
おはよう、しゃしゃ。熊本地震をはじめ、洪水を含む被害にあう日本。
テレビは必死に「視聴者が見たいであろうネタ」をとるため、
時には法やマナーに逸脱する行為で取材を行う。
2ちゃんねるスレッドで誰かが述べた。
「リポート・ハラスメント」略して「リポハラ」
この言葉をぜひ流行らせたいと考え、記事を書く。
リポート・ハラスメントとは?
何でもかんでもハラスメントつけるの好きじゃないけどリポハラって単語は一般的になるべきだと思う あまりにも取材側が見世物としてしか捉えてないのが伝わりすぎる…
— ミヤコ (@YZKS_mhs) 2016年4月22日
マスコミが被災者や被害者の状況をろくに考えず、
精神的・肉体的に彼らを傷つけたうえ、
「これがジャーナリストとしての使命なんだ」
開き直って反省もせず、嫌がらせを続ける連中や、
いったん謝罪をしたものの、こりなくやる様も意味する。
ハラスメント:他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、
相手を不快にさせ、尊厳を傷つけ、不利益を与え、脅威を与える行為だ。
拡散お願いします!この言葉広めましょう!「リポートハラスメント」略して「リポハラ」→→→マスコミが報じない「被災者VS記者」トラブル 自治体の要請もむなしく「記者が勝手に…」 https://t.co/pF6lsbgR5D #MT2#熊本地震#地震#マスコミ#熊本#被災者
— おひっこし (@ohikkoshi) 2016年4月22日
ハラスメントの中には、やった本人が自覚を持たない事例もある。
むしろ「こんなので訴えるのか、心の狭い奴だ」
訴えた人に怒りを覚える方もいる。
確かに女性の肩に誤って触れただけで、
「あなたの行為はセクシャルハラスメント(セクハラ)です」言われたら、
「この女は何、寝言をほざいているんだ」思ってしまうだろう。
ただでさえストレスだらけなのに、役にもたたんマスゴミがうろうろしてればそらキレるわ pic.twitter.com/8kVNWxlKHG
— ラリ@激裏情報 (@_larry___) 2016年4月22日
ハラスメントは主観によって決められる要素もあれば、
誰がどう見ても「これはひどいだろ」怒りを覚える内容もある。
今回、取り上げるリポハラは「相対的に多くの人が抱いた不快」
を上げていきたいと考えている。
リポハラ例1:ミヤネ屋と子供
【ミヤネ屋】「子どもたちは自発的に退いた。『テレビ局にどかされた』という自覚はなかった」・・・熊本県民テレビ、ミヤネ屋取材の批判受けコメント -保守速報 https://t.co/cSDkgosBKB
動画有るのにシラを切るのか… pic.twitter.com/L1dSoA5RY2
— パンパカパンツ (@kitanihonganba) 2016年4月22日
4月21日のミヤネ屋で、
「熊本放送の上野聡行アナウンサーが、
被災地報道取材のために、炊き出しに並んでいた子どもを、
雨降る外に追い出し、びしょ濡れにさせた」
として、炎上につながったよ。その後、熊本放送はこう述べた。
たとえ自らどいたとしても、わざわざ雨宿りしてるところにカメラを回したらどくだろ?結果、雨に打たれることになった事実は変わらないよ。見る限りは手で誘導してるようにしか見えないがね。 https://t.co/s8jeP1h02m
— しずくちゃん (@sizukuchan777) 2016年4月22日
「子どもたちは炊き出しを手伝っており、列には並んでいなかった。
インタビューが始まったので自発的に退いた。
子どもたちに「テレビ局にどかされた」という自覚がなかった」
自覚はなくても、テレビが伝える映像効果は人の感情を刺激する。
どんな言い訳をしようとも、女の子たちが大雨の中、
アナウンサーに追い出された事実は残っている。
リポハラ例2:取材禁止地で生放送
