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アニメけいおん!の面白さ+凄さに10年たってから気づくとは!

おはよう、しゃしゃ。

今から10年前(え、もう10年なの!)にトレンドを飾ったアニメ、
けいおんの一挙放送をニコ生でやっていた

10年前と同じく面白くてにやにやしっぱなしだった。

「本当に軽音楽部へ入りたくなるわあ」思ったよ。

今更というより今だからこそ気づいた点を挙げていきたい。

 

けいおんアニメの感心するところをざっくり語る

アニメけいおんは1話ごとに大きな問題と解決がある。
問題と解決を通してキャラクターが育っていく。

大きな流れが「何かしらの課題と解決」であり、
大きな流れへ向かうよう、ところどころ4コマコントを繰り広げる

くわえてけいおんのアピールポイントである楽器演奏もくわわり、
音楽、コント、ドラマのあるストーリーと三つの視点から楽しめる

  • 単品で見ても「コント」として面白いし、
  • 「壮大な物語」として全話見ても面白いし、
  • 何より「音楽」を聴いて心が盛り上がる。

10年前の私はほとんど気づかなかった。

10年前だから携帯電話など、ところどころ時代を感じるけれど、
今見ても普通に面白いどころか、けいおん熱が改めてよみがえるほどだ。

以下、熱く語りたい。

 

壮大な成長ストーリーとして

アンケート

10年前の自分はけいおんをみても、
軽音楽部に入った女の子たちが現実的でない部活を送り、
ひたすら雑談して楽しんでいくだけの物語
だと思っていた。

10年たってニコ生を見た後、雑談および非現実な部活動はあてはまるが、
最初から最後までの流れには必ず一つのテーマがある
と気づいた。

テーマとは問題と解決だ。

1話だったら唯が部活動に入るまでの心の変化を、
9話なら梓が軽音部に入ってから、部にハマる覚悟を。

単純に誰がどんな問題を味わい、ストーリーを通してどんな成長を遂げるか?

きちんと成長物語を描いている。

成長するには現状問題を視聴者へ把握させねばならぬ

把握といっても直接言うのでなく、
キャラの性格及び環境から生じるギャップに気づかせねばならぬ。

9話を例にとると、あずにゃんが軽音部へ入部した。
最初、あずにゃんは「軽音部はまじめに楽器の練習をする」部だと思った。

梓は自分の脳内に理想を抱き、理想通りに動くと思っていた。

視聴者の私たちは梓の理想は幻であると認知している。
実際軽音部はさわちゃん先生も交え、のんびりしていた。

ってかさわちゃん先生が一番暴れていた。

梓にとっては理想通りにいかない現実を味わいギャップを食らった。
他にも梓にとってギャップが積み重なり、とうとう悩んだ。

このまま軽音部にいていいのか?
もっと自分に適した場所(ライブ、バンド)があるのではないか?

ヒーローにとって重大な危機を示す困難に置かれたわけだ。

しかしほかのバンドメンバーを見ても、答えは見つからない。

入部前の新歓ライブ演奏で感動した理由がわからない。

積み重なる期待と現実の差に混乱をきたし、答えを求めるように先輩へ本音を出す梓。

梓にとっての混乱元を解決するために演奏し、澪が自分なりの意見を述べた後に梓は決める

1つの話をとっても誰か(時には全員)の成長があり、
10年前の自分は成長など大した気にせず見ていた。

参照:けいおん1期9話の感想(あにこ便)

 

コントなのに!抱く当事者感

けいおん原作は四コマ漫画だ。
壮大なストーリー一本だと話のネタがなくなる。

だからこそ四コマという形でコント(漫才)を入れていく。
コントを成り立たせている道具としてまずはキャラクターだ。

キャラクターはみんなかぶらず、それぞれ性格が違う。

色に例えると赤(これを梓とおく)をメインにした場合、
橙色(澪)といった性格類似型。

唯や律といった性格が反対の補色(緑や青)キャラ。
後は紬やさわちゃんといったどこにいれたらいいかわからないキャラ。

登場人物内にギャップが生じるから、折り合わせるためにドラマが生まれる。

続いて軽音楽部という環境だ。環境も普通と違う。
放課後必死になって楽器を弾くのでなくティータイムを味わう。

ふわふわな時間を味わい、雑談してばかりいる。
練習よりも雑談のほうが多いとみられる非現実的な場所。

けいおんを見た後、実際軽音部へ入った学生が、
「あれ、私が考えている軽音部(=けいおん)と違う」言って、
辞めた子がたくさんいると前にニュースで上がっていた。

環境とキャラがわかれば後は笑いを練り上げていく。

けいおんの場合、笑いに加えて「ああ、これいいなあ」と、
「この中に入りたい」感じがある。

単に笑う場合は第三者として観客席にいるのだけど、
けいおんの場合は笑い一つにも、

ああ、自分もここにいたらなあ~と、
当事者にもなっているという、二つの側面を楽しめる。

二つの側面はけいおん以外の日常系アニメによくある特徴だ。
単に笑いを楽しむだけでなく、こういう生活を送りたいと思わせる。

観客席で「あはは」と笑うだけでなく、
自分も演じる側として舞台に参加している状態
を私は感じた。

だから面白い。たとえギャグがつまらなくても、
「まるで自分がそこにいるかのような錯覚」に陥り、
チャンネルを消そうと思わなくなる。

私たちはお笑い芸人の漫才を見る観客でありながら、
同時に芸人と一緒に漫才を行っている演者でもあるのだ!

 

ボケとツッコミがいるから面白い!

