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絵師で彩る世界の名画を見たらなぜ「薄っぺらく」見えるの?

怖い女

※ 私が書いている作品モピカブ番外編に出る予定のイラスト。

おはよう、しゃしゃ。アニメまとめ関連サイトにて、
絵師で彩る世界の名画」という本の紹介をしていた。

たくさんの絵師が描いた名作を現代の絵で再現する発想はいいね。
絵を見るとかわいくてこれまたいい

でも元の絵と比べると、
「絵師が書いた絵は薄っぺらいなあ」抱いてしまった。

上手・下手という問題じゃないんだよね。
現代絵師が描く名画も素敵なんだ。でも薄いと感じる。

この気持ちはどこから来るのか、観察してみたよ。

 

芸術の定義

「ある様式や技巧を用いて美を表現し、想像して表現し得る活動」
辞書を読むと、こう定義されている。

倫理の教科書を引っ張ってくると、
芸術活動の目的は「美の追求」であり、
「人生の感動や新しい創作」を生み出し、
精神の向上を人生目的とする行為だ。

参照:絵師や芸術家に抱くネットの感想1

参照:絵師や芸術家に抱くネットの感想2

参照:絵師や芸術家に抱くネットの感想3

 

絵師の絵を分析する

絵師が描いた絵を通し、何がわかるだろう?

・人間が持つ部位を省略
(例:鼻はまともに描かず、線一つで表現)

・強調する部分を創作
(例:目全体、人間と比べると絵の中の人間は形が違う)

結果「必要な情報を即座に選ぶ能力」
「わかりやすく目立たせる力」に気づいたよ。

 

絵の目的が違う

絵師は「今の時代」を踏まえて描いている。
元絵を描いた芸術家たちも「当時の現代社会」を踏まえている。

当時、どんな時代だったか。芸術家はどんな状況で生きていたのか。
どんな事件があり、怒りや喜びなどの感動を覚えたのか。
感動を絵という手段で表現した。

画家が感じた感動は「はっきり」言葉に表せられない
表現技巧や構図、当時の状況を調べるうちに「もしかして」気づくのだ。

上手・下手ではないんだ。 絵には目的がある。
絵師が目指す目的と、画家のそれは違いがある

そこを具体的に説明できないから「薄っぺらい」としか言えないのだ。

 

脱線:芸術と投資

漫画だと芸術品はよく「投資目的」として扱われる。
一枚の絵に対し、1億などの高価なものがつく。

1万円札を何枚もするのと1枚の絵を交換する。
芸術品は「お金の一種」と同じなのだ。

今は有名な画家で、1枚1億円ほどで買える芸術家も、
初めは「サラリーマンの趣味」として買える値段だった。
時間がたち「当時の時代背景・技術」他が周りから評価されると、
絵の価値はぐーんと上がるのだ。

絵画の例がわかりにくければ「株式会社」に置き換えてみよう。
会社は多くの人に「魅力」と感じられる商品を提供するうち、
周りの人が「この会社は素敵な商品を出すわあ」好印象を抱く。

結果、会社としての価値が上がるのだ。

参照:株投資より現代アートが熱い

参考本:マンガでわかる株式投資! 女子高生株塾―一番売れている株の雑誌ZAiのNo.1人気連載が待望の単行本化!

 

執念と芸術

当時の絵を見ると、汚い部分も結構ある。
絵師が書いたイラストは本当にきれいなんだよね。
特に女の子、かわいくてとてもいい。

ところで、元の絵を見ると「画家が抱く執念」が見える。

彼らは一つの絵を描き上げるのに、
構図(縦横、斜め、表と裏など)や表現(陰影、光、線画他)、
配色(色の使い方とバランス)を研究しつつ、
絵の中に人生の意義を持たせる。

それだけではない。多くの人に知られる画家ほど、
絵に「歴史的意味(当時の現代社会が持つ課題)」を持っている。

例えば「意味不明な絵画No1」として挙げられる、
ピカソ作「ゲルニカ(1937に出展)」は、
1936年のゲルニカ爆撃に影響を受けたといわれる。

初めて見ると「ピカソってへったくそなんだな」思う。
しかし当時の状況を知るにつれ、
「ああ、これが彼なりの表現だったんだ」思うんだ。

何より元絵を見たときに感じる「何かしらの執念」こそ、
人を引き付けると考えているよ。

参照:ゲルニカGuernica

参考本:暗幕のゲルニカ

 

