
おはよう、しゃしゃ。昨日、株価が大きく下がった。
日銀短観(全国企業短期経済観測調査)で業績が悪化した状態を受け、
多くの投資家が売りに走ったんだね。
だからこそ私たちは考えなければならない。
政府が株価下落を通して、何を企んでいるのか?
消費税は今後、増税するか、減税するか、凍結か先延ばし(延期)か。
言葉一つ違えば、私たちの気持ちも大きく違ってくるよね。
消費税凍結・減税への伏線

米国ダウや上海総合は反対に上がっている。
今回の株価は日本だけの問題なんだね。
疑問を持った。日本が下がると米国他も引っ張られるのではないか?
なのに、どうして日本だけ大きく下がって、他は影響が出ないの?
時事通信によると、中国をはじめとする新興国経済の減速や円高を受け、
「鉄鋼」「電気機械」「自動車」などの輸出関連を中心に、
幅広い業種で企業心理が冷え込んだらしい。
「リーマンショックレベルの暴落がない限り、消費税は上げる」
安倍総理が述べていた言葉だ。
日本で「リーマンショックなみ」の景気不況を作ろうとしているのでは?
考えすぎ、被害猛商ありすぎだろといわれれば、突っ込みようがない。
でも、あえて「消費税を増やさない理由」をつけるために、
「裏」で何かが動いているとしたら、面白いと思わない?
参照:日経平均594円安における2ちゃんの反応
日銀短観は何を意味するの?

日銀が3カ月おきに発表する全国企業短期経済観測調査は、
全国の企業動向をきちんとつかみ、今後の金融政策を決めるデータだ。
民間企業の1万社を対象に行われているよ。
観る項目として、
・企業心理(企業側の主観)
・収益などの業績(数字・データ)
投資家も短観を通して、企業景気を判断する。
「業績が上がりそうだから、今のうちに株を購入しておこう」
今回は業績が下がったという判断より、
「今後、会社の業績は悪くなりそうだ。
株式市場も売りが多くなりそう。今のうちに売らないと」
日銀短観は午前8時50分に発表されるんだって。
統計:日銀短観(日本銀行)
税金と心理

景気は二つの意味がある。数字で見るデータと心理で見る「気持ち」だ。
税を上げたところ、消費心理が落ち込んだって言われるよね。
今まで100円で購入できた商品が110円に替わる。
10円を余計に支払わなければならぬと考えた場合、
お金持ちなら「ああ、別にこの程度なら大したことがない」思うが、
お金持ちじゃないと自分で考える人にとって、10円は貴重だ。
3月の短観では新興国景気の減速や円高で製造業を中心に景況感が大きく悪化。
有力エコノミストの分析 見通し。
誰が当たるかのクイズでもしたいのかあ? pic.twitter.com/OPh2yP9YOn— たけぞう (@noatake1127) 2016年4月1日
例えばお店に行ってコロッケを買う。
今まで50円で購入できたのに、60円支払わねばならない。
差額10円をためれば、他の買い物だってできる。
結果、インフレと同じ状態になる。
(インフレは多くの人が100円でバナナを購入した結果、
バナナが足りなくなってしまったため、200円に上げて消費者心理を抑える。
すなわち、お金の価値が下がってしまう現象)
マーケットコロンブスでもMプラスでも触れてなかったからよくわからないけど、短観に資金繰り判断ってのがあるんですね。知りませんでした。中小企業もプラス圏なのか。横ばいっぽいし、ここから資金需要って生まれるのかな??どうなんだろう。 pic.twitter.com/fp2C4dKh1q
— oreore-oredesuyo (@taxhaven77) 2016年4月1日
消費者は税金が上がることで、
「ああ、物(バナナなど)が高い。無駄なお金を使わずに貯金をするか」
購入を控える「心理」が働く。消費税増税前後から生じた差額を比べると、
たった10円でも「損をする」と心理が働き、購入を控える。
ところが年収が1000万円ほどで貧乏を体験しない人からすると、
「たかが10円ご時を気にするったバカじゃないの?
それよりもっと増税して、天下りや国の収入を増やしていこうぜ」
立場によって「お金に対する考えが違う」ところに、経済問題が表れているんだね。
休憩:子供が生み出した人物に履歴書を付けた
#noteクリエイター 人物を作る際のヒントにどうぞ。
うちの子が絵から女の子を生み出した、そこで私は履歴書を創ってあげた| https://t.co/Gb0cAjeCox— 千賢光太郎 (@megabi0) 2016年4月2日
もし消費税が減ったら?
今日の株下げは予想通り(期末過ぎたから)だけど、短観が悪すぎ、しかも今後の予想がさらに悪い。これでも消費税先送りを織り込んでのものだからなあ #daycatch
— 悪きゅうり (@walkyurie) 2016年4月1日
では「消費税が8%から5あるいは3、0%」に戻ったら?
消費者心理は上がり、景気は回復をするだろうか?
もし下がるとわかった場合、しゃしゃは何を購入する?
私は減税を打ち出したからといって、
すぐには購入効果が上がらないと考えている。
「政治家が変わればまた消費税が上がるのではないか?」
多くの国民が不安に陥ると、購入する気持ちを控える。
「税金が下がったのはいいけれど、買うものがないなあ」
商品やサービスに魅力を感じておらず、何を購入するか決めていない。
4月2日しんぶん赤旗ー日銀が1日発表した短観によると、企業の景況判断指数(DI)は大企業、中小企業とも昨年12月よりも悪化となり、シタタリ落ちるべきアベノミクスが危うくなりました。大企業製造業は、プラス6で013年6月以来の低水準、3ヶ月先の先行き判断も悪化予測のプラス3。
— 高橋喜長 (@peaceandhelth) 2016年4月2日
気持ちは単純じゃない。いくら減税を行ったところで、
「不安」があれば、物よりお金を重視する。
だから政府が税を減らしますと述べたところで、
私たちの「不安な心理」を治していかない限り、
経済は落ち込むのではないかと考えているよ。
減税したら買うもの

