おはよう、しゃしゃ。
朝5時に起きて世界柔道男子決勝100キロ超級を見ていたよ。
フランスのリネール選手と原沢久喜選手の戦いだった。
私は柔道のルールを知らない。
印象として、リネール選手は組ませなかった。
柔道でなくダンスを見ている気分だった。
いつの間にかリネール選手が勝っていた。
結果、ブーイングが発生した。何が見えて来るのか。
オリンピックの本質を忘れると
リネールの王者らしからぬ姿勢にブーイング、原沢久喜は果敢に攻める https://t.co/heGvSxy8rW
— ニュース速報@相互フォロー (@zou1tw) 2016年8月12日
オリンピックの本質は『頂点』を目指すこと。
でも『激しく限界まで競って』目指さなければ、
見ている人に喜んでもらえない。
柔道決勝に不快を抱いた理由は「選手が持つ限界」
を見せずに「逃げる」戦いをしたからだ。
リネール選手は日本で「ニゲール」命名された。
柔道のルールによると、リネール選手の勝ち方は良いんだ。
違法でもないし、戦略通りに沿って勝っただけ。
一番許せないのは、決勝の審判だわ。なんなのあのクソ審判。リネールが逃げたのとかは普通に見逃すのに、原沢のは一切見逃さない審判プラス、意味不明な原沢への指導(当然の取り消し)←これからも、ただ単に原沢を負けさせたくて仕方が無い風に見えるジャッジだったな
— バド (@bird_flying_bkk) 2016年8月12日
でも「限界を競って戦う」姿勢でなく、
「相手から逃げ勝つ」だけに徹したからブーイングが起きた。
「選手の勝ち方」としては良いのだけど、
「観客」を意識したら「最低」みなされても仕方ない。
脱線:柔道ルールについて知りたい

「リネールにずる負けされた原沢選手はどうして指導をとられたのか。
柔道ってどんなルールで勝敗がつくの?
一本じゃなければ勝敗がつく協議じゃないの、わからない、知りたいわあ~」
思うなら下記サイトで簡単に「指導」について触れている。
より詳しく読みたいなら本を読んでみるといいよ。
参照:柔道の指導(禁則と罰則)
オリンピックはエンタメ
柔道はたまにしか見ない人間なのでアレだけど、そもそも原沢以外の試合でもリネール有利になるよう指導が出ている印象があって、逃げ腰でも王者なら見逃されるんだ…長いものには巻かれろか…これが世の中…!みたいな感じだったよ。柔道はたまにしか見ない人間なのでアレだけど!!
— くせげ (@curucurupalm) 2016年8月12日
柔道は戦う競技だ、そこで逃げることは敗北を意味する。
逃げるのも「正しい戦略の一つ」だとわかっても……
最後の最後まで逃げの姿勢に入ると、観客の大半が思う。
「お前、それでも選手か」怒りの感情だ。
私のように柔道のルールをほとんど知らない人も見ている。
「純粋にメダルを取りたい」意識があるなら、
リネール選手のやり方は正しい。
けれど「エンターテイメント」としてみる場合、
リネール選手の勝ち方は不快を残し、ファン離れも進む。
自分とごく一部だけが喜ぶなら別に良いけれど、
「自分を知らぬ第三者」を巻き込むなら、アンチを増やすだけ。
「柔道」他にも言えること。
「テーマ」に沿った戦い、仕事をこなさない人不快感を持たれる。
自分のテーマに沿ってきちんと戦えるような人になりたいね。
審判が中国人だから、おかしい?
審判が中国人ってことは確実に不正だわw
リネールのクズ様側から何も働きかけなくても、勝手に不正働くわw
つうか、五輪とか世界選手権とかの国際大会に中韓をジャッジ側で参加させるのやめろってw
国の事情を無視して公正なジャッジに徹するなんてこと、逆立ちしてもできない奴らなんだからw— きたかみゃ (@super_kitakami) 2016年8月12日
今回の審判は中国人らしく、
試合を見ている時に「謎の指導」が入った。
すぐさま撤回されたけれど、あれは何だったのか?