毎日毎日こっちは1日を生きるのに必死なのに、何回もしつこくマスコミはインタビューしてきます。私のいとこのお父さんがあまりにしつこいので注意したらこうやって動画は回るし2ちゃんねるにのってます。 pic.twitter.com/ly7IKtIzjI
— 友利葉月 (@da_802) 2016年4月21日
※ 怒った男性の姪。載せてごめんね。彼女のツイートに乗せられた意見は、
マスコミが被災地で何をやっているかを知るため、きちんと読むことをお勧めする。
「取材が禁止されている場所」で生中継をしたとき、
一人の男性が割り込み、怒り、急きょ中止になった。
メディアがルールを守っていれば、
男性が怒る確率は低かったかもしれない。
被災者で怒号を飛ばしたおじさんの姪が、
震災の裏で「以下にマスコミがしつこいか」について述べている。
参照:TBSにブチ切れたおじさんの姪っ子が降臨して知られざる事情
リポハラ例3:ヘリを大量に飛ばすマスコミ
鬼怒川決壊で多くの被災者の家が濁流に流され自衛隊が多くの被災者とワンコを救出した。反安保法案反安倍「自衛隊は人殺しを目的としている組織騙されちゃいけない」反自衛隊は災害で助けを求めるな動画👉http://t.co/cqTQXAx9yg pic.twitter.com/HiWd0dsQYv
— 日の丸子&君が代子。新垢 (@Yuu14Sunplas) 2015年9月15日
熊本地震を含め、洪水などの被害を通し、
マスコミはヘリコプターを飛ばして取材をする。
取材中に被災者を見つけ「偉い」と褒められるテレビ局はある。
しかし一部は行き過ぎて、自衛隊による救助活動の邪魔をする。
もうなんか…
東日本大震災のときも、鬼怒川決壊のときもそうだったけど、マスコミのヘリが飛びすぎてて、救助ヘリやドクターヘリの離着陸や、ヘリからの救出に大きな影響が出ていたことを、マスコミの皆さんはよーーーーく理解してほしい— あや@幕張1・3スタンディング! (@ayavuv) 2016年4月16日
栃木茨城が水没し、鬼怒川が決壊して洪水になったとき、
各マスコミは上空から洪水になって流される町を取材した。
そこで低空飛行や自衛隊機に限りなく近づこうとし、
「テレビ朝日のヘリよ、二次災害を起こすなよ」
怒りの声がこちらに乗っていたよ。
リポハラの根底にある視聴者
自衛隊の隊員が人命救助のために床に耳を当てて物音を聞いています。
この最中にマスコミは無数の取材ヘリで大騒音を撒き散らしています。
これって救助妨害で救助を待つ人への人権侵害でしょ!
マスコミの横暴な取材が許せません!#虎8 pic.twitter.com/uxm86HH5Jv— 荒野の用心棒 (@unauna711) 2016年4月19日
他にもいっぱいあるが、割愛する。
リポハラによる被害は以下の形で被害を受ける。
1 人の不幸などお構いなしに正義感気取り
2 マスコミに被害がこないよう、被害者を責める
3 少しでも現地の惨状を求める視聴者ニーズに応える
マスコミは「正義感」がないと、やってられない。
自分が悪者と感じると、後ろめたさが生じる。
一方、自分が正義だと確信すれば、
他人から見てあくどい行為であっても、正義のために許される。
国民や地方自治体などは、阪神大震災~東日本大震災を教訓として震災時の対応が改善されてるのに、マスコミは相変わらず成長がないな。むしろSNSの普及でクズさが浮き彫りになってる pic.twitter.com/J25vxPLPZ1
— たると (@tarte25252) 2016年4月17日
あくどい行為と批判された場合、
「謝罪します」と言ってすぐ火に水をかけるメディアもあれば……
「あなたたちは間違っている。被害者がこうしろといったんだ。
むしろ私たちこそ、本当の被害者、あいつは加害者)」
と、責任転嫁をして逃げた結果、火に油を注ぐメディアもいる。
どちらにしろ、その後はケロッと謝罪・責任転嫁を忘れ、
何事もなかったかのように報道し、同じ失態を繰り返してしまう……。
これはマスコミに限った話ではないから、
失敗を一つの教訓としてとらえ、同じ失態をしないように気を付けよう。
