
※アオアシ16巻試し読みから
おはよう、しゃしゃ。
最近漫画アオアシを何度も読み返している。
気が付いたら脳内でアオアシが勝手に展開されるくらい、
何度も読んでサッカーというより戦略を考えるようになっていた。
サッカーに関して無知なのにね。
アオアシは小林有吾先生のサッカー漫画であり、
アシトが挫折→成長→課題→成長を繰り返しながら、
持ち前の才能を発揮して上り詰めていく漫画だ。
小林先生の漫画として、月マガ掲載フェルマーの料理も欠かせない。
フェルマーの料理、最新号ではまさか肉じゃがで挑んでくるとは思わなかった。
アオアシの話に入る。アシトの才能は俯瞰能力だ。
物語では俯瞰能力に加えて戦略や戦術の理論「言語化」を推奨している。
感覚でプレーするんだけど感覚の前にまず言語化があり、
理論の先に感性(直感)が働く。
フェルマーの料理でもおいしさを言語化するシーンがあり、
主観(感覚)×客観(数値化)の組み合わせで料理シーンが進む。
さてアシトの能力を実際の分野にもいかせられないか?
応用が利かないかを検討してみたよ。
アシトの俯瞰能力とは

※アオアシ10巻試し読みから
初めにアシトの能力をおさらいしたい。
栗林ら曰く足元のおぼつかなさは欠点であるが、
欠点を上回る長所「俯瞰能力」に優れている。
俯瞰と言えば基本鳥になったつもりで上空から地面を見下ろす、
私たちだと自分の目線からありの歩き道と居場所を見る感じだ。
さて俯瞰といってもただ見渡すだけが能力ではない。
見渡すだけならほかの選手だってできている。
アシトの場合、見渡すだけでなく
- 全敵味方の居場所を瞬時に把握し覚えている
- チームとして点を取るために自分の役割をつかむ
- 敵味方のあらゆる行動確率に基づき、先回りして対処
現状把握→己の役割確認→数多の事例想定→対処+反撃
最後に「言語化して反省」が欠かせない。
今後の行動及び未来予測の指標にもつながる反省だ。
俯瞰といってもただ上からフィールドを見る感覚でなく、
縦横高さそして時間と4次元の現在と未来をつかむ能力だ。
一種の未来予測として私たちにも応用がきく。

フェルマーの料理だと岳が料理を作る展開こそ俯瞰だ。
数式を用いて料理完成までの手順を見渡していく。
岳の場合は新たな知識=研究対象の一つをつけるたび、
個性を発揮した料理人へと育っていく。
アシトは困ったときや追い詰められそうになったとき、
余裕を取り戻すためにフィールド全体を見渡す癖がある。
他の漫画だとジャイキリの椿があるときから鳥の目になった気分で、
フィールドを見渡し最強プレーヤーとなったね。
現在はW杯の戦犯としてメッタメタにやられてるけど、
何かがあって立ち直ると思ってる。
挫折の多い漫画だからこそ次なる展開に進むときのアシトが、
とても面白いし応援したくもなるよ。
言語化能力が自分を強くさせる
アオアシのもう一つの魅力は言語化だ。
自分の行動をきちんと言語として表し感覚でなく理論で動く。
言語化は単に自分の行動を理論化させるだけでなく、
指導やチームメイトに依頼(コーチング)するときにも役立つ。
13巻で阿久津がアシトに嫌々ながらも守備指令を送っていたね。
阿久津の中できちんと守備理論があり言語化できるからこそ、
大雑把な理論と感覚に頼る守備アシトを導けたわけだ。
感覚でなく理論で動く生き方はビジネスはもちろん、
私がイラストを描いているときも理論を用いている。

例えば絵を描いていると、どこに影をつければいいか。
どこに光をともせばいいか、色をどうやって決めるか。
どうすれば人体に狂いが生じないか、生じたらすぐわかるか?
自分で言語化できないと高確率でくるってしまう。
言語化できないとは「わからない」だ。

