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スパコン「京」予算削減から役割と日本への影響を知ると涙でる

かつて民主党が政権をとっていた頃、
蓮舫議員らを中心とした「行政事業レビュー」において、
スパコン予算が削られました。

今回は河野太郎氏らがスパコンなどの予算を削ろうと考えています。
スパコンことスーパーコンピューター「京(けい)」の予算を削る。
これが日本にどんな役割と影響を与えるのでしょうか?

 

スパコン「京」の役割と意味

スパコン「京」

スパコンことスーパーコンピューターの役割は超高速な計算です。
数学をやると、微分や積分、確率や対数……と言った。
膨大な関数を相手に計算しなくてはなりません。

しかもなるべく正確な値をたさないと、
分野によっては命の危険にもつながっていきます。

簡単な例として、戦争においてミサイルを敵国の基地に落とす場合、
敵国の基地の正確な座標からミサイルの速度、落下地点までの距離、時間、
仮に着地点が失敗した時にかかる莫大な損害費用など、
ありとあらゆるものが絡んできます。

これらを瞬時に計算し、決断速度を早めてくれる素材として、
莫大な計算を一瞬でしてくれるスーパーコンピューターがある。

kobrnr

医療分野だと病気の原因タンパク質に対して、
星の数ほど存在する化合物のうち、どれが適合し、結合するのか?
反対に副作用はどうなの? これらに必要なわけ。

例:「インフルエンザを1日で治す(塩野義製薬)」
薬の開発も、スパコンによってウイルスや薬の成分の相性を、
徹底的に研究し尽くした結果、生まれた新技術です。

だからこそ科学的なやり方で薬を処方し、
人間が持っている病気に直接対峙できる薬を作れるわけです。

他に車業界でスパコンを使うことで、
事故が起きてもすぐに死なないように「エアバック」ができた。
時代が進めばトラックと軽自動車の衝突によって、
死なないような装置ができるでしょう。

後は天気予報。私は毎日落雷情報を見ているのですが、
天気の流れはスパコンで計算した結果です。
日本の天気予報は精度が高く、スパコンの質が良いと証明をしています。

と、考えて見ればいろんな分野でスパコンが使われています。

参照:
スパコンが医療分野で果たす役割
車分野に扱われるスパコン
日本がインフルエンザを1日で治療できる新薬を発明

 

数学を学ぶ理由~脳もスパコンの1つ~

高校時代に思っていました。
「どうして数学を勉強しなければならないの?」

大工などは数学の図形分野が力を発揮します。
しかし図形だけじゃない。建物に歪みを生じないための計算。
災害が起きても建物がびくともしない確率……

これら膨大な計算式があり、分野によって「関数」が用意されています。
関数はすべて同じでなく、用途によって違います。
例:速さを求める関数と、電流を求める関数は違う

たいていの分野は数学を必要としません。
いくら「論理的思考が養われるよ」と誰かが言っても、
「日本語を読めば十分ですから」と思ってしまう。

脳みそ

だから数学なんて必要ない……と思うでしょ。
でもね、人間はみな脳にスパコンを備えているのです。
例えば買い物で安い商品を見る場合、
どの店に向かえば比較的安く買い物ができるか?

これは脳にたくさんデータを送り、「最適値」を出しているのです。
だから安い時に良い商品が手に入る。

私が書いているブログ記事も同じ。
「どのような順番で書けば、読者に理解できるか」
を意識しながら書くと、脳が私の願いを叶えるべく、
勝手に計算をしているわけです。

こういうことありません?
考えてもわからない問題を毎日考えていたら、ある日解けた。

これも寝ている間に脳みそが必死に計算した結果なのです。
脳は私達にとって「最適解」を出す電卓のようなもの。

電卓

電卓はどうやって計算しているか? わかりませんよね。
ただ式を出せば、自動的に答えを出します。

数学を勉強するということは「最適解」を形で理解すること。
すなわち脳が普段から行っている処理を目で見える形にしたもの。

言い換えると数学を学ぶことは、脳の計算処理を学ぶことに同じ。
脳は絶えず使っていないと衰えます。

また、脳は絶えず頭の回転速度を上げる計算を行うことで、
徐々に負荷をつけ、高度な計算もできるようになります。

今こうしてしゃしゃ(あなた)が記事を読んでいますね。
この時点でも脳みそは高速計算を行って処理し、
ご自身に使える情報を抽出しているのです。

 

大衆扇動も数式

習近平のイギリス演説

世の中の多くは「見えない数式」のごとく行動している。
人間の動きや考え方だって、ランダムに見えてグループ分けすると、
ある一定の法則や定理に従って動いています。

法則や定理が見えてくれば、彼らを支配することも容易い。
ヒトラーやレーニンといった、人の心を巧みに引き寄せる人たちは、
彼らの心にある見えない規則がわかっていた。

「どんな言葉を述べれば、大衆が仲間・敵になるか」
を試行錯誤しながら身につけ、ついには世の中を動かした。
何も宗教に限った話ではない。

音楽やイラストだって同じ。どんな音楽を作れば、イラストを描けば、
読者の心を深く動かし、「信者(ファン)」となってくれるか?
ファンは自然にできるようで、実は見えない数式による計算で成り立っている。

