
ども、しゃしゃ。
感情類語辞典を出したフィルムアート社が新しく、
場面設定類語辞典を出したよ。
場面に対する引き出しが少なく、
「少しでも広い視点から世界観を描きたい」考えているなら、
購入し、手元に置いて調べてみるといいだろう。
公園ひとつをとって

場面設定はどんな意味を持つのだろう?
例えば犯人が銀行強盗を行った後、逃げた。
逃げた先が
1 公園
2 学園
3 警察署
3つとも、そこにいる人物は「同じ行動」をとるだろうか?
例えば公園だと子供がいるかどうかで、結果が分かれる。
子供がいたら、強盗は子供に危害を加えるかもしれない。
子供がいなければ、そこで一休みし、
「将来の自分」を考えるかもしれない。
学園ならどうだろう。現実とファンタジーでわかれる。
ファンタジーなら魔法でぼこぼこにされるだろう。
警察署ならどうだろう……
場所は人の心に影響を与える。
場面を「なんとなくここがいい」で決めるのもいいが、
少しでも物語に「意味」を持たせるなら、場面は考えたほうがいい。
場面に対する想像力が豊かに

場面設定類語辞典を買ったからと言って、実際に使えるのだろうか?
内容は「目で見るもの、耳で聞く音、鼻でかぐにおい」といった五感をはじめ、
基本どういう状況で使われるか、ある種の統計に基づいている。
購入した後、その場を一度取材してみると、
新しい表現(言葉、イラストなど)が浮かんでくる。
公園を例にとる。私は毎朝ある公園を歩いている。
そこでたくさんの老人とよく出会い、挨拶している。
昨日あった人はホタテ漁をしており、血圧が高くて倒れた。
今は人手不足で、働き手がいないか探しているらしい。
夜には出会わない人でも、朝には出会う。
公園でも、朝、昼、夜……足を運んで取材すると、
ストーリーが少し浮かんでこないだろうか?
浮かばない場合、必要ないから出てこない。
必要だなと思ったら、なるべく足を運んで取材する。
その際、場面設定類語辞典を読んだら、
「あるある、こういう設定ありだな」
新しい表現を得る機会につながるよ。
「今よりも、もっと表現の幅を増やし、
豊かな世界観と場面を築いていきたいなあ~」
アマゾンから注文:場面設定類語辞典
楽天から注文:場面設定ル語辞典
考えているなら今すぐ手に取って、
調べながら場面(に近いところ)を取材しよう。
追記:感情類語辞典

フィルムアート社は他にも感情類語辞典、
私が持っているステラ・アドラー「魂の演技レッスン」など、
表現分野でとても参考になる本を書いているよ。
少しでも感情の引き出しを増やすコツを書いているので、
ぜひ読んで、こちらも手に入れるといいよ。
こちらは実際に映画の脚本を分析・時には書いている人が、
「どういう基準で脚本を直していけばいいか」に焦点を当てている。
小説と脚本は同じではないけれど似ている。
「どういう演出を盛り込んでいるのか?」
参考として読んでみるといいよ。
