おはよう。
今日のアオアシ最新号(299話)で、
栗林と花がスペイン語でやり取りしていた。
スペインはエスペリオン監督福田さんが所属していた場であり、
ガルージャ監督がいた場所でもある(違ったか?)。
スペインといえばもう一つ、キャプテン翼だ。
大空翼が現在所属しているチームはスペインのFCバルセロナだ。
他のサッカー漫画はどこを海外拠点に定めているか知らぬ。
なぜどちらの作品も海外サッカー=スペインなのか?
ブラジルやイギリスではだめだったのか。
翼はすでにブラジルにて修行を積んだ。
現在はバルセロナで活躍している。
サッカーにおいてスペインにしかない魅力は何なのか?
アオアシ最新話で語る目標レベルの高さ
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TVアニメ #アオアシ 第11話
「東京都リーグ第1節 成京高校戦」
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ご視聴いただきありがとうございました❗本日深夜0時からは配信も順次スタート👀https://t.co/RKMrMLBXeC pic.twitter.com/7wFSdCDMeb
— 『アオアシ』TVアニメ公式 (@aoashi_pr) June 18, 2022
アオアシにおいてスペインは福田監督がかつて活躍していた場所であり、
花と栗林が活躍する場(予定)でもある。
福田監督が選手だったころ、スペインにわたって活躍したももの、
足を痛めて引退を余儀なくされ、今は監督を務めている。
参照サイトによると福田監督のモデルは福田健二選手らしい。
福田健二選手はフォワードで、厳しい生い立ちを経て選手へと成長。
日本で活躍した後、メキシコやパラグアイ、スペインにギリシャへ移籍。
愛媛や香港を経て引退し、現在は横浜FCのスタッフとして選手を支えている。
最新話で花は兄が活躍していた場所を、
栗林選手は父親の仕事で1年間スペインにおり、
スペインでの試合を見て「ここでやる」決意した。
アシトは自分が遠い先の未来を見たうえで行動してないと気づき、
ノールックパス(相手を見ないでパスを送る)の秘密にも気づいた。
二人ともスペイン語が流ちょうなわけ
#アオアシ 第8話「夜練」
ご視聴いただきありがとうございました!
今週のアイキャッチはこちら
リフティングをする花でした✨
来週もお見逃しなく!!(IG企画部) pic.twitter.com/24hMW8W9Lh— Production I.G (@ProductionIG) May 28, 2022
もう一つ、二人ともスペイン語を難なく話せる。
スペイン語ができる理由の一つとして、実際にスペイン人が回りにいて、
彼らと普通にスペイン語で語り合っていたと。
エスペリオンも外人スタッフがいて、
日本語でも英語でもなくスペイン語(向こうの母語)でやり取りしている。
身近に話せる人の存在だけでなく、
自分がどこでどう活躍するかを見越したうえで、
先回りしていろいろ学んでおく(独学)
一番重要な部分が「自分がどう活躍したいか」であり、
活躍さえ決まれば語学を学ぶ方法は自然に入ってくる。
なおアオアシを通して「スペイン語に興味を抱いた」なら、
どこから始めたらいいのか。
YOUTUBEでスペイン語を調べるなど色々あるが、
本格的にやるなら、基本ルールが詰まった文法を強くお勧めしたい。

