おはよう、しゃしゃ。
ビジネスの話を一つしたい。
利益があるね。利益は売上-費用だ。
売上を増やすノウハウや戦略は有料としてあちこちにある。
一方「費用を減らす」ノウハウはあまり注目を受けていない。
しかも費用は目に見える部分=お金の減り具合はもちろん、
お金が全く減らないけど確実に「負債」を生み出す、
目に見えない費用=暗黙費用がある。
暗黙費用に関する話を一つしたい。
簿記から利益を見直す
利益は売上-費用だ。
私は仕事において売上を伸ばす対策に力を入れていた。
しかし気づく。
売り上げは確かに伸びているのに、なぜ利益は変わらないのかと。
疑問を呈した結果、売り上げは確かに増えているが、
費用に注目していなかったばかりに、利益が変わらないと気づいた。
いや、今まである一定のラインから利益をあげられず悩んでいたが、
もしかすると費用を見直して対策をとれば、ラインを上げられるのでは?
まずは目に見える費用から目を向けた。
通信費、電話料金、水道光熱費、土地代……
目に見える部分を出した後、ふっと気づかされた。
これって時間の無駄ではないか?
例えば仕事をするとき、仕事においてサクサクできる業務もあれば、
「うわあ、面倒くさい、これしたくない」といった理由から、
業務を怠ってしまう場合がある。
もし業務を怠らず、集中して行えば、
より速いスピードで仕事ができるのではないか?
いうなれば「時間の無駄」を減らしたうえで、
「時間利益」からの「実際の利益」にも影響を与えるのではないか?
例えば3日でできる商品と7日でできる商品において、
4日目に販売をすると3日分の売上を出せられる。
3日分の「速度利益」というべきか。
本来は3日で商品を創るのに7日もかかってしまった。
3日分の売上は決して表に出てこない売り上げであり、
別の側面から見ると7日かかってできた商品は、
3日分の費用を余計に払っていると捉えられる。
実際の費用は出ていないが、
例えば4日目から商品を出して売り上げを1万出したとしたら、
8日目から出した商品について……
1万円の売上 – 1万円の費用 =0円の利益
ただの算数だけど、売り上げと費用で相殺される事態が起きた。
目に見えない費用を可視化していくと、
「売り上げを相殺させる費用」を出した原因が自分の行動にある。
会社なら社員だけでなく「まずは自分自身」の行動だ。
社員を叱る場合はまず自分を見つめなおしていくと、
自分自身も結構「同じようにさぼっている」箇所があり、
自分の態度が社員にも知らぬ間へ伝わっているのだから。
目に見えない費用を削減していけ
最近僕が研究している「暗黙費用」に関してnoteに書いた。ブログにも後で編集して書く予定。
なぜ人は誰かを変えようとするけど、自分は瓦ろうとしないのか。本当の戦いは「己にNoを突きつける」ところから始まる。https://t.co/YQ9eBp5UlU— せんけん (@megabi0) August 9, 2020
利益は売上-費用だ。
売上を伸ばす戦略はわかっているし実行もしている。
なのに費用も比例して高くなるから、結局手元に残るお金はわずかしかない。
そこで費用を見つめなおし多うえで、
「この行動はとらなくてもいいよね」と一つずつ可視化していけば、
余計な行動=暗黙費用を減らし、正しい利益へ持っていけるのではないか?
例えば私、ちょっと時間が空くとツイッターを開いてしまう。
「ツイッターを開く」という行動をきちんと紙に描く。
紙に描かないで頭で捉えると、頭はカオスなのですぐ忘れてしまい、
同じ行動をとってしまいがちになる。
だから可視化して「自分はこういう時にこんな態度をとる」と、
しっかり自分自身をつかんでいなければならない。
可視化できたら「見ない」と選べばいいんだけど、
習慣はそう簡単に変えられず、むしろ抗ってしまう。
可視化したところで、元の習慣へ戻ってしまう。
だからこそ地に足をつけて、自制していかねばならない。
自分を変えていくと嫌でも気づく。
「最大の抵抗勢力は自分の中にある」と。
暗黙費用と止考
前回記事で思考でなく止考の話を書いた。
思考は過去の情報をもとに最適解を出し、
止考は未来をつかむために何も考えない、考えを止める生き方だ。
暗黙費用において、目に見えない費用を追い出す場合、
どうしても「自分が必死になって抵抗」する。
必死に抵抗する自分は「過去の情報」をもとにしており、
未来がよくわからないから不安に満ち溢れている。
だからこそ止考を行って不安な自分に焦点を当てるのでなく、
何が起きるかわからない未来に焦点を当てていく。
すると「今の自分に必要な作業や考え、理念」に気づく。
止考についてはぜひこちらを読んでほしい。
最近、私は楽しい。自分を変える戦いを仕掛けているのだから。