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ファッションイラストの上手な描き方をまさか演劇業界からつかむとは!

おはよう、しゃしゃ。

前回ステラアドラー著、魂の演技レッスン22を通し、
服を着る本質からの服選びについて書いた。

服を通して精神を鍛えてもらう。
あるいは服を通して己の誇りを支える。

服は人間の精神を手助けする手段だと。
だから服にも「意味」がある。

意味をつかまないで服を着ると、
相手に対して重要なメッセージ性のない行動をとってしまう。

今回はイラスト描きに当てはめてみた。

 

イラストに適応する衣装コーデ

天使

私はインスタグラムをやっている。
インスタで自作品を紹介したり状況を描いたり、
時にコーデを自分で考えて投稿したり……

今回上記イラストを出した。いつもは適当に描くコーデなのだが……

ステラアドラーの演技レッスン22を読んだ後、
きちんと衣装の背後を考えながら描いてみた

ステラアドラーとは演技者である。米国では有名な人らしいが、
私は魂の演技レッスン22を購入するまで全く知らなかった。

彼女の教えは演技業界以外にも当てはまる。詳しくはこちら。

一応本についてはこちら。

楽天:魂の演技レッスン22【電子書籍】[ ステラ・アドラー ]

 

ブランドの由来を意識する

もか

服装はブランドを意識した。ブランドにはそれぞれ物語や由来がある。

シャネル:「女性の自立」というテーマを掲げたココ・シャネル。聞いたことがない人はいない程、有名なラグジュアリーブランドですね。「ココ」は愛称。本名はガブリエル・ボヌール・シャネルというそうです。

DIESEL:ディーゼルエンジンからきています。力強いエネルギーを生み出すディーゼルエンジンのように、爆発的な勢いで世界を牽引したい、という想いからこの名が選ばれたといいます。

引用元:ファッションブランドの名前の由来

もちろんブランドは服装自体に現れていないのだけど、
ステラアドラーがいう「服の本質はその人の精神」をもとに考えた結果、
衣装一つについてブランドの由来を軽く考えた。

※ステラが言う本質とは、服を着ると服に支えられて、
心も強くなったりゆるんだりする。

例えば職場で似合う服はスーツでありパジャマではない。
スーツを通して人間は仕事という戦場に足を踏み入れるのだ。

コーデねーと

ビジネスでいう理念をまずは考えた。

ホワイトスカートだけに的を絞る。

ホワイトスカートブランドは架空業界「ピンキーパイ」だ。
ピンキーパイはマイリトルポニーに出てくる陽気な馬で、
常に明るくおかしく、そばにいるだけで気持ちよくなる。

そこから「女の子がかわいく陽気でいられる
気持ちを込めて架空ブランドを作ってみた。

なお歴史までは考えなかった。

 

どう理念(由来)を達成するのか?

あやのたん

理念の次は手法だ。
どう大まかな計画を立てて理念を達成させるのか?

ブランドの由来を作ったら次は由来に沿った服を考える

考えるといってもいつも通りの服装でいいのだけど、
「明るさ、陽気さ」とテーマをきっちり考える。

どんな色がテーマに適しているのか。
またどんな工夫や演出をこなせば顧客として喜ぶのか。

慣れてくると深く考えなければならないのだろう。

テーマと手法さえわかれば、後は実際に描くだけ。

 

背景設定は一切表に出ない

コーで

別に服装のテーマなど考えなくてもいいのだけど、
今回しっかり考えた結果、モデルをよりかわいく表現するには?

服装という視点からかわいくできないだろうか?
単にモデルの外見だけでなく、中身もかわいくできないか?

今まで考えもしなかった「かわいい部分」について、
じっくり考えられるようになったばかりか、意図的な演出も入れられるようになった

意図的な演出と考える良さは何をもたらすか?

