
ども、しゃしゃ。グリザイユ画法に挑んでみた。
初めて挑むと違和感を抱く。
違和感に関する話は後回しにして、きっかけがこちらの本、
「グリザイユ画法&エフェクト 完全マスターブック」だった。
グリザイユ画法って簡単そう

グリザイユ画法もイラストテクニックもネットで調べれば、
動画やサイトですぐノウハウを手に入れられる。
だから読む必要はあるのか?
実際に手にとって読んでみると……
グリザイユ画法って、もしかしたら簡単かもしれない
難しいと思うのでなく反対に「簡単だ」と思わせる何か。
何かをつかんでほしいからこそ読む意味がある。
私の塗り方は基本、ラフ→線画クリンナップ→基本色→明暗→完成
グリザイユ画法は、明暗→色付け→調整の順番でできる。
本を読んで「難しいわあ」思ったら挑まないほうがいい。
無理はせず、できる範囲でやるべきだ。
グリザイユ画法は絵を描く前から「完成図」を描ける能力、
デッサン(特に明暗や質感)がないと難しいと考える。
難しいと思ったら挑まない。
今回、グリザイユ画法&エフェクト完全マスターブックを読んだら、
「あ、これは簡単かもしれない」思ったから挑んだ。
簡単かもしれないと思った事実こそ、
自分は昔に比べて画力や見る力が上がっているのだと確信する。
グリザイユ画法で実際に塗ってみた感想

実際に塗ってみると、肌の明るさに違和感を抱く。
陰影で色を付けた後、オーバーレイで色を付けるので、
普段より明るめの調子になってしまう。
明暗はともかく色を付ける際、普段より明るめの色になり、
あれ、思っていたのとなんか違う……
実際に調べると、こちらのサイトへたどり着いた。
オーバーレイレイヤーを2枚以上重ねるのがポイントだそうで。
あとはレイヤーわけだね。
自分の場合は1枚のレイヤーで陰影を描いたというより、
ラフの段階では1枚のレイヤーに対し、大まかに明暗をつけ、
透明度30ほどにして新たなレイヤーを追加する。
レイヤー追加→細かい線と影→レイヤー追加してきれいに陰影
レイヤーを重ねるたびにはっきりする明暗と線。
上記イラストは1枚の陰影レイヤーに色を付けたので、
色を付けてから余計なところを削るのが大変だった。
あとはブラシなどを使って新しく塗りを部分追加する。

一番の違いはラフだ。
ラフの段階でぐりぐり適当に黒を塗り、城を使って淵を塗り、
最初は適当に少しずつ筋肉や骨、明暗や質感ほかを意識し、
線画と明暗を完成させるやり方は斬新だった。
いつもは線画レイヤーだけに焦点を絞り、
陰影をつけないラインアートのみだからね。
発見はいろいろあったよ。
なお、グリザイユ以外の塗り方というより、
当時のトレンドを追いかけて塗った結果、こんな事実に気づかされたよ。
グリザイユ画法で何を鍛えられる?

グリザイユは明暗と質感を白灰黒で塗らねばならず、
余計な色に邪魔されないので、明暗と質感に集中できる。
作者のピクシブを見ると、グリザイユ画法を使っているなと、
影のつけ方に特徴があるので気づきやすい。
また専門学校の講師として塗り方を教えているのね。
私が一人あこがれているイラストレーターも、
「あれ、もしかしてグリザイユ画法じゃないか?」気づかされた。
色を付けたときの光と影レイヤーが通常というより、
オーバーレイを付けたやり方だなあと気づかされる。
どうして気づいたかといわれても説明できないから、
実際にグリザイユ画法をやってみてほしい。
グリザイユ画法をやった後に肌の塗り方を見ると、
基本色→明暗では説明つかない塗り方に出くわすから。
クリスタの場合、フルカラーのCGに対して、
上記画像をもとにグレースケールを選ぶと、グレーへ変えられるよ。
参照:デッサン力をつけるならグリザイユで描くの が超オススメ!!
作者のピクシブ:天領寺セナ
なお私がグリザイユ画法を鍛えられた理由は、
こちらの方からグリザイユの指導を受けていたからかもしれぬ。
できるってのは突然でなく、伏線があるのだねえ。
アナログの明暗「モノクロイラストテクニック」

アナログの場合だと油絵でグリザイユ画法を使う。
普通に画用紙を使って色鉛筆を塗る場合、
鉛筆だけで明暗と質感を鍛えなければならぬ。
明暗をつけるのはまだ簡単だと思う。
失敗してもなんとかごまかせばいいから。
白黒のみで明暗と質感を出す方法は難しい。
明暗と質感を鍛えられるようになったら、
白黒だけでもいろいろ鍛えられると考えている。
ラインアートだけで美を追求する場合、
特に漫画のような線だけでも美しさを見せる場合ならぜひ、
グリザイユ画法と一緒にこちらも身に着けておこう。
面白いとどんどん試したくなる何か

グリザイユ画法が面白いと分かると、どんどん試したくなる。
だから悩み事として「どんな絵を描けばいいか」が出てこない。
出てきたとしても「今の自分じゃこことあれが結びつかないから無理」と、
ラフの作成に最も時間を費やすうえ、ストレスも抱く。
上記イラストはグリザイユ画法で下書きを行ったのち、
いつも自分がやっている塗り方を合わせてみたよ。
グリザイユ画法&エフェクトは使える

グリザイユ画法を使って色を塗りたい。
思うならまずはネットでグリザイユに関する動画やサイトを見つける。
そして真似をすればいいと思っている。
今までの私からすればグリザイユ画法は難しい。
今まで線を仕上げてから基本色を塗り、明暗をつける人こそ、
「別のやり方」として読むのがいい。
絵に関するレベルだけでなく、クリスタを使いこなす人が読むと、
クリスタを通して描くグリザイユ画法を使えば、
いろいろ気づかされると考える。
グリザイユ画法&エフェクトはいきなり黒を塗って削って、
明暗と線画を作り仕上げる方法が一つ。
私がいつもやるような、きちんと線画をとってから、
次にグレースケールで明暗を塗り、色をのせる方法もある。
なのでクリスタを軽く使いこなしつつ、
グリザイユ画法を使っていない場合こそ、ぜひ読んで使ってみてほしい。
購入すると特設サイトでclipファイルを入手できる。
グリザイユレイヤーの確認として使ってほしい。
