ども、しゃしゃ。
大学受験地学でセンター試験なら参考書がいくつかある。
今は文系向けに絞られた「地学基礎」のみが参考書としてある。
たいていの理系受験生は「物理-化学」か「化学-生物」を選ぶ。
二次試験において地学を選ぶ学生は少ないが、
地学で受験を選ぶという面白い人たちもいる。
地学において一番重要な事実は問題集だ。
くわえて市販の参考書は大半が地学基礎をカバーし、
地学はあまりカバーしていない。
さて、地学基礎を含む「地学の参考書」といえば、
政治経済問題集で有名な清水書院から出ているひとりで学ぶ地学だ。
ひとりで学ぶ地学は二次試験に対応できているのだろうか?
二次試験の過去問を読みながら
今年の過去問を手に入れるなら「(志望校 地学 過去問」で手に入る。
例えば東大や京大の過去問を一覧として出すと
問題:東大の地学過去問
問題:京大の地学過去問
過去問も回答もネットで直接入手できる。
PDFファイルを入手したらすぐさま印刷す、研究するとよい。
私が見たところ、地学の入試問題において
- 計算問題(計算より文章読解がカギ)
- 空欄補充(基礎)
- 基本語句の説明(基礎)
- 考察問題(基礎がないと難しい)
- そのほか(地学系の雑誌に載るような問題)
私が分析したところ、以下の5つに分けられる。
ひとりで学べる地学は2と3と4においてほとんどカバーしている。
全てをカバーしているわけではないが、
地学の教科書がなくてもわからぬ単語をネットで調べれば対応できる。
実際に何問かといたところ、
ひとりで学べる地学に書いてある言葉がほとんどあった。
ひとりで学べる地学はコンパクトにまとまっている分、
論述に必要な言葉が少し足りないなと思った。
とはいえ、ひとりで学べる地学をもとに論述を書いたら、
10点中8点はもらえると私は考えている。
高校地学の教科書は少ない。
ひとりで学べる地学及びわからない単語をネットで調べると、
たいていの言葉をカバーできると確信しているよ。
暇があれば地学系の雑誌-天文、天気、岩石や鉱物ほか-や、
最新の地学系ニュースから入試問題に出そうなキーワードを抑えると、
プラス10点くらいは有利になるかもしれない。
ひとりで学べる地学を使って学ぶ方法
私の勉強法を紹介する。基本はE判定からの合格をもとにしている。
地学基礎なら1日3時間ほど費やせば1週間で大まかな知識を得るだろう。
私は仕事もあって1日30分ほどしか費やせないので、一往復に2か月ほどかかる。
- 全体像の確認(黙読で一周)
- 全体像の大雑把な理解(キーワードや現象をノートに書く)
- 練習問題こと入試過去問をやる(わからない部分が多い)
- ひとりで学べる地学及びネットを使いながら、全体像をきちんとつかむ
- 過去問や別の大学の地学過去問と説きつつ全体像をさらに深くつかむ
乳歯において重要な個所は基本語句の完全暗記だ。
暗記をする際、両方の視点から言える状態を目指そう。
例えば「玄武岩を説明せよ」といわれたら、
玄武岩:sio2が52%以下の火山岩、密度(比重)は3.2と高く本源マグマとなっている。なおsio2量が少ないので、粘性が小さく流動性が高い火山となる。
次に「sio2が66%以上の酸性火山岩」といえば
流紋岩
キーワードが出たら意味と説明を、説明からすらすらキーワードが言えるよう、
双方向で言葉をつかんでいなければならぬ。
双方向をつかむからこそ論述対策にもなるし空欄対策にもつながる。
ひとりで学べる地学だけでも論述と空欄問題をカバーできるから、
最低でもひとりで学べる地学の内容を頭に叩き込んでほしい。
ただひとりで学べる地学は標準から上の問題がない。
そこで次につかむべき問題集がこちら。
暗記しにくい岩石の暗記法
天文や天気は好きなんだけど、岩石はあまり好きじゃない。
なので岩石分野は覚えにくいし興味がなく大変だった。
興味のない覚えにくい分野を覚えるにはどうすべきか?
描く、とにかくノートに図や説明を書く。
上記動画は玉先生の解説だ。玉先生の言葉及び図表を書く。
何度も書きながら、さらに細かい説明をグーグルなどで調べ掘り下げていく。
掘り下げつつ過去問を利用し、体に叩き込む。
1週間以上同じ作業をしていれば、知らぬうちに暗記できるよ。
はじめは興味すら抱かなかったのだけど、
だんだん興味を持ち楽しくなり暗記へとつながるんだ。
なので1週間同じ作業-ひとりで学べる地学に記載された岩石や鉱物部分を、
愚直な姿勢でノートに書いていく-を続ければいいだけだ。
過去問は志望校及び別の高校を手に入れよう!