※ 万年筆をどうして購入したのだろう?
仮に減税となったら、お金の価値は上がる。デフレと似たような現象が訪れる。
そこで何を購入すればよいのだろう?
私なら「周りが見て自分の価値が上がると思われる道具」
につぎ込んでみようと考えている。
例えば万年筆のまんちゃん。
私が使っている万年筆はパイロットカスタム74だ。
カスタム74はアマゾンに行けば、激安で手に入る。
ペンが持つ「機能」のみに注目すれば、万年筆にお金をつぎ込む行為は馬鹿らしい。
100円均一のペンで十分だからだ。ところがある英会話セミナーに参加したとき、
友人やある国会議員が私のペンを見て言った。
「おお、お前、すごいオーラがあるな。万年筆を使うって、一流の作家みたい」
私からすると「何を言っているんだ?」意味が呑み込めなかった。
家に帰って考えたんだ。
「普通のペンなら友人も議員も何も言わなかった。
でも『万年筆』だから彼らが反応したのだ」
万年筆はメモを取る「機能」はもちろん、
人から見ると「自分とは違う何か」を感じるようだ。

しゃしゃにとって「少しでも値段の高いブランド品」
を手にし、人前で身に着けてみよう。
すると周りが「お、○○じゃないか」反応をする。
減税時に高価なものを購入すると、仮にまた増税に向かってしまった場合、
高価な小道具がしゃしゃのブランドを築き上げていくと考えるよ。
延期、凍結、減税、やっぱ増税?
今回の短観に見られるように景況感が悪化し続けているという事実は極めて重い。とにかく「アベノミクス」などとはしゃぎ円安・株バブルを引き起こし、自ら破裂させた責任は大きい。それどころか引続き先行きの被害を更に拡大する劇薬・麻薬を躊躇なく投入し続けている。もはや司令塔自体が最大の問題。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) 2016年4月1日
「リーマンショックなみの経済打撃がない限り、予定通り消費税を上げていく」
安倍総理は 述べている。
彼の言葉に説得力を持たせるため、
今回の日銀短観は「凍結・減税」への伏線と私は考えている。
学者や評論家らによれば、5月26日の伊勢島サミットが、
消費税の動向を握るカギとなるらしい。
(他、青山繁晴さんによれば、6月1日に衆議院を解散するようだ)
減税が心理として一番盛り上がる。凍結はまあ盛り上がる。
しかし延期、増税は気分が下がる。給与額が高い人からすると、
「1万と1円の違い」も判らないから、増税をしても変わらない。
税金にも「気持ち」は左右される。
サミット後はどうなるか、ぜひ注目をしておきたいね。
