【悪影響訴える】杉並区の「ふるさと納税批判」チラシに冷ややかな声https://t.co/mWCEx6VAms
税収減により行政サービスが低下すると訴える内容のチラシに、ネットでは「頑張らない自治体が悪い」などの意見が寄せられた。 pic.twitter.com/5UwmNoOfw1
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 10, 2017
おはよう、しゃしゃ。
12月もあと数日で新年を迎え、税金対策もはかどる。
ふるさと納税として、地方に税金を納めながら、
「お礼」をいただき、共に良い関係を築ける。
東京都杉並区がふるさと納税に対し、
住民税が流出しています」チラシを配ったよ。
思ったことを書きたい。
住民税の流出を食い止めたい
【すぎなみ安全・安心セッション】
杉並区公式チャンネルで1月1日からイベントの動画がUPされるそうです。しおりんのアンバサダーぶりを誰でもみられます。AEでも動画を撮られていたので、しおざわ通信で違うアングルの映像も観られるかも?杉並区公式チャンネルhttps://t.co/awooT6nvFv pic.twitter.com/rTmC4Kkxij
— 士業ノフ ♬ DYWD? (@kumiring1) December 11, 2017
杉並区長は田中良さん。
経歴を見ると、東京都議会議長を経て区長となった。
民主党系に属していたのね。
「ふるさと納税 田中良」で調べたところ、毎日新聞の記事にあたった。
ふるさと納税をしてくれた人に対し、豪華な返礼品でなく、
「区の事業への支援」として寄付としていただくよう考えている。
なお杉並区ではふるさと納税によって税収入が減っている。参照:来年度ふるさと納税、事業に寄付募る(2017/2/1)
田中区長によると返礼品によるふるさと納税を嫌い、
神社のさい銭箱のような「寄付」として考えていると。
でも「住民税が減っている」警告チラシを出すあたり、
多くの人は寄付に魅力がないと捉えている。
同じお金なら返礼品として豪華な品物をもらった方がいい。
多くの納税者はふるさと納税を「商売の一環」としてみるか、
「寄付(慈善事業)」として捉えているか。
現実を教える結果となったね。
参照:杉並区長プロフィール
ネットの反応で面白いと感じたところ
これ、「保育園の優先入園権」を杉並区のふるさと納税返礼品にして、めちゃくちゃ炎上させたらいいと思う。https://t.co/570EbJiKdZ
— ǝunsʇo ıɯnɟɐsɐɯ (@otsune) December 6, 2017
ネットの反応としてあちこちの2ちゃんまとめで上がっている。
商売としてみると面白い意見があった。
「杉並区、行政の怠慢を区民に押し付けてる。行政が1番、区の魅力に気づいてない」
「ふるさと納税の返礼品として、例えば本社のある丸美屋食品に協力してもらい、ふるさと納税限定の「プレミアムふりかけ詰め合わせ」を作ってもらうとか、いくらでも手はあると思う」
「杉並区にアニメ会社いっぱいあるのだから、そこと協力しなさいよ」
(区長側がそれをやらないと決めている)
ネットの反応を見る限り、杉並区も身近なところに価値があるものの、
区長が「ふるさと納税の定義(本質)」にこだわっているため、
あえて「返礼品」という選択肢を外している。
区長の決断は寄付という方面だといいと思うが、
結果としてふるさと納税による収入が増えていないという、
ビジネスとして捉えると、間違った決断をとった。
寄付に魅力がない?
