おはよう、しゃしゃ。
絵に関するツイッターを見ていたところ、
「私の絵を観てくれ。色塗りのコツを教えてほしい」
書いてあったのだけど、答える人はいるのだろうか?
思いながら、ツイッターを見ていたよ。
「君のイラスト、ここをこうしたほうがいいよ」と、
身近に答えてくれる人がいるなら幸せだ。
友達付き合いが少なかったり、
ネットでない場面で第三者に「私、絵を描いているの」発言できぬ場合、
自分で色塗りのコツを見つけ、磨かねばならぬ。
どうすればいいのだろう?
なんとなく描いたを突き詰めろ

イラストを塗っていると、はっきりわかる部分と、
なんとなく塗っている部分にわかれる。
「なんとなく塗る」はどう塗ったらいいかわからないを含む。
「なんとなく塗る」部分は自分の中で「こうだ!」という、
確実な理由や根拠がないので、
「あれ、自分の脳内にある完成図と全く違う……」
理想(しゃしゃの脳内)と現実「完成した絵」にギャップが生まれる。
なるべくギャップを埋めたいのだけど、
広がるほど「これは私が求めていた絵ではない」
作品への否定が始まり、自己否定へつながり、
「自分は下手だ、ダメだ、生きていても面白くない」など、
自分のあらゆる否定につながる。
こうなると、人をうらやんでひがみ、
心はもちろん人生においてもよくない結果をもたらしやすい。
自分の絵を否定する前に、色を塗っている際、
「なんとなく」の部分を見つけよう。
「なんとなく描いている、どう描けばいいかわからない」と、
自分で感じた部分こそ、課題が詰まっているよ。
自分の中で「いい加減に」やっている部分はないかな?
「なんとなく塗っている」部分を「こういう理由でこう塗っている」と、
理屈をつけて塗るのが色塗りのコツだと考えているよ。
筆の使い方は大まかから細かく

他人様の塗りを見ていると、
- どうしてここにこんな色を使うのか?
- なんでこんな塗り方をするのか?
謎があまりにも多い。本人に聞いても答えてくれない。
答えたとしても理解できぬ。
例えば「黒色の髪の毛に紫を塗ると、感情が現れる」と、
インスタフォロワーの一人がおっしゃった。
なぜ紫色を塗ると感情が現れるのか?
私にはさっぱりわからない。
フォロワーが試行錯誤の上にたどり着いた、
他人がまねできないテクニックでありノウハウでもある。
私がいろんな絵師の塗り方を見て気づいたノウハウの一つに、
「絵は大まかに塗ったのち、細かい筆(サイズ)にかえて、神経を注いで描く」
だから細かい筆でどこまで神経を注いで描けるか?
言葉で書いてもしゃしゃは理解できるだろうか?
おそらくできないと思うよ。
色塗りのコツはいろんなサイトに眠っているが、
「自分が持っているノウハウ」を変えなければならないので、
自分の中にある「心理抵抗」に対処しないと、コツをつかめないよ。
心理抵抗を崩す方法として「なんとなく」を突き詰めて、
「きちんとわかった。これがこーなって」と理屈をつければいいのだ。
理論に納得できれば心理抵抗も生じにくくなるから。
上記画像についてはこちらを参照してね。
色の塗り方においてかなり勉強になるよ。
わかっている「つもり」が自信を無くす要因

例えば私が描いた魔女のイラスト。魔女の背後に寂しい林を描いた。
林を描く。林がよくわからないと、
「林といえば、なんとなくこうだろう」思って描く。
すると「本当はこういう林を描きたかったのに、
林に見える、林でない何かを描いてしまった」と、
理想と現実の差に苦しんでしまう。
実をいうと林の部分は「なんとなくこうだ」という気持ちで、
描いてしまった部分だ。
勉強において「なんとなくやった」部分、
「わかっているつもり」でやった部分は何もわかっていない。
何もわかっていないので、いざ違う絵を描くとき、
「あれ、ここはどうやって描くのだっけ……」焦る。
絵以外の勉強にも言える。
むしろ練習問題を解いて、問題に対する大まかなパターンが見えた。
なのにいざ試験に臨むと類題を見つけるのだけど、
あるところで必ず手と思考が止まってしまう。
わかっているつもりの部分ほど、
試験に出ると「わかっていない」事実と向き合う。
「わかっていない、わかったつもり」という不完全から逃げると、
イラストをはじめ、もろもろの成長が止まる。
絵も学力も「なんとなくやってい部分」を見つけて、
すぐさま情報を調べて技術を習得しないと、
「きちんとわかった」状態にならぬ。
「いい加減」と勉強の関係