けいおんは主に切れ味鋭いツッコミが梓と澪であり、
優しいツッコミがのどか。後はみんなぼけキャラだ。
(2期になるとボケとツッコミが増えるかもしれない。もう忘れた)

律は状況によって唯らにツッこむなど、ぼけにモツッコミにもなる中間キャラだ。

ボケが多くツッコミキャラが少ない。

澪と律は幼馴染で昔から親しいため、
げんこつという形で時折、殴りツッコミを行える。

梓は先輩唯に対して後輩として少し遠慮しながらも、常識的なツッコミを行う。

基本ぼけとツッコミが役割分担をしているからこそ、
壮大なストーリーの中に随所ボケ-ツッコミを入れ、
視聴者へ飽きさせない工夫を行っている。

ぼけの種類も「ああ、あるある」や「ありそうだ」が多く、
しかもけいおんといったアニメの場合、

「唯はこういうキャラだから、こういうボケがあって当たり前」
「澪はこうだから、こういうツッコミがあって当たり前」

キャラクターの特徴をしっかり視聴者へ伝えているからこそ、
唯が梓のように熱戦を吐いてツンツンする光景はまずない。

ぼけーっとしながらネタを繰り出せられる。
もし唯が熱戦を吐いてかみついたらボケというよりキャラ崩壊

「あれ、自分が知っている唯と全く違う」

視聴者にとって違和感かつ感情移入が離れる要因になりやすい。

キャラの特徴をしっかり把握したうえでボケているからこそ、
「唯たちかわいい~」にもつながっていく。

 

作中「音楽」はどんな役割を果たすのか?

けいおん!といえば音楽だ。
放課後ティータイムとして様々な音楽を出している。

軽音部にとって音楽はけいおんという物語において、
どれだけ重要な役割を担うのだろう?

9話では梓の混乱を静める手段として演奏した。
1期最終回では唯の成長としてバンド演奏を行った。

他にも演奏を行っているけれど、
演奏は物語全体において「それはそれ、これはこれ」でない

「キャラの成長や問題を解決する手段」として機能している。

けいおんはボケ役の唯も最後は少し自立する。
自立手段として音楽があり文化祭演奏を通し、視聴者へ成長した姿を見せる。

類似点として鉄腕ダッシュのDASH島に、
ストーンズ(SixTONES)の森本慎太郎君が海産物をとるため、自ら真冬の海へ潜った

リーダーに言われて取りに行ったのではない
(慎太郎君は放送当時22歳。若いっていいねえ)

慎太郎君の活躍にジャニーズファンの大半が、
「うちの慎太郎をよろしくお願いします」と、我が子を応援する親状態になっていた。

気づいたら私も慎太郎君を応援するようになっていた。
同じ現象をけいおんアニメにも表れた。

人は成長を好む。成長は最初できなかったこと、
はじめは無理だと思い込んでいたところに対し……

物語を通して責任感を抱き、できるようになったとこと、
実際に挑むようになって初めて人は心を打たれる。

音楽は「現実世界へCDを売るための手段」ではあるけれど、
単にアイドルとして適当な歌を披露するのでなく、

「作中内で何を解決する手段、何を伝える道具として使われるか」

音楽一つにも理念がある。私たちは理念にほれ込み、
曲を聞きながらけいおん!のアニメを脳内再生しつつ、
妄想も加えて同人的な物語を創り上げている。

 

年月の経過って恐ろしいものやね

けいおん

けいおんが終わってから10年たって、改めてニコ生を通して一挙放送を見た。
本日と明日は2期の一挙放送だ。

10年前には気づかなかった部分も、

  • 漫才やコント
  • 売れる文章術
  • ストーリーや脚本の作り方
  • 作品の創造
  • イラスト
  • 物理や化学生物地学といった理系分野
  • 地理や歴史といった文系分野
  • マクロミクロや簿記といった経済分野

色々やるようになって様々な知識や知恵をつけたからこそ、
10年前はただ楽しんでいた部分の「裏側」を垣間見えた。

もちろん私が見た部分なぞけいおんの面白さにおいて、
無限個あるうちの一つや二つでしかない。

年月が経つと私はどんどん老人に向かっていっているが、
年をとってもあらゆる視点から物事を観察しつつ、
気づいたことを提供できるよう、柔軟に生きたいものだ。

 

今から自分を変えるには?

人は1年あれば変わる。10年あればさらに変わる。

だから人によっては焦りも生まれる。

「今、自分が変わるために何をすればいいのか?」

けいおんでみると、自分を変えるには

  1.  新たな環境に飛び込む
  2.  異種間(人やモノなど)の出会い
  3.  別方向への挑戦

唯にとって軽音部は新しい環境であり、
ギター(ギー太)との出会いは異なる存在との出会いで、
唯にとって音楽そのものが新しい挑戦だった。

3つのどれかを満たせば人は変わる。

「どうすれば変わるのか」不安を抱かなくても変わる。

今すぐできる変化は「別方向への挑戦」だと思う。
別方向は「面倒+苦手」と感じる部分がいい。

苦手意識の中に自分を激変させる起爆剤があるのだ。

得意+苦手の反対は無関心だ。
興味があるからこそ「苦手」と感じる。ぜひ挑んでみてね。

ちょっとまって

音楽が「ただの手段」でない部分として類似作品がある。
私はプリリズ-キンプリシリーズを強くおしたい。

プリズムショーは単に踊りだけでなく、
「キャラの成長や人生」を凝縮した象徴として描かれる。

もう一つ関連としてけものフレンズ2について、
「こういう脚本だから面白さを感じなくなる」指摘した動画がある。

「けものフレンズ1はどうして人気を得たのか」も解説している。

自分にとって「良い」と感じる作品らの出会いも、
けいおんを改めてみたとき感じた「すごさの本質」と捉えている

さらに10年たってけいおん一挙放送を見たら、
「あ、こんな工夫をしていたのか」気づくこと間違いなしだ。

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Writer軽い自己紹介

ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。