おはよう、しゃしゃ。
現在ウディタを使ってRPGゲームを作っている。
ゲームにおいて音楽はほぼフリー音源から借りている。
一番使っているところはdovaさんだ。
さてフリーBGMを借りているものの、
いくら探してもピンとこないから自分で作りたい!
思った音楽がある。戦闘BGMだ。
戦闘BGMに限っては自分で作ってみたい!
ただでさえ作業が多いのに、さらに作業を増やす愚策。
誰かにお金を払って頼むのもいいのに、
どうしても戦闘BGMだけは自分で作ってみたい!
気持ちが勝ってしまい(自制できず)、自分で作ってしまった。
私は音楽に関して本当に素人だ。
楽譜を全く読めない自分が今からやって大丈夫?
30超えたおっさんが今更作曲活動なんてできるの?
気持ちが生じ、ためらう時もあったが、
とにかくやってみようと思って取り組んでみた。
楽譜の読み方を入手!

まず音楽制作を始めるにあたり、私は書店で楽譜の読み方を買った。
作曲も受験勉強の一環と同じで、
英語や数学、プログラミングのようなものだ!
プログラミングやイラスト他で培った技術を
作曲に持ち込めばいいだろう。
捉えたとき、まず必要な作業は「言葉の定義」だ。
楽譜の読み方を手にとって四分音符八分音符を始め、
メジャーコードマイナーコード、長調や短調など、
とにかく言葉を頭に叩き込んだ。
完璧な暗記はしなくていい。わからなくてもいい。
まずは音楽用語へ触れる、頭に叩き込むのが大切だ。
参照:ヤマハ教室-楽譜の読み方
アマゾン:かんたん! よくわかる! 楽譜の読み方
楽譜付き童謡集を手に取った

次に手にした教材はわらべうたの楽譜が載った本だ。
アニソンj-popは難しい。
わらべ歌は単純な楽譜が多いので、片手でもひける。
YouTubeでわらべうたを調べると、
たいてい楽譜入りでピアノを弾く動画がある。
楽譜を見ながらどう引くべきかを観察しつつ、次の段階に入る。
実際にひいてみる
ちょうど私の家には電子ピアノがあったので、
電子ピアノを使いながらセブンスコード、メジャーコードなど弾いてみた。
電子ピアノがない場合はスマホアプリやPCソフトをあされば見つかるが、
なるべくなら実際に電子ピアノを使い、手で感覚でつかんでほしい。
始めて作曲、いや、音楽に感動できた。
実際に弾いたところで、長調や短調の違いなどわからぬ部分も多い。
今わからなくても、後からわかるさと考え、次の段階に行く。
作曲ソフトmusescoreを入れる
打ち込みで作曲ができるソフトミューズスコアを入れた。
自分のパソコンが32bitか64bitを確認した後、ダウンロード。
どんなソフトも最初は操作方法に戸惑う。
現在YouTubeにてミューズスコアの使い方について触れてる動画が多いので、
動画を見ながら一つずつ打ち込んでみた。
また四分音符や八分音符など実際にどういう役割を担っているか。
耳で聞きながらいろいろ弾いてみた。
和音も色々聞きながらやっていくと、だんだん脳内で道具が広がっていく。
ここまでが準備段階であり、およそ2週間かかった。
DL:ミューズスコア
素人が行う作曲大作戦

私は作曲に関して本当に素人だ。
どういう手段で自分の口ずさむメロディを形にしていくか。
またテーマは決まってもどういう流れを連想しているか?
まだまだ「言葉で説明できない」箇所が多い。
「言葉で説明できないところをできるようにする」のがプロだ。
素人がいきなり作れといわれても、絶対に無理だ。
そもそも楽譜の読み方でCやD、セブンスコードなど色々あるが、
実際に耳で聞いてみないとわからない。
何よりハ長調、イ短調など変更したからどうなるの?
4/4と2/4じゃどんな違いがあるの?
耳で確かめなければわからん音楽が多い。そこでまず取るべき項目はこちら。
音楽基本楽譜を作れ!

