おはよう、しゃしゃ。
ある事情を通し、漫画に初めて挑んだ。
漫画はR-18であり、ここには載せぬ。
クリップスタジオで漫画を選ぶと、
上手くトーンをはれず、2日間も研究していた。
漫画を通して「フルカラー」と「モノクロ」の大きな違いを知った。
「カラーとモノクロが違って当たり前じゃないか」
当たり前を分解してみたんだ。
※ 今日あげている画像は大半がインスタで載せているよ。
フルカラーとモノクロの違いって?

「絵の鑑賞」において大きな違いが生じる。
基本、フルカラーのみでイラストを描いていたので、
「漫画を描いてみよう」思わぬ限り、焦点を当てていなかった。
いざモノクロ漫画を描いたとき、
フルカラーと評価すべき項目が違うのだなと悟った。
なお漫画は印刷せずにweb限定なので、
モノクロでなくグレースケールを選んでいるよ。
印刷するならモノクロでないとだめ。
グレースケールで印刷したら汚くなるので。

フルカラーとモノクロの大きな違いとして、
フルカラーは「赤や青といった色」も評価の項目に入る。
線が雑でも塗がキレイならごまかせる。
モノクロは色を深く考えなくていい分、
線をきちんと表示されるので、ごまかしが効かない。
白と黒のバランスを考えなければならぬ。
より大きな使い分けを考えると、
- フルカラー:静止画(立ち止まる)
- モノクロ:動画(サクサクと進む)
心情はもちろん、動作ですらサクサク動かすところが、
モノクロ(グレースケール)の大きなメリットだと考えている。
アニメとモノクロ漫画の違い

「いやいや、動きならアニメがあるだろ」
自分の中で突っ込みが生まれたので、
モノクロとアニメの違いについて考察してみたよ。
アニメはフルカラーで1秒ごとに動くのだけど、
モノクロ漫画は動く秒数を自分で決めねばならぬ。
アニメの1秒とモノクロ漫画の1秒では違いが生じる。
「時間の感覚」が違う。
例えばボールを転がす際、アニメならスタートからゴールまで、
1秒ごとにコマを進めてゴールへたどり着く。
漫画ならスタートさえ転がせば、
次のコマではすぐゴールへたどり着ける。
(もちろん、途中経過を書いてもいい)

違いを認識すれば、フルカラーやモノクロ漫画、
アニメといったそれぞれの利点と欠点が出てくる。
利点をどう生かすか?
自分なりに当たり前を分解した結果、
「利点をどう生かすか」へつながる。
他人が考えた利点はあくまでも参考材料でしかなく、
他人の意見を材料にしながら、自問自答を行って、
「先人がまだ見つけていない利点」を見つけるべきと考えているよ。
はじめての「コミック作業」に大変驚いた

私はフルカラーでイラストを描いている。
初めてモノクロかつ漫画を選んで原稿用紙と向き合った。
ピクセル筆頭をとっても5700×6800程度の大きさに驚いた。
保存するとモノクロですら50MBも消費して、なお驚いた。
Web漫画ならここまでいらないよなあ~
思ったので、結局2400px×3200pxのサイズに収めた。
くわえて印刷する気もないので、グレースケールを選んだよ。
印刷前提(同人誌)なら絶対にモノクロにしないと、
線画がぼやけてひどい出来具合になる。
Webにしか載せないならグレースケールで十分だなと考えたよ。
なお、グレースケール/モノクロに費やす作業は、
フルカラーに比べると7日分お早くでき上るよ。
カラーはただ色を塗るだけでなく、
色の微妙なバランスを考えねばならぬから大変だ。
反面、フルカラーである程度ごまかしがきく線画が、
グレースケールやモノクロではきかなくなるので、
ペン入れに一番力を費やすよ。
漫画:ドラゴンボールの凄さ
私がWeb漫画を描くに至り最も参考になった素材が、
漫画ドラゴンボール(特にフリーザ様との闘い)だ。
ドラゴンボールは線をきちんと考えている。
スクリーントーンをほとんど使っていない。
運動時は背景を省略し、停滞は背景を書くといった、
緩急バランスをつけているから、ペラペラ頭に入ってくる。
ドラゴンボールの読みやすさについてはいくつかのブログで語っており、
特に集中線の使い方が大いに参考となった。
3つほど参照サイトを載せるが、検索してでもぜひ読んでもらいたいものだ。
参照:ドラゴンボールのコマ割りとワンピースを比較
「流れ」を意識した構図を作りたい

考えているなら今、私は大胆なポーズの描き方を片手に勉強している。
賛否両論はある。絵の基本ができていないと難しいから、
初めてイラストを描く人が手に取る本ではない。
ある程度、人間を描けるようになってから、
大胆なイラストを読むと、とてつもなく参考になる。
特にグリッドをどう使えばいいか?
グリッドからどうやって流れを作るか?
動きのある構図を作るうえで大いに参考となるから、
人間を描けるようになってから手を出したほうがいい。
こちらでも触れているよ。
文章の緩急と想像力は古典の素読で学ぼう
文章にも緩急がある。文章の緩急を学ぶなら古典が一番だ。
古典、特に平安時代から江戸時代の古文を読むと、
すらすら文章を書いて「わかりきっている」部分を省略する。
省略が私たちにとって難しいところであり、
慣れてくると昔の人のように使いたくなる。
古典の勉強は文法や単語を読むより、
ひたすら声に出して原文を読むのが一番だ。
翻訳文は余計な言葉が入っているのでお勧めしない。
原文を何度も音読し、文章の緩急を身に着けていこう。
朗読なら樋口一葉さんが書いた小説が一番読みやすい。
次に源氏物語かなあ。
情報量と動静の関係

情報量が多いと、立ち止まる傾向が高く、
少ないと流れを重視する傾向が多い。
今、私はティラノスクリプトを使って物語を書いている。
ティラノスクリプトは文章、イラスト、音楽そして演出と、
大きく見て評価項目が4つできる。
さらに分解すると、色々な評価点が出てくるのだけど……
ティラノスクリプトで物語を描く際、力をどこに入れるか?
監督としての力量が問われているなあと実感したよ。
モノクロ漫画を描く際、グレートカラーの違いは何か?
悩んで数時間も要したので、参考にして長所を見つけてほしい。
私がイラスト制作に使っているソフトはこちら。
現在はPROしか使っていないが、背景を考えたらEXに移行しようかなあ。