とはいえ、計算は「確率」があるため、
その計算で確実に起きるかと言ったらそうでもないんですよね。

 

スパコン予算削減がもたらす意味

事業仕分けの蓮舫

スパコンに関する基本知識(数学含む)を見たうえで、
改めてスパコン予算の削減を見ていきましょう。

蓮舫行政担当大臣だった頃にスパコン予算が削られた時、
「2位じゃダメなんですか?」と述べました。
(この時、文科省がきちんと答えられなかったそうで)

当時はスパコンという言葉も始めて聞く人が多く、
「別に順位を争う必要もないんじゃ?」
蓮舫議員のような考えを持ってもおかしくなかった。

スパコン予算を削るってどんな意味を持つのでしょう?
日本は資源はあるんだけど、積極的に輸出しておりません。

資源以外の分野、開発や独創性で他国よりも品質の良い商品を作り、
他国との商売競争に打ち勝っていかなければなりません。
優位に立てればそれだけ顧客も多くついてきます。

品質の良い商品を作る際、徹底的な細かい研究が必要になり、
ここでスパコンが扱われるのです。
スパコンで多数の関数を高速処理し、結果を叩き出す。
それが「精度」となり「商品の信頼」へとつながる。

ところが予算を削減されると、
予算の範囲内でスパコンを扱わねばならなくなり、
予算を超えないよう節約しなければならない。

すると膨大なデータの中から少しずつ計算漏れが生じてしまい、
その漏れを他国が計算することで、
「より高品質な商品」が他国の商品となってしまい、
顧客が離れていき、結果として日本の経済に影響を与える。

予算を削減するということは、
日本の経済に間接的なやり方で打撃を与えるばかりか、
自然災害において防げたものを防げなくなる。

人間の生死に関わる問題も含んでいるわけです。
私達はここに気づかねばなりません。

一部の人しかわからないから、たとえ順番が1位じゃなくても、
予算を削ったところで大衆は「問題なし」と判断します。

1位を目指すということは世界において優位な立場を示すだけでなく、
私達の生活や災害から身を守る技術力の向上にもつながるわけです。

文科省がきちんとわかりやすく蓮舫さんらに説明できていれば、
削られることはなかっただろうと思われます。
(参照サイトをみると、「冗談でしょ…」と言いたくなる)

参照:
次世代スパコン「予算削減」事業仕分けに怒
河野太郎が「ムダ遣い」検証対象にスパコン
「夢」だけじゃスパコンはいらない(文科省の説明不足)

 

影の功労者/縁の下の力持ちに感謝

ゴルゴありがとう

スパコンってすごいのですね。
ただ、私達は普段からスパコンという言葉を聞かないし、
スパコンがどんな活躍をしてくれているのか。

スパコンが直接私達の生活に役立っていると気づいていない。
(私達の脳みそもスパコンの一種)
それで「別に予算削ってもいいんじゃないの」考えてしまうのですね。

スパコンが単に環境や医療といった分野に役立っているのでなく、
間接的に私達の生活に貢献していると認識しないかぎり、
スパコンは別に削っても良いんじゃないか?
という考えになってしまうでしょう。

私たちは直接役立っているものだけを観るのでなく、
「間接的」に役立っている存在「影の功労者」に気づくべきです。

影の功労者(縁の下の力持ち)に気づいた後、
いたわりながら感謝する時代が来ていると私は確信しています。

 

勉強で気づく功労者の存在

sumouは
※ 力士がいるから日本が守られている

存在に気づくためには勉強しなければなりません。
ここだと「スパコン」の意味や役割を学びます。
すると、「医療や車など、実は身近なところで使っている」
気がついてしまいます。

気づいたらそこで終わりでなく、
「私達の生活にこんな形で貢献しているのか、ありがとう」
感謝することによって、自分と功労者のつながりが見えるのです。

すると物事が単純な点線でなく、面であると気付かされます。
すなわち、何かしらの形で私達の生活に貢献している。

私達がこれから求められている本質は、
まさに「影の功労者」を自分で見つけることじゃないか。
強く考えているのです。

 

結びに:スパコン予算について

河野太郎氏の悩み

以上のように考えると、スパコン予算は削ってはいけない。
ただ、スパコン自体がどんな分野で活躍しているか、
もっとわかりやすくアピールして欲しいのです。

私たちはスパコンに関して知らないし、知ろうともしません。
だから短絡的な考えで「いらない」と判断します。

短絡的な考えを省くためには、私達も知る必要があります。
テレビや新聞が教えてくれないから……という愚痴でなく、
自分で様々な情報を調べ、スパコンと自分がどんな関係にあるか?
「感謝」によって、自分と相手のつながりが見えてきます。

河野太郎さんらはどこまで知っているのでしょうか?
蓮舫さんはほとんどわからなかったとのこと。
言い換えると「一般人の意見」を代表していたのです。

「スパコンは必要」と考えるなら、
一般人の意見における質を上げる必要があります。
そのためにブログ記事を書いて、拡散すること。
同時に私達も日々いろんな分野を学ぶこと。

勉強しないと無知がはびこり、学習でつながりが見えてくる。
つながりを意識して「面」思考を持って行きましょう。

 

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ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。