大河ドラマ、「花燃ゆ」の視聴率がとうとう一桁になりました。
視聴率が低下した原因として、ヤフコメなどを拾っていくと
>時代背景における説明不足でよくわからない
>長州側の視点より文の視点が多いから、共感できない
>余計なファンタジーやメロドラマにうんざり
「わからない、共感できない」
人それぞれの判断になりますね、
そこで、私自身が思う面白い作品の3条件を上げてみました。
面白いと感じる作品の条件として
1 1人のキャラに惚れる
私はニコニコ動画でアニメを見ています。
その中で現在、熱中している作品が「ダイヤのA」です。
(沢村栄純含む野球道に精進する姿を描いたアニメ)
私は野球部ではありませんし、高校野球もラジオを聞く程度で、
それほど詳しいわけじゃありません。
(漫画は読みますよ、DreamsやMajorなど)
ダイヤは漫画やアニメ、共に面白い。
沢村栄純の成長ぶりが楽しみだからです。
お調子者の沢村が課題を乗り越える姿。
悔しみを感じながらも、前向きに乗り越える姿に心惹かれます。
でも、面白いと感じるポイントが1つあるんです。
「現在の自分」と重なるところ。
私は沢村を通し、現状の課題を頑張って乗り越える姿に自分を重ねます。
自分も現状何らかの課題がある。
それを乗り越えようと必死に頭や体を使っている。
完全に重ならないんだけど、沢村と自分の生き方がある程度重なっている。
もしあなたも「このアニメ、ドラマ、小説……面白いな」
と感じる場合、確実に自分とキャラがかぶっています。
異性の場合はこれに加え、性的な魅力も入ります
キャラクターがかぶるということは、
人物を通して「内側の自分」をはっきり見ている状態なのです。
あなたにとって惚れ込む人は自分の理想、向かうべき己です。
2 たった一つの毒を創る
「どこも追求していないたった一つの特徴」を創ること。
例として、日本という国をみていきます。
日本は現在、スパイうじゃうじゃの絶賛侵略され放題な国です。
良くも悪くも自国の悪口を言ってもあまり追放されない国。
炎上騒ぎくらいで社会的な抹殺で済む程度です。
殺されるってことはよほどじゃない限りありません。
某国は日本という国をなぜ侵略したくなるのでしょうかね。
侵略して我が領土にすることで、得られるメリットがあるからですね。
でも、侵略され放題なのに日本という国は、
今も完全に占領されることなく、国を維持しています。
幅広い視野から見ると、
日本という国がもたらす文化を守り、育てていくものがある。
「じゃあその文化って何?」 というのが日本にとっての「毒」。
毒があり、それが他国にもじわりと効いているから、
侵略はされているんだけど、占領はされていないのです。
※ 中国がほしい南シナ海の図
毒は「変人」であり、「魅力」です。
例えばアニメ。アニメの良さは人間の「叶えたい願望」を形にしたもの。
叶えたい願望って必ずしも良い物ばかりじゃありません。
時々、絶句したくなるものもあります。それすら形にしているのです。
他に某国が病気で苦しみ、薬の開発がなかなか出てこない……
でも、日本でそいつに対抗できる薬を作ってしまった。
これは日本独特の「変人」文化がもたらした成果です。
侵略され占領されると、文化が失われてしまうかもしれない。
だから失わせないように、今も必要だから日本という国がある。
(リトさんは本人の意思と無関係に限界ギリギリの性を追求していますね)
アニメやドラマなど、
「誰も追求していないようなものを命かけて追求している」
分野は毒があります。
食らうとハマってしまうのですね。恐ろしい……
3 熱意
「女優のすみれさんがハリウッド進出した」
ニュースが流れておりました。
日本人のハリウッド進出はおめでたいものです。
それ以上に私が気になった部分はこちら。
カナダ人作家のウィリアム・ポール・ヤング氏が、
子供たちに読ませたくて自費出版した。
なんと「人生を変える作品」として多くの人の心を捉え……
自費出版してまで出したいもの。熱意ですね。
「子供のために」読んでもらいたい。
彼にどんな事情があったのでしょう?
英語で書かれたインタビューをざっと読む限り、
「私はこの物語を通し、現実ではないが真実を伝えたい。
物語は家族の霊的存在(インスピレーション)がなければできなかった」
インタビューの行間に隠された熱意。
なんとしてでも出さなければならない理由。
出すことで与えることができる価値。
ここらをはっきりした上で出しているか。
はじめは曖昧で抽象的な表現になります。
毎日突き詰めていくうちに具体的になっていくのです。
(参考:Why-How-Whatから見える戦略)
そこから見える熱意に人が惚れ込むか?
結果、ここに毒が生まれるのですね。
花燃ゆの面白いところ
熱意を探る上で参考になる意見があります。
面白いと感じる人です。どこが面白いか。
>家族愛にあふれた物語
家族愛に面白さを感じるという人は、現在家族に飢えているか?
あるいは「こんな家族を送りたいなあ」と考えているか。
花燃ゆは家族愛をとことん掘り下げていき、同時に男たちの生き様も見せる。
俳優を裸にするなど、女性から見ると性的表現を演出するそうですね。
良いことですが、そっちばかり向かってテーマからずれぬよう、
頑張ってもらいたいところです。
終わりに
ニコニコアニメでも視聴者人数が少なくても面白いのに、
BDやDVDが売れないものもあれば、つまらないのに爆売れする。
売上がよくわからない展開になっています。
今、視聴率低下しても……
何かがおきて爆発的に伸びることだってあり得る。
本日の株価と同じで、何がおきるかわかりませんね。
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