勉強が最も辛いところであり楽しい部分は何か?
- 全くわからない
- なんとなくわかるいい加減()
- はっきりわかった
ある物事を習得する際、必ず3ステップを踏む。
全くわからない→なんとなくわかるためには、
紙に書いて手に覚えていかねばならぬ。
なんとなくわかる→きちんとわかるへ進むには、
紙に書いて色々調べるだけでなく、
「自分は何が分からないのか」を認識せねばならぬ。

例えば上記イラストで、二人の少女がもたれかかる描写を描いた。
「首筋部分」をいい加減に描いてしまった。
「首の曲がり方が分からない」より、
「他人に顔を傾ける際、首筋はどうなっているか?」
具体的に書いたほうが、どの部分に課題があるかわかりやすい。
首の曲がり方は左右だけでなく上下もあるからね。
「他人に顔を傾ける際」をより分解すると、
「自分以外でとても信頼している他人に、顔を左に傾ける際」
自分の課題に言葉を入れて具体性を持たせれば、
自分はどこに悩みがあり、どうしたいのかが分かりやすい。
色の塗り方よりも「どこに問題があるか?」を、
きちんと自分の言葉で伝えられないと、
どこをどう直せばいいか、自分自身ですらわからぬ。
なお私はイラストの勉強や視点についてこちらを参考にしている。
塗り方は全く参考にならないけれど、考え方は参考にしているよ。
反省するならイラスト・マインドマップをしよう

あるイラストを描いたとする。
きっかけは自分のインスタで述べているから読んでほしい。
ゴジラvsキングコングを基に、
クッパ姫vsキングテレサ姫を描いた。
さて自分が描いたイラストから「反省点」を見つけるためには、
紙とペンを用意して「単語」を書かねばならぬ。
単語は何でもいい。自分が現時点で分かっている部分を描く。

- 世界観:ゴジラvsキングコングのクッパ姫vsキングテレサ姫ver
- きっかけ:人様がゴジラの写真を載せていたから
- 感情:クッパ姫は余裕の表情を浮かべながら対応し、キングテレサ姫は激怒しながら戦う
- 背景:二大怪獣によって壊され炎上した街並み
- 炎:黄色から赤へ。空は夜。絶望を示すために藍色の夜
- クッパ姫:肌は赤茶色、薄橙、山吹色
- クッパ姫の体や腕、脚……骨と筋肉
といったように、描いて意識した部分と、なんとなく描いた部分を振り返る。
すると次へつながっていくよ。
他人のイラストを見たとき

ツイッターやピクシブ他で人様のイラストを見たとき、
「自分はここがわからないんだよな」
「なんとなくこの部分をやっているんだよな」
ふっと浮かんだ部分をすぐさまメモに取ろう。
人は「忘れる機能」を持っている。
ふっと一瞬浮かんだ気づき(アイディア)を書き留めないと、
忘れてしまい、せっかくの課題を見逃す。
結果、浮かんだ部分に対策をとっていないので、
実践する際「あれ、ここ、どうやって描くのか?」
迷ってしまうのね。
ふっと浮かんだ気づきは「アイディア」だ。
ビジネスマンにとっては「未来の財産」につながる重要な一歩であり、
「たった数秒」の間にしか現れぬ。
私の絵をはじめ、人様の絵を観て、
「あ、ここは」思ったらすぐメモを取る癖をつけてほしい。
メモを取るなら下記記事より万年筆をすすめるよ。
お互いに頑張っていこう。
日記:化粧の勉強をしている

イラストテクニック本だけでは身につかない部分があります。
女性の化粧です。女性はいかにして化粧をほどこすのか。
女性は当たり前すぎて意識しておりますが、
男で意識している人はあまりいないのでは?
思ってしまうのです。
化粧はイラストテクニック本に書いてありません。
化粧に関するテクニック本を買わないといけないのです。
イラストテクニック本以外の部分からも、
自分のイラストに役立つと思ったら手に入れる。
プロのイラストレーターや漫画家はやっていることですが、
自分はやっていないので勉強、勉強っと。
