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サハリン2無償譲渡とガスプロム株価暴落でロシア終了か?

おはよう。

昨日飛び込んできたニュースとして、
石油・天然ガス開発事業「サハリン2」において、

プーチンが大統領令を発動し、
サハリン2運営をロシア企業に移すと発表した。

「ロシアならやる」

思っていたので、さほど驚いていない。
背後にある状態を知ると、ロシアは追い詰められているんだな。

 

ロシアのウクライナ侵略と金利急上昇

RTSI

画像はTradingViewより

今年2月にロシアがウクライナへ宣戦布告を行った。
米国などは即座に制裁を発表し、ロシア株価RTSIが大きく落ちた

数か月たつと、ルーブル株価は元に戻っていた

からくりは簡単で、政策金利を従来の9.5%から20%にあげた
(アルゼンチンの42.5%につぐ高さ、トルコの14%を上回る水準)

下記動画高橋洋一ニコニコおじさんによると、
ロシアは雇用でなく為替目的で金利を上げてしまった
結果、ロシア国内雇用にも影響を与えると述べた。

企業が銀行からお金を借りたくても金利が高すぎるため、
借り入れ(負債)をためらう企業が増えて、経済活動が落ちる。

※お金を借りて(負債)軍資金にし、二つの資産を伸ばす

簿記

スタグフレーション(不況時インフレ、所得減でお金価値も減る)に向かう

一つの数値(RTSI)が戻ったからと言って、プーチン側が喜んでいる。
経済は一つが良くなればすべて良くなるわけではない。

何かの条件があったときに変える。

一つがやばいから一つのみに対策を絞ると、一つは良くても他が異常な動きを示す。

なお高橋さんは対策を述べていた。
「ルーブル下落を放置し、備蓄していたものを出して経済を回す」

参照:ロシア、金利2倍の20%に上げ ルーブル急落で防衛

ロシア株価:RTSI(トレーディングビュー)

 

金融政策と雇用の関係

金融政策は何のためにあるか?

高橋洋一ニコニコおじさんによると、
「雇用のために金融政策がある」と述べている。

高校経済の教科書によると、金融政策を行う目的は物価安定にある。
物価を極端に上下させぬため、資金量の調節を行っている。

公開市場操作にて買いオペ(日銀が一般金融機関から国債を購入)を行い、
各金融機関は対価として日銀から資金(主に現金)をもらい、
金利が下がり、企業は資金を借りやすくなる

簿記

資金を様々な費用に割り当てて、業績を伸ばしていくと。
費用の一部に人件費(雇用にもつながる)がある。

今は日銀が利下げ(米国は3倍の利上げ)を行い、
円ドル相場は135円と1年前に比べて20円ほど安くなっている

一部の会社は商品量を減らして値段を上げており、

  • 物不足気味
  • お金の価値も低い
  • 電力(生産に必要なエネルギー)も不足気味

SNSでは三つばかり話題に上がっている。

電気を工場に回してガンガン生産を行って販売すれば、
円安は日本にとってチャンスだが……。

ドル円

反対に米国はドル高が進みまくっている。
円ドル相場は円の動きばかり話題を集めるが、
ドルからの動きを見るのも重要(日本地図を逆さにしてみる状態)だ。

米国FRBが3倍の利上げを行ってインフレ調整へと向かったが、
カリフォルニアでは年収2000万円以下の低所得者に資金を配るそうだ。

 

円安でニトリピンチ

円安関連のニュースとしてニトリがピンチという情報が入った。

為替の予測を大きく外して円安となったせいで、
チャイナのサプライヤー580社(8割ほどの取引相手)にも影響があった。

米国ウォルマートやアマゾンは伸びているそうだ。

輸出入差額によって儲けを出す場合、
円安だと海外の商品を買うと不利になりやすい

円高だと輸入品を安く手に入れられても、円安だと輸入品が高くなってしまう。

民主党政権時(2010年あたり)、イオンは儲かっていた。

イオンは円高を上手く利用し、輸入品を安く買って儲けた。
イオンと親しい岡田克也議員もいたしね。

参照:円高円安はどっちがいい?輸出入から見る

 

マクドナルド撤退とロシア

ロシアによるウクライナ侵攻を通し、
マクドナルドをはじめとする大半の外資企業が撤退を発表した。

ユニクロは当初居続けるつもりだったが、しぶしぶ撤退した。

撤退したマクドナルドをロシアの実業家が購入。
そのままマクドナルドをやるかと思ったら、実際はパチモンだった。

マクドナルドと変わらない味もあれば、
今月の文春オンラインにて当初味は変わらなかったものの、
だんだん味も落ちて「悲しい」書き込みがあった。

マクドナルドはただの飲食店でなく、
すでに文化を持ったお店でもあるんだね。

参照:ハンバーガーの味が落ちてSNSには「悲しい。それだけ」

 

