
チャートはヤフーファイナンスより
おはよう、しゃしゃ。今日は日銀政策会合があった。
日銀の取り決めこそ、株価が大きく変動する。
日銀が今回取り決めた「長期金利0」は何を意味するのだろう。
経済用語ほど、知っているようで知らない単語が多いからね。
ひとつでも知ると、お金に関するからくりが見えて来るんじゃないか?
長期金利って何さ
日銀、金融緩和を強化 長期金利0%の新目標設定、マイナス金利0.1%は維持https://t.co/zBaJUQBh5L
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2016年9月21日
長期金利とは10年間の利回りを意味する。
わかりやすく説明するサイトから引用すると、
年間利率1%の国債(国の借金)を100万円購入した。
1年後は101万円に、10年後は110万円になる。
1年間持っていると、利率として1%分の1万円が入る。
5%だと、100×0.05で5だから、5万円が入るわけだ。
10年間持っていると、100(万円)×0.05(%)×10(Years)で50万円が入る。
このときの年利×10年間こそが長期金利だと。
【日銀決定まとめ①】
①長短金利操作(賛成7:反対2):
短期金利を当座預金のうち政策金利残高に-0.1%金利適用、長期金利は10年債利回りが概ね現状(0%)程度で推移する用買い入れ、ペースは現状(年80兆円)を目途(平均残存期間の定めは廃止)— 石川久美子 (@Kumikoishi) 2016年9月21日
今は長期金利がマイナスになっている。
簡単で、国債を購入したら1年後は100-1万(利率によって変化)で、
もらえる値段が99万円に下がってしまう。
10年たつと持っているだけで損をする羽目になり、
よほど人生で損をしてもいいと考える人以外、買わなくなるよね。
【日銀決定まとめ②】
②長短金利操作のための新型オペ導入:
日銀が指定する利回りによる国債買入(指値オペ)、固定金利の資金供給オペを行える期間を10年へ(従来1年)
③資産買入方針:維持
④オーバーシュート型コミットメント:2%達成まで「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」やる— 石川久美子 (@Kumikoishi) 2016年9月21日
ところが、日本の国債は世界から見て「安定」している。
経済は政治や軍事・国際関係とも強くかかわっているよ。
例えば米国で小規模な爆発事件が起きた。
もし自由の女神がぶっ壊れるほどの大爆発事件なら、
【日銀決定まとめ③】
銀行収益圧迫するマイナス金利深掘りや、収益改善のためのスティープニングを妨げる国債買入を行わなかった→銀行株にはプラス→株高・円安— 石川久美子 (@Kumikoishi) 2016年9月21日
「米国はこの先、テロリストに狙われる国になり、危険だ。
不安定にならない市場……円だ、円を買おう」
(英国ER離脱投票時、ゴールドを一気に購入していたな)
参照:経済初学者が3分でわかる長期金利のマイナス突入とその意味
金利についてより深く学びたい

「金利についてもっと深く知りたいなあ」
金利関係で調べると、いくつか本が出ているんだね。
少しでも知ってお金が入ればよいなあ~
金利を深く知れば、生活はどう変わるのだろう?
思っているなら、下記の本を読んで調べてみよう。
株高だけど円高へ?
国債買入の増「減」あり得る、とコメントしたとこから円買いさらに(´・ω・`) pic.twitter.com/jQBYm1Ip05
— 石川久美子 (@Kumikoishi) 2016年9月21日
日銀政策会合で決めたことは、長期金利をマイナスから0という目標。
国債を購入しても損をしないような対策をとる。
他の事例に例えると、銀行にお金を預けたら、
10年後には高い金利を通し、キャッシュバック料金が増える。

国債購入者に入るお金の良を多くして、
何かに使ってもらい、経済を循環させようと企んでいるんだね。
そう捉えたのか、株価は一気に反発した。
円ドル相場を見ると、午後1時に円安へ進んだ。
でも午後3時を過ぎると円高に戻っている。
(日銀政策会合は午後12時30分頃発表)
日銀は小難しく書いてるけど結局は
1ごめんなさい。イールドカーブはちゃんと傾斜をつけます
2ごめんなさい。ETFはTOPIXも買います
3ごめんなさい。失敗しましたと言えないからもうどうなってもいいから緩和を続けます
ってことですね— ひっぴ-@介護見習いトレーダー (@hippydonky21) 2016年9月21日
今年の7月に日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れを行った。
このとき、たいした動きはなかったんだよね。
経済評論家他のツイッターでも、
「はあ、期待外れすぎるわあ」嘆く人が多かったし。
株価は少しだけ上がったけれど、
日銀がどんな決断を下すかわからず、円を買えなかったんだと。
円高、ゴールド異変、原油高

