「セーラームーンが東洋人的でない」という話、あれは言葉の上ではどの人種っぽいかという議論ですけれども、内実として行われているのは「美しい人間として描かれているものに最も近い人種という立場」の争奪戦ですからね。「東洋人をこんなに美しく描くのはおかしい」と言われてるんですよあれは。
— すずもと (@aruto250) May 21, 2020
おはよう、しゃしゃ。
百田尚樹著「日本国紀」をじっくり読み終えた後、
日本史でなく世界の歴史を学びたくなった。
世界史を学んでおくと世の流れをつかむ材料となるだけでなく、
「日本と同じ目線で考えてはいけない」とわかるからだ。
例えば現在セーラームーンを描くお祭りが生じている。
外国人が「人種差別」を意識して日本人らしい、
セーラームーンを描き話題になっているそうだ。
私はまだ祭りに参加していない。
All this sailormoon imagery left me inspired…
リアルのビアちゃんでちょっとまねしてみました😉
イラストじゃなくて3Dけど、楽しんで!#sailormoonredraw #おうちでセーラームーン #おうちコスプレ pic.twitter.com/KBn6QPkvEC— Ladybeard🎀 (@Ladybeard_Japan) May 21, 2020
海外では人種への配慮について日本よりも厳しい。
一方でR-18イラストでは日本だとモザイクや黒塗りが必須だが、
外国の一部だと無修正でも閲覧できる。
「そんなところに世界史はないだろ」
ツッコミを入れてOK。だが考え方の違いはある。
さて私は世界史を学ぶようになった。
受験勉強はもちろん将来大人になって、
すでに社会人として役立つ世界史の勉強を書きたい。
社会人の世界史は論述が必須条件

世界史も大学によって出題が異なる。穴埋め問題もあれば論述問題もある。
論述は多くて400文字程度であり、
簡潔かつ要点をついて出題者に答えを出さねばならぬ。
歴史の勉強で一番重視すべき部分は、
「いつどこで何が起き、結果どこに影響を与えたのか」
論述=世の流れだと確信している。
受験勉強の世界史は出題の仕方によって、
年号や人物、事件暗記で終わってしまい、大学以降忘れる可能性が生じる。
社会人の勉強は受験と違って●×がつかない。
だからこそ流れを抑え、未来を科学的に読むヒントとする。
私の世界史+倫理政経他勉強法

私は受験生でないが、受験勉強としても役立つと確信している。
私の場合、必要な教材は二冊。
- 世界史の教科書や参考書
- 論述問題集
2冊あれば十分だ。加えて私は同時並行で
- 倫理の用語集
- 政治経済の用語集
- 世界地図(地理)
を使って世界の歴史を多方面から学んでいる。
世界史は政治経済と深くかかわっており、その時代に誰がどんな対策を行ったか?
対策は政治および経済が深く絡んでいる。
経済対策を間違えた結果、王朝が倒されてしまうなど、
政治と経済を把握していないと、単なる暗記となり面白くない。
ただ言葉を覚えればいいわけではない。
言葉にある「意味と流れ」をきっちり抑えねばならぬ。
初めから完璧に抑えるのでなく、初回はざっくり大まかに、
何度も繰り返し学びながら、だんだん深くやっていけばいい。
一回ですべてを抑えようなんて思わないほうがいい。
勉強は基本長期戦だ。1年をかけて学んでいい。
なお世界史と同じやり方で倫理や政治経済を学んでいる。
キーワードを抑えて「どこでどう使われるのか」をつかんでおく。
きっちりでなく最初はざっくり、だんだん深く抑えていけばいい。
ただし経済に限っては数学の知識も使われる。
むしろ経済は需要供給曲線、貿易については数学だと思ってほしい。
論述の勉強法

