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真似するな、ノーベル賞を取った北里大・大村智教授の深さ

大村智

ノーベル医学生理学賞を、
大村智(さとし)北里大特別栄誉教授らが受賞した。
おめでとうございます。

(名前を見たとき、嵐の大野智君かと思った)

彼にまつわるお話をこちらの記事を元にしながら、
気づいたことを語っていきたいと考えます。

グローバルヘルス特集:大村智氏

 

大村智氏の業績

イベルメクチン
※ イベルメクチン

微生物が生産する天然有機化合物を探索、研究していました。
そのうちの一つが感染症予防に絶大な効力を発揮。
(静岡県のゴルフ場近くにある土から採取した)

「イベルメクチン」を患者に使うと、
かゆみや失明を引きおこすオンコセルカ感染症を防ぐばかりか、
食糧増産や現地の人の雇用促進など、経済政策にもつながった。

薬を飲むというのはとても難しい事。
何しろある人にとって最大限働く分量を決める必要があるから。
もし間違うと副作用となってしまい、命の危険につながります。

けれど、大村教授は述べています。
「きわめて安全で、医師でなくても誰でも配ることができる」
これが私にとって「すごい」と思うのですね。

誰にでも配るため、なんと教授は特許使用料を放棄したのです。
(特許の放棄は意地悪な人に盗まれ、独占される恐れがある)
おかげで世界に広がり、多くの人が助けられたのです。

 

オンコセルカ症?

ぶゆっちゅ
※ ブユ

オンコセルカ感染症は病原体をもったブユに刺されると発症し、
激しい痒みから失明に至る恐ろしい症状です。
人への感染はないようです。
アフリカや中南米で発症例が見つかっております。

参照:オンコセルカ症について

 

一日中研究者でいること

土

普段から大村智教授は土を採取しては分析を繰り返していた。
ビニール袋を常に持ち歩き、気になったらすぐ採取。

研究室で培養をし、医学に使えるものは少なかった。
使える一つが今回のオンコセルカ症に効く薬だった。

彼は自分が何を仕事にしているかをきちんと把握している。
だから1日中そのことについて考えている。
寝ても覚めても仕事のことばかり考えろ。

私も家族はいるんだけれど、気づいたことは夜中だろうと、
すぐさま蛍光灯をつけ、紙とペンを用意してメモします。
夢なんて特にそう。見た夢はなるべく忘れぬよう、
すぐさまメモし、メモを終えたら即座に記憶から消去します。

何しろ夢は大きな物語を描く際に必要となるから。
記事を書くときもそう。少しでも気になったらすぐさまメモする。
これは私が考案したのでなく、多くの作家や研究者がやっていること。

「知っているよ」という人は多いけれど、
「実際にやっているよ」という人は少ない。
多かったらもっと多くのところから作品や研究報告が出ても、
おかしくないと私は考えているのです。

 

応用できる24時間継続思考

1日中ずっと考えることはほかの分野にも応用できます。
例えば受験勉強をする際、苦手な分野があったとします。
何度問題を解いても間違える……。

このとき、1日中その問題と答え、解説をずっと読んで説いてみる。
解説を手書きする際、気づいたことやわからないことを書いて、
とことん調べていく。

調べた後も追及する。より適切な解説はないか?
他にこういう考え方があるんじゃないか?

苦手なものを克服する際、毎日考えるのです。
1日で終えるのでなく毎日継続することが大切。
すると、徐々に苦手が克服できるようになるのです。

私がとても苦手だった現代文の勉強をしていたとき、
1日中問題を解きながら、ずっと考えていました。

「なんで解けないんだ?」
「なんでこれが正解なの? なんで間違っているの?」

解説を読んでもさっぱりわからない。

いろんな参考書やビジネス本を読みながら、
ずうっと考えて同じ問題に向き合っていました。
もちろん、答えや解説は覚えるようになります。

それでも徹底的に解説を追求するのです。
何しろ納得がいかないので。
するとある日、一つのことに気づいてから解けるようになった。

ずっと考え込むことにより、「○○脳」が出来上がります。
この場合は現代文脳です。
ずっと問題と向き合わなければ、簡単なことにも気づきません。

 

「模倣と真似」の違い

たわみかわ ゆめな
※ オリジナルの女の子

大村教授はスキーをしていたとき、五輪団体に混じってやっていた。
そこで「レベルの高い環境に身を合わせながら、
人まねはしないで努力を重ねること」
をつかんだ。

先生として、学生にある論文のコピーを配り、
「この論文の真似はするな」

一つ疑問に思うのです。
「模倣」と「真似」ってどう違うんだ?

