おはよう。KDDIが大変だ。
一昨日通信接続時の事故で、電波が飛ばない状態となった。
私もAUを使っており、昨日回復したかと思ったら、
今日になってまた圏外になっている。
AUの電波事故はいろいろな教訓を示す。
危機管理、テロリスト侵入、ハッキング、
そして戦争を含むあらゆる災害時における「現在の日本」を。
※東日本大震災と現在の日本の違いも含む。
さて本題はAUでなく私がフォローしている一つのツイート、渡邉哲也さんの一言だ。
米国不動産バブルが崩壊したと。
何をもって不動産バンブルがはじけたとおっしゃったのか。
私にはわからないので色々調べてみたところ……
バブルを示すUBSグローバル不動産バブル指数
※警告※ 米国の不動産バブルがはじけた模様です。 コロナで人気が出た郊外の物件を中心に2割以上下落 売り物が急増し、買い手が不足している状態になってきています。 利上げの影響も大きく、これからさらに売り物が増加し価格が下落すると予測されます。
— 渡邉哲也 (@daitojimari) July 3, 2022
何を判断材料に「崩壊した」書いたのか。
証拠がない時点で「彼の憶測」でないかと思った。
ネットで調べると、すぐさま答えが出てきた。
UBSグローバル不動産バブル指数
渡辺さん、何を判断材料に「米国の不動産バブルがはじけた模様」述べたのか。
自分にはわからないから悔しい。どの指標を見ればいいんだろう。ネットで調べたけど、もしかしてこれ?https://t.co/D4R0aBjXtg https://t.co/xUmtKlk2dW pic.twitter.com/qGsfnSzHck
— せんけん (@megabi0) July 4, 2022
世界の主要25都市の住宅価格のバブル度を比較したグラフであり、
毎年秋にグラフ結果が出るそうだ。
去年のバブル指数によると、
フランクフルト(ドイツ)、トロント(米国)、香港が高く、
すでにバブル崩壊率があったと示す。
東京もバブル崩壊危険水域であるが米国ほどではない。
■米住宅市場に異変、売り出し物件が急増-在庫不足に緩和の兆しか Bhttps://t.co/Z4S20ReYyq
■急失速する米住宅市場、売り手に不意打ち-価格引き下げ「うんざり」 Bhttps://t.co/XvD7orBwgV
■米住宅業界、市場停滞で数千人解雇の恐れhttps://t.co/ldimo5aj6k https://t.co/iidXRS5wdj— 渡邉哲也 (@daitojimari) July 4, 2022
後に渡辺さんのツイートを追いかけたら、
根拠となる記事はブルームバーグとロイター通信だった。
確かに兆候はあるね。
グラフ:UBSグローバル不動産バブル指数
バブルの基礎知識
日本には前のバブルをはるかに超える壮絶な好景気と資産バブルが到来します。これはほぼ確実と見ていますが、時期がまだ定まらないだけです。政治に失望する必要もありません。政治家が時代をつくりません、時代が政治家をつくります。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) July 2, 2022
航行経済を振り返りながら、バブル経済についてみていこう。
バブルとは実態の価値以上の評価(泡にあたる)が生じている状態だ。
株、土地、建物など各種の資産価格が投機目的で異常に上がり続けた結果、
資産額が膨らみ大きな”評価益”が発生しているかのように見える状況を示す。
一部引用した。「投資」でなく「投機」目的で上がっている。
投資と投機の違いとして
- 投資:将来(長期)の収益を見越して出資。
- 投機:短期的な相場の値動きによって、資産あるいは利益を得る
続いて資産額が膨らみ評価益が生じるとは何か。
自分が持つ有価証券(株や債券など金融商品)を、
現在の価格で換算した時、得られる/失う額を示す。
例えば1年前に株価100円で100株購入(株を借りる)した。
今年になって株価が120円に上がった。
100株すべて売却(株を返す)した場合、