論述はいかにして学んでいけばいいのだろう?
私のやり方はとても簡単。
初回は問題文と回答を声に出して読むだけ。解説を含めて記述しない。
キーワードや事件の流れすらわかっていないのに、
いきなり書けといわれても無理に決まっている。
まずは論述参考書の先生が記したお手本を声に出して読む。
二回目から解説部分を少しずつ書いていく。
大まかでいい。詳細にやると脳みそが混乱をきたすから。
私のやり方は
素早く全体像をつかむ→広く浅く→狭く深くへ
論述をやる時期は後でいい。まずは教科書(参考書)に記載された項目について、
大まかな部分を書き写しながら、体で流れをつかむ。
意味不明な言葉があっても構わない。
とにかく何も考えず、書きなぐっていくだけでいい。
体に「世界史」の負担をかけさせるのが目的だ。
筋肉トレーニングと一緒で負荷をかけていく。
いきなり腕立て伏せを100回やるのでなく、最初はできる範囲+1回やる。
すると翌日はできる範囲が伸びるので、限界+1回で終わる。
勉強も全く同じであり、少しずつ負荷をかけていけばいい。
後論述においては完璧に答えなくていい。
完璧を目指すから「ああ、自分には無理だ」思うわけで、
2割抑えていれば十分と考え、記載していけばいい。
2割は「誰が何をした、結果どうなったか」である。
細かさは後で足していけばいい。
マンネリ/スランプに陥ったら

勉強は必ず大切なステップ「スランプ+マンネリ」がある。
全ての学問はもちろん<趣味やビジネスにも必ずマンネリとスランプはやってくる。
勉強しているのに、ある時点で必ず伸びなくなったり、
なんか勉強した気分にならなくなったり、
勉強が詰まらないなあ~と脳みそがさぼりたくなったり……
とにかく「心ここにあらず」状態となる。
マンネリ+スランプ打破の方法はとても簡単だ。
学んだ知識をすべて忘れ、初心に帰って一から学びなおす。
中途半端な知識しかないから、勉強した気分になるが、
より一段階行くために中途半端では対応できない。
一種の挫折を味わっている状態だ。
だから初心に帰る。初めて世界史の勉強をするがごとく、
教科書(参考書)を改めて読み、重要語句を書きなぐっていく。
今まで気づかなかったところや脳に余裕がなく記載できなかった部分について、
初回より余裕が生まれているので、より細かい部分に注目できる。
マンネリ打破は物理や数学など理系分野に当てはまるので、
もし理科分野で息詰まっているなら、
初心に帰って参考書を一から学びなおせばいい。
仕事でどう役に立たせるのか?

私は記事を書く際、世界史の窓というサイトを参照している。
また経済は世界経済のネタ帳を参照している。
今起きている事件は過去の因縁からきているためだ。
もちろんすべてではないが、何かしら過去の事件や決まり事がかかわっている。
過去に定まった事実を拾っていけば、未来予測の手助けにもつながっていく。
検察庁法はダメだが公務員法は通せと言ってる枝野さん、コロナ禍で多くの人が職を失っている時に公務員の定年を延長するのは「火事場泥棒」ではないのでしょうか。週刊コラムです。
安倍首相が検察庁法改正を断念した本当の理由 https://t.co/eInyRTSoHY
— 平井文夫 (@iwaneba) May 20, 2020
日本だと検察庁長官改正法反対だろうか。大まかに調べていくと、
- 公務員の定年延長に関する法案を出す予定だった
- 立憲民主党の支持母体の一つが自治労だった
- 自治労は公務員改正法案可決を望んでいた
立憲民主党は少なくとも自党の現状を知っていれば、
どっかが仕掛けたツイッター民意デモに乗っからず、法案を通す予定だったのだが……
自民党に一泡吹かせられる、印象操作をつけられる。
様々な理由から自党の現状よりも得をしない未来に舵を切った。
結果は廃案になってしまい、立憲代表枝野さんはあたふたしていた。
7年かけて調整してきたものを一瞬でつぶしたwRT @omasa1111: @daitojimari @T1_Yamato ご苦労様でした… pic.twitter.com/hsaHpx6p3m
— 渡邉哲也 (@daitojimari) May 20, 2020
歴史という視点で見ると自分たちが置かれている状況を、
きちんと把握していれば避けられた。
歴史は科学の視点もある。ただ知るだけではない。
過去の事例を知って未来の対策に生かすためにある。
しかも歴史は「自分の生き方」と関連させていけば、
「目の前にある地雷」を避ける効果もある。
例えば世界の歴史だとギリシャのポリスが崩壊した時、
民より我を強引に押し通す扇動者が政治を動かした。
あなたの心において民とは
「自分の利益でもあり、他人の得でもある」状態を示す。
反対に我とは
「目先の得に見えて、実は自分に最大の不幸が訪れる」状態だ。
「自分の心・考え方」と世界史の出来事を結び付けたら、
ある程度地雷を回避できるための第六感が働く。
勉強は自分を助けるために行う。
世の流れだけでなく未来の自分を災いから逃れるためにも、
今からきっちり学んでいこう。
