ども、しゃしゃ。
書店で「形で捉えて簡単に描ける!背景パーツの描き方」を読んだ。
身近な道具で滝やがけを表現できるだけでなく、
目安線がとても参考になったので早速描いてみたよ。
形でとらえて簡単に描ける目安線を見て
イラストや漫画を描くとき、背景の描写は躓きやすい。
自分も背景を塗るとき、かなり適当に頭の中にある世界を、
無理やり再現するように塗っている。
背景の塗り方を導くのに、
背景パーツの描き方では目安線を使っている。
目安線を簡単に言うとグリッドだ。
以前、私は大胆なポーズの描き方を手に取り、
あらゆる角度から人間のいろんな姿を描けるようになった。
※完全ではないけど。
大胆なポーズの描き方もすごい部分は後半の、
自由グリッド線を作り、人間を描こうというテクニックだった。
目安線もグリッドの使い方にそっくりだ。
背景を描く際「こんなふうに応用できるとは」びっくりしたよ。
背景パーツの描き方も大胆なポーズと同じように、
人間でなく「背景」をグリッドを使って描いてみよう。
(背景は山や川、海をはじめ街並みも含んでいる)
なお人間を自由に描くポーズテクニックはこちら。
作者佐藤夕子さんのツイートを見て
作業の合間に昨日上げたやり方で描いてみた pic.twitter.com/MpGwoFIQ2T
— 佐藤夕子 (@makaidaibouken4) January 23, 2019
イラストノウハウを作成した佐藤夕子さんはツイッターをやっている。
プロフィールを見たとき漫画家だというのは知っていた。
こちらの漫画を作っている人らしい。
漫画を読むと、とにかく背景描写にものすごいこだわりを感じる。
背景を見ると、トーンを使って表現したのか?
上記ノウハウにあるようなやり方で描いたのか?
わからなくなるよ。
ツイッターを見ると、いろんな道具を使って背景の演出を作っており、
かなり発想が豊かな人だなあと思った。
早速試してみた結果
善は急げ、知ったテクニックは即使え!
線画を塗る前に画用紙を使って試してみたよ。
なお形で捉えて簡単に描ける!背景パーツの描き方にあった、
ノリやカッターは一切使っていない。
ラップの使い方はびっくりしたね。
「こういうやり方があったのか」と、
色の塗り方と表現技法は道具によって無限だと感じたよ。
適当に目安線を付けてみた。あまりしっくりとこない。
雲を描くところにもグリッド線をつけてみた。
完成品がこちら。ルイージが飛んでいる感じだ。
背景は想像力も使うね。
想像力を確実にするなら山や崖などを写真で見たり、
実際にある場所に行き模写するしかない。
絵をうまく描く方法も受験勉強と変わりないからね。
何度かやるうちにわかってくるのだろう。
初めてやるときはたいていしっくりこないものだ。
ただ山や海、崖や街並みにもグリッド線を自由に引いていいんだ。
自分に許可を与えると、のびのびと描けるなと分かったね。
応用:服のしわに目安線を当てはめてみた
服を着たグラビアアイドルを模写しているとき、
服のしわを山や滝、川や海、ビルディングといった
「自然風景」の一部と捉えたら応用が利くはずだ。
早速目安線の考えを導入した。
服装のしわを描く際に私が意識した点として
- 人間の体やポーズが目安線の基本にある
- 線は人間のポーズをもとに縦横や斜めを描く
- ひじやひざの折曲げ、服が密になる部分は消失点と考える
- 適当に入れたり消したりしながら、自分で納得がいけば次に行く
正確に描くより第三者の自分が納得する絵を描く。
線を引くときは人間の基本体型を思い浮かべながら、
縦横をはじめ斜めや円形など自由に描く。
※人を立体的に描けないと話にならない
見事、服のしわを違和感なく描けた(はず)。
目安線は服のしわを描く際、大いに役立つと悟ったよ。
後は色を塗る際、目安線を消す前に写真を撮って保存し、
写真アプリを見ながら影を付けていけばいいね。
形で捉えて簡単に描ける!で背景を自由に描こう
背景に対して自由にグリッド線を描き、
何度も塗ったり影を付けたり光を入れていけば、
最初は違和感を抱くけれど、だんだんと納得できる背景ができる。
最初は大まかかつ計算せず適当に、だんだんと細かく理論的に行う。
佐藤夕子先生の岩の描き方は本当にすごいぞ!
適当なグニャグニャ線から岩なんて描けるわけねーべ!って思ってたけど実際やってみたらそれっぽいの(当社比)が描けた背景なんかロクに描いたことないわしでも描けたからいけるぞ!https://t.co/KCMcEAl6Qi pic.twitter.com/k7NmleuUQu
— きゃとらに/Catlani (@catlani_blogs) September 5, 2018
適当を納得できる背景や演出に変える力こそ、
背景ノウハウのすごさだと思っている。
おまけに人間の体や服装のしわにも応用がきくしね。
少しでも背景をのびのびと描きたいと考えているなら、
ぜひ手にとって実践してみるといい。
背景に対し、自由にグリッド線を用いる。
身近な道具を用いて、目新しい塗り方をする。
色々自分の固定観念が崩れる本だったよ。