
おはよう、しゃしゃ。
ここ数日、金融危機が起きるのではないかといわれている。
原因はトルコの通貨であるリラが下落の一途をたどっている。
リラ下落を容認している犯人の一人がエルドアン大統領だ。
ある方のツイートに「エルドアンは何を企んでいる?」
書いてあり、私も気になったのでここ最近の流れをまとめたよ。
エルドアン大統領とアメリカ人牧師
#リラ 急落でトルコのエルドアン大統領は「枕の下のドル、ユーロ、金をリラに両替してほしい」とリラの買い支えを呼び掛けましたが、市民は外貨を求めて店頭に。イスタンブールの佐野記者が原地から報告します。 https://t.co/7wPswcwcrF
— NIKKEI ヨーロッパ (@nikkei_europe) August 10, 2018
きっかけは何か?
トルコ在住の米国人牧師がトルコで拘束された。
そもそも何があったのかはこちらのサイトに書いてあったよ。
2016年7月15日にエルドアン大統領を転覆させようと、
トルコ軍がクーデターを起こした。
アメリカはまだオバマ大統領であり、広島に訪れてから1か月ほどたった。
死者は民間人を含め290人ほどだし、
トルコ国民の大半がエルドアン大統領側についた。
大統領側はクーデター後の粛清として、
アメリカ人の牧師であるブランソン氏がクーデター側を支援した。
現在、ブランソン氏は軟禁中だ。
米国側は牧師の人権侵害を理由に、関税引き上げといった、
経済制裁を科したら、トルコも負けずに経済制裁カウンターを放った。
トルコと米国の関係を重く見た投資家たちはリラを売り、
円を買って円高ドル安へとつながった。
もちろん、日経平均株価も落ちちゃったよ。
トルコは超インフレ状態~金利とインフレ率
#虎8 アメリカの牧師でなくトルコの選挙に原因があった
悪性インフレに近いまでやりすぎた。結果、お金の価値が下がりすぎてしまった。通貨安と金利安。後で記事を更新しておかないと。— せんけん (@megabi0) August 16, 2018
8月17日の虎ノ門ニュースを聞いていた。
上念司さんがトルコのリラ下落について解説をしていたよ。
アメリカ人の牧師の前からリラ暴落の流れはあった。
今年6月のトルコで選挙があった。
政策として通貨安とインフレが同時進行させた。
本質は選挙目当てによる大判振る舞いの結果と、彼は述べている。
じょねちゃんは「金利とインフレ率」の関係を述べていた。
例えば一時、モンゴルで金利10%の利回り債券があった。
(利回り債券は商品の一つだと思ってほしい)
モンゴルのインフレ率を調べると9.5%あった。
すると実質金利0.5(見た目やセールス上の金利ーインフレ率)であり、
インフレ率は物価の上がりも示している。
もう一つの例として(見た目)金利10%に対し、
トルコのインフレ率が20%だとしたら……
私が利回り債券を購入したら1年後は10%金利が上乗せさせ、
100円→110円(100円の1割加算)になる一方で、
物価上昇(インフレ率)が20%上がっている。
結果、差し引き20-10=10%の損失を被ってしまう。

※インフレ率:前年に比べて「どれだけ物価が上がったか」を示す割合。
去年よりインフレ率の数字が高くなっていれば、
物価上昇かつ、インフレが進んでいるとみるべき。
アベノミクスはインフレ率を2%にすると目標を立てている。
2018年現在、日本は1.12%。2%越えは増税したときの2014年のみ。
金利:日本政策金融公庫
グラフ:日本相互証券株式会社
インフレ率+画像元:世界経済のネタ帳
金利に強くなって儲けに敏感になりたい