文法ルールがわかれば、後は単語を覚えながら、
実際に現地の人とスペイン語でやり取りを行えばいい。
スペイン語は文章の並び方に大きな制約がない一方、
動詞は主語によって語尾が変わる(主語を省略できる)。
他にも疑問符?が逆さになるなど、スペイン語特有のルールがある。
アマゾン:NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで
キャプテン翼とスペイン
クラシコ観戦の翌日、バルセロナを訪れた際の恒例となっている「宵宵祇園(よいよいぎおん)」訪問してきました。オーナーの石塚啓次さん、いつも温かく迎え入れてもらって感謝です。2015年の初訪問から、訪れるたびに描いているキャプテン翼のキャラクターたちも、もうかなりの人数になってきました。 pic.twitter.com/Dj8eDGHW9S
— 高橋陽一 Yoichi TAKAHASHI (@0728takahashi) December 20, 2019
一方でキャプテン翼も大空翼に焦点を絞った場合、舞台はスペインだ。
なぜ翼はFCバルセロナに決めたのか?
作者のインタビューがあった。そのまま引用する。
1998年のフランスW杯を現地で観戦したとき、パリの宿が満杯でスペインのバルセロナを拠点にしたんです。街の雰囲気もよかったし、(バルセロナの本拠地)カンプ・ノウに入ったら「このスタジアムで翼をプレーさせたい。欧州に移籍するならスペインが合う」と思ったんですよ。
もし高橋先生がパリに泊まっていたら、FCバルセロナの道はなかったといえる。
偶然のピンチが招いた結果といえよう。
翼がカンプ・ノウに入ったときも感動していたが、
最初はいろいろ課題を与えられ、すぐに入れなかった。
「あの翼ですらすんなり入れないなんて……」
当時びっくりした。
スペインにあってイギリスにないもの

欧州サッカーにおいて、イギリスやフランス、スペインにドイツ他、
ありとあらゆる箇所でチームが戦いを繰り広げている。
アオアシもキャプテン翼もスペインに焦点を当てている。
スペインには何があるのか?
調べたら、知恵袋に文化の違いが載っていた。
スペインと英国、両方でプレーした選手のインタビューによると、
イギリスでは、相手の攻撃を受け流し、スタンドにいれたら拍手する。
一方スペインでは受け流しただけだと拍手など起きない。
奪ったうえでうまく反撃しないと評価されないと。
別の意見に興味深い内容があった。
スペインはきれいなパスサッカーを求めている。
一方英国は雨の日が多いのか、パワープレイに近いサッカーを行う
(=観客がパワープレイを求めている)」
英国とスペインの地理的条件も背景にあるとは思わなかった。
参照:I’m a romantic, says Xavi, heartbeat of Barcelona and Spain
地理の基本:スペインとイギリス

学校で学ぶ地理の勉強に入ろう。スペインとイギリスの違いだ。
イギリスとスペインは東経場ではほぼ同じでありながら、緯度が10度も違う。
スペインの経度は日本とほぼ同じだが、イギリスはさらに北極圏へ近くなっている。
緯度が高くてもイギリスには暖流の北大西洋海流によって、
日本とほぼ同じ気候となっている。
英国はスペインに比べて降水量も多い。
(参照サイトによると東京よりは少ない)