先日のG7で発表したロシア名指し批判声明

サハリン2の権益などを引き継ぐ新たな事業体を設立する大統領令に署名した。
国営ガス大手のガスプロムは権益を維持できる一方、
他の出資者はロシア政府に対して1カ月以内に改めて権益の承認を申請する必要がある。

他の出資者は主に日本企業で、三井物産が12.5%/三菱商事が10%持っている。
英シェルは27.5%を持っていたが、2月に撤退を発表した。

引用:焦点:サハリン2でロシアが揺さぶり、電力逼迫の日本に踏み絵

日本政府は情報を集めて注視している。

プーチンが大統領令を出す前日、
G7エルマウ・サミット(ドイツ)にて声明があった……
今思ったが、サミットを開いていたの知らなかった。

外務省HPにある共同宣言によると、

ロシアのエネルギーへの依存を少しずつ弱めていく

脆弱な国々を犠牲にして侵略から利益を得るロシア

記事元:G7エルマウ首脳声明(PDF)

ロシアを書いて批判している。
プーチンが大統領令を出した動機の一つも、G7の取り決めがあったとみている。

 

ガスプロムが配当金を断念

高橋さんの予想が大当たりしたのか、
ロシア大手ガスプロムにて「配当金が出ない」ニュースが飛び込んだ。

過去最高額の利益を出したといいながら、配当金0という発言にある。
投資家からしたら「ふざけんな」案件でしかない。

ガスプロムの課題は二つ、納税と投資だ。
一昨日の出来事で3割も落ちてしまい、RTSIにも影響を与えた。

そして翌日ロシアの株価はがっつり落ちた。

第三者のツイートによれば、ロシア政府が買い支えた形跡もあるらしいが……

ガスプロムはサハリン2に約50%も出資しており、
配当金を出せないとなると上場の意味もなくなる。

ガスプロムはロシア政府が50%の株を持っている半国営企業だ。
4月の日経ニュースによると、外国(英国など)での預託証券の上場を廃止した。

ガスプロムはほぼロシア政府の意向を受けている一方で、
今回配当金が出ないとくれば、ロシア政府の資金力のなさも見えてくる。

そしてニコニコおじさんの言葉を思い出すに、
当然燃料・エネルギー需給にも影響を与えてしまい、
世界を通して日本にも電力ほかに影響を与えてしまう

岸田総理は「状況をみて注視する」述べ、批判が出ている。
慌てるよりも注視してて正解じゃないかと思っているよ。

慌てて行動したり、ムキになって反応すると、
ずる賢さでは日本より上のロシアにとって、余計な手札を与えてしまうから。

また注視するといって、ぼーっとしてロシアを助けないんだから。

株価:ガスプロム(ブルームバーグ)

 

影響を与えた4月のパイプライン火災

今年の4月終わり、ロシアの石油貯蔵施設で火災があった。

ウクライナから100キロも離れており、
ウクライナ軍の攻撃かどうかは述べていない。

ガスプロムの配当金0はパイプライン火災もあるとみている。

 

ロシアがデフォルトしただと

もう一つ忘れてならない出来事がデフォルトだ。

サハリン2に関する大統領令を出す3日前、
ロシアが期限までに返済できず、デフォルトを各新聞社が発表した。

ロシアは言い訳を述べているが、払えたらメディアが訂正を出す
現時点で訂正を出していないので、デフォルト確定だ。

デフォルトこと債務不履行とは債務を果たせない状態であり、

例えば私が商品を買って金額をお店に与えた。
商品先が債務不履行を起こしてしまい、私に商品がもらえない状態だ。

企業の場合、株式会社が債務不履行を起こすと上場廃止になる場合もある。
少なくとも株価は大きく落ちてしまう。

ロシア政府はさらに金利を上げるなど、
投資家にとって「投資したい行動」をとらねばならない

やりすぎると「企業あるいは他国が国を乗っ取る」ような状態を起こし、
国としてバランスを問われてしまう。

何よりロシアが投資した金額を横取りし、
会社以外の目的でお金を使う可能性が非常に高いうえ、
配当も一切出さないとくれば、投資する企業は減るのではないか。

あるいは投資しても「一部の領土やシノギ」など、
表に出てこない対価を要求され、ますますロシアが乗っ取られると思う。

参照:債務不履行(デフォルト)とは?事例も分かりやすく解説

 

現段階で「日本が目指すべき経済」は何か?