体は3次元、心はN次元

私たちが五感で認識できる分野は4次元ほどだ。
縦横の2次元、高さがつく3次元、時間が加わる4次元。

しかし私たちの心は高次元だ。3次元以上のN次元がある。
N次元は言葉で言い表せないけれど「気づいて」いる。
そして「はっきりとした違い」を認識できる。

次元を一つ増やす方法として、観察項目を一つ加えるのだ。

例えば縦横でしか見れなかった人が「陰影」「立体感」を学ぶと、
次元が高まり(2次から3次へ)、より複雑な絵を描ける。

よって様々な分野を勉強すると、心の中に「新しい次元」が出来上がる。
作者はたくさんの次元を2次元に落とし込むわけだ。

「あ、この絵は言葉でうまく表わせられないけれど何かが違う。
なんといったらいいかわからないけれど、視点が違っていたんだなあ」

鑑賞したとき、心の中で気づくわけだ。しかしうまく言葉に表せられない。
適切な言葉が思い浮かばず「薄っぺらい」言う。

 

絵師が教えた敬意

絵師が書いた名画を通し、
「絵を上手・下手で言い表せれない世界」があるとわかった。
絵師で彩る世界の名画 」が世に出たおかげだ。

私も一応イラストを描いているので、「画家」について改めて調べたよ。

絵以外の芸術活動においても、
彼らの絵を見ながら新しい価値観を作っていけたらいいな。

 

絵の鑑賞力を鍛えるなら

「絵を楽しく見たいなあ。画家は何を目的に絵を描いたのか。
どうして画家は意味不明な絵を描いたのか」

記事を通して芸術家や絵師の絵に興味を抱いたら、
ぜひ「名画が持つ裏の意味」を知るといいよ。

裏の意味を知れば、いろんな側面から絵画を鑑賞できる。
ほかの芸術品に対し、見る目も養える。

過去記事:ゆうちょ銀行メール(詐欺)を分析した

さらに応用として、詐欺師の誘導術から逃れられる。
詐欺師に引っかかる場合、たいてい己を観察できていない
観察は絵など芸術品を分析すると、徐々に養われる。

また観察力(鑑賞)を身に着けると、チャンスにも気づきやすい
よって絵の鑑賞を通して観察力を鍛えれば、
他の分野(政治・経済そのほか)を見る際にも役に立つよ。

観察力を付ける:巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

 

おまけ1:トップイラストの目的
おびえる怪物

しゃしゃがイラストを上達するための参考になればいいと思い、
私が上記絵を描いたときの気持ちを書いていく。

鑑賞力を鍛える訓練として、見てほしい。

上記画像はTOPにおいてある絵をひっくり返したものだ。
ひっくり返すと「目玉・口」から顔を連想させるように描いた。
目玉を囲っている茶色は額縁を意識している。

目玉の上にある青い線はまゆげを意識している。
まゆげがこんな角度をするときは「何があった場合」だろう?

真ん中上にある赤く描いた存在はある女の子だ。

物語において、赤く描いた女の子は普通の人間として、
ある部屋にたどり着いた。そこで目玉しか描いていない額縁に驚く。

しかし額縁の視点から見ると……

女の子の正体と「周りから見られる印象」は、
ティラノスクリプトを利用してできたゲームをやってほしい。
また、イラストはClipStudioで描いている。

ティラノスクリプトでサウンドノベル:モピカブへ

過去記事:絵の上達を手助けするクリップスタジオ

 

おまけ2:まねまねまんねんひつ他
まねまね自転車

小説家になろうにて、万年筆の世界こと5歳のまつまひつ君が自転車に乗った。
子供が物語のプロットを描き、私が音読しやすいように編集をする。

まねまねまんねんひつ:初めての自転車物語

読んでくれるとありがたいな。

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ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。