
ども、しゃしゃ。
書店で毎日読みたい365日の広告コピーを見つけた。
読むと、ふっと気づかされるところがあり購入した。
ただ、気づかされるためだけに読むのか?
私は最近、日記を極めようとしている。
今書いている物語をはじめ、インスタも含めてすべて日記だ。
インスタの場合は絵という形の日記であり、
今まで日記として考えていない自分がいた。
だから日記を意識してみようと考えている。
さて日記は基本「言葉」が主体だ。
今あなたが読んでいる内容も日記でしかない。
私の想い、衝撃、感動を分かち合う。心の移動が生じている。
で、私はある状態になるまで全く関心がなかった。
コピーに目を向けた「ある状態」の正体
私が日記を極めてみようと決めた時期が今月だ。
今月初め、金運に関する記事を書いた。
母といろいろ話をしているときに、
もしかして金運って一種類でなく数種類あり条件分岐できるのでは?
いいねも軽く1日で10以上もらい、大変驚いた。
私が描いている内容は日記だ。
そこにキャッシュポイントは一切生じない。
金運に関する記事を書く前もいろいろ考えたうえで記事を書いたが、
そっちの反応はいま一つだった。
相手がわざわざ「いいねを押したくなる」情報、
読み手がわざわざタイトルをクリックし、読んでくれる内容。

彼らの心を大きく動かした要因は何だろう?
よくわからんけど、少なくとも言葉にあるよね。
例え場上記のタイトルは初め、もっとあっさりしていた。
母親の話から気づいた「金運は一種類とは限らないのでは?」
「金運」というキーワードは絶対に入れる。
さて二つの選択肢がある。
- 「金運は一種類とは限らないのでは?」
- 母親の話から気づいた「金運は一種類とは限らないのでは?」
二つのうち、単に「母の話から気づいた」という文言を入れなければ、
どんな反応になっていたのか?
ABテストをしていないからわからぬ。
母の話という文言を入れたからこそ、
あくまでも母と話をしている状態で気づいた、
私の生活で気づいた事柄、エッセイなんですよ
日記に主体を当てたわけだ。
ビジネス的なスピリチュアル的なタイトルだったら、
おそらく多く来なかったのではないか?
第三者の自分に加えて中学生ですらつい、
「なんだろう?」読んでしまいたくなるタイトル。
つい、気になってしまうタイトルを考えてみた。
記事をきっかけに「日記」を意識していくと、
よりはっきりといい/課題点ありの結果が現れた。
おかげで「一言の魔力」に気づいたとき、
ちょうどライツ社からコピー本が出て手に取った。
名コピーをどう応用していくのか?

キャッチコピーはいたるところにある。
音楽の歌詞にもあるし、小説にだってある。
あるビジネスマンは川端康成さんの小説、
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
この一言がキャッチコピーとしても応用が利くばかりか、
セールスコピーにも普通に使えるから、川端はすごいと述べていた。
なぜ「国境の」という単語を入れたのか?
「こっきょう」とも読むし「くにざかい」とも呼ぶ。
声に出して読んでみると、こっきょうのほうが声に出して読みやすい。
- 国境の、長い、二つの言葉はなぜ入っているのか?
- 抜いてもいいんじゃないか? 抜いたらどうなるのか?
- 読者に伝わるインパクトが弱まるか、引き締まるか?
単語や助詞、副詞ひとつに神経を注ぐ仕事がコピーだ。
365日の広告コピーは一言を入れるか省くか、新しい言葉を加えるか削るか……
格闘がわかるので、読んでいくと「ふうっ」と胸に入る。
そして文章を載せた会社の概要を知ると、
「なるほど、これはうまい」手を叩きたくなる。
今すぐ購買に結びつくかと言ったら、まずつかない。
人の記憶に残るかと言ったら、あまり残らない。
だけど「次の一歩」につなげるなら、確実に効果がある。
コピーだけで人は買わないが

広告コピーの目的は「一歩」だ。
コピーを見ただけで買うという選択もあるけど、基本買わない。
だけどコピーを一つ見た → 興味を抱いた
興味とコピーを見る間の「矢印」こそ大きな意味がある。
矢印は「読み手の心の変化」だ。
読み手の心が少しずつ地数いていく。
銀河系から地球に向かう隕石のごとく、少しずつ近づいていく。
隕石も一気に来るわけじゃない。
コピーは少しずつ隕石を引き込む力として重要だ。
コピーだけで人は買うという先入観があった。
コピーで少しずつ人が購入や出会いなど、
人の心を動かし、いつしか目的に近づいていく。
少しずつ動かす力こそコピーの本質なんだと気づいたとき、
たった一言を入れるか抜くか、だれに強く訴えかけるか?
コピーの使い道が本当に分かった。
コピーはストーリーがないと意味がない

私も仕事上、時々ビジネス相談に乗るんだけど、
どれだけSEO対策、タイトルで人を引き付けるとしても、
中身がしょぼすぎて、離れていく人が多い。
私は反対に中身はすごいけど、
タイトルがしょぼすぎとコンサルタントの知人に指摘された。
お前みたいなあべこべは今までやったクライアントの中で、
初めて出会ったとすら指摘を受けたよ。
いくらコピーが優れても中身がしょぼければ人は離れていく。
反対に中身をしっかりしてからはじめて、
コピーのすごさがにじみ出ると確信しているよ。
「少しでもぐっと引き締まった、
それでいて温かみのある言葉を描きたい」
思ったら、今すぐ読むといい。
読みながら気になった個所は書き写すともっといい。
コピーはただの一歩だが、昨日よりはすばらし百歩だ。
