表ではニコニコ、裏では殴り合い。
外交の基本として世界が行っていること。
G20安倍総理が朴槿恵大統領らに皮肉を述べ、
実に面白かったので、中身を見ていきましょう。
ほめながら嫌味を述べる
安倍総理がトルコのアンタルヤで開かれているG20において、
朴槿恵大統領(パクネ将軍)に対し、謝意を述べました。
「韓国を訪問したときのおもてなしに心から感謝したい。
食事もすばらしいものだった。
日韓首脳会談が行われ、日本国内の雰囲気はだいぶ良くなっている」
朴氏は「あたたかい言葉をもらい、大変うれしく思う」
一方習近平国家主席には「ハロー」と英語であいさつしたとのこと。
一見、日中韓の協議で将軍に感謝を述べているように見えます。
しかし、食事に関する経緯をみていくと……
実は将軍、昼食の代わりに慰安婦問題の解決を迫っていたのです。
日本側は断ったため、昼食会はなくなりました。
安倍総理は将軍に述べたそうです。
「これから焼き肉を食べに行きます」
事の経過を見れば、安倍総理がG20の場で述べたことは感謝に見えて、
実は「嫌味」なのですね。
※ なぜか出した今日の日経平均株価
ついでにもう一つ。
「日本国内の雰囲気はだいぶ良くなっている」
これも日本の反応を見ると嫌味に入ります。
何しろ日本は韓国のずるい対応に業を煮やしています。
慰安婦しかり、世界遺産の裏切りしかり……
約束をして数秒ですぐさま裏切り、
隙あらば日本を陥れ、自国がやばくなったら上から目線でたかりに転じる。
政府らの態度に「日本国民をなめているんだろ」怒り心頭な人がネットでは多く、
今回の日韓首脳会談の対応に対しても、
外務省や首相官邸らに抗議のメールを送った人が多いと考えています。
雰囲気はだいぶ良くなっていると一見見えて、
安倍総理が堂々と食事に関する嫌味を述べる時点で、
実態は「ますます冷え込んでいるよね」ほのめかしています。
習近平に「ハロー」と述べた意味
習近平国家主席がいる中国は英語でなく広東語を中心とした、
中国語があります。元の言語に対して安倍総理のあいさつは「ハロー」
英語です。なぜわざわざ「ニーハオ」にしなかったのか?
私は中国について、背後に敵対意識を持っているな。
確信を持ったのですね。
日本人として相手の国に配慮したマナーを行うと、
ある種の経緯を持っているか、相手の国を知らないか?
でも、総理は中国とも会談を行っているから、
「ニーハオ」も「ハロー」も意味が分かっています。
明らかに狙ってやっているとしか思えません。
言葉では挨拶を送りながら、裏ではきっちり敵対関係を意識している。
「ハローは英語、英語といえばイギリスだから仲良くやってくださいな」
他に日本は中国と縁を切ろうとした。と、推測する方がいます。
参照:
安倍総理の嫌味対する反応
韓国人が”昼食会騒動”に呆然
安倍首相の”想定外の動き”に『朴槿恵が吃驚仰天する』珍事が発生
皮肉が通じない?
皮肉がわかるには機微を察知できるようにならねばいけません。
日本人は和歌などを通し、相手の感情をなんとなく推察する力があった。
一方、韓国はどうでしょう?
韓国は皮肉が通じないといわれています。
相手を直接罵倒する言葉が多い理由も、間接的な嫌味がわからない。
嫌味や皮肉は頭の回転が速く、
相手が述べた言葉の背後を調べない限り、気づきません。
将軍は気づいているのでしょうか?
それとも「そうよ、安倍総理に豪勢なご馳走をふるまってあげた。
ここは大統領として日本に器を示してあげないと」
実際にやっていないのに、彼の言葉を既成事実化させ、
「ない」ものを「あった」ものとして脳内の記憶を書き換えているのか?
私は通じていないと勝手に思っているんですけどねえ……
反応が「あたたかい言葉をもらい、大変うれしく思う」
後は慰安婦問題について、証拠でなく証言を重要視する国です。
仮に通じてもすぐさま、合理化するんじゃないかと思っています。
マスコミはどうみている?
日本のマスコミは基本、総理大臣にとって「致命傷」と認識すると、
すぐに報道します。反対にそうでないとあまり報道されない。
また、主に中国や韓国にとって「喜ばしい」内容だと、
トップ扱いで報道されますが、
彼らにとって「不都合」な事実だとあまり報道しない。
今回将軍と習近平の対応を報じた新聞は産経だけであり、
他は報じていないようです。
安倍総理が発した言葉の狙いを彼らは気づいているのでしょう。
もし将軍がきちんと昼食をふるまったうえで、
安倍総理がお礼を述べたら、ほかのメディアも嬉々として報じていた。
しかし、この記事を報じると総理が述べた言葉は感謝に見せかけた、
単なる「皮肉」とわかってしまう。
日本にとって、韓国をほめているから一見、メディアには好都合に見えた。
しかし彼らは不都合と理解しているから報じていない。
産経は全ソウル支局長の加藤さんが有罪判決を出され、
韓国に良い考えをあまり持っていないのか、報じていましたね。
なお安倍総理は今後、日中韓の会談について、
「今回の一連の会議で行う必要はないのではないか」
はっきり述べています。この発言を見ても皮肉だとわかりますね。
皮肉はいつ使うべきか?
皮肉を述べるとき、基本相手に対して怒りや呆れの感情を持っている。
しかし直接述べると「発言者、怖い」認識されてしまい、
結果として自分の知名度や信頼が下がってしまう。
そこで知名度や信頼を極力下げず、
相手をたしなめるときに皮肉を使います。
※ 「会社に行かなくなった」この言葉で涙が出てきそうなのです。
お子さん、いじめられなければよいのですが……
たとえばはすみとしこさんはイラストを通し、
相手をけなしているわけじゃないんだけど、
行間を読むと「ああ、思いっきり皮肉を述べているなあ」
皮肉はきちんとした歴史の流れがあること。
相手を表だってバカにしないこと。
むしろ「相手がこうすべきだったのに」という場所をほめる。
本当は相手がしていない子供っぽい部分をほめる。
周りから見ると「いい大人なのに、いつまでも子供っぽいことを」
きっちり褒めてあげる。大げさにすると頭のいい人なら恥を知る。
しかし、うわべだけを拾うと「褒められている」
褒められの中に含まれる皮肉は怖いね。
結びに:直接バカにしない
相手を直接バカにすると、いくら理由が理解できても……
「こいつの考えはちょっと危ないなあ」と思われます。
もちろん、それを持ち前にするなら覚悟をもって行うべきです。
ただ、激しい言動は正当性があろうとも、同じような激しい感情を招きます。
結果として、無駄な敵を作ってしまいがち。
だからこそ皮肉を通し、
相手を褒めて立てながら、裏では一部の人に真意が伝わる表現を行う。
イギリスが習近平に行った皮肉もぜひご覧ください。
彼らの表と裏の違いに「ここまでやるか」思うでしょう。
過去記事;エリザベス女王の手袋は何を意味する?