感覚で描くと「二次元=縦と横」でしか判断できない。
輪郭を描くときも骨そして骨につく筋肉を意識すると、
例えば顔一つをとっても目の印影は適当でなく理論=人体解剖に沿って描ける。
後、めちゃくちゃネットで稼いでいる私の知人はよく私に、
「いかにして収益を得るのか」について語る。
今、新型コロナcovid-19が猛威を振るっている。
covid-19における人間の行動や心理(=需要)を読み取り、
自分の言葉で他人に説明できるレベルになるまで調査を行いニーズをつかむ。
ライバルが「ここまでしない」サービスに手を伸ばし独占化し、
共同体を作りメールアドレスを集め、月額サービスを提供する。
すでに「質がいい」と見込み客に価値を伝えているうえ、
月額からのバックナンバーなどあらゆる利益モデルを作り儲かっている。
知人の話を聞いて自分が「どれだけビジネスで言語化できていないか」を知り、
言語化できな=理論がない=仕組みを組み立てられない
→その分野のもうけを得られない、となるべくしてなっている。
さてアオアシの考察サイトをいくつか見ていくと、
戦略やサイドバックの重要性などきちんと言語化できて読み応えある。
ぜひ言語化のすばらしさを読み取ってほしい。
参照:なぜアシトはSBなの?
サッカー俯瞰トレーニング
サッカーにおいて俯瞰は一種のトレーニングとしても採用され、
参照サイトによると俯瞰トレーニングの方法として
- 短時間暗記能力
- 四次元(縦横高さ時間)把握能力
- 目の動かし方
さて私たちが今できるトレーニングを一つ紹介したい。
今、あなたはパソコンとスマホ、どちらで記事を読んでいるか。
記事を読んでいたらいったん記事を読むのをやめて、
ぐるりと周りを見渡してほしい。
次に見る位置やスマホの位置を上下左右に変えてみてほしい。
三次元座標を変えるだけで俯瞰訓練になる。
あるいは地面から床を見るか、上から床を見下ろすか。
鳥になった気分で地面を見ると俯瞰力がつく。
俯瞰応用例1:SEO対策

アシトの俯瞰能力を「別の分野」で応用できないか?
自分にどう検討すればいいのか、ちょっと見ていきたい。
まずアシトの俯瞰を改めて見ていくと、
- 現状把握
- 己の役割確認
- 数多の事例想定
- 対処+反撃
- 言語化して反省
私が今から書く内容は最後の部分「言語化して反省」する作業に他ならない。
初めに私がブログ記事でやっている行動の一つ、
SEO対策に俯瞰の概念を入れてみたい。
SEO対策とはグーグルさんにキーワードを入れたとき、
上位表示されつつ訪問者が増えるための対策だ。
すると俯瞰として求められる能力は主に
- 訪問者が何を求めているか
- ライバルはどれくらいおり、どんな奴らか
- グーグルさんの考えを予測し
- 提供者として何を出してあげればいいか
訪問者は何を求めて調べるかとはゴールの設定に当たる。
サッカーでもゴール=目的がないとどこに蹴ればよいかわからない。
続いてSEO対策において「ライバルサイト」及び、
「実際に調べる人が使うキーワード」を抑えなければならぬ。
ライバルが強すぎた場合はキーワードを変える必要が、
あるいは強いキーワードを参考に自分で作ってしまうか。
もっと俯瞰していくならどういう経緯でキーワードを入れたのか。