スポンサーへのクレームが痛い
自腹ヘリで熊本支援の高須院長に絶賛の嵐 マスコミには苦言 https://t.co/uJXnYOwVY4 #スマートニュース
— す~ちゃんのお母さん【心言言葉】 (@kokoronokotoba1) 2016年4月23日
なぜ正義感を持ち、責任転嫁を行うか。
マスコミも「商売」だ。スポンサーからお金をいただいている。
スポンサーは視聴者が広告に興味を持ち、
商品やサービスを購入してくれるから成り立つ。
視聴者は「興味ある」番組に向かう。
マスコミとして「視聴者が興味を持つから、仕方なくやっているんだよ」
考え、視聴者の責任にも話をつなげられる。
マスコミにとって恐れる行為は、スポンサーがお怒りになり、広告を出さない。
すなわち、収入を打ち切られる行為だからね。
ジャーナリストの反論
「自衛隊きちんとしてほしいね」という僕の言葉で現場で活動されている方々や、その御家族に不快な思いをさせてしまったことに対しては本当に陳謝したい。本当に申し訳ありませんでした。
— みのもんた (@_mino_monta) 2016年4月22日
ジャーナリストの山田順氏が反論している。
以下の記事から気になった部分を選んでいくよ。
震災や洪水などにおいて、
「生存者の声がヘリの音がうるさくて聞こえない」という声もあるが、
視聴者が「正義感」にかられ、メディアを批判したに過ぎない。
(第一、ヘリなら自衛隊も飛んでいるのに、
なぜマスコミだけに焦点を当てるのだ)メディアに「被災者にとってメディアは迷惑な存在」という、
正論をつぶやく連中に「あなたが現場に行って被災者を助けてみろ」被災者にとってメディアは邪魔者かもしれない。
しかし全国の人々にとって、
現地の情報を伝えない限り、災害の全容はわからない。メディアは自身の判断で、災害報道に立ち向かえばいい。
引用:被災地には「邪魔」な存在でも、メディア抜きでは「救済」できない
メディアを擁護する意見は調べてもほとんどなかったので、
山田順氏の意見は貴重だ。
「メディア自身の判断で、災害報道に立ち向かえ」
ここが最も厄介で、自分たちの判断で立ち向かった結果、
取材と視聴率優先で倫理に疑念を抱かせてしまった。
確かにマスコミの取材によって助けられる人もいる。
鬼怒川が決壊したとき、マスコミの取材ヘリでおじさんが見つかった。
【マスゴミ】歌舞伎町火災の消火活動を邪魔するマスコミに怒り! 近隣の飲食店「君たちのせいで消火が遅れた。警察や消防に怒鳴られても退かないとかなんなの?」 https://t.co/9oFd70gZyl
鬼怒川決壊の報道ヘリを思い出した。
— kotovuki (@kotovuki777) 2016年4月13日
ただ良い部分よりはむしろ、悪い部分が目立つ。
一つの取材をするために多数のマスコミが群がった。
(道路に群がり、物資運搬の邪魔をしている)
下位に行くほど単なるイチャモン。「避難者に強力ライトを照射して嫌がらせ」とかくだらなすぎて笑った/【熊本地震】 民放各局が被災地・避難所でやらかした事まとめ。 マスコミのクズっぷりがヤバすぎた・・・・ : あじあにゅーすちゃんねる https://t.co/djAesrZTrn
— 大場吾郎 (@obagoro) 2016年4月22日
※ 大場吾郎氏は元日本テレビに勤務し、今は佛教大学教授
また深夜遅くにライトを照らして、被災者へのいらだちをさらに募らせた。
悪い部分が目立つようになったから、現在は叩かれているんだね。
以下の参照を通し、熊本地震におけるマスコミのやり方を覚えておこう。
反対にマスコミはこれらをしなければ、叩かれる確率は少なくなるよ。
参照:震災におけるマスコミ炎上を笑う人たち
ソーシャルメディアの役割
@da_802 マスコミの方も、いつ大きな地震が起きるかわからない中、カメラやマイクを持って多くの人に命懸けで情報を届けているわけですから、少し多めに見てあげてはどうでしょうか。。?