例えばサバイバルゲームであなたがハンドガンを持ち、
敵に銃弾を当てるとする。早くあてなければあなたは負ける。

早くあてるとき適当に構えるのでなく、
きちんと型を意識して標準を定めてあてると、適当に打つよりも当たる確率が高くなる

10発中2発しかあたらないのと、
5発当たるのとでは、5発の当たり方をとりたくなるね。

ファッションイラストの場合、的は感動だ。読者の心に何かしらの影響を与える。

「かわいいな、エロいな、すてきだな」と、
うまく言い表せられないけれど単純な一言を作りだす

「感動」という小さな的にあてるため、
背景設定をきっちり考えて描くといいなと実感できた。

 

かっこいい/かわいいの背後にある言葉

248

「かっこいい/かわいい」は唯一表に出てくる言葉であり、
表に出てこない情報に価値がある

潜在意識は表に出てこない情報をつかみ、
唯一顕在意識に対して「これがいいよ」とすすめる

潜在意識が顕在意識に対し口説くための言葉こそ「かっこいい/かわいい」だ。

他にも「面白い/ダサい/うざい/ヤバイ」といった単純な言葉だ。

私たちは表に出てこない言葉を引きずり出して、
「かっこよくて当たり前」な理由をつけねばならぬ。

おんぶ

色塗りも同じで、単に黒がかっこいいというより、
どういう時や場で黒を使うとかっこいいのか?

ダサさを演出するならどんな場で使うのがいいか?

表に出てこない部分を分解しなければならないし、
第三者が絵を見たとき、彼らの潜在意識はすべて見抜いている。

表に出てくる言葉は「うまい、下手、惹かれる、みっともない」
ほとんど一言二言でしかない。

潜在意識はありとあらゆるデータから、
顕在意識に対して一言二言の感想を伝えているに過ぎない。

ありとあらゆるデータを引きずり出すところが大変であり、
私たちがすべき仕事でもあるのだ。

 

絵の上達とは「どれだけの細かい設定」ができるか?

ちゃいな

絵を描くだけならパパパっと私は描ける。
適当に描くなら30分もかけずにできるだろう。

そこから上達していくには何をすべきなのか?

例えばあなたが「〇〇さんのように描きたい」思ったとする。
さて一つ質問を出したい。

「〇〇さんのように描きたい」の先に、どんな大きな目的があるのだろう?

大きな目的とは自分好みだ。
〇〇さんのように描きたい=そこに自分の目指す絵がある。

〇〇さんのようなやり方で自分も絵を描き、自分なりの世界をうまく表したい!

私の場合、萌えなら〇〇さん、エロなら××さん、
ホラーなら△△さん、絵本なら◇◇さんと、
それぞれにモデルがあって、その先こそ自分の目指す世界がある。

二番煎じで構わない。その人のような画力を私は欲しているから。

他人から「うまい」といわれなくてもいい。
うまいも下手も鑑賞者の基準であって、私にはどーでもいい。

心に秘めた自分の思う世界を表に出したい。

あなたはどうだろう?

もし自分の絵に自信がなければ、存在給という考えを身に着けるといい。

自分の存在を高めてあげられるのは自分にある。
下手な自分でもいいよとね。存在給についての詳しい考えはこちら。

 

絵の上達と受験勉強の共通点

歳暮

もう一つ、イラスト上達において受験勉強が多いにかかわってくる。
例えば中学校理科と高校の物理では学ぶ深さが違う。

高校物理と大学物理ではさらに深さと広さが変わる。
中学校理科では「大まか」に学ぶけれど、
高校になると「より細かい、例外など」も学ぶ。

大学に入ると高校で扱わなかった、
「さらに細かい、より多くの例外」を学ぶようになる。

細かさはどうやって生じるのか?

常識に疑問を挟んだとき、細かさが生まれる

男

例えば服装一つをとっても、
見た目だけを描いて終わりでいいのだけど……

この服はどんなブランドがあるのか。
ブランドにはどんな物語(理念、歴史)があるのか?
この衣装にはどんな力やメッセージを込めているのか?

