おはよう、しゃしゃ。
ある事情を通し、漫画に初めて挑んだ。
漫画はR-18であり、ここには載せぬ。
クリップスタジオで漫画を選ぶと、
上手くトーンをはれず、2日間も研究していた。
漫画を通して「フルカラー」と「モノクロ」の大きな違いを知った。
「カラーとモノクロが違って当たり前じゃないか」
当たり前を分解してみたんだ。
※ 今日あげている画像は大半がインスタで載せているよ。
フルカラーとモノクロの違いって?
![いろつき](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/06/2018-06-22-15.41.35.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
「絵の鑑賞」において大きな違いが生じる。
基本、フルカラーのみでイラストを描いていたので、
「漫画を描いてみよう」思わぬ限り、焦点を当てていなかった。
いざモノクロ漫画を描いたとき、
フルカラーと評価すべき項目が違うのだなと悟った。
なお漫画は印刷せずにweb限定なので、
モノクロでなくグレースケールを選んでいるよ。
印刷するならモノクロでないとだめ。
グレースケールで印刷したら汚くなるので。
![モノクロ](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/06/2018-06-22-15.23.57.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
フルカラーとモノクロの大きな違いとして、
フルカラーは「赤や青といった色」も評価の項目に入る。
線が雑でも塗がキレイならごまかせる。
モノクロは色を深く考えなくていい分、
線をきちんと表示されるので、ごまかしが効かない。
白と黒のバランスを考えなければならぬ。
より大きな使い分けを考えると、
- フルカラー:静止画(立ち止まる)
- モノクロ:動画(サクサクと進む)
心情はもちろん、動作ですらサクサク動かすところが、
モノクロ(グレースケール)の大きなメリットだと考えている。
アニメとモノクロ漫画の違い
![にげる](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/06/2018-06-27-12.54.13.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
「いやいや、動きならアニメがあるだろ」
自分の中で突っ込みが生まれたので、
モノクロとアニメの違いについて考察してみたよ。
アニメはフルカラーで1秒ごとに動くのだけど、
モノクロ漫画は動く秒数を自分で決めねばならぬ。
アニメの1秒とモノクロ漫画の1秒では違いが生じる。
「時間の感覚」が違う。
例えばボールを転がす際、アニメならスタートからゴールまで、
1秒ごとにコマを進めてゴールへたどり着く。
漫画ならスタートさえ転がせば、
次のコマではすぐゴールへたどり着ける。
(もちろん、途中経過を書いてもいい)
![スパイ千鶴](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/06/2018-06-14-12.58.54.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
違いを認識すれば、フルカラーやモノクロ漫画、
アニメといったそれぞれの利点と欠点が出てくる。
利点をどう生かすか?
自分なりに当たり前を分解した結果、
「利点をどう生かすか」へつながる。
他人が考えた利点はあくまでも参考材料でしかなく、
他人の意見を材料にしながら、自問自答を行って、
「先人がまだ見つけていない利点」を見つけるべきと考えているよ。
はじめての「コミック作業」に大変驚いた
![やること多い](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/06/2018-06-18-12.02.03.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
私はフルカラーでイラストを描いている。
初めてモノクロかつ漫画を選んで原稿用紙と向き合った。
ピクセル筆頭をとっても5700×6800程度の大きさに驚いた。
保存するとモノクロですら50MBも消費して、なお驚いた。
Web漫画ならここまでいらないよなあ~
思ったので、結局2400px×3200pxのサイズに収めた。
くわえて印刷する気もないので、グレースケールを選んだよ。
印刷前提(同人誌)なら絶対にモノクロにしないと、
線画がぼやけてひどい出来具合になる。
Webにしか載せないならグレースケールで十分だなと考えたよ。
なお、グレースケール/モノクロに費やす作業は、
フルカラーに比べると7日分お早くでき上るよ。
カラーはただ色を塗るだけでなく、
色の微妙なバランスを考えねばならぬから大変だ。
反面、フルカラーである程度ごまかしがきく線画が、
グレースケールやモノクロではきかなくなるので、
ペン入れに一番力を費やすよ。
漫画:ドラゴンボールの凄さ
私がWeb漫画を描くに至り最も参考になった素材が、
漫画ドラゴンボール(特にフリーザ様との闘い)だ。
ドラゴンボールは線をきちんと考えている。
スクリーントーンをほとんど使っていない。
運動時は背景を省略し、停滞は背景を書くといった、
緩急バランスをつけているから、ペラペラ頭に入ってくる。
ドラゴンボールの読みやすさについてはいくつかのブログで語っており、
特に集中線の使い方が大いに参考となった。
3つほど参照サイトを載せるが、検索してでもぜひ読んでもらいたいものだ。
参照:ドラゴンボールのコマ割りとワンピースを比較
「流れ」を意識した構図を作りたい
![三角形構図](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/04/3g35.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
考えているなら今、私は大胆なポーズの描き方を片手に勉強している。
賛否両論はある。絵の基本ができていないと難しいから、
初めてイラストを描く人が手に取る本ではない。
ある程度、人間を描けるようになってから、
大胆なイラストを読むと、とてつもなく参考になる。
特にグリッドをどう使えばいいか?
グリッドからどうやって流れを作るか?
動きのある構図を作るうえで大いに参考となるから、
人間を描けるようになってから手を出したほうがいい。
こちらでも触れているよ。
文章の緩急と想像力は古典の素読で学ぼう
文章にも緩急がある。文章の緩急を学ぶなら古典が一番だ。
古典、特に平安時代から江戸時代の古文を読むと、
すらすら文章を書いて「わかりきっている」部分を省略する。
省略が私たちにとって難しいところであり、
慣れてくると昔の人のように使いたくなる。
古典の勉強は文法や単語を読むより、
ひたすら声に出して原文を読むのが一番だ。
翻訳文は余計な言葉が入っているのでお勧めしない。
原文を何度も音読し、文章の緩急を身に着けていこう。
朗読なら樋口一葉さんが書いた小説が一番読みやすい。
次に源氏物語かなあ。
情報量と動静の関係
![ティラノビルダー](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/04/zkh2.jpg?resize=300%2C176&ssl=1)
情報量が多いと、立ち止まる傾向が高く、
少ないと流れを重視する傾向が多い。
今、私はティラノスクリプトを使って物語を書いている。
ティラノスクリプトは文章、イラスト、音楽そして演出と、
大きく見て評価項目が4つできる。
さらに分解すると、色々な評価点が出てくるのだけど……
ティラノスクリプトで物語を描く際、力をどこに入れるか?
監督としての力量が問われているなあと実感したよ。
モノクロ漫画を描く際、グレートカラーの違いは何か?
悩んで数時間も要したので、参考にして長所を見つけてほしい。
私がイラスト制作に使っているソフトはこちら。
現在はPROしか使っていないが、背景を考えたらEXに移行しようかなあ。
![お願い](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/05/sheare2.jpg)