某国が日本の製品を真似したとよく言うけれど、
模倣したとは言わない。

どういうことだ……

こちらのサイトに違いがありました。
「模倣」と「まるパクリ」の区別が出来ない人

まず真似はそっくりそのまま盗んで自分のものとすること。
次に模倣はまねした後、自分で再構築すること
最後に独自性は初めから試行錯誤して、自分で作ること

この記事の場合、
真似はグローバルヘルス特集:大村智氏をただコピペして載せること。

模倣はグローバルヘルス特集:大村智氏の記事を一度読んだ後、
気づいたことや自分の意見や体験を載せ、
「私」の記事として、しゃしゃ(読者)に提供すること。
(半分オリジナルなのかなあ……ようわからん)

オリジナル(独自性)はグローバルヘルス特集:大村智氏の記事を読まず、
私の意見や体験のみを描くこと。

佐野パクリ

真似は一番楽ですよ。ただ、マネするときは単純な作業になり、
何かを創造することを覚えた人間にとって、真似は心が辛い。

何しろ創造者は自分が創作したものを提供したい。
そこに評価をいただくことで、生きる意味を実感するのです。
単純に真似を平気でする人は創造者ではなく、商売人です。
作品の質よりも銭の多さに興味を持っているのです。

創作は寝ても覚めてもずっと考え続けることで、
徐々に身につくものと確信持って言えます。
苦しむか楽しむかはその人次第です。

 

挫折の立ち直り方が勉強

学習帳コラ
※ ジャポニカコラ、ほしいw

大村教授は一度、憧れの教員になった後、
うまく授業を生徒に教えられず、挫折を味わった。

このとき彼は「もっと勉強し直さないと」
筑波大学の研修生からもう一度始めたのですね。

私も今から8年前に商売で一度挫折を味わいました。
家族がいなければ、今頃この世にいたかどうか……

家族に助けてもらった時、
自分の中で悔しさがいっぱいあふれ、
一時期何にも手がつかない状態となってしまったのです。

恥と後悔が自分の頭をずっと駆け巡る日々。
で、ある時友人が遊びに来て勉強の話になり、

「そうだ、どうせ一度失敗したんだから、
もう一度小学校の勉強からやり直してみるか」

そこで小学校の勉強から本気でやり直しました。
とはいえ、中学校までは本屋で立ち読みするだけで、
頭の中で何とか解けれるレベルでしたが……

高校になるとさすがに手書きじゃないとわからないところ、
高校時代に習っていなかった分野、苦手すぎて赤点ぎりぎりな分野、
得意だった分野すべてを見直し、勉強しなおしました。

勉強するとき、習ったことはすべて忘れます。
初めて勉強するものとして、試行錯誤で勉強を行った。
すると、いかに自分がいい加減なやり方で勉強していたか。

効率を求めない勉強が一番効率が良い事に気づいたか。
出題者と対話することが大切か……
勉強が大人になって、いかに世の中とつながっているか。
色々気づかされたのですね。

人生誰もが何かしらの形で挫折すると、
私は勝手ながら考えています。

その時、小学校の勉強からやり直してみる。
小学校が嫌なら中学校、高校を再び勉強する。
真剣に命を懸けて勉強していくと、
学生時代に気づかなかった意味が分かるようになります。

もちろん、仕事に直結する分野も学びなおすこと。
勉強する際、今まで学んだことは全て頭の中から消し去る。

中途半端な知識が勉強の邪魔になるので。

 

本業に関係のない芸術の効用

ヒーリング

大村教授は行き詰ったとき、絵を観るのだそうです。
ヒーリングアートの先駆けと言えるほど、絵の造詣が深い。
大村教授は絵を描くのでしょうかね?

芸術は鑑賞もよいけれど、手を動かして描くほうがよい。
彼は24時間、研究とデータ採取に没頭していたから、
描く暇はないのかもしれません。
(画像検索かけたのですが、彼が描いた絵はありません)

絵を描くと、論理とは違う脳を使います。
反対に普段絵を描くなら論理を元にした文章や、
数学の問題を解いてみるといいですね。

左右の脳をバランスよく使いこなすことで、
「当たり前」の中に眠る「偉大な発見」に気づきやすい。

 

当り前の中にある盲点

痛い
※ 私は食器を強く床にたたきつけた際、よく「痛い」という。
私にとっては当たり前だが、家族は「なにやってんの」と突っ込む。

世の中は当たり前すぎて、みんな考えないのです。
例えば文章。日本生まれの日本人が日本語を書く。
当たり前すぎて、誰でもできると思います。

しかしここで一つ発想を変えます。
「自分が書く日本語って、これでよいの?」
「日本語を勉強してみようか」

すると、助動詞や助詞、形容詞……
といった日本語文法の奥深さと言葉が持つ意味と印象。
色々深い部分に気づいてしまうのです。

後は作家の文章を音読し、一部は書き写してみることで、
作家が意識しているリズムや表現の奥深さにも気づくでしょう。

※ 補足

論文を書く場合「氏」は省きましょう。
これは論文でなく、彼らに敬意を持っているため、
私は「~氏」とつけています。

 

終わりに

大村智教授、おめでとうございます。
わんこたちの長生きも彼の薬が役立っているとか。
いろんな分野に使っており、すごいなあ。

彼は特許使用料を放棄し、大勢の人を助けることになった。
本当はもっと富を得てもよいのに、
彼はお金よりも研究に価値を置いているのですね。

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Writer軽い自己紹介

ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。