世界の株価より
米国FRBへの失望対策なのか、
日本時間午後9時20分になり、円高傾向に走っているよ。
原油は高くなっているし、ゴールドはいったん下落して大上昇。
もしかして大きな争いが起きる伏線じゃないか?
ふと考えてしまった。
米国で追加利上げ見送り
【米FRB、追加利上げを見送り】米連邦準備制度理事会は、連邦公開市場委員会で政策金利据え置きを決定。利上げ見送りは昨年12月の利上げ以降、6会合連続。 https://t.co/PFgPZqB0WP
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2016年9月21日
アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が、
追加の利上げを見送ったよ。
注目は政策金利(FRBが一般銀行にお金を貸し出す)を上げるか、
下げるかによる。金利の上げ下げは「利上げ・利下げ」呼ばれる。
利上げは市場に出回るお金を少し取り上げて、
景気過熱にブレーキをかける。
利下げは反対にお金を出して、景気を過熱させる。

利上げを見送った後、ダウは上昇したものの、
円ドル相場は100円をうろついている。円高になったんだね。
翌日は秋分の日でお休みなので、明日の株価は下がるのだろう。
参照:米国金利の値上げと値下げが何を意味する?
儲かって、景気は良くなるの?
メモ「 世界の国債市場が不安定化。日米欧金融政策が転換点を迎えているのと見方が台頭。長期投資家も、これまでの長期金利低下が止まり、反転するのではないかと「潮目」の変化を感じ取り始めている。
膨大なロングポジションが巻き戻されれば、売りを吸収できず、価格変動が増幅するとの懸念が」— 笹山登生 (@keyaki1117) 2016年9月15日
日銀政策会合において、マイナス金利を銀行向けに発表した。
かつて、銀行は国債を買うだけで金利が入り、儲かっていた。
一般企業への貸し出しを行わなくても、
銀行は儲かるから、お金の流れが一部しか流れぬ。
そこでマイナス金利を行った。住宅ローンなどにチャンスが広がったよ。
マイナス金利を発表した結果、金融業界は不満だ。
買うだけで儲かっていたのに、マイナス金利で損をこくわけだから。
「配当利回り=10年国債利回り」となる水準・長期金利が1%まで上昇し1株当たり配当額が変わらないとすれば、現在の配当利回り2%が1%に低下するところが日経平均のフェアバリュー(適正価格)であり、それは現在の2倍の3万円と計算できる。 https://t.co/CQ12Hix3C9
— honnenogod (@honnenogod) 2016年9月11日
銀行や投資家など、10年国債の利回りを視野に入れている人は、
預けていれば利益が出るかもしれぬ。
そこから一般会社もお金がより借りやすくなり、
何かに投資をして、消費が栄え……言いたいが、
世の中は思う通りに行かないからねえ。
極端、此れから10年は長期金利を0%に戻してくれるって事だから金利が付いた時に売れば絶対稼げるって事だよね。其れで銀行株爆上げしたんだろな。
— 大阪株人@黒道 (@ginnga_sayaore) 2016年9月21日
現在はデフレ、お金の価値が下がってしまう
(1個100円の消しゴムが1000に代わって物価上昇した状態。
物は品質に大差ないので、お金だけが上げ下げする)
今回、株価は上がったけれど、
数日たてば落ち着くし、半年たてば元に戻るのでは?
私たちの生活には大した変わりがないんじゃないか。
大きく変わるとしたら、物価が安くなったときだ。
今年は農作物も台風などの影響で高くなっている。
私たちが買い物するレベルで見ないと気づかないもんね。
村田蓮舫新体制と野田佳彦幹事長
日本経済最大の「悪」と為す蓮舫-野田ラインの増税シンパ (田中秀臣) https://t.co/SunpiSCvx2 →「財務省がエージェントを駆使して現実政治にさまざまな影響を及ぼしていることについて、国民の理解は一般的ではない。」騙されてはいけない。野田は財務省のポチw
— グレッグ (@glegory) 2016年9月21日
最大野党の話を一つ。
二重国籍者、村田蓮舫民進党代表による新体制が始まった。
中でも野田佳彦幹事長(増税を決めた元総理大臣)、
国会対策は安住淳新代表代行(元財務大臣)
私が目を引いたのはこの二人だね。
代表選が決まる前の討論会にて、彼らの経済政策は何だったのか。
蓮舫代表のシラケ人事に民進党内から不平・不満噴出 野田元首相を幹事長に https://t.co/IVjeVTXAuo