時価評価額は120円×100株、投資した金額は100円×100株
最終評価額は(120-100)×100株
=(現在の金額-購入した時の金額)×売る予定の有価証券量
大きな評価益とは当時投資した金額よりも現在の金額が上がっている状態だ。
上がっているから有価証券を売ってしまえば、現金(資産)になる。
反対に現在の価格が当時の金額よりも下回っていると、
現金に換えたら損失を出してしまうため、バブルがはじけた状態となる。
渡辺さんのツイートによると、
「売り物が急増して、買い手が不足している」
買う人が少ないため、売り手は債権を買ってもらうため、
購入価格を下げて、買い手がより選びやすい状況となっている。
買い手が不足しているという部分、
本当は購入したいが、今すぐ資金を集められずに購入できない。
売り手は彼らが購入できる金額になるよう、
価格を下げて利益が落ちてでも、売り上げを伸ばすしかない。
状況としてみればいいのかな。
なお日本のバブル崩壊については上記動画で解説している。
受験生で公民を受ける人はバブル崩壊部分が出てくると思うので、
動画を通して教科書を読み、きちんと流れを抑えておこう。
第三者が示す「米国不動産バブル崩壊」の根拠
友人と話した事。
バブルはやっぱり人が作ってしまう。
米人富裕層はさっさと今回不動産買って資産を守った。
日本人はインデックス系はドル高で救われた。
それすらもない層は群がって悲惨な事になってる。
いくら危ないと言っても火がついたら止まらない。それが本質なんだろうなと。
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) July 3, 2022
渡辺さん以外のツイートや意見も気になった。
何が指標となってバブル崩壊と判断したのかを。
一つに米国の長期金利3%を示す人がいた。
長期金利が上がると、米国不動産市場が壊滅的崩壊を招くと。
米国長期金利とは米国10年国債を示す。
単純移動平均5日と25日縦軸を見れば、確かに3%を越えている。

長期金利は国内金利にも影響を与える。
例えば今みたいに長期金利が上がると、金融機関の貸出金利、
住宅ローン金利なども比例して上がっていくと。
長期金利はすべての金利もつられて上がるか下がるかを示し、
金利が上がると返済額も増えてしまうため、
手元に余裕資金がないと、債務不履行を起こしかねない。
日本の金利については銀行のホームページに載っている。
金利のまとめサイトがあったので、そちらを参照に乗せる。
後、上記ツイートを見ると富裕層はすでにバブル崩壊を予測し、
さっさと手を打って資産を守ったという。
さらにFRBが利上げをしたところから、
すでに「バブル崩壊」を読み取っている人もいた。
常日頃から主要グラフ及びニュースのにらめっこは大切だね。
画像元:米国債券10年「年利回り」
参照:金利の巻
参照:金利ランキング
お金以外の市場から
「中古時計のバブルは、暗号、株式市場の上昇、景気刺激策、投機のコンボによって煽られた。中古時計市場で起きていることは、特に米国における高級品ブームが長続きしないかもしれないことを明確に示している。」
ここも崩壊・・・
😝 https://t.co/2a8O43pxFe— HSPの爆損FIRELIFE (@HSPFireLife) July 4, 2022
上記ツイートによると中古時計市場(グラフはロレックス)においても、
4月以降から下がり続けているという。
高級品に関する市場価格があり、
市場価格の動向を見ていれば、バブルも予測できると。
日本ではヴィンテージギターの価格推移がグラフに上がっている。
思えば私がPCモニターを購入した時、
よくアマゾンや楽天他、価格にへばりついていたっけ(笑)
買うタイミングを見極めるため、平均価格を逐一確認していた。
アマゾン価格ですら変動する(中古はもちろん新品でも!)
その時の様子をこちらに書いている。
今でも下記記事は自分にとって商売の基本として読み直している。
バブル崩壊ならどこが儲かる?
