。実質中国に頭が上がらない。
しかし、BBCは習近平に質問した時、チベットの人権弾圧に触れた。
日本じゃ考えられない質問です。
他に上記動画の晩餐会において、無礼な振る舞いをする皇子たち。
習近平演説後に拍手喝采が一切なく、
また演説中は終始原稿用紙に書いてあることを読んでいた。
(安倍首相のスピーチを見習ったほうがよいですぞ>別記事に飛ぶ)
これらからわかる裏の顔として、
イギリスは単純に中国を手厚くもてなしているわけではない。
参照:
習近平の演説(日本語版)習主席の屈辱、英議会演説で拍手は一度も起こらず
中国分析は面白い
※ 中国の手がかなり入り込んでいる沖縄、米国攻略のために必死
嫁の一言から始まった今回の記事。
中国の話題は日本からするとどうでもよいと考えてしまいがち。
でも、違う見方を最も提供してくれる存在は中国です。
日本と人種が似ているようで、文化が全く違うことも彼らは教えてくれる。
中国は日本のあらゆる姿を徹底的に研究しているそうです。
中国も日本を攻略すべき対象であると同時に、
日本から反面教師として勉強する対象と考えているのでしょうね。