おはよう、しゃしゃ。
年下の知り合いから相談を受けて、私なりに応えた。
読解力をつければ、何を得られるのか?
どうすれば読解力を身に着けられるのかについて、書きたい。
しゃしゃがいくつだろうと問わないし、
しゃしゃの子供や生徒に伝える場合でも同じだ。
読解力をつけるメリット
読解力は「文章をきちんと読む力」と定義しておこう。
読解力をつけると、騙されにくくなる。
例えばうちのところにも時々やってくる詐欺メール。
詐欺メールから財産を守るためには読解力がないと引っかかる。
ほかにも他人が何をしゃしゃにしてほしいのか?
商売だと相手が「求めるもの」に応えられるようになる。
読解力は大人になったらむしろ自分から取り組まないと、
「世の流れ」を見誤ってしまう。
しかも読解力を身に着けると、
一つの事件で多くの人が騒いでいる中、冷静になれる。
北尾のカスがまたポジショントークをしておるな。おおかたコインチェックに投資しようと思ってたら断わられたとかそんなとこだろ。なんせサトシナカモトにあって暗号通貨の話をしてるとか言ってる法螺吹きだからな。こんな奴の戯言を信じるクソ… https://t.co/maiRFiXbhs
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) February 1, 2018
例えばコインチェックによる仮想通貨の暴落では、
新たな仮想通貨詐欺を働く人や、
わざと仮想通貨危機をあおって、混乱を作り出す者がいる。
仮想通貨に手を出した人ほど焦りやすいのだけど、
手を出しながらも「一歩引いて」冷静に今の状況を観る。
たくさんの情報に振り回されないのも読解力だと思うよ。
読解力をつける基本
読解力の基本は「相手が何を求めているか?」を知る力だ。
相手がいなければ、自問自答をつける力だ。
国語-現代文は文章を読むだけで終わるのでなく、
出題者の問いかけにきちんと答えるところが大変だ。
センスで解いているから、鍛えようがない……
思っていたのだけど、大切な部分を見落としている。
「なぜ出題者は回答者に問いかけたのか?」
出題者の狙い、気持ちを知らねば解けぬ。
文章に傍線を引いて「●●はどういうことか?」尋ねたとする。
すぐに傍線付近を調べるのでなく、
まずは「なぜ出題者は●●はどういうことと、尋ねたのか?」
出題者が何を考えて、そこに傍線を引っ張ったのか?
疑問を立ててから読むと、文章全体を読んで答えられるよ。
私も長年、読解力がなくて現代文は何となくでといていた。
100題以上に手を出して、やっと気づいたよ。
「出題者がなぜそこを問題にしたのか、
出題者の狙いに気づかないまま解いても意味がない」
語彙力をつけたい
出題者の「狙い」を問いかけた後に文章を読むと、
読んでいてわからない単語に出くわすと思う。
私は平易な言葉を使うよう心掛けている。
「平易」って何だろう?
単語の意味が分からないと、すらすら読めない解けないね。
漢字の意味から「平らで易しい→読みやすい」と、
なんとなく推測できるだろうか?
辞書を使って調べると「優しく理解しやすい」だ。
現代文は横文字(例:レーゾンデートル:存在価値)が多く、
「漢字を使えよ、●●ったれ(怒」思うところがある。
語彙力をつけるには様々な文章を読む。
読んでわからないところを調べる。調べて文章を書くとき、使ってみる。
後はひたすら文章を書いてみると、語彙力がつくよ。
作文と読解は表裏一体だ。
読解力の教え方
しゃしゃが親あるいは先生なら生徒に読解力を教えねばならぬ。
読解力を教える際、どう教えたらいいのだろう?
私なら「出題者はどうしてそこに傍線を引っ張ったのか?
思ったことを述べてみなさい」生徒に伝えるね。
文章を正しく読むのも大切だけど、
「目的」がないまま文章を読んでも意味がない。
目的=出題者はなぜそこに線を引っ張ったか?
=自分はどうしてそこに疑問を抱いたのか?
疑問がないと文章を深く味わえない。
次世代に読解力をつけさせる場合、疑問を与えよう。
疑問を与えられた生徒は考えばならぬ。
「わからない」といったら「どうして?」理由を尋ねると、
少しずつ読解力をつけていくよ。
文章題(記述式)が解けない

選択式問題でなく記述式問題があるね。
私もいまだに時々現代文のテキストを引っ張ってやるのだけど、
記述式は部分点しかもらえないね(自己採点)。
記述式の勉強として、何度もまとめる作業が欠かせない。
現代文は他と違って、一度解いたら「終わり」の印象がある。
解いたら回答を覚えるためだ。
復習すると覚えるどころか忘れているよ。
むしろ答えを覚えてからが本番。
字数制限に関係なく、何度もまとめ直す。
まとめる際、絶対に書いたものを消さずに残しておく。
コピー用紙や原稿用紙を購入して書くといい。
何度も書いてまとめ直す作業を行うち、
だんだん「書くべき部分」と「削るべき箇所」に気づく。
現代文は復習できるし、回答がわかっても記述する。
選択式問題ですら記述してみると勉強になるよ。
作文の本質
文章を読むだけでなく書く。
むしろ読むより書くほうが苦手かもしれぬ。
作文を書く際、読解力を基礎において行う。
僕の場合、ただ無意味に文章を書くよりは
- 読み手がどんな情報を求めているか?
- 自分はどこに感動し、面白いと思ったのか?
- 文章を通し、何をしてもらいたいか?
しぼって文章を書いているよ。
読み手が求める情報(質疑応答)に応え、読み応えのある記事を書く。
そのうえで自分が伝えたい、書きたい意見を載せて、
自分の「伝えたい欲望」を満たす。
商売だと加えて「新たな価値」に気づかせる。
新たな価値に気づいたら、読み手に動いてもらう。
今、しゃしゃが読んでいる記事を最初から読み直してみよう。
しゃしゃが欲するであろう内容と、
私が伝えたい・してほしい内容を混ぜて書いているよ。
後は読み手と私に背景知識がないと分かりにくいから、
基本情報をいろいろ書いていくよ。
しゃしゃと私は情報量と質に違いがある。
私が詳しい分野はしゃしゃがそうでないし、反対もある。
例えばこちらの記事ではF1でレースクイーンの廃止について、
「レースクイーンはいつどこで生まれたのか?」を基本情報として書いている。
小説や漫画だと、基本情報はあらすじになる。
評論やビジネス書だと文章の概要(要約)だ。
そんなところかな。
文章も1日では身につかぬ、日々の訓練と試行錯誤が欠かせないよ。
イラストと読解力

こちらのイラストをインスタにあげた。
しゃしゃに尋ねる。
今から上記イラストから得た感動を人に伝えたい。
どこに感動し、どう人へ伝える?
どう答える?
読解力の基本「出題者は何を気づかせたくて尋ねたのか?」
私は何を考えて、私はしゃしゃに問題を出したのだろう?
私の狙いは書かない。適当ではないよ。
問題を出すと、しゃしゃは深くこの絵を観る。
観て気づいたところを書く。
気づいた箇所こそ「感動」であり、
人に感動を伝えて、他人にも見てもらう。
ただのレースクイーンイラストだけど、
人に感動を伝える際、どう伝えたらいいのだろう?
読解力をつけて感動を第三者へ広め、気持ちを分かち合う。
今も必要になるから、やっておいたほうがいいよ。
