ども、しゃしゃ。受験ネタで一つ書きたい。
地学はなんで二次試験向けの参考書が少ないの?
地学基礎はあるのに、地学はほとんど見当たらない。
「二次試験で必要なんじゃあ、どこにあるんじゃあ!」
悲痛な叫びを抱いたらぜひ記事を通して二次試験対策を行ってね。
地学の受験勉強対策参考書は?
地学基礎に関する参考書はいっぱいある。
地学基礎は書店で見つかるから、共通テスト対策なら過去問か、
上記のような共通テストに特化した問題集を購入し、やればいい。
ここでは「地学基礎ではない、理系の地学」に話を絞って書いていく。
なおセンター地学基礎に絞っている場合はこちらを参考にしてほしい。
大前提:志望校の過去問
まずは過去問を手に入れよう。
試験科目に「地学」がある大学は必ず問題と解答を載せている。
地学の入試はどこの大学も傾向が変わらないので、
一冊の過去問で不安なら、ほかの大学の過去問を入手しよう。
問題集と過去問を見るなら、
東京大学、京都大学、北海道大学、九州大学、神戸大学を抑えれば十分だ。
上記東大の過去問は7年もあるから、
7年分の地学をきっちり頭に叩き込んだうえで、
最新の地学ニュースに目を向けていけばいい。
後は模試をたくさん受けて、地学問題のデータを入れればいい。
ちなみに私がいろんな大学の地学過去問を見ると、
東京大学の地学過去問が一番難しいと考えている。
リード文から教科書に掲載されていない公式を創る能力や、
論述も教科書に掲載された項目からさらに一歩踏み込んだ考察を行うため、
単なる暗記だけで対応できない問題が多いためだ。
もちろん東大でも単なる暗記で何とかなる問題もある。
なので基本問題だけは絶対に落としてはならない!
数研/啓林館の地学教科書
地学の教科書が数研出版や啓林館から出ている。
地学の教科書なんて、一般人は手に入りにくいから助かる。
教科書は必ず用意しておこう。
共通テストの出題範囲はもちろん、キーワードや地学現象の説明を書いている。
地学現象を論述する際にも、大いに役立つよ。
何より問題集を解いて、あるところで成績が伸び悩んだときに読むと、
少しずつ地学の根本(本質)がわかって、成績が必ず伸びるよ。
数件でも啓林館でもいいから、どちらか一冊は必ず用意しよう。
近くの書店で入手するなら数研出版がいい。
二次試験に向けて詳しい内容を知りたいなら啓林館を選ぶべき。
啓林館は2018年に教科書を改訂したよ。
アマゾン:もういちど読む数研の高校地学
アマゾン:地学 高校用 文部科学省検定済教科書 [地学302] 数研出版
アマゾン:地学 改訂版 [61 啓林館 地学 303] 高校教科書 文部科学省検定済教科書
最も入手しやすい「ひとりで学べる地学」
数研の地学教科書が販売されていなかったころ、私はこちらを購入した。
巻末に練習問題はある(解説がほとんどないけど)
ひとりで学べる地学は頻繁に更新しているよ。
アマゾンや近くの書店で「最新版」を確認しておいてね。
※東大に合格した受験生も使っていたよ(合格者のツイートより)。
ひとりで学ぶ地学は書店で気軽に入手できる。
どうしても教科書を入手できない場合、ひとりで学べる地学で入試に対応できるか?