金利は日本を含む世界経済の流れを知る指標だ。
今回、リラが暴落したのも単にチャートを見たからではない。
インフレ率やトルコの金利など、様々な情報を見て投資家が判断したためだ。
投資家によって「売り/買い」を決める金利を知っておけば、
投資家たちが何を考え、どう判断しているかを知る。
すると投資家の考えを読み取るのに役立つよ。
投資家も基本として捉えている金利に強くなりたいなら、
ぜひこちらの本を通して金利の本質をつかみ、強くなってほしい。
エルドアンが何をしたいのかわからない
「トルコリラはおわった通貨」という認識。
だが、
「賢いトレーダーは、トルコリラなんて、手をださない」とトレーダーの玄さん。ただ、
【高スワップは、情弱トレーダーをはめる罠】という、何度も起きている教訓は無視してはいけない。また、起きた^^;https://t.co/0IrhRwpkBf— オフイス・マツナガ (@officematsunaga) August 13, 2018
ツイッターを見ていると、プロの投資家他が述べている。
「エルドアンは何がやりたいんだ?」
考えられる事情として、トランプ大統領と正面から戦い、
トルコの「我」を押し通そうと頑張っているところ。
牧師一人に対し、どうしてお互い長引くのか?
裏にどんな取引があるのか。単に意地のはりあいなのか?
意地のはりあいがあるとしたら、クーデター事件が背後にある。
エルドアン大統領の考えに従わない軍人たちが革命を起こした。
革命を起こされると、気持ちとしては穏やかではない。
いくら彼が大統領だからといって、
「再び」革命が起きる確率は0どころか高い。
トルコリラのスプレッドwwwww片道18円wwwwwww pic.twitter.com/tFXAjAWejL
— かみくず (@karuhen64) August 11, 2018
今後、リラが下落して紙屑になってしまったら、
「エルドアンは今すぐ大統領の座から降りろ」と、
危機感を抱くトルコ国民が増える。
仮に国民が立ち上がらなくても、
「今が最大のチャンス」と軍部で大統領に反発する側が、
一気に何かを仕掛けるだろう。
エルドアン大統領がどんな対応を取り、トルコがどうなるかはわからぬ。
日本としても他人事じゃない。
他国の事例は自国の「想定」として捉えてみよう。
なお私は2016年に起きたトルコクーデター事件を記事にしていた。
当時を見ると、あれが大きく上がっていたのね。
お金が紙くずになる?
トルコリラが落ちれば落ちるほど、イスタンブールの日本人(すなわち日本円)狙いの詐欺師連中が、本腰を入れて詐欺業務に打ち込む、と言うのが私の今後の予想です。イスタンブール旅行中もしくは今後ご予定の日本人はとにかく言い寄ってくる連中は全部詐欺師と認識してください。
— Maggie Q2000 (@MaggieQ2000) August 12, 2018
急激に落ちるリラ対策として、エルドアン大統領は述べた。
「ドルとかユーロとか金とか(円とか含め)、今すぐリラに替えてくれ」
するとトルコ国民は「リラを円か何かへ替えないと」
焦りを生み出し、外貨を求めて店へ走った。
現在1トルコリラは0.14ドル(日本円にして15.94円)だ。
円ドルで見れば、1ドル110円となっている。
単位が違うだけで、値段も変わっている。
10リラを持たないと、1ドルとして認められない。
日本が仮にトルコ-リラの立場になったとしたら、
1000円札がないと1ドルと交換してもらえない。
円の下落がさらに続けば、1万円札があって初めて1ドルと交換できる。
円(リラ)を持つよりドルを持った方がよいわけだ。
今まで1リラで1ドルと交換できたのに、
10000リラでやっと1ドルと交換できるとしたら、
リラを持つよりドルに換えてしまった方がお得だ。
なお円高ドル安といった経済についてはこちらでも書いているよ。
翌日の日経平均株価や仮想通貨は?