そもそも試合終了間際の指導はなんだったのか、組めた瞬間に流れを止められてすぐに取り消す、オリンピックの決勝という舞台で残り数十秒なにの審判のミスで選手が流れを壊される。
試合に勝ちにいったリネールを否定はしないけど、リネールの試合に対する姿勢をジャッチできない審判はひどい。— TKR (@JudoLove0710) 2016年8月12日
他に見ている人は「リネールの逃げ」に対し、
まともな指導をとらなかったところに怒りを抱いていた。
私の怒りは指導よりも、まともな勝負をしないでいつの間にか、
試合が終わって勝敗も決まっていた事実かな。
決勝なんだから、相手を豪快に投げる姿勢で勝利を決めろよと思った。
ベイカー選手とリネール選手の違い
ちなみに俺はベイカー始め逃げ回る奴は全員批判してるからな。日本人だろうが金取ろうが嫌なもんは嫌。その点からリネールは今大会1最低な柔道をしたと思っている
— 肉飯むさん (@officeOgm) 2016年8月12日
「逃げ回った」柔道選手として、今回金メダルを取ったベイカー茉秋さん。
彼は「有効」でポイントを稼いだ後、最後の数十秒を逃げ切った。
彼も逃げたことに変わりないから「最後まで気を抜くな、逃げるな」
見ていたときは思ったよ。一本取ってやれよとね。
ベイカーが逃げたのは、ちゃんと相手と組んで攻防を繰り広げた上でポイントを取り、残りの数十秒を勝つため。
リネールは始めから指導狙い、狙いじゃなくても指導入った瞬間から組み手を切りまくって逃げる姿勢をとったからモヤモヤしてるんだろ…— 読書少年@ソフトボール初心打者 (@dokusyo_syounen) 2016年8月12日
ベイカー選手とニゲール選手において明らかな違いがある。
ベイカー選手は最初から逃げたのでなく、
初めは技をガンガンかけにいって、有効をとってから最後の数十秒を逃げた。
リネール選手は最初から相手と組合をせず逃げ回り、
指導をひたすら取らせて、責めたのが最後の数十秒ほど。
初めから相手と戦う姿勢が違う。私にはそう感じた。
脱線:タイブレークテニス
両者1セットずつ取ってからの最終セット。
そこでも両者譲らずにタイブレークへ突入。3-6から6-6に追いついてからのラリーを制し、ベスト4進出!!#錦織圭 #リオ2016 #Rio2016 #tennis #テニス pic.twitter.com/CNZZDP4zB4
— 柏タイムズのひと (@KashiwaOwner) 2016年8月12日
一方でテニス男子ではタイブレークに持ち込んで、
錦織圭選手がフランスのモンフィース選手を破った。
お互い「全力を出して戦いあった」と、
私たちが思えば素晴らしい試合とみられる。
「全力を出さずに試合すらしていない」と、
みなされているから柔道ではブーイングが多い。
真剣勝負から逃げない
ちょっとリネールを擁護すると、決勝まではリネールは良い試合運びしていた。終了5秒前に有効決めたり観ていて興奮する柔道だった。さらにフランス柔道を擁護すると、礼など作法はきちんと教わるし、東欧の国にありがちな力でねじ伏せる柔道ではなく組み手や技を徹底的に叩き込む柔道教育をしてる
— まりおん子 (@marionko_) 2016年8月12日
今回の試合を通し、エンターテイメントについて考えた。
「真剣勝負」から一度逃げても、立ち向かう姿勢。
真剣勝負に負けても、最後まで挑んだ姿勢。
真剣勝負で正面から取り組み、勝利をおさめた者。
彼らはすごいと崇められるけれど……
リネール擁護する奴はまじでなんなの。意味わかってます?
オリンピックってスポーツの最高峰の場だろ。多くの選手がそのスポーツをリスペクトして、4年間かけて準備してきて試合に臨む神聖な場なんだよ。正々堂々と戦う場だろうが。
リネールの勝ち方云々じゃないだろ。#リオオリンピック— 激☆怒 (@haciko1064) 2016年8月12日
真剣勝負から逃げて勝利をおさめる者。
負けた後、自分の行為を棚に上げて、
相手をひたすら糾弾する姿勢に対して、
「こいつは卑怯、ひどい、消えろ」思われる。
客商売を考えたら、どんな姿勢をとるべきか、参考になるね。
こういうのを見ると、ずるいほうが勝つのか……
正直者は損をするのかなあと思ったらぜひ読んでほしい。
本当は得をしているのだよ。
なんと152勝無敗を続けたりネール
10年無敗ってもヤバイ相手は体格いかして逃げ切りだもんね。
リオの時は「ドゥイエの後ろ姿見て育っただけあってリネール汚ねえ」と思ったもんだ。海外「これが柔道だ」
柔道で10年間152戦無敗のリネール選手を破った影浦心選手に対する海外の反応
– すらるど – 海外の反応 https://t.co/GRjwytWgH2— シーマスター (@BlueSeamaster) February 11, 2020
久しぶりに上記ツイートからリネール選手の現在を知った。記事を書いてから4年後だ。
10年間152戦無敗という記録を作っていた。
無敗に傷をつけた選手が日本の景浦心選手だ。
動画を見たらリネール選手はきちんと立ち向かっていた。
オリンピックの時に炎上したニゲールではなかった。
試合を見るとリネール選手が勝ったようにも見えたけど、気のせいだろう。
