ドイツVWに続き、韓国サムスンで今さらながら、
テレビに不正操作を行っていたことが発覚。
現代自動車もリコールの嵐ときて、時代の流れを感じます。
一方で日本の京都大学が炭酸ガスと水で石油を作った。
エネルギー革命が起きるのかなあと思います。
今回、不正が明るみになった事件やエネルギー革命を通し、
今後どういった未来が訪れるかを想定しながら、
今できることについてお話をしていきます。
サムスンの不正詐欺
![サムスン](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/10/brynrny.jpg?resize=300%2C174&ssl=1)
韓国サムスンでテレビの不正が行われました。
VWと同じようにテレビに消費電力に不正プログラムを起動させ、
基準だけ合格させ、出荷するのです。
アメリカにおいて、サムスンテレビは安いのだけど壊れやすい。
(テレビに盗聴器をしこんでいるとか)
カスタマーサービスに連絡しても、修理してくれない。
それで自分で直さなければならない。
安いものを購入するのは良いけれど、
結局修理代などを考えると余計に費用がかかる。
日本はアフターサービスも万全だから、
インドネシアの鉄道建設や新日鉄による製鉄所の建設においても、
他国より値段は高いけれど、品質と保証を強調した。
しかし他国は品質・保証よりも少しでも安い値段で今すぐ作ってほしい。
この考えに基づいていたから、契約も強引に変更された。
![インドネシアとポスコ](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/10/iyly87.jpg?resize=300%2C188&ssl=1)
ポスコの場合、日本よりも値段を安く契約したものの、
急ぎすぎた工事と稼働のために、爆発を起こしてしまい、
使い物にならなくなってしまった。
(インドネシアと韓国では機密扱いになっている)
中国も日本案をコピーした資料に沿って、
工事計画を立てていくそうですが……
事件が起きたとき、どのような対処を取るのか?
今までの経緯(鉄道を埋めるなど)から予想できるため、
安物買いをして、後で莫大な銭を支払う羽目にならなければよいですね。
ドイツVWとトヨタ
※ 2014年フランスの空、フランスはディーゼルが売れている。
日本は石原都知事時代のころにディーゼル規制に乗り出した。
VWことフォルクスワーゲン。ワーゲンショックが起きる前に、
日本トヨタでは西欧の規制委員会に報告をしていました。
「数年前からVWのディーゼル排ガスがおかしい、
規制委員会さん、ちょっと検査してくれよ」
規制委員会は数年前から不正をわかっていたそうですね。
しかし、VWはお得意様でわいろの入手先なのか、
彼らは「問題なし」と判断していた。
![ルール工業地帯](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/10/ruru3t.jpg?resize=300%2C218&ssl=1)
ヨーロッパは環境先進国と呼ばれるくらい、環境にはうるさい国です。
中でもドイツはルール工業地帯で産み出た窒素化合物により、
酸性雨を生じてしまい、たくさんの木々を枯らしてしまった。
まさか車のディーゼルによって余計な窒素化合物などを生み出し、
酸性雨といった環境破壊を手助けしていたなんて、
VW不正を知らない者たちは思ってもいなかったでしょう。
![実燃費とhttp://www.news-us.jp/article/427196941.html](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/10/a01.jpg?resize=300%2C241&ssl=1)
※ 公称燃費と実燃費の差をとったCO2量、メルセデス・ベンツがひどい
米国がVWに怒っている事情として、
アメリカではガソリンよりディーゼルエンジンを好んでいるとのこと。
VWのジェッタTDIが環境にやさしいため、人気だそうです。
ところがガソリンと軽油の値段が同じで、ディーゼルは高い。
すなわち、ガソリン代を普通の車より多く支払った。
そりゃ怒りますよ。
参照:
トヨタもVW不正に抗議していた
BMWやベンツもか?
ディーゼルVSガソリンの違い
米国でディーゼル車購入率は35%増加
なお、VWショック詳細と生みの親ヒトラーについて、
面白いことがわかっております。
不正を働く原因って何だ?