赤く囲んだところが8/13(記事を書いた日)の日経平均株価だ。
翌日はぐんと跳ね上がっているよ。
いろんなサイトやツイッターを見たところ、
リラの暴落で他の通貨、ドルやポンドもつられて下がっている。
円を持っている人が「得をするから」
ポンドやドルがもう少し落ちればいいなという書き込みを見かけたよ。

仮想通貨を見ると、FCTコインが一番下がっている。
FCTコインは通貨でなく「証明書や申込書といった大切なデータを、
第三者の交渉人なしで証明できるもの」だ。
通貨は証明書の仕組みを使うための使用量となっている。
FCTコインの下落は「信用不安定」を示す。
1コイン通貨の歴史と意味をを知れば、
世の中を見るために「何が起きているのか」を把握できる。
なおFCTコインはこちらで詳しく述べているよ。
参照:仮想通貨ファクトムとは?
肝心のトルコリラ/円は1リラ16.84円と上がってきた。
前日と比べたらリラ高円安になっているね。
石破茂さんが総裁選に立つと分かって
安倍首相の対抗馬として出馬準備を進める石破茂元幹事長と野田聖子総務相が「政策本」を出しました。https://t.co/xpovtlQcuw#自民党総裁選
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 6, 2018
日本の話に入りたい。
現在、自民党総裁選で安倍晋三(現:総理大臣)と、
石破茂さんが手を上げ、戦いを繰り広げる。
野田聖子さんが加わるかどうかまではわからぬ。
リーダーになれば「一言」が国を始め人々の生活を左右する。
例えば沖縄の基地問題に関して、鳩山由紀夫元総理の一言、
「最低でも県外」発言が基地移設をややこしくさせた。
参照:http://rick08.hatenablog.com/entry/2015/04/17/071658
普天間基地の移設問題を時系列で整理してみた
上に立てばたつほど、うかつな発言や行動が命取りとなる。
命取りは国民を左右するだけではない。
敵対側にとって「有利な材料」を手に入れる。
例えばこちらの議員は次の姿を写されてしまった。
言葉と同じように行動にも「重み」が出てくる。
重みを理解できない者は引きずりおろされる罠が待っている。
また上に立つほど「細かい視点や深い考え」も必要になる。
細かい視点が分かれば、相手は思う。
「こやつ、なかなか頭の回る奴や」
ヒントとして教養に関する記事を読み、大いに焦ってほしい。
自民党総裁選、石破さんがトップになったら今までの発言が命とり、
いや、これからの一言がとても重たく責任のある生き方へ変わる。
総理大臣になったとして「トップ権威」に甘えると、
高確率で「重たさ」を自覚できず、
時代(人々の考えなど)によって、引きずりおろされてしまう。
エルドアン大統領はどうなるのだろう?
彼の動きを見たとき、石破さんがふと気になったんだ。
石破さんを含めて将来「トップに立つ」人は、
彼らの動きを自分に当てはめ、考えなければならないよ。
なお言葉に責任を持たなくなると、この方のようになってしまう。
周りから見れば「信じられない、この人へ」変わってしまうよ。
日記;墓参り

お盆に入った。お盆といえば墓参り。
墓参りを済ませたでしょうか?
お線香のにおいがあちこち漂いながら、
うちらは家族みんなでお墓にいるご先祖様とあいさつをしました。
私は月初めに一人で墓参りをしているのです。
参るというよりは遊びに行く感覚です。
墓参りをすると「自分はつながっているのだなあ」強く感じます。
つながりを認識すると人は強くなれるのです。
つながりを断ったらこうなるのです。
お墓参りは先祖に感謝だけでなく、つながりを認識する出来事と思っています。
なお、私の父親は義理の母で育ち、いじめを受けたそうです。
うちの母親から時折、父にとって義理の母親の話を聞くと、
「いじめをしたら自分に跳ね返ってくる」と強く認識します。
人は死んだらみんな仏になりますが、想いだけはその人の心に残ります。
想いに縛られすぎると、憎しみといった要素が出てしまい、
次の世代へ影響を与えてしまうのです。
そうならないよう、自分の代で処理をしなければなりません。
生きるって大変だよね。