例えばアオアシを電子書籍で読みたい場合、
ダウンロードして読みたいのか、月額一括で読みたいのかによって、
それぞれキーワードが変わっていく。
ダウンロードだったらどんな事情があってダウンロードなのか、
月額ならどんな気持ちがあって月額を選んだのか。
それぞれ選ぶ人たちの状況を些細な情報や自分の気持ちから読み取り、
一つずつ流れを組み立てていき、答えを提供していく。
阿久津がアシトにアドバイスした、守備の目に俯瞰を活かすための能力に似ている。
選手の癖やわずかな特徴を瞬時に把握し先回りして対応をとる。
選手が行動した時はすでに遅く、行動前から動かねばならぬと。
後はグーグルさんの行動だ。
なぜグーグルさんは「このサイト」を上位に出すのか?
反対にどんな状態になったらグーグルさんは
「このサイト」を2ページ以降へ落とすのか。
グーグルさんは機械だけど「審査する人間」と捉えた場合、
グーグルさんにとっておすすめしたくなる情報が入っている。
最もグーグルには「広告」があり、
お金を払ってしまえば欲しなくてもページを表示できる。
試行錯誤を通してきちんと言語化(論理)していけば、
予測通りに狙って大きな無駄なき対策につながる。
「SEO対策」という事例を用いたが、「」の中身を変えれば応用がきく。
「営業」や「アフィリエイト」に「権利ビジネス」などね。
ビジネス仲間の知人は俯瞰できるうえにきちんと仕組みを述べているから、
儲かるべくして儲かっているよ。
自分のサイトでも利益の出ている商品(アフィリエイト)は、
ある程度自分で言語化できるしね。
なお阿久津の神アドバイスについては参照サイトを読んでね。
1巻から読み返すとあの阿久津がねえ……ってなる。
参照:アオアシ214話ネタバレ1(アメトリコ)
参照:アオアシ214ネタバレ2(漫画大陸)
参照:アオアシ214話ネタバレ3(マイコミック)
俯瞰応用例2:受験勉強

※アオアシ10巻試し読みから
あなたが現在受験生なら俯瞰を鍛える最高の状態にいる。
受験勉強だと国語と数学、英語、理科、社会と色々あるね。
それぞれ求められる能力に違いはあるんだけど、
実はすべての教科には小さなつながりがある。
現在私は世界史を独学中であり世界史で学ぶ項目は世界の過去だ。
歴史も分けていくと「当時の政治経済」だ。
くわえて政治経済の背後には人間の思想や事件があり倫理へとつながる。
現在だとアメリカ発ならず者による暴動も、
暴動を通して彼らの気持ちや狙いが見え、政治や経済対策につながっているね。
(民主党があそこまで腐っているとは思わなかった。
市長が暴動を支持するって何考えてんだ)
https://twitter.com/TrumpTrackerJP/status/1271646391702450177
当時の世界状況を把握するうえで、大地や気候、
宗教や言語といった地理もかかわってくる。
そして技術の発達とともに「できる仕事+活動+外交」も増えるため、
技術分野こと理科の分野にもつながる。
理科がわかれば軍事や経済において有利な状況を作れる。
物理は軍事や株価を生物は細菌兵器や環境保全を……
理科の背後には必ず数学があって、式を元に様々な技術が作られている。
伝える能力としては国語の勉強につながり、
国語を通して各方面の文化や思考=地理歴史へとつながる。
受験勉強をやるときは単に志望校合格という視点でなく、
「今やっている科目が別の分野とどうかかわっているのか?」
気にしながら学ぶと、勉強を通して俯瞰力を鍛えられる。
くわえて各方面にある隠れたつながりを知ると、
勉強が面白くてやめられなくなってしまうよ。
全てのつながりは「現代」そして「未来」をつかむためにやるわけだ。
言語化できない=ブラックボックスの解明

私はSEO対策で言語化できる部分を書いた。
上記説明において記していない部分がある。
記していない部分は穴であり、穴をふさげば無駄な行動が消える。
穴がある状態で挑んでも、穴をふさいでいないからこそ、
無駄な作業をこなし余計に時間をとってしまう。
「わからないから何すればいいか浮かばない」場合、
穴がいっぱいあるため、一つずつ勉強を通して穴をふさがねばならぬ。
反省していくときに「わからない部分」こそ、
書店なりネットを読みあさってヒントを見つければいい。
仕事に関する私の話を一つしたい。
仕事をしているといろんなやり方で利益を出さねばならぬ。
経営者としてお店を回ると、どうしても気になる。
なんでこの価格で利益をきちんと出せるのか?
別会社の利益展開をどう自分の会社へ応用すればいいか?
利益の出し方と広げ方で悩んでいた。
悩むという展開も自分の言動や気持ちを俯瞰し反省したからこそ、
「悩みの正体がはっきり分かった」
反省しないと何が悩みの本質かわからぬ。で、私が古本屋で手にした本がこちら。