musescoreにて音楽基本楽譜ファイルを一つも受けた。
そこにC、D他、2/4にしたり6/8にしたり、
長調や短調を変えたりといろいろやる。
私は曲を作る前に必ず基本楽譜を作り、
音符と曲の対応を聞き比べながら、作曲に手を出した。
楽譜を借りれ!入れれ!少し変えれ!
一から音楽を作るのはどえらい時間を要する。
そこで私はプロの作家の楽譜を「引用する」作戦に出た。
すでにできあがっている楽譜を見ながら、
そのままmusescoreに打ち込んでいく。
打ち込んだ後、少しずつ自分なりにアレンジし、
メロディの流れに乗ってるかずれてるか微調整を行う。
英作文やプログラミング、ビジネスモデルではよくやる方法だ。
今回作った曲は桃太郎電鉄に出てくる貧乏神のテーマを借りて、
自分なりに改変していった。
楽譜とストーリーの関係
私の場合ドラゴンクエスト5が物語の土台にある。
戦闘BGMもドラクエ5の戦闘曲(戦火を交えて)を土台に作った。
土台がなければ一から音楽を作るのは難しいと考えている。
ビジネスモデルやイラスト、プログラミング作成と一緒だからね。
ドラクエ5のBGMとにらめっこしながら近づけたり、
むしろ遠ざけたり、ほかのフリーBGMに少し近づけたり……
そのままやると戦火を交えてになってしまう。
どこから分岐させるか? 鍵は物語だ。
ブログ記事と同じ感覚で楽曲を作る

ドラクエ5の戦闘曲は序盤、A、B、C、終盤と自分で大まかに分けた。
同じように自分が作る音楽もABCDE……とパートを分けて、
Aパートは「敵との遭遇」、Bは「敵と戦う」、
Cは「作戦会議」と一つずつ小見出しを設ければ、
適した音楽表現ができると考えた。
今あなたが読んでるブログ記事において、
私は小見出しを設けて記事を書いている。
同じように曲を一つずつ区切って激しいところは戦い、
少し落ち着いているときは戦う人たちの気持ち、そして乱戦からの勝者と敗者……
一つずつ軽い物語を考えたうえで曲を作っている。
プロの楽譜から盗むコツ?

私にとって土台はドラクエ5だ。
といっても耳コピや他人様の楽譜を見ながら研究した。
例えば埋め込んだ動画「戦火を交えて」では高いラから始まり、
一段階低いラで次のメロディ(ストーリー)に向かっている。
音符の並び方をはじめ、メゾピアノ、フォルテほかを見ながら、
「これがあるとどんな役割を果たすのか?
ないとどんなデメリットを生じるのか?」
セールスのごとく考えながら打ち込んでいくと、
なかなかいい曲を作れるんじゃないだろうか?
実際に作った音楽はこちら
実際に音楽を作ってみた。
およそ10日ほど費やして曲が生まれた。
大楽譜を使った理由は単純で、
ト音(ギター)とヘ音(ベース)で重厚な表現を出したかったからだ。
私が最も参考にした楽譜動画、戦火を交えてでも大楽譜を使っている。
まだ編曲はできてないんだけど、できたらまた載せたい。
楽譜PDF:戦闘曲1
OGGファイルはティラノスクリプトでもウディタほかでも使うよ。
実際に再生したらうまく表示されなかったので、youtubeで聞いてちょうだい。
実際に編曲してみた
作曲から今度は編曲をしてみた。
戦闘曲編曲PDFダウンロードはこちら
ミューズ素子はいろいろな楽器をそろえているが、
楽譜に制約があるため、いくつかを選びながらやった。
私はドラクエ5戦闘曲を元にしているから、
動画にあった楽譜を頼りに作ってみた。
いまだにわからない部分は多いけど、
- ギター
- バイオリン
- ベース
- ドラム
- クラリネット
- トロンボーン
- サックス
- ピアノ
などがあれば、いい音楽は作れると分かった。
作曲ができたら高い部分はピアノの高い部分をコピー、
低い部分はピアノの低い箇所をコピー、
後は微調整を行って完成へ持ち込むだけ。
今から+素人でも作曲+編曲活動はできる!

私は作曲について、限られた人しかできない難しい作業だと思った。
確かに難しい。
脳内のメロディーと実際のメロディーが合わないからだ。
脳内のメロディーに音を合わせるのに一番時間を費やした。
楽譜についてもいまだにわからない部分が多いし、
プロが私の楽譜を見ると、無駄が多くぐちゃぐちゃだろうと考える。
プロの意見などどうでもいい。
とにかくする/しないで迷っているのでなく、
すると決めて一心不乱にやる。それだけだ。
私は30半ば(むしろ後半)から音楽に手を出した。
今までやっていた勉強がおそらく役に立っている。
というより強引に役に立たせている。
例えば数学と物理、どういう並べ方をしたらキレイに見えるのか?
曲の激変がどんな物語を示すのか?
例えばプログラミング。
プログラミングの本質は「定義-分岐-代入→イベント発生」で、
ここに変な音符を入れたらどんな展開になるのか?
例えば現代文、和歌。和歌には57577の並べ方がある。
並べ方にそって楽曲を作ってみたら……
とにかく役に立たない勉強を役に立たせると考えたとき、
音楽もただ楽譜に音符を打ち込む作業というよりは、
作曲者の哲学や思想が反映されているんだな。
ただし聞き手は思想を受け取らない。
あくまでも書き手である自分自身だけが感じる。
今の自分は、あの時の自分はこんなことを考えていたんだなと。