スペインは上部がイギリスと同じ西岸海洋気候(CFb)で、
真ん中から下が地中海性気候(Cs)だ。
地中海性気候の特徴として、降水量は冬が多く夏が少ない。
下記動画では経済と地中海性気候のつながりを述べている。
地学要素もふんだんに含んでおり、大変面白かった。
サッカーは基本外で行うスポーツであり、気温及び天気の影響を受けやすい。
アマゾン:村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編
欧州サッカーの歴史
世界各国のサッカースタイル及び歴史について述べたサイトがあった。
サイトによるとイギリスこそサッカーの起源であり、
19世紀に入るまで最小限のルールの元、殴り合いもOK(死人も出た)なお祭りだった。
ルールとして1個のボールをめぐる争奪戦で、
どちらかといえばラグビーに近い競技だった。
力同士のぶつかり合いとなり、英国サッカーの源流となっているそうだ。
一方スペインは一つの国内に様々な民族および文化がある。
バスクやカタルーニャで独立運動が叫ばれているね。
またスペイン内戦によって、スペイン国内の多民族同士が争いを起こし、
チーム意識も他国に比べて低いそうだ。
※時の流れとともにチーム意識も高まっているらしいが…。
参照サイトによるとスペインのサッカーは闘牛を見ている感覚で、
闘牛が相手チームであり、相手を上手く交わすように上手くパスをつなげ、
芸術を生み出している。
なるほど、国によってチームの土台戦略が変わるわけだ。
同じように見えるけど、美意識や魅力に違いが生じている。
まさか地理及び歴史による国民性の違いから、
サッカープレースタイルにも影響を与えているとは思わなかった。
もう一つ。世界大会で優勝率の多いフランスはどうか?
フランスは社会主義で芸術の知名度も高く、
かつ面白い試合をしないと盛り上がらない。
ただ勝利を収めても意味がない。
エンタメかつ芸術的な物語を持つ展開を持たぬと、観客は興味を抱かぬそうだ。
スペインと日本の共通点
『キャプテン翼』高橋陽一先生、「FCバルセロナ」時代のイニエスタTシャツに翼くん描く
(詳細内容)https://t.co/e1DxUYfQD1 …#高橋陽一 #前園真聖 #キャプテン翼 #サッカー #FCバルセロナ #イニエスタ #RakutenCup pic.twitter.com/uKs41Mh0E8
— マイナビニュース・エンタメ【公式】 (@mn_enta) July 12, 2019
アオアシでもキャプテン翼でも、
「どうして海外サッカーだと舞台がスペインなのか?」
わかるようで今一つピンとこなかった……気になった。
サッカーにおける国民性は日本とスペインにおいて、あまり差がないのか?
私はサッカー選手でもなければスペイン旅行の経験もないため、よくわからん。
次はスペインと日本の共通点が気になり、調べてみた。
すると成澤由浩シェフのインタビューがあった。
成澤由浩シェフにとって、スペインは日本を思い起こさせるという。
北部と南部と中部、大西洋側と地中海側。
地方・地域によって異なる食文化があり、日本と似ていると。
また別のサイトでは社交辞令を述べたり英語が苦手だったり、
小さいことに気を使ったりというところも、
日本とスペインは似ているそうだ。
一方でスペインには梅雨がなく、朝8時に日の出、21時に日の入りなど違いもある。
サッカーにおいてもプレースタイルにおいて完全に違いがあるのでなく、
日本が求める「未来の一つ」がスペインにあるのではないか。
だからスペインを選んだのかなと、自分は考えた。
今回、まさかサッカーには「地理・歴史」背景があるとは思わず、
とてもいい学びとなった。
サッカーを見るときはプレースタイルだけでなく、
別の側面も見ると、楽しくなるのだろうね。
ボールはトモダチの意味

最後に一つ。アシトと翼が出会っていたら、どんなプレーや会話をしていたのか。
翼の華麗なテクニックにアシトが衝撃を受けるシーンばかり出るだろう。
最近の翼、ミカエルを見てボールに乗るという荒業をやっているからねw
アシトなら絶対次の言葉の意味と本質を尋ねるだろう。
「ボールはトモダチ、どういう意味か。どうすればトモダチになれるのか?」
調べたところ、ボールはトモダチという言葉の発祥は翼でなく、
師匠ロベルトが翼に教えた言葉だった。
トモダチだからこそ蹴るときは強く蹴る。
トモダチのごとく、ボールや選手、グラウンドその他もろもろ、
愛して楽しんでプレーを行う。
シュートやパスその他、何かしらの精神恐怖を取り除くし、
一日中ボールと接して、肌でボールの感覚を養う。
ボールと接する部分はハイキューにもあった。
日向にとって師匠の一人であるコーチのおじいちゃんが、
日向にアドバイスの一つとして「常にボールへ触れていなさい」述べた。
ボールを触る時間は非常に短い。
だからボールに触れて、肌で感覚を養っておきなさい(=慣れろ)と。
ボールに対して擬人扱いするからこそ、ボールに対する思いやりが芽生え、
思いやりは道具・人・環境・ファン……あらゆる部分に意識を向ける。
今のアシトはサイドバック(むしろ司令塔)として一流選手へなりつつある。
新しい言葉を翼から教えてもらったとき、
今まで意識していなかった部分・しなくても別によかった部分に対し、
さらに意識するからこそ一つ一つの作業に重み(意味)が生じる。
重みといえば、ダイヤのAを思いだす。
辛勝したものの、気が抜けてボスに叱られる青道ナインを。
大きな成長を遂げるのだけは間違いない!
思っているんだ。