私は月初め、神社のさい銭箱にお金を入れている。
最近だと1万円が平均だな。
「返礼品も価値もないところに1万円をいれるなんてもったいない」
確かにそうなんだけど、お礼なら「アイディアに気づく」という、
目に見えない形で十分もらっている。
そう考えると神社のさい銭箱にお金を投げる行為も、
「価値を生む発想」という「商売」で成り立っている。
ふるさと納税を「寄付」という形でお金を入れた結果、
入れた人はどんな「物体でない利益」を得るのだろう。
例えば「ああ、俺ってすごいお金持ちなんだなあ」という気持ち。
気持ちを実体験するのも一つの利益だ。
他にも「俺って杉並区に貢献しているんだな」
地元愛に基づいた喜びもあるね。
ただ、地元愛に基づく喜びは気持ちに余裕がないとできない。
それよりも「はっきりとした魅力(返礼品)」がある方に、
多くの人は気持ちが動き、ふるさと税を納める、
「多くの人が魅力と感じる何か」を創り上げること。
魅力を作る基本は「自分(杉並区)の掘り下げ」を行いつつ、
「これは魅力じゃないだろう」という思い込みを外してみる。
ここは私やしゃしゃ個人にも言えるよ。
私も「これは魅力でも何でもない」思ったところを人に尋ねたら、
「いや、それはすごいアピールポイントだよ!」相手が驚き、
すぐにアピールポイントとして下記自己紹介に書いたからね。
ふるさと納税は返礼品目当てでいい
ふるさと納税は商売の一環だと思うと、魅力的な返礼品競争へ変わる。
裏を返せば「俺の地元、こんな魅力的コンテンツにあふれていたとは」
魅力的な返礼品を作る・探す
⇒地元の特徴や強み/弱みを徹底して掘り下げる
強みはもちろんだし、弱みも視点を変えたら強みへ変わる
例:冬の北海道は凍って寒いが、常夏地方からだと、
「おお、この寒さがいいんだよ」喜ぶ。
例2:一度商売に失敗した私。恥ずかしくてたまらない(弱)
だからこそ、同じく失敗した人たちの気持ちがわかり、
次に失敗しても「成功となるヒント」に基づいた忠告ができる(強
魅力的な返礼品は「うちの地元にこれだけの価値があるとは」
価値発見の出来事へつながっていくよ。
杉並区は寄付という形で魅力を打ち出したものの、
多くの人には「それは魅力的な返礼品じゃない」思われた。
区長が寄付を貫くならそれでいいし、
「現実はそうか……よし、自分の考えを改めるか」
地元企業と連携を取り、返礼品を出すのもいい。
納税側の自由と税収側の大変さ
杉並区のふるさと納税のチラシ読んだけど、あれは杉並区役所の敗北宣言なのかなと感じた。名産とかな~んもないわけで。そりゃ大したことない見返りしかない杉並区にふるさと納税しないよね。もともと杉並区はお金持ちが多い地区なイメージで、そういうのでもってたのかなと思うけど時代が代わったんだ
— やと (@yato_neji) December 11, 2017
ふるさと納税を通してもう一つの考えが浮かんだ。
お客様は「選ぶ側」であり、自由だけど、
商売人側は「選ばれる側」であり、大変だ。
今の就職でも勤める側は会社を選ぶ自由がある。
アベノミクスを通して少しずつ失業率も下がり、
顧客として選ぶ幅が広がった。
一方で会社側は今までの条件で労働者が来たものの、
労働者側に選ぶ自由が与えられてから、
魅力的な提案を出さない限り、選ばれなくなりつつある。
スマホを持つと、店にいながらネットで価格チェックを行い、
ネットの方が安ければそちらで商品を買うように、
お客様(選ぶ側)には自由がある。
事実を踏まえてどんな行動をとればいいのか。
価格が一番か、魅力が一番か、そのほかが一番か……
一つの時代を示しているね。
おまけ:音読していないと文章をうまく表現できない
ここ最近、仕事が忙しくて音読をさぼっていました。
するとブログ記事を書く際、言葉がうまく出てきません。
上手く出てこない⇒すらすらと自分を含む読者が読めない
⇒ストレスをためて読む気が失せる⇒読まなくなる
音読すると、また言葉がすらすらと出て来ると思いつつ、
古文を中心に朗読しています。