— 頑張ろう (@ganbaluzo123456) 2016年4月22日
テレビ局が謝罪する羽目になった理由は、
ツイッターなどで情報が一気に拡散され、多くの人に知れ渡ったからだ。
マスコミは被災地において「ごく一部」しか報じない。
リポハラ事例2における、Nスタ現地リポートに対して怒ったおじさんに対し、
姪の声がなければ、一方的な悪者にされたかもしれない。
(中には上記のような、マスコミ側から見た立ったツイートもあった)
これさ、阪神・淡路大震災の時からずーっと問題になってるんだよ。
「マスコミが何を勘違いしてか無駄に尊大で、傍若無人に振る舞う」事が。web時代に入って最初の震災が東日本大震災で、此処でも随分問題になってた。 そして今回だ。
これだけ可視化されたら叩かれないわけがない。— 御神楽 舞 (@mikaguramai) 2016年4月22日
昔は「ミニメディア(個人が持つ媒体手段)」
が限られ、技術が発達していなかったから、マスコミが優位になるばかりだった。
謝罪なんて一切しないだろう。
原発報道に関しては、マスコミの側が誤った情報で読者や視聴者をミスリードした例もあるし、東電が情報を隠蔽していたケースもある。どちらか一方を悪玉にして片付けて良い話ではない。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2016年4月23日
しかし今は違う。私たちがマスコミを監視する時代になった。
(同時に自分も監視されている事実に注意せねばならない)
テレビ局がある分野を取材したら、
その近くにいる人がツイッターや口コミを通し、
「こんな事実もあったんだぞ」報じられる。
リポハラに対抗するには、
目の前で起きている事実(特に嫌な現実)から目を背けず、
嘘をつかず、責任をもって発信をしていこう。
真実と嘘の区別
KYって言葉を流行らせたマスコミ
この珊瑚事件を隠すべく、言葉を流行らせたっていう疑惑があったなー【4月20日】珊瑚「忌」念日。朝日新聞により珊瑚が破損され、日本人のモラル低下を勝手に嘆かれた日。 https://t.co/4gCb7krOVa
— ひらぎ (@hiragi1123) 2016年4月22日
ただし、しゃしゃが「信頼」を受けているかどうかが重要だ。
普段から嘘をつぶやいていたら「こいつ頭がおかしい」思われてしまう。
嘘は「相手を陥れたい」「少しでも自分が目立ちたい」気持ちから生じる。
真実は「相手を支えたい」「周りにも気を付けてもらいたい」
といい「愛」から生じる。
なので、普段からどんな道徳を持って生きるべきか?
「相手を思いやる気持ち」がないと、
この先も生きていけるだろうけれど、心が汚くなってしまう。
震災報道でのマスコミへの反感。
現地の生の声はSNSなどのほうが遥かに早く細かく拾ってくるのに、未だない「俺達マスコミが報道しないと伝わらない」と特権階級意識丸出し。
ネット全盛の世の中、マスコミに求められるのは専門家の意見を聞きSNSにありがちなデマの拡散を防ぐ検証報道だろう。— 梓弓 (@Ma_R8) 2016年4月22日
まずは自分自身を思いやる。
その次に兄弟や親せき、自分を愛してくれた人を思いやる。
物欲(お金など)を少しでも得るために相手を蹴落とすと、
しゃしゃが弱ったころ、彼らに復讐されるので、やらないでね。
未来を見渡したうえで行動するのも、大切だよ。