こちらで語っているのでぜひ読んでほしい。
地学資料集「図表」
今までは浜島書店からの資料集しか出なかったが、数研出版から地学資料集が出たよ。
「こっちのほうがよさそう」思った方を購入しよう。
数研出版の資料集は書店にある物理や化学の資料集を見ると、
中身を大体想像できるよ。
数研出版の地学資料集はひとりで学べる地学よりも情報量が詳しいので、
教科書を入手できないならぜひ購入すべき一冊だ。
☆ニューステージ
楽天:ニューステージ地学図表 新訂 / 浜島書店 / 浜島書店
☆地学フォトサイエンス
大学共通テスト過去問地学(元センター地学)
共通テストの過去問をすべてやる。
共通テストも地学と地学基礎に分かれている。
地学は二次試験対策にもつながる。
二次試験対策を兼ねた共通テスト地学をやる際、
マークシートという感覚を捨てて、記述問題として行う。
くわえて「なぜそれが正解なのか」を自信もって指摘できるまで、
何度も復習していくといい。
教科書と合わせて必ず持っておこう。
☆教学社
アマゾン:共通テスト過去問研究 地学
☆河合塾
伊藤の地学解法のコツ
練習問題を解くために私も所持している本だ。
解説が詳しいのだけど、出版が2001年と20年以上前だ。
8割の対策を取れるけれど、最新版をやるならこっちよりは、
共通テストや入試過去問の「地学」をやったほうがいい。
特に共通テスト地学は「記述」と置き換えて、
マークシートを見ないで問題を解くべき。
絶版なのか、値段を見たら高すぎてびっくりしたわ。
全国大学入試正解集-地学
日本の全大学の中で地学を受験に扱っている学校。
過去問として一挙に集めたものだ。
二次試験を考えて、大学過去問だけじゃ足りないと思ったら、
購入して片っ端から解いてみるといいよ。
最新版を入手するなら、志望大学で「地学」を扱っている、
各大学の過去問を手に入れなければならぬ。
今年を購入する場合、試験当日まで最低3周やろう。
特に3度も間違えるところは教科書と合わせて知識を補充していこう。
アマゾンレビューによると、回答の中には間違いもあるのだとか。
だけど全大学の地学を載せているのがくぬぎ出版様しかいないので、
受験生はみんな役に立ったと述べているよ。
全大学の地学問題で何を手に入れるか。
地学の出題パターン(問題モデル)を身に着ける。
パターンを体に叩き込めば、多くの問題に対して動じない。
動じない姿勢を作るため、正解集を通してパターンを身に着けよう。
アマゾン限定:全国大学入試正解集 地学 平成28年度
地学系YOUTUBE
2023年になってこの記事を書き直しするため、色々調べた。
すると大学入試地学に関して解説しているYOUTUBEがあった。
YOUTUBEにて「地学」を入れると、地学授業や考察が出ている。
上記動画では大学入試(東京大学2017年)の天文分野を解説している。
地学は参考書が少ないからこそ、動画での解説がおおいに助かる。
ぜひYOUTUBEを使い、利用するといい。
ヤフーの天気アプリ(気象部門)
天気部門の問題において参考になるアプリがヤフー天気アプリだ。
特に最新アプリで風の動きを取り入れた。
上記風の流れは下記天気図の通りになっている。
低気圧は風が内側に入りこみ、高気圧は出ていっている。
風の流れを可視化し、天気図と比べたら地学や地理の受験に役立つ。
日常生活にも役立つため、ぜひアプリを入れておきたいところだ。
iPhoneならアップストアから「天気」を、
アンドロイド(私は持っていない)も同じように設定してね。
地理と地学の関係
地学と地理は少々被るところがある。
天気と地形分野は地理で補完するのもよいだろう。
ただし、地理は「世界各地方に住む人々の生活や文化」を知る学問で、
地学は「地球や天文といった自然現象」を解析する学問だ。
二つの違いは絶対に抑えておこう。
地理で地学分野が出る理由も、地学を勉強するためじゃない。
天気や地形がそこに住む人々にどんな影響を与えるか?
社会の主役は「人・組織」であり、理科は「自然」だよ。間違えないようにね。
地理といえば:新詳高等地図 (Teikoku’s Atlas)
地学の二次試験に向けた計画は?
※画像はまだセンター試験だったころ。センターの部分を共通テストに置き換えてね。
地学のセンターを含めた二次試験対策を行う場合、
私なら前提として地学の教科書と地学ビジュアル資料図鑑をそろえる。
教科書を入手できないのならひとりで学べる地学を必ず手に入れる。
ひとりで学べる地学も十分入試問題を解くための知識や情報量があるからね。
論述対策は数研出版の地学図録を入手するといいね。
問題集として教学社のセンター過去問地学(センター対策)か、
くぬぎ出版の全国地学入試問題にいった後、
志望校の過去問に手を付けるのが一つの手段だ。
あるいは志望校の大学及び地学を扱っている別の大学を一つor二つ揃え、
ひたすら問題を解いていけばいい。
再掲:東京大学、京都大学、北海道大学、九州大学、神戸大学
別の大学の問題だと、地学以外の問題も載っているしね。
どちらにしろ、最後は志望校の過去問へ行く。
地学二次試験の出題パターン
地学二次試験の問題パターンを分析したよ。
計算問題は計算式よりも文章を正しく理解する技術=現代文が必要だ。
後は自分の頭を過信せずにきちんと計算しよう。
空欄補充と基本語句説明は教科書あるいは参考書で十分間に合う。
考察問題はリード文の読解をきちんと行い部分点を稼ごう。
どのルートにしろ、復習は欠かせぬ。
ただ問題と解答を覚えればいいだけでなく、
解説や教科書がなくても自分の言葉で解説を説明できないと、
難しい問題には対応できぬ。
問題の背景や原理をつかんで、初めて「分かった」といえるよ。
物理・化学・生物と併用するなら物理がいい
一部の大学では理科二科目が必要だ。
地学を一科目に選んだ場合、残りはどれがいいのだろう?
