おはよう。過去に取り上げた記事がある。
このたび限界突破勉強法改訂版が出た。
時の経過とともに参考書など変化もあるので、変わるところは変わる。
勉強を通した人生の取り組み方については変わっていない。
私にとって南極老人の限界突破シリーズは勉強の在り方を変えた本だ。
もっと言うなら仕事姿勢にもつながっている。
勉強法としての限界突破勉強法
限界突破勉強法の主張は単純だ。
「余計なことに気をそらされず、ひたすら勉強しなさい」
修行僧なみの根性論を求められる。
どんなにテクニックや効率のいいやり方があろうとも、最後は根性だ。
かつて読んだ勉強姿勢に関する本(ドラゴン桜ではない)でも
「合宿を作り、数日勉強漬けにする方法が一番有効」とある。
ドラゴン桜も最後は根性になるが。
なぜ根性を求められるのか?
大学側が頻出だけの問題を出さないからだ。
むしろ複雑な初見問題を通し「その場で挑む力」があるかを観ている。
その場で問題にぶち当たるとき、すぐ撤退するのか。
何が何でもくらいついて、答えにたどり着くのかを求められる。
仕事では当たり前に向き合う問題を勉強通して向き合う。
問題の種類は違えど、本質は受験も仕事も人付き合いも同じだ。
限界突破勉強法を購入するなら、娯楽に目もくれない覚悟が必要だ。
あらゆる試練があろうとも打ち勝って、最も情熱ある人生を送りたい!
心から願っているなら、今すぐ読んで修行僧なみの根性をつけるべき。
楽・効率を求めるなら手にしてはならぬ。読んでて色々きつくなるからだ。
非効率から効率へ
限界突破勉強法シリーズは原理の大切さを教えてくれる。
姉妹本というべきか、大逆転合格法は原理学習をすすめている。
効率のいいやり方も乗っているし、たくさんの教材も紹介しているが、
教材なんて一つ、多くて二つあればいい。
「教科書と辞書と過去問でも合格できる」豪語してるくらいだ。
練習問題をたくさんやれば、入試問題にも対応できる……思っていた。
一方で土台がもろければ、どれだけ類題を解いてもわからなくなる。
例えば物理なら台車の移動に関する類題をいくら解こうとも、
「相対速度・速度・速さ」など基本用語の定義ができていないと、
試験で「あれ、速度と速さってどう違うんだっけ」簡単に積む。
試験に出る伏兵として「あれ、この言葉ってどういう意味だっけ」
言葉自体を認識しているのに、意味をしっかりとらえていないため、
試験当日になって些細な悩みが生じる問題だ。
「わかったつもり」が試験で伏兵として現れ、自滅する。
限界突破勉強法は最初から難問をやるのでない。
むしろ7回復習などで土台をきっちりこなし、少々の問題にびくつかない力をつけられる。
勉強の本だけでなく仕事にも役立つ「心を育てる本」だ。
勉強以外でも役立つ「心を育てる話」として、次の実例を語りたい。
限界突破勉強の応用:やりたいことの中にある苦痛
限界突破勉強法は応用がきく。私の応用はゲーム作りだ。
ゲーム作りは大変だ。
2Dにしろ3Dにしろキャラがルールと主人公がいなければ始まらない。
上記動画のゲーム一つですら
- プログラミング(C#)
- BGM(ミューズスコア)
- 脚本(ノートやメモ帳など)
- イラスト(クリスタなど)
- フリー素材(拝借)
- バグなど異常や失敗の確認
作ったところで誰もゲームをしなければどうしよう。
費やした時間が全て無駄になったらどうしよう……
特にゲーム販売直前はひどかった。
自分の頭の中が絶えず「つまんねえゲームを出すなよ」
「売れないんだから、ただで配布しなよ」
とにかく隙あらば自分を下げる発言ばかり生じて辛かった。
自分で下げる原因は楽だからだ。楽とは誹謗中傷もない心の楽さだ。
モノを出す以上、批判は必ずついて回る。
いくら酷評を受けようが、目の当たりにすると大したことない。
頭の中だ。頭の中における批判や罵倒の言葉が最も怖い。
「誹謗中傷を受けたくないだろ(その時点で、まだ受けていない)。
受けたくないから、ここはおとなしく記そうぜ」
嫌な未来を避けるために、自分が自分に誘惑をかましてくる。
勉強も同じ。受験日が近くなるにつれて
「真剣にやる必要ないよ、もう手を抜いちまえ」など、
これでもかと自分を下げる・楽な生き方を促す誘惑が生じる。
誘惑が出る状態は「大欲に向かって進んでいる」表れだ。
大欲に向かえば向かうほど「向かわせまい」力も働く。
私たちの脳内でしか起きてない情報戦争こそがスピリチュアルだ。
本の内容で言うなら潜在意識の動き・反乱だ。
誰に説明しても理解してくれないし、自分で何とかせねばならぬ。
何とかする方法も限界突破勉強法には載っている。
(自分でエネルギーを高めていく)
自分の場合は「売れなくてもいい・無駄でもいい」言いながら、
「それでも世に出して、面白さを分かち合いたいんだ」があった。
「自分の中にある世界を楽しんでほしい」が私にとっての大欲だ。
一方「恥ずかしいから出すな」などは大欲に比べたら優先する欲でない。
結果私はゲームを販売し、数本購入してもらい、一番びっくりした。
潜在意識は敵にも味方にもなる
限界突破勉強法をやればやるほど、潜在意識がいかに味方かつ敵かがわかる。
潜在意識が味方に付いた例を一つ上げたい。
受験直前になって、ふと気になる言葉があった。
調べたところ、あまりにも面白い情報ですべてノートに書いて覚えた。
受験当日、覚えた個所がまるごと試験内容に出てきた。
確率ではあるが、やらないよりやったほうが有利になる。
有利はすべて潜在意識が欲していたからだ。
「何言ってんだ、この人」思うだろう。
潜在意識の動きなどに注目しないと「頭おかしい」としか捉えられぬ。
勉強すればするほど、自分の中に「別人」がいると気づく。
「自分はまだ勉強しなければならない!」思っているのに、
体が疲れて「休みたい」思っている自分を見つける。
もっと勉強して学力をつけたい自分と、ちょっと休んで遊びたい自分が、すでに潜在意識の働きだ。
この記事を書いているときも、時々ツイートに注目して数分無駄にした。
いくつかの要因として、ツイートなどを開いてしまった自分。
音楽を聴きながら仕事している自分など当てはまる。
ぶれるとき・余計なことをしたくなる時ほど「エネルギーが足りない」表現している。
エネルギーを上げるには…本文に書いてある。
私の場合は「おお、もっと書いてくれよ、自分」みたいに盛り上げる。
すると音楽が入ろうとも指が止まらなくなる。
第二版になっても、読んでいるうちに「怠けているだろ」
言われている感じがするので、自分をびしっとしたいならぜひ読むべき。
アマゾン:改訂第二版版 E判定からの限界突破勉強法
自分一人でしか味わえぬ苦痛が、本当に将来へ影響を与える。
「これやりたい、絶対叶える」目標があるなら、受験関係なく読んでおこう。