第三者に自分の意見をきちんと伝える場合、
数学が役に立ちます。
ちょっと工夫すれば、
相手に物事を伝える力が上がると確信します。
優先度の高いものが先
![ケーキ](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/04/cake.jpg?resize=300%2C228&ssl=1)
例えばケーキを食べました。その時、こんな質問が出ます。
「ねえ、そのケーキどこで買ったの?」
あなたはどう答えますか?
「そりゃクレール(お店の名前)だよ」
まず、買った場所を答えますよね?
「夢路6丁目にあるクレールだよ」
先に住所を伝えるかもしれませんが、
この中で優先度が高いのはどちらでしょう。
・夢路6丁目(住所)
・クレール(お店の名前)
私はクレールの方が高く、夢路6丁目は低いと考えています。
理由として、クレールは場所が特定しやすいのですが、
夢路6丁目は範囲が広く、特定しにくいからです。
この話を踏まえたうえで、
数学の問題からどうやって伝える力を鍛えていくか。
お話をしていきます。
普通に解く
まず、問題文を見てもらいます。
(問題文引用はここから)
![問題](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/04/q1.jpg?resize=576%2C84&ssl=1)
![普通に解く](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/04/bolpen.jpg?resize=442%2C233&ssl=1)
まず、問題を解くために何をすればいいか。
どんな条件が必要かを検討した後、答えを導き出します。
この場合は鉛筆とボールペンが分からないので、
とりあえず未知数を定めます。
その後、情報を整理して(計算して)
問題を解き、答えを出します。
相手に伝える
![説明](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/04/bolpen2.jpg?resize=340%2C191&ssl=1)
先に答えを書いた後、必要な情報だけを記述します。
数学の答え方と大きく違うのは、先に結論を書くことです。
優先度の高いものが先、低いものが後になります。
出題者は「鉛筆とボールペン、それぞれ何本買ったの」
と、尋ねているわけです。
すなわち、優先度は鉛筆とボールペンの数ですね。
だから、まずは本数(解答)を答える。
その後、本数に至った理由を説明していきます。
それが解法の流れになります。
先に優先度の高いものを伝えると、
「最後、どうやって書いたらいいんだろう」
と、結論について悩んでしまう場合があります。
「方程式を立て、解きます。
すると(ここに計算展開をする)、鉛筆が~」
と、書いたっていいんですが、別に書かなくてもいいのです。
出題者が最も聞きたいことは一つ。
「鉛筆とボールペンの数」なので、それを先に答えたら
後は「なんでその数になったのか」を伝えるといいのです。
きっちり説明してもいいし、簡単に伝えるだけでも構いません。
読み手が「わかった、そういうことね」
と、納得してもらうことができれば、それでOK。
終わりに
ある数学の講師がこうおっしゃっていました。
「数学は論理的思考を育てる科目だ」
しかし、伝える力は普通に数学をやっているだけでは伸びない。
そう私は考えています。
数学を使って、相手に物事を伝える訓練をする場合、
まずは自分で問題を解き、仕組みが分かったうえで伝えること。
自分が分からないものをいくら相手に伝えようとしても、
意味不明な文章になってしまいます。
これは教科書や参考書をリサーチしながら、
自分で調べたり、先生や知恵袋で相談することによって、
解決するでしょう。
伝える力が伸びると、相手の意見に対して深く考え、
矛盾に気づき、反論することができます。
また、相手が何を求めているかが分かることで、
必要なものを差し出すと、気に入られるように^^
お互い、頑張って伝える力を伸ばしていきましょうね。
![お願い](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/05/sheare2.jpg)
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