amazon :ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
自分の悩み事に対し俯瞰して見ていけば適切な回答を得るよ。
なお本の中身はあらゆる利益モデルについて語っており、
小説形式で読みやすいが、すんなりと頭に入ってこない。
頭に入ってこないからこそ歴史の勉強のごとく、
本の中身をメモを取って体へ叩き込まなければならぬ。
暗記しても頭に叩き込むだけでは意味がない。
体に叩き込んで、いざというとき引き出せるから意味がある。
趣味にも俯瞰意識を使えないか?

俯瞰意識は趣味や創作の分野にも応用がきくのではないか?
もし応用がきけば俯瞰能力を用いて自分は誰に向けて何を伝えるか。
創作者として大きなヒントになりえないだろうか。
趣味において俯瞰する必要は基本ないけど、
人間できることが増えれば、より大きな課題を作り挑みたくなる。
俯瞰といっても絶対やるべき作業は
- 現状把握
- 己の役割確認
- 数多の事例想定
- 対処+反撃
4つを今関わっている分野へあてはめ考えていけばいいわけだ。
イラストだったら現状把握として、自分はどの立ち位置にいるか
自分で見つけていけば、特定の役割が見つかる。
現状把握そして周りの立ち位置について、自分はほとんどみていない。
だからこそ周りに比べて特化した役割を見つけられないのでは?
趣味分野について現時点の私はブラックボックスだらけ
=言語化できていないと分かったよ。
俯瞰の天敵

試合においてアシトは俯瞰し自分の役割をつかみ、
敵味方のいろんな動きを想定しながら適切な対応をとった。
俯瞰からの行動はかなり頭の使う作業だ。
人間は「面倒だからやりたくない」捉える自分がいる。
思考及び整理の放棄=面倒くさいが俯瞰にとっての天敵であり、
何かを実行したら面倒でも振り返らなければいけない。
面倒だからやらないという選択と、
面倒を感じても時間をかけて振り返る行動をとれば、
自分の行動を理論化し精度の高い予測を立てて行動できる。
どれだけメリットを実感しようとも「面倒だからやらない」と選択できるのが人間だ。
面倒に負けないよう気を付けよう。
アオアシのサッカー理論が別分野でも生かせる件
アオアシは主にサッカーを俯瞰する形で試合が進む。
俯瞰を通してみる力が養われるのか、似たスポーツでも俯瞰力を発揮する。
例えば私、あるバスケの試合を見ていた。
するとドリブルを行う選手と守備、周りの行動が面白いと感じた。
何より選手は自分の真後ろにも目があるのかというくらい、
素晴らしいパスを後ろへ送り味方が拾ってゴールに入れる。
ドリブルでつっこんでゴールを決めるかと思ったら、
すぐそばにいた味方へキラーパスを送る。
敵チームを中央に固め味方チームを外側に配置し、
ゆるりと3ポイントシュートを決めていく。
いろんな戦略が成り立つ。
私はバスケのルールも詳しく知らないがアオアシを通して培った、
試合の戦略は別のスポーツを見る際にも応用が利く。
アオアシを何度も読むのも、戦略解説が別分野でも発揮できるからであり、
自分のやりたいことにも応用がきくから。
要は今後の自分に必ず役立つヒントがあるからだとみている。
おまけ:アシトを描いた結果

インスタグラムにイラストを載せています。
アシトを描いたんだが難しいね。まず髪の毛。
アシトの髪の毛がちりちりなので、理論がわからなかった。
続いてサッカー系イラストは初めて描いたため、
頭の中ではいろんなシーンが浮かぶものの形にするのが難しかった。
そして迫力、迫力をつけたいんだが追いつかないものだ。
ボールペンによる集中線でなく筆でやるべきだったかなあ。
