https://twitter.com/Ryu237244338/status/1278162145935364096
おはよう、しゃしゃ。
上記ツイートが目に留まり大変驚いた。
武漢の企業「武漢金凰珠寶(King Gold)」にて、
会社83トンの金の一部が金メッキされた銅であり、
ナスダック市場に大きな影響を与えた。
純金に見えた単なる金メッキの銅。
偽札を本物のお金と認識した事実が明らかとなった。
お金の件から何が見えてくるのだろう。
ゴールド金メッキとKing Gold株価

上記ツイートにあるよう、
東莞信託がデフォルト(債務不履行)を補うため、
武漢金凰珠寶の資産を調べたとき発覚した。
金庫に保管された83トンの純金はおよそ160億元の価値があり、
チャイナの国家準備金0.4割にあたるそうだ。
現時点で1元はおよそ15円。日本円に直すとおよそ2千4百億円にあたる。
日本よりも純金の贋金規模が大きく、ただただ驚くよ。
株価:Kingold Jewelry Inc. Common Stock
記事:83 Tons Of Fake Gold Bars: Gold Market Rocked By Massive China Counterfeiting Scandal
ナスダックと日本株価の関係
Kingold Jewelry Incはナスダックに上場している。
ナスダックとはアメリカの株価であり
ベンチャーや中小企業およそ5000社が入っている。
ベンチャーや中小企業の中には日本とかかわりある会社も入り、
日本の中小企業株価に与える恐れがある。

現時点のナスダックや日経平均株価を見ると、
ほかの企業で買い注文が生じているせいか、お余り落ちていない。
画像:世界の株価
偽札が本物としてとらえられる意味とは
偽ゴールドは随分前から出回っているので、指輪を鑑定する町の質屋さんはこれを見分ける方法をいくつか知っています。
これももう6年前に坂東学校「中国が変える世界の価値観」でお伝えしたとおり。これから偽物だと分かっても転売する業者が出てくると金相場自体がガタ落ちしますので、ご注意下さい。 https://t.co/3hTcnzFTub— 坂東 忠信 (@Japangard) July 2, 2020
さて偽札(偽ゴールド)が本物としてとらえられると、どんな点で問題となるのだろう。
例えばAさんが偽札に関する罪を犯したと想定しよう。
財布に100万円が入っていたとする。
日本銀行券から配られたお金が10万円しかなく、
残り90万円は日本銀行券を見ながら作った自作だと仮定する。
※私は偽札を作る技術などない!
90万円で会社と取引し商品を買った。
後に90万円が偽札と分かってしまうと……
帳簿には売上でなく「雑損失」として扱われてしまう。
雑損失は営業外費用に科目が設けられていない費用であり、
税の申告で内訳を出す際、損失記載がある。
中国が貯蔵していた83トンもの金塊が、実は金メッキを施された銅だった!
今後の通貨革命にどんな影響を与えるのか?https://t.co/CPPzN7aFcR
— 地球放浪21年目 Qリプトラベラー (@cryptraveler) July 1, 2020
さて本来なら「売り上げ」の90万円であり一部は経費を払うために、
正当な資産として流れるはずの現金が偽物とわかった。
90万円は無駄な消費であり市場や経費として使えなくなる。
90万円があればできた企画や取引もできなくなってしまう。
90万円にあたる価値を対価なく渡した。
別の視点から見ていくと、Aさんの正当な財産は10万円であり、
残り偽札90万円は「おもちゃ」であり資産ではない。
10万円の資産しか持たない奴と90万円の取引を行ってしまった。
実力の低い者に高い価値を与えてしまった。
Aさんは見掛け倒しであり「実はたいしたことがない」と分かる。
参照:雑損失とは
偽ゴールドを見分ける5つのコツ
上記動画によると偽ゴールドを見分けるコツとして
- 刻印表記
- 磁石による判断
- 比重計
- 試金石(黒い石)で使って金を削り濃硝酸をかける
- X線分析装置(一番正確、表面を削ったほうがより正確に測れる)
上記動画で述べたやり方はさらに上にある非凡新聞公式動画のニュースでも、
ゴールドの重さやある程度金を削っていたね。
4番目はイオン化傾向を利用し、3と5番目は物理の性質を利用しているよ。
偽ゴールドを使う=実力がない奴

問題となった企業は「会社としての実力がない」奴が、
みせかけの金額で周りから「すごい」とみられていた。
チャイナの場合、会社の背後には国も関係しており、
企業と国は独立しあっている存在ではない。
会社の背後に国があるのだから、
チャイナという国はGDPも13.61兆ドルと米国に次いで大きいが、
「本当にそうだろうか?」と指摘できてしまう。
ざっくりと考えを述べる。
例えばGDP13兆ドルのうち何割が「交換できるお金」として認識されているのか。
何割が「見せかけのお金=実態を持たないお金」とみられているか。
見せかけが多いからこそ騙されているんじゃないか?
「とてつもなく強い」と思い込まされているんじゃないか。
資産がどれくらいあろうとも
「すべて正当に他国及び自国で流通できる価値」なのかと。
偽物を作るとはしょせん「こいつの実力は大したことない」であり、
物事を正しく畏れるために必要だと考えているよ。