ロシア経済は見事につながっているばかりか、
ニコニコおじさんの想定通りに進んでしまった。

よほどロシアとプーチン大統領(+ソ連共産主義)に親しい感情を持ち、
ウクライナ+ゼレンスキー大統領に嫌悪感を抱かない人以外は、
「思った通りになった」捉えているのではないか。

ところでツイッターなどを見ていると、
「日本は終わりだ」不安をあおる声が人気を集める一方で、

「どうやったら日本は立ち直るのか、どうするのか?」
策に関するツイートはほぼない

策といっても何をしたらいいかわからないし、
私が述べたところで「別の部分に動きがある」からね……

煽るなら策などいらず、ただただ怒りと不安を分かち合えばいいだけ。

不安と怒りを分かち合うと、意識も不安及び他人への怒りしか抱かず、
自分自身が今進んではいけない道を歩んでいる展開に気づかぬ

日本は今、バイデン政権による左派中心の環境超重視政策によって、
ガソリンや食料品ほかでインフレが進んでいる

そして米国不動産が暴落の兆候も起きた
経済評論家渡辺さんがツイッターでおっしゃった・

詳しくはこちら。

上記ツイートを見ると、米国はさらに物不足とインフレを招くね。

バイデンや岸田っちはロシアに擦り付けようとしているが、
ロシアがウクライナへ攻める前からすでにインフレは起きていた

米国超インフレのおかげで日本は円安になった。
円安なら円安ならではのチャンスがあるしピンチもある。

ピンチばかり目立つけど、目立つからこそ目立たぬチャンスを探り、
次代を生き延びていかねばならぬ。

どうやったら目立たぬチャンスに気づくか?

  1. まずは経済の基本を学んで周りに振り回されない土台を持つ
  2. 不安をあおるやつらから距離を置く
  3. 現状で成功している事例を分析する
  4. 「今こそチャンスである理由」を思い浮かぶまま書いて実行

「今こそチャンスである理由」はすぐ思い浮かばないかもしれないが、
強引にチャンスだと思うと脳みそがチャンスを見つける。

チャンスを見つけたら後は「自分の内側から生じる恐怖」に負けず飛び込むだけ。

ロシアの動向がどういう形で日本に飛び火するのか。
わからないから恐ろしいが、チャンスもあるから不安に負けてはいけない。

 

経済の基本を学ぶには

記事を通して政治・経済について知りたくなった。
もっと勉強したくなった。何かおすすめはないかな?

思った場合、まずは参考書コーナーにいって政治経済のテキストを読もう。

政治経済は基本用語をきちんと押さえつつ、
今回の記事のようにニュース一つ一つについて、

ここは参考書の100ページにある。
これはもしかすると経済分野のここにあたるのでは?

生きた事例を分析していくと、少しずつ身についていく。

人間は忘れる生き物だ。時々重要語句をポンと出し、
自分の言葉で説明できるかテストしよう。

例:買いオペは何を示し、どうなる?

A:日銀が民間銀行などから金融商品を買うこと。
金融商品を買って、民間銀行は現金などを手に入れる。
金利が下がり、借りる企業も増えるが物価上昇圧力も高まる。

高校の政治経済を読みつつ、
政治や経済ニュースをテキストに沿って調べていくと、
政治関係はもちろん、マクロミクロ経済学の基本もつかめる。

するとツイッターにある変な経済知識に違和感を抱けるようになるよ。

きちんとした指標を持ちたいな……思ったれ、ぜひ手に入れてほしい。

アマゾン:蔭山の共通テスト政治・経済

楽天:大学入学共通テスト 政治・経済の点数が面白いほどとれる本 [ 執行康弘 ]

 

簿記とマクロ・ミクロ経済学

経済を見るならマクロミクロ経済学と簿記が欠かせない。

マクロミクロ経済学は公務員試験用テキストで十分だ。
マクロ/ミクロ個別のテキストでもいいが、一緒にそろっているほうがわかりやすい

僕は貸借対照表と損益計算書。
三級だけでなく二級(商業・工業)をやっておくと、
経済の流れがよりつかみやすくなってくるよ。

アマゾン:スッキリわかる 日商簿記3級

アマゾン:スッキリわかる 日商簿記2級

アマゾン:スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記

楽天:高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学 [ 菅原 晃 ]

簿記にマクロ経済学は本当にあると心強いので、
ぜひ独学して概論だけでもつかんでほしい。

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ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。