地学の過去問を手に入れる場合、志望校の過去問は必須だ。
志望校の過去問を読みつつ、別の大学の過去問も一冊持つといい。
私が様々な大学の地学過去問を読んだところ、
東京大学が他より一歩飛び出て難しい(というより独特で面白い)。
東京大学は計算が多く公式の理解は絶対条件だけど、
さらに文章読解力も求められているよ。
きちんと文章の意味を正しくつかみ数式へ変換できるかがカギだ。
地学よりも「現代文(問題文の意味を把握する能力」が間違えやすいよ。
後、キーワードがあったらすぐ数式で意味を捉えるよう、
ある程度訓練を積んでおかねばならぬ。
例:地球全体(表面積)⇔4πR、AはBの何倍か⇔A=xBでありxを求める
こういった入試独特のいやらしい表現は過去問を解いて鍛える。
志望校はもちろんだけど地学においては別の大学の過去問を読み、
思ったら購入し学んでいくといい。
時間があるなら別の大学のほかの問題も解いてみるといいだろう。
ネット検索のみで不安なら地学資料集が本当に役立つ
ひとりで学べる地学だけで重要語句が足りなそうだと思ったら、
地学資料を手元において知識の補強を行おう。
資料集はごく説明が教科書に比べて短いけれど、
地学現象なら教科書やひとりで学ぶ地学より分厚いからね。
資料とひとりで学べる地学を読み比べながらキーワード及び、
キーワードの説明と地学現象を描けるようになれば、
空欄補充及び論述対策はほぼできたも同然だ。
地学に関しては二つの書店から出ているよ。
私がよくいく書店だと数研が数冊置いてあったね。
☆ニューステージ
楽天:ニューステージ地学図表 新訂 / 浜島書店 / 浜島書店
☆地学フォトサイエンス
難しい問題はなぜ「難しい」のか?
地学だからといって問題は簡単でない。むしろ難しい。
ところで「難しい」ってのはどういう意味だろう?
難しいにはパターンがある。
キーワードや地学現象を理解していない
ひとりで学べる地学に記載された内容を理解しないまま問題を解いている。
解決はひとりで学べる地学をきちんとやる。
キーワードや現象を頭で覚えるのでなく、きちんと紙に書く。
紙に書いてキーワードや現象が自然と記憶できるよう、何度も繰り返し学んでいく。
基本ルールもわからないまま問題を解いても、わかるわけがない。
基本とリード文を前提に話を進めている
二次試験における入試問題の難しさは「基本ができている」を下地に、
リード文の意味を捉えながら推理していくところが難しい。
リード文を読みキーワードや地学現象が「何を示すか」を把握しながら、
問題を地道に説いて部分点を狙っていくしかない。
リード文という出題者側が定めた独自ルールを理解しないと、
問題に答えられず詰まってしまう。
独自ルールは問題用紙の余白に図や表などを書き込みながら、
重要と思った語句が何を意味しているか?
考えながら解いていくといい。
ひとりで学べる地学のどこにも記載されていないもの
入試問題の中には細心の地学に関する雑誌(ニュートンや月間天文など)を読んで、
初めて解ける問題も若干あるわけだ。
単純に「知っているか知らないか」の問題で知らなければ解けない。
ストレスをためる必要はない。
わかっている部分をきちんと仕上げればいい。
入試のゴールは地学で満点を目指すのでなく志望校に受かるだ。
E判定からの合格本には「英語と数学に力を入れよ」述べている。
社会と理科オタクにならず、英語と数学に力を入れろと。
だから最新のち学研究を追いかけていない限り解けない問題は無視していい。
ひとりで学べる地学に乗っている部分を落とさないよう、
きっちり基礎を仕上げて問題を解いていこう。
ひとりで学べる地学は二次試験に十分対応できる
ひとりで学べる地学は地学二次試験もきちんとカバーしている。
もちろん「すべて」を補っているわけではない。
私が読んだところ東大の問題において重要かつ基本語句や説明を、
ひとりで学べる地学はきっちりカバーしている。
もちろんほかの大学もきちんとカバーをしているよ。
教科書がどうしても手に入らない場合、
ひとりで学べる地学を購入し、みっちりやるのがいいと考えている。
ぜひ頑張ってほしい。