※ てーきゅうのシャロちゃん | うしどん [pixiv]より、シャーロック・シェリンフォード
おはよう、しゃしゃ。
米フォード(自動車)が日本から撤退するんだと。商売って難しいよね。
商売を中心に書いていこう。後からどんどん記事を追加するのでよろしくね。
日本市場は狭い
米国フォードは述べた。
「日本は閉鎖的な市場で、輸入車は販売された新車全体の6%ほど」
ネットの反応として、
・売れない理由は考えないのね
・閉鎖的でなく、商品に魅力なし
・軽自動車を作ってくれたら買う
記事引用元:「日本市場は閉鎖的」
市場のせいにしているけれど、そうじゃないよね。
ドイツVWは排ガス規制問題が起きる前から売れていたんだ。
なぜなら日本の市場をきちんと読んだうえで、彼らが欲する車を作った。
また、新規格の車も「潜在的」に欲する車を作って、
魅力的な広告で読者の購買意欲を高めた。単純なことがなぜフォードにできぬ?
首をかしげる人が多いんだよね。
商売は複雑
マーケティング、セールス、ターゲット……
横文字がずらずらずらっと並ぶと、何が何だかわからなくなる。
でも、商売は次の言葉に集約される。
「誰とどの商品をお金と交換するか」
上記の言葉を覆い隠すように、マーケティングだ、セールスだ、
ワンランチだ、うんたらかんたら……
白煙がまかれるようにわけわからなくなるんだよね。
勉強だって同じことがいえる。
物理を勉強する際、力学だ、運動方程式だ、運動量だ……
とわけわからないうちに頭が回ってしまうのだ。
でも「物体がどんな風に動くのか」
物理の本質を一つつかむだけで、
一見複雑に見える学習も、単純に見えてくるんだ。
世の中は物事を複雑にさせて「単純化しますよ」
という内容で商売を行う人がいる。
でも物事は意外と単純だからね。単純だからこそ、めっちゃ奥が深いわけで。
簡単に儲かる話
簡単に儲かる話は詐欺といわれるね。
実際そうだ。仮に簡単に儲かる話通りに儲かったら、
それはそれでとても危険なことだ。
なぜなら「自分で考えない」で儲かったからだ。
商売は「データ」を分析し、「仮説と検証」を立てる行為だ。
データのないサイトやお店で商売はやるべきじゃない。
データとして「顧客の行動・購入物」
「店員の対応」「天気・時間」ほか、色々ある。
ネットだと「アクセス数、検索キーワード、検索数、クリック先」
といった情報を手に入れることができるよ。
簡単に儲かる話はデータから出る地道な結論をすっ飛ばし、
ただ人さまのノウハウを読むだけの行為に過ぎない。
人さまのノウハウを知るのはいいことだけど、
知った後に検証を取りながら仮説を立てるという、
実に面倒くさい作業を取らなければ、前には進めない。
反対に言えば、データとにらめっこしながら、
仮説と検証を立てていくようになると、「コツ」がつかめてくると思われます。
誰かにすがって早く稼ぎたい気持ちはわかります。
私もそうであっちこっちさまよったけれど、
結局データを取って試行錯誤する日々が儲けにつながるのです。
結びに:フォードはわかっていた
VWができたことをフォードもできると思われる。でも彼らは市場のせいにしてやらなかった。
というより「自分たちのエゴ」を「日本にいる顧客」に押し付けようとしたんだね。
商売は押し付けじゃなく取引だよ。