S&P500はなんとか大不況時以来の暴落を免れたが、実質ベースでは1932年以来最悪の半年となった。債券市場はもっとひどい。米国10年債はなんと独立直後の1788年以来で最悪の金利上昇、価格暴落だった。アメリカは経済崩壊のみならず、政治・社会的な危機、国難に直面している。 #米国政治経済の危機 https://t.co/y6cguvgDBQ pic.twitter.com/e9YdwDzxbv
— 増田悦佐「恐怖バブルをあおる世界経済はウソばかり!(ビジネス社)」「日本再興(ビジネス社)」 (@etsusukemasuda2) July 3, 2022
渡辺さんのツイートを見ていると「チャンス」書いている人もいた。
木材価格が落ちるから買い時という声があった。
買い手不足で売り手過剰であり、家も以前に比べて建たない。
結果、木材価格が減るだろう。だから木材を扱う会社の株価を買うと。
いつになるかわからないが、住宅需要が増えるだろうから。
(米国金利の動きを参考にして判断)
サブプライムローン第二ラウンドが来るの?
多くの人は2008年に起きたサブプライムローン再来を危惧している。
サブプライムローン問題によって日本も自民から民主党に変わった。
岸田政権のかじ取りによって野党がチャンスを得るだろう。
ただ野党といっても日本は民主党政権での混乱を通し、
「あの頃の民主党政権でもなあ」不安はある。
参議院選挙だと立憲の泉代表が金利引き上げを述べていたしね。
(選択として金利上昇もやれば、という国会質問)
立憲民主党と国民民主党の経済政策は、根本の部分で大きく異なる。
立憲→利上げによる日米金利差の解消で円安是正し、物価引き下げを
国民→低金利を活かした積極財政で物価高を上回る賃金上昇を
泉健太さんと玉木雄一郎さんに、経済政策で討論してほしいな。#野党担当ですから
— 鬼原民幸 (@tamiyukikihara) June 5, 2022
金利は雇用のためにある。
金利を下げると企業がよりお金を借りやすくなりやすいが、
統制が取れていないと物価上昇+金価値下落を招く。
今金利を上げるとインフレ抑制につながるものの、
企業が金融機関からお金を借りにくい状態となり、
(金利分、上乗せして払わなければならないので)
お金価値が上がり、物価値が下がってしまう。
下がりすぎるとデフレへといざなう。
詳しくはこちら
今の米国はインフレと利上げ、物流はまだ円滑でないのかな?
トランプからバイデンに変わり、2年たってここまでピンチに陥るとは。
2年前の自分は不安でいたけど、ある程度は当たっていたんだな……。
どこに影響が生じるの?
銀行がクラッシュする形ではなく、ノンバンクやファンドなどが破綻してゆくかと、暗号資産で今それが起きています。RT @Ss8X4sqqnfW8FCr: @daitojimari 異なる崩壊とは解りやすく教えて下さい。お願いします。
— 渡邉哲也 (@daitojimari) July 4, 2022
記事を更新した後、渡辺さんは予測している。
ノンバンクやファンドが破綻していくだろうと。
暗号資産についても触れており、7/4午後7時時点の暗号資産を見ていくと

1か月チャートでも落ち込んでいるものの、
1日チャートだとさらに落ち込んでいる。

他にも渡辺さんはNYダウやナスダックの、最高値の下落率も触れていた。
最高値からの下落率がNYダウだと2割、ナスダックだと3割と。
気になるニュースを保存しておかない限り、
次々やってくる情報の波におぼれて忘れてしまいそうだ。
なおほかの人の観方だと
- 郊外はやばい、都心はまだ大丈夫だと思うけど
- 農地と自給自足が強い時代になるか?
- ドルを売って株ロング(担保を元に株を買う)だ
- 事実ならいろんな資産が安く買える
- 8月末から9月あたり(決算)にどでかい爆弾がきそう
他にも不動産投資ファンドを出してチャートを確認している人がいた。
不動産を含む投資を行っている人は、いろんなチャートを見ているんだね。

チャート」eMAXIS 米国リートインデックス
他にも抑える情報があったら載せていく予定だ。