今すぐ利益をほしい
※ 人にショックを与える魅せ方の一例
まず今すぐ利益がほしい、
そのために品質よりも魅せ方を重視して売り込んだ。
人は品質に目を配る人もいれば、
見た目に魅力を感じて購入する人もいます。
安物は「(値段の高いものと)品質はあまり変わらんだろう」
甘い気持ちで購入しやすい(私がそう…反省しないと)
人はものを購入する場合、実際に味わうよりも印象を優先します。
「これよさそうだなあ」好印象を持つものほど、購入しやすい。
会社が行う不正なんて、自分の手で調べないとわかりません。
不正を検知するソフトなんて、誰もが持つものじゃない。
よって詐欺に気づかない。
人は情報含め、見た目の良さを優先します。
続いて価格ですね。価格は品質を表しています。
詐欺と感じるのは価格が高いのに品質がものすごく低い場合です。
価格が高くても品質もより高ければ、
詐欺とは感じないしむしろ、不安になってしまうのです。
「安いのに高品質、嘘をついているのでは?」
商売のプロはそこらをきちんと研究している。
サムスンやVWもここらは熟知しているからお買い上げされるのですね。
日本が厳しすぎるんだよ
※ 日米貿易摩擦時、米国が日本の車を壊していた
不正を働く理由の一つが日本です。
他国が日本へ仕掛けた圧力を乗り越える。
結果、自分らが仕掛けた罠に苦しんでしまうのです。
ドイツ自身に車があるのに、
日本車ばかり売れていたら、ドイツは面白くないでしょう。
しかも理由が自分らの中で分かっているならなおさらです。
トヨタなど日本の車企業が厳しい基準を乗り越える。
一方、VWは乗り越えられない。
そこで不正プログラムを仕込み、強引に規制を乗り越えて販売した。
日本(トヨタ)は不正に気づいて警告をしていた。
しかし西欧はわかっていながら見て見ぬふりをした。
ただ、一部の規制当局者に「正義の心」が働いたのか、
米国にVWディーゼルを調べてほしいと依頼があったそうです。
アメリカは日本の会社が創っているソフトを使いました。
結果、ドイツ不正が明らかとなったのです。
![尖閣漁船](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/10/h5yh57.jpg?resize=300%2C212&ssl=1)
ヨーロッパが日本にかけた圧力だけでなく、
中国が日本に行った例もあります。
2010年の中国レアアース問題。
尖閣諸島沖で中国漁船が日本の海上保安船にぶつかってきた。
その際、中国はレアアース取引を日本と行わないことを突如発表。
すると日本は中国以外と連携しただけでなく、
日本自身がレアアースなしの代替技術を発表。
規制が厳しいならごまかすのでなく、
解決するソフトを作ってしまったのです。
おかげで中国のレアアース業者は倒産を含め、大損害。
日本は不正に厳しいだけでなく、
圧力を解決し、未来につながる技術を生み出しているのです。
そこが他国にはない技術のようでして……
「圧力をかければ黙るだろう」
他国には通じだけれど、日本は例外だった。
京大「石油合成」は何を変える?
水と炭酸ガスで石油合成だって?
※ 京大炭酸ガスと水から石油を図解した。画像クリックで拡大。
今入ったニュースによると、
京都大学の研究グループが水と炭酸ガスから石油を作ったと発表。
今中忠行名誉教授らが、
「水と石油を混ぜ、そこに炭酸ガスを加えると水が減って石油が増える」
驚きの発表をしたそうです。
水の中にナノバブルと呼ばれる、
非常に細かい泡状の酸素を送り込んで紫外線を当てる。
(紫外線は分子を切り離す力を持っているそうです。
またナノバブルはあまりにも細かい泡なので、はじけないそうです)
ナノバブル参照:日本水素水研究会
紫外線は化学反応をくっつける
すると一酸化炭素と水素が発生し、
化学反応が起こりやすい状態になります。
この状態で石油を加えると、
水と石油の間に特殊な「白い層」が発生します。
(水と油は比重の関係から一般的に水のほうが重たいから沈む)
最後に炭酸ガス(二酸化炭素)を加えると、
白い層の中で一酸化炭素と水素が化学反応を起こし、
炭化水素CH(有機化合物の一つである石油)ができるとのこと。
(どういう化学反応式になっているのかわからないなあ)
この発明で、電気代3円で100円相当の石油を作り、
炭酸ガスを使用するため、地球温暖化の防止につながるとか。
※ 現在の地球は温暖化よりもむしろ寒冷化に向かっているそうです。
地政学上からみる「発明」
※ 発明王と呼ばれるエジソン
発明は技術の進歩です。
技術が変わると人間の行動も変わります。
もちろん、心理だって変わってくるのです。
例えば車。車ができると馬を調達しなくても、
わざわざ苦労して歩かなくても現地につきます。
しかも歩くと1日かかる場所を車だと3時間ほどでついてしまう。
時間が短縮され、人間の行動範囲が広がります。
今まで馬を売り込んでいた人には焦るでしょう。
馬は生き物で疲れますが、車は無機物であり、
エネルギーを満たせば夜でも普通に動くからです。
このように技術が発明されると、国の在り方が変わります。
考えてみれば、中国レアアース問題もそう。
日本が代替技術を発明したため、
中国からレアアースを取る必要がなくなった。
結果、中国経済に響いてきたのです。
技術を観るポイント
![鉄道](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/10/mtukmt.jpg?resize=300%2C205&ssl=1)
技術が開発された場合、どの分野に密接するのか?
貿易などの統計表や地図帳をすぐ開くこと。
京都大学で日本が水と炭酸ガスで石油を合成したことで、
外国との石油輸入量が減るかもしれません。
すなわち、輸出国にとっては自国の利益が減るため焦ります。
(とはいえ、大幅に減らさないと思います。
貿易は国際間との友好にも響いてきますし)
日本はどの国と石油貿易をしているか?