民進党が国民を騙したのは消費増税だけではない。子ども手当、ガソリン税暫定税率廃止、高速道路無料化などあげればキリがない。日本経済もどん底に落としたしな。— 西海 正人(祖国を愛する普通人。超嫌韓) (@nsummsht) 2016年9月20日
蓮舫代表を聞いていると、
・人への投資
・銀行へのマイナス金利は撤回
・緊縮財政(増税)と金融引き締め
アベノミクスとは反対の対策をとる傾向が高く、
不景気が加速するんじゃないかと予測されているよ。
東日本大震災で景気が落ちている時に、
消費税を8%に決めた人だし、財務省の意向に沿っているから、
落ちる確率は高くなるね。
参照:すごい!金融引締めと緊縮財政の民進党
景気、なかなか良くならんねえ
国債買入についてはテーパリングと捉えられてもおかしくはないですね。長期金利の目標ゼロ%は会合前の水準からみて金利の引き上げに通じるものとなり、足元は掘り下げなかったので「金融引き締め」と解釈されてもおかしくはない。このため固定金利オペの期間延長をして緩和のように見せかけている。
— 久保田博幸 (@ushikuma) 2016年9月21日
日銀がどれだけ緩和策を発表し、質量率が下がっても
「景気、なかなか回復しないねえ……」
考えてしまうんじゃないだろうか?
証拠の一つとして、自分の経済状況が良くない。
少し儲かっただけで「景気は良い」考える人もいれば、
どれだけ儲かっても「景気が悪すぎる、最悪」捉える人もいる。
蓮舫
テレ朝の報ステに出演、
経済政策は「教育の無償化」「再分配」。やっぱりなぁ。
共産主義は分配しか考えない。
元になる原資を増やさないから、共産主義国は貧困に陥り崩壊していった。
中国でさえ原資を増やす政策に力を入れている。
彼女は日本経済を崩壊させたいのだなぁ。— Mark (@greenfieldlane) 2016年9月15日
特に物は変わっていないのに、
お金だけが上げ下げになっている状況だ。
物としての値段というよりは、
「情報」としての価値に惑わされている。
「情報」の中には安全性、ブランド、信用性、サービス、人気度……
目に見えない「交換物」が含まれているよ。
欧州国債早朝 ドイツ10年債利回り上昇、ゼロ%程度 英国債も上昇: 【NQNロンドン=菊池亜矢】21日早朝の欧州国債市場で、ドイツ長期金利の指標となる10年物国債利回りは上昇(価格は下落)して始まった。英国時間8時30分… https://t.co/wvfdtZgvBG #ドイツ
— ドイツ情報 (@germany_infoJP) 2016年9月21日
私もさ、あるものを仕事で必要だから購入しようと思ったが、
お金が本当に足りなかった。
そこで仕事仲間にその話をしたところ、
彼が全額支払ってくれたのだ。
「俺の仕事にも関係あるから、俺が払うよ」って。
そうか、日銀の必殺技(?)で長期金利がちょっと上がれば住宅ローン金利が上がる可能性があるのか。もっと上がりそうになったら、0%誘導のために下げるのか、イールドカーブのスティープ化のために上げるのか、どっちなんだろう
— ふるやん (@furuya1223) 2016年9月21日
私は彼にお金を払っていない。
私が彼に提供した「何か」は情報のみだ。
情報で彼は物を購入してくれた。
そこから「信用」は目に見えないお金として機能している。
私は仕事仲間に対価を払う。「仕事の手伝い」をするんだ。
考えてみれば、生まれたときから親が子供のために何かを買う。
「子供が持つ信用」が親の心を動かし、景気を刺激しているんだね。
目に見えない交換物と株価

目に見えないお金こと、「人」としての信用を上げる行為は、
目に見えるお金と同じく必要だよ。
「当たり前」に見えるかもしれないが、
村田議員などの言動を聞くと思ってしまうのだ。
「世の中には目に見えない株価があるな」
蓮舫が代表になって一番のリスクは自民党が安泰になって経済対策をサボることだよ。現状の為替や株価のグダグダぶりは野党が自滅して緊張感がなくなってるせいともいえる。
— tadataru (@tadataru) 2016年9月15日
このときの株価は
「信用できるから応援する」
「嘘つき野郎は応援しないわ」
人が抱く「感情」で決定する。
少しでも気に入ったらお金を払うし、
気に食わなかったら「批判口コミ」を流す。
今後、目に見えない株価も意識しなければ、
いつの間にか周りが敵だらけになってしまうね。
目に見えないお金について詳しく探ってみたいなあと思ったら、
上記の本を読んでみると、そういう世界が見えてくるよ。
