
ども、しゃしゃ。書店で芸術関係の本を読んだ。
武器になる知的教養西洋美術鑑賞。
西洋美術をどう見たら面白く鑑賞できるか?
私は少し違う目線で「知的教養美術鑑賞」を読んだよ。
鑑賞者にとって価値の上がる美術鑑賞術

西洋美術鑑賞は「感性」よりも「論理」を重視している。
感性こと「ありのまま見た評価」は確かに大切だ。
けれど「感性だけ」で物事を見るのは大変もったいない。
背後にある世界観や歴史、作者の人物像など、
あらゆる方向を追いかけると、もっと鑑賞が楽しくなると。
似た部分は中谷彰宏さんの「教養本」にも乗っている。
絵は感性より理論だ。日本画は理論の集約であり、
日本画を描く際、初めから絵を描かせない。
まずは基礎知識、日本の歴史などを徹底定期に教えたうえで、
ようやく線の使い方などを学んでいく。
中谷さんの教養本はこちらに書いてあるから読んでほしい。
名画の読解力「教養のある人は西洋美術のどこを楽しんでいるのか」から

副教材として「名画の読解力」を合わせて読むと、
名画に対しての考察力が深まるだけでなく、
しゃしゃが絵を描く際の大きなヒントにもつながるよ。
武器になる知的教養西洋美術鑑賞と名画の読解力の違いとして
- 武器になる西洋美術鑑賞:フルカラーだけど解説が少し浅い
- 名画の読解力:文章が多くモノクロだけど解説が豊富
名画の読解力の方が深い知識を得られるけれど、
数日で読めるような内容でないから、学ぶ姿勢が必要だよ。
事例で分かる「名画読解(背景知識)」のヒント

名画の読解と西洋美術を楽しむコツとして、事例を出したい。
自分の絵を「名画」として取り上げる。ツッコミはOKだ。
赤ずきんがサブマシンガンを所持し、
お菓子でできた魔女の家を襲う寸前のイラストだ。
赤ずきんの意味、サブマシンガンの意味、
お菓子の家、魔女、これらはどんな意味を持っているか?
赤ずきんはグリム童話やおとぎ話シリーズとして、
あるいはりぼんでやっていた漫画「赤ずきんチャチャ」がある。

あのころと変わらない絵柄に涙
グリム童話やおとぎ話シリーズの赤ずきんを知っている人と、
「赤ずきんという童話を初めて聞いた」人を比べた場合、
面白さが格段に変わるよね。
例えるとエヴァンゲリオンを見ている人が、
シンカリオン31話を見たら、色々面白いのだけど……
エヴァンゲリオンを見ていない人からすると、
「どこが面白いのか、よくわからない」状態になる。
こうやってイラストにあるキーワードをもとに、
背後関係を色々拾っていくと、深い歴史や意味がある。
歴史や意味こそ、描き手にとっての演出(エンタメ)だ。
西洋美術鑑賞において、世界史の勉強を勧めている。
世界の歴史と美術がどうつながっているかわからないからだ。
別に知らなくてもいいんだ。世界の歴史なんて。
知っていた方が、いろいろ深く意味を考えられて、
「楽しい。面白い」を連発できるようになる。
「楽しい」は多くの人が気づかぬ需要にも目を向け、
何かを生み出せるからこそ、芸術及び背景知識を持つべきだ。
世界史の勉強をしたいなら

世界史の勉強をやり直したいなあ……思ったら、
山川出版社から出ている世界史図録が勉強になるよ。
詳しい内容ではないけれど、図や絵が豊富で少々グロ画像もあり、
当時の世界史がどういう流れに至っているか、簡単にわかりやすい。
美術の背景にもつながるから、世界史を学ぶならここから入ろう。
教科書や西洋史だけでもいいのだけど、
全体を知ってから細かく学んだ方が、総合的に世界をとらえられるよ。
なぜ自分自身の絵は「名画」になるのか?

私は自分の絵を「名画」と書いた。しゃしゃがどう突っ込んでも構わん。
私自身が「名画」といえば名画であり、潜在意識に深くかかわっている。
しゃしゃが何かを成し遂げるなら、潜在意識を味方につけておかねばならぬ。
そのうえで頭や耳元から生じるささやきを一切無視し、
丹田の赴くままに行動しなければならぬ。
丹田と耳元の関係はこちらを読んでほしい。
潜在意識を味方につけるならこちらがいい。
私はこのやり方で常に気分を盛り上げていこう。
潜在意識が喜ぶままに向かっているよ。
しゃしゃが私の絵を観て
「下手だわあ、どこが名画やねん」突っ込んで全く構わない。
自分自身が描いた絵はたとえ「下手」と思っても、
「何たる名画だ」褒めて自分を伸ばしていこう。
自己否定して伸びる気になるだけで、
潜在意識を敵に回したら、欲しい情報が入ってこないからね。
潜在意識を味方につけると、お金だって寄ってくる。
詳しくはこちらを読んでほしい。
西洋美術鑑賞を反対の目で見れば

私が一番「役に立った」と思う部分は西洋美術読解ではない。
西洋美術鑑賞(読解)は「回答者」から見る方法だ。
現代文でいう回答者が出題者の狙いを理解し、答える作業に等しい。
重要な事実として「出題者」の視点が抜けている。
絵を描く側(出題者)としてはどんな絵を出すと、
鑑賞側(回答者)が喜ぶか、狙いに気づいて楽しんでくれるか。
絵を描く人の多くは適当に書いているように見えて、
自分でも気づかない計算を行っている。
計算が「他作品のパロディ」だったり「歴史」だったり、
「現代社会を示す何か」だったりと、
自分自身で言葉にできないだけで、脳内はすでに計算している。
絵を鑑賞する側が見るというより、むしろ描く側が見るべきだ。
プロによる鑑賞ポイントが分からなければ、
どれだけ面白い絵をかいても振り向いてもらえぬ。
「自分の絵を楽しんでくれるだろう……」という考えは、
絵においても通用しないので、ぜひ西洋美術の背景を知って、
自分のイラストに当てはめ、深い世界観を作ってほしい。
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世界を知れば価値を生み出せる。
ビジネスとアートは価値づくりでつながっているよ。