イラストを描くなら気にしなくていい箇所をあえて気にして見ると、
ファッションイラストに愛着を抱く。

他社メーカーのブランドでもいいし、
私のように勝手に自分でブランドを作り、物語(理念と歴史)を作ってもいい

あえて気にしなくていい部分が高校物理だとしたら、
気にしなくていいところに疑問を挟み、気にするのが大学物理だ。

 

上達を妨げる「面倒くさい」気持ち

人形

ファッションイラストを描く際、
ファッションにまつわるブランドや物語について、
考えてもいいし、考えなくてもいい。

考えなくてもいいを言い換えると、重要だけど緊急性のない仕事だ。

人間、緊急性があると重要度にかかわらず動く。
緊急だけど重要度の低すぎる仕事ほどやりたがる。

そして緊急でないが重要度の高い仕事を放置する。
緊急でないが重要度の高い仕事は創造だ。

一方緊急だけど重要度の低い仕事は頭を使わない作業だ。
緊急だけど重要度の低い仕事はなるべく無駄を削る。

一方で緊急でないが重要度の高い仕事は無駄を作る。

人間、緊急を一つの決め手にしており、
ブランドの物語について考える行為が面倒になる。

ファッションイラストを描く際に緊急性が高い仕事はモデルを用意し衣装を着せるだ。

ねむり

後は緊急でない仕事のため、別に考えなくてもいい。
考えなくてもいいがとても厄介であり、さぼってもいいのだ。

だからこそさぼらないで考えてあげると、
ファッションに対する理解度が深まるばかりか、更なるメッセージを提供できる

その上、背景を考えないで絵を描くよりも、
こだわりを意識して描くため、鑑賞者の目にとどまりやすい。

緊急でないから考えなくていいし、やる必要もない。

だからこそ考えてあげると理解度が深まり、
絵を描くときに「考えの差」が表現に現れる。

そして鑑賞者は潜在意識で読み取る。
「この人はここまでこだわりを持っている」と。

 

ファッションイラストを描くテクニックはここで役に立つ!

「よりうまく服を描きたい」ならファッションイラストに特化した本がある。
基本を知るとある程度描ける。

だけど「服のブランドや歴史」を知ったうえで描くと、
服装を上っ面で描くだけでなく生地や状況も考えられるようになる。

状況とはどんな場でどんなコーデをすると似合うのか。
さらに一枚のイラストから見た人がまねをしたくなる力だ。

コスプレしたくなる感情を同じと思ってほしい。

背後や歴史を少し考えると、自分でブランドを作成できる。
とはいえ、服装において一番の悩みはしわだ。

しわは適当にできるけれど「かっこよく/かわいく」見られるためのしわは、
ちょっとしたこだわりや工夫を要求される。

「少しでも魅力ある衣類を描けたらうまくなるのになあ~」

思うならぜひ衣類ブランドを考えつつ、
衣類の仕組みやしわの工夫の仕方をこちらから学ぶといい。

アマゾン:デジタルイラストの「服装」描き方事典 キャラクターを着飾る衣服の秘訣45

楽天:森本美由紀ファッションイラストレーションの描き方 線画をスタイリッシュに描くために [ 森本美由紀 ]

アマゾン:動きとシワがよくわかる 衣服の描き方図鑑 服の仕組みから角度別の描き方まで

 

日記:一枚の絵で3つ以上の意味をつけたい
3Dマスク

最後に一つ、私は一枚のイラストから複数の展開ができないか?

例えば今回載せたイラスト。
単純に「イラスト」として楽しめられるし、
「ファッションを販売するための手段」としても提供できる。

他にも「モデルが撮影したくなる場所」や、
「誰かが使う一枚絵の参考資料」といった形で、
一つの作品から複数の使い方ができるものを目指している。

社会に出ると勉強は「してもいい」し、
「しなくてもいいよ」と選択肢が与えられる。

学生時代は「しなければなりません」と義務だった。

義務から自由になるため、大きな差が生じる。

私たちの潜在意識は「勉強している人のすごさ」を、
「うまく表現できない」けれど、必ずつかんでしまう。

だからこそイラストを見たとき分かってしまう。

あ、この人は〇〇についてここまでの認識なんだな

怖いねえ。自分では気づかないのだから。

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Writer軽い自己紹介

ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。