統計表などを使ってみていくと、世界と日本のつながりがわかります。
![南シナ海](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/07/3hb3jig.jpg?resize=300%2C175&ssl=1)
私が持っているデータブックによれば、
日本の石油における中東依存度は87%です。
特にサウジアラビアから購入率が多い。
京大の石油技術が実用化されると、依存度は減ります。
また、青山繁晴さんらが頑張っているメタンハイトレードの抽出。
これも一般的に実用化していけば、依存度はさらに低下するでしょう。
すると、中東諸国は日本にどのような態度で接するか?
新しいサービスを使って、日本を引き留めるか?
日本敵対国と協力して、圧力をかけていくか?
するとガソリンの値段がどうなっていくか?
いろんな選択肢が浮かんでくるでしょう。
ただ、相手がどんなことをしても気持ちで負けてはいけません。
気持ちで負けるから、相手がつけあがるのです。
波に逆らっても無駄
![雨](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/08/ERmoZ.jpg?resize=300%2C199&ssl=1)
技術や人間の心理は必ず進化します。
今まで通用していたことが通じなくなった。
私もこれを別分野で体験しました。
通じなくなって、強引に通用しようと働きかけたけれど、
結果として無駄なことをしていたのです。
世の中は技術の進歩や新しい情報を通し、
人間の行動を観ることで、求める価値が変わっていきます。
価値を読み、すぐさま対応できるようになると、
一流の商売人となっていきます。
今回、日本の京都大学がもたらした「石油技術」によって、
まず誰が喜んでお金を支払うのでしょうか?
私が考える条件として、
・石油を貿易に頼り、値段が高いわりに質が良くないなあ。
あるいは他国の態度が気に食わない…取引先に怒りを持つ人
・貿易より自社で創ったほうが費用も掛からないし、
何より安全や品質のために少数の人を雇ったほうが、
長期的に考えて、経費は浮くだろうと考える人
他、人の真理を見ていけば条件は出てくるでしょう。
自分なりに心理を推測したら、推測した業界を調べ、
そこに投資するのもよし、営業をかけるのもよし。
あるいは私のように記事にするとか……
人の立場によって、やるべきことは定まっています。
日本にいる限り、常に日本に向けて新技術を発表している。
技術は情報(アニメやニュース)も入ります。
技術を耳にしたら、
誰がどんな影響を受けて、気持ちがどう変わるか?
じっくり考えてみるとよいでしょう。
労力知らずの優勝
![佐野パクリ](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/10/4h464bgh.jpg?resize=300%2C150&ssl=1)
日本は他国が仕掛けた圧力を解決し、
反対に他国は自分らが仕掛けた罠に陥ってしまう。
日本が持つ「武器」の一つですね。
日本の武器に対抗しようと試行錯誤するけれど……
できなければチート技を使って日本に対抗する。
しかし、他国によって「最も悪いタイミング」で、
不正がばれてしまい、大損をこいてしまうのですね。
ドイツは「難民受け入れ」に対するあやふやな回答のさなか、
VW不正がばれてしまいました。
中国は「尖閣漁船の日中摩擦」に乗じて、
共産党が日本への経済措置として、レアアース規制を行った。
結果、日本が持つ武器にやられてしまった。
韓国はドイツVWに乗じてサムスン不正がばれた。
サムスンはドイツVWが騒ぐ前から疑惑をもたれていました。
今さらかよ……という気持ちが強い。
日本自身も東京五輪に関する裏取引(エンブレム)が、
ベルギーの発表によってすぐばれた。
※DASHは楽しく働くところに魅力あり
まとめると、初めから裏で決まっていたこと。
「労力知らずの優勝」が通じなくなった。
今までは情報漏れが新聞や内部告発といった形で、
場合によって政府やスポンサーから圧力がかかり、
もみ消されることもあった。
しかし今は個人が発信媒体となる時代です。
彼らに圧力をかけたとしても、
個人は「残念、もうほかの人に伝えましたから」
ツイッターなどで拡散し、一気に広がります。
組織なら上が圧力をかければ済む話だったけど、
組織に属さない個人なら、第三者に勝手に伝えればよし。
日本の情報は世界からも「インターネット」で入手できる。
技術は常に進歩しているため、
私たちは真っ先に進歩している技術をつかむ必要があります。
技術の進歩は必ず人の考えや行動を変えてしまいます。
「労力知らずの優勝」が通じない時代と仮定した場合、、
誰がどう変わっていくのかを見抜いていくことが求められます。
結びに:私たちの役割
日本は「他国の圧力を利用し、反対に圧力をかける」
という武器を持っております。
他国は自国の技術や情報を浸透させるため、
厳しい日本をますます攻撃してくるでしょう。
圧力をかけてきた場合、落ち込みや怒りを持つだけでなく、
「お前らそんなふうにやってきたか。
よーし、それならこうやってやるぞ、楽しいわあ」
楽しい気持ちをもって、技術の向上を図っていくこと。
同時に事実をきちんと伝えること。
事実や技術の向上で相手に被害を与えるのです。
特に奇をてらったことをしなくても、正攻法で相手に被害を与える。
凄い事じゃないかなあと思っているのです。どうでしょう。
(裏を返せば多くの国が小手先なのですね)
![お願い](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/05/sheare2.jpg)