物理がいいと強く考えているよ。
物理と地学の共通点として
- 万有引力(物理)と天体の運動(地学)
- 熱力学と天気や海の運動
- 波と地震の動き
地学と化学では
- 鉱物や岩石の化学成分
- 転機の飽和水蒸気と蒸気圧
地学と生物では
- 地殻や生物の歴史分野
物理とのからみが多いし、ドップラー効果や万有引力など、
地学の二次試験は物理に出てもおかしくない計算問題が多い。
プレートの「運動」にも焦点が当たるので、併用で迷うなら物理を選択しておこう。
地学に関するニュースで試験内容を予測する方法
地学の試験といっても範囲は「教科書」から逸脱しない。
東大の地学入試では「最新の地学ニュース」を題材にあげているよ。
題材が最新ニュースでも、基本は教科書にある。
教科書に書いてある項目に沿って答えれば、
最新ニュースを読んでいなくても答えられるのだけど……
話題になったニュースをつかんでおくと、
「来年/今年はここが出るかもしれない」予測が立つよね。
いい題材があった。ベップワニアンに関するニュースだ。
キーワードとして「人新世、地層、チバニアン」他だ。
キーワードと意味を抑えたうえで、自分の言葉でスラスラ説明できるようにしておきたい。
ベップワニアンやチバニアンに関する出題が出るかどうかは予測しかないけれど、
最新ニュースに書いてあるキーワードを分解していけば、
「ここが試験で問われるかもしれない」予測が立つ。
2022年8月にNASAがブラックホールの音を公開した。
今年あるいは来年の試験でブラックホールに関する出題が出てもおかしくない。
※音なら物理でも万有引力×波のからみで出題してきてもおかしくない
ニュースを元に情報の出どころを抑えるやり方は、
試験対策のみならず、ビジネスにおいてトレンドを読む能力の一つだ。
試験対策を行う上で余計な労力を使いたくないなら、
ニュースを必ずおさえたうえで教科書や問題集を片手に勉強しよう。
気象情報も「地学ニュース」の一つとして押さえておくといい。
特に気象災害系は必ずどこかの大学が出題している。
例えば台風災害なら、台風の原理を自分の言葉で説明できるようにしておく。
もちろんネットで台風に関するニュースを調べ、キーワードを抑え、
気象解説者による説明も、気象予報士のごとく抑えておくべし。
記事:ベップワニアン提唱(読売新聞)
www.yomiuri.co.jp/science/20230220-OYT1T50179/
地学の参考書や問題集はもっと増えろ
地学の二次試験対策。
文系で共通テスト対策「地学基礎」ならいっぱいある。
だから「あ、ここがいいな」思ったものを選ぼう。
悩むなら河合塾を選べばいいと思う。
分厚いし論理的だし、ほかよりは少しわかりやすい。
※ わからない部分は教科書に該当箇所を見つけて勉強するべし
問題は「二次試験の地学」だ。
多くの受験生が地学を取らないと思っているのか、
出版するところがどこもないね。
そりゃ大学の理科は物理や化学、生物で習う単元を深く掘り下げるから、
浅い掘り下げ方しかしない地学にニーズがないのはわかっているさ。
地学ほど身近だしロマンもあふれるし、トレンドを読む力の勉強にもつながる。
例えば雨が降ったら湿気対策として、コインランドリーに行く人が多い。
地学現象「天気の分野」をつかんでいれば、ビジネスアイディアが生まれる。
「そんなのあたりまえだ」って?
数年前まではコインランドリー施設は乱立していなかった。
乱立していない→アイディアに気づく人が少なかった。
知識があればアイディアにも気づく。
地学は受験勉強以外でもやっておいたほうがいい。
特に社会人はね。
試験を受ける前に
しゃしゃが志望校を決めて大学受験をする前に、
きちんと余裕をもっていろいろ調べておこう。
試験場所が自宅以外ならホテルの確保は必須だ。
上記サイトを開き、事前にホテルを予約しておこう。
外国人観光客の増加で、予約が取れないと嘆く声があるからさ。
地学に関して、紹介しているひとりで学べる地学が実はすごいと気づかされた。
ひとりで学べる地学にあと一冊加えるd家でも十分、入試二次試験に対応できる。
教科書がどうしても入手できない場合はひとりで学べる地学を手に入れるといい。
こちらでは地学の勉強において「難しいところ」も述べているよ。