
おはよう、しゃしゃ。
インスタグラムのストーリーを使い、
イラストを通して学んだ部分、気づいた個所をあげている。
#イラスト で1日あたり50人ほど訪れるよ。
ところで人間イラストを描く際、
しゃしゃは何を心がけているのかな?
みんなは何を心がけているのだろう。
私は何を心がけているのだろう……思ったので書いた。
「人間を描く際、いろいろ考えすぎてうまく描けない」
思っていたらぜひ、参考にしてみてね。
筋肉と骨

美術解剖図を通して人間の体を学ぶと、
やっぱり筋肉と骨は考えてしまうよ。
立つ姿勢一つにもいろいろ考える。
特にヌードを描く場合、
- おなか回りの筋肉、どこが抜けるか
- 緊張/弛緩している筋肉はどこか
- どの骨が人体の光陰に影響を与えているか
美術解剖図を学ぶと、骨と筋肉を通し、
「人間らしい」イラストを描けるよ。
重心(物理学)

重心は物理用語で「人間を支える支点」だ。
宇宙ならともかく、地球上なら重力を考えねばならぬ。
重力を考える場合、必ずバランスを考える。
一見、バランスがくるっているように見えても、
「想像力」を使って「まあ、これもありだよな」認める。
重心を考えると、筋肉や骨を描く際にも、
「あ、重心があるからここは緊張しているな」
深く考えられるようになるよ。
パース(遠近法)

パースはあまり得意でない。
今も勉強しているのだけど、あまりよくわからない。
頭でパースを理解しても体で理解できるためには時間を費やす。
パースができると迫力を持ったうえ、説得力を備えたイラストができるよ。
なおパースをある程度理解できたら、
「わざと」崩して発想を自由にさせれば、大胆なポーズを描けるよ。
物語と演出

今描く人体において、何も考えないより
「物語」を考えると、絵の世界観が広まる。
「いつ・どこで・誰が・何を」している状況を描いているのか。
ただ人体を描くのもいいのだけど、
5W1Hを抑えると、絵を描く目的と示したい世界観が生まれるよ。
絵を描かない意識

「絵を描くのでなく、生きている人間がいる」
意識で絵を描くと、上記項目に対し、
自然と考えられるようになるよ。
「絵を描く」考えると、細かい気配りができぬ。
「人間がそこにいるんだ、生き物としてそこにいるんだ」
思いながら描くと、絵よりも魂の入った人間を描ける。
絵として人間を描くのでなく、
血があり命があり、魂があり肉体も感情もある存在として、
筆を動かしていく感じだ。
絵を描く場合、基本は何も考えない。
生きた人間(二次元も同じ)を存在させる(描く)と考えたら、
自然と細かいところに気を配るようになるよ。
イラストは自由でいい

イラストを描いているうち、
自分の中で「こうでなければならない」と不自由かつ、
固定観念、例外を許さぬと自分を縛ってしまい、
描く楽しみが失われていく。
不自由を自分に課しているわけだ。
だからこそ「自由」を取り戻す。
「それはだめだと、ありえないだろ」
自分の脳みそが危険信号を出すイラストに対し、
「いや、こういうのがあってもいいよ」自分に許可を出す。
するとパースや人体などに狂いが生じても、
「まあ、こういうのもありだよね」考え、頭が柔らかくなるよ。
上記イラストも「ありえないわ、これ」思う箇所があるかもしれぬ。
でもいい。イラストは自由なのだから。
