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記事(文章・手紙)を書く際、何でも「こと(事)」で済ませるな

なんでこんなことに

※ この場合の「こと」は大事件・重大な事態を意味(画像はプリンセスプリキュア)

おはよう、しゃしゃ。
昨日、私の知人からお手紙をいただき、ある表現に気づいた。

「……世の中の状況を深く知ることが大切なことだと気づかされました」

気づいた? 「こと・もの」に関するお話だ。

 

「こと(事)」を分析

事(こと)はいろんな意味でつかわれる。
「人間が想ったり考えたりする対象のうち、
物(もの)のようなはっきりした存在でないとき」
に使う単語だ。

上記の文章をもう一度書く。
「世の中の状況を深く知ることが大切なことだと気づかされました」

知ること:動詞(知る)を名詞化する際、使うよ。
動詞:物事の動作・作用・存在を表す単語。
名詞:物事の名称をあらわす単語。体言ともいう。

動詞を名詞化することで、以下の意味を持つ。
経験、習慣、場合や可能性、仮定の事柄、必要、事実、最善の方法、伝聞

知ることは上記意味のうち、どれに当てはまるだろう?
私は「必要」だと考えている。

根拠として「世の中の状況を知る」と書いてある。
すなわち筆者は世の中の状況を深く知らないわけだ。

深く知らない→深く知らねば。よって「必要」と私は判断した。

次に「大切なこと」に入ろう。
まず「大切・な・こと」品詞分解をしてみた。

「な」は相手の関心を自分に向けるとき、
念を押しながら言葉をつないでいくとき、
文末に使う(軽い詠嘆や怒り、禁止を込めた表現)

体言に挟まれているから、「念を押す」意味で使う。

「こと」の使い方として「特に取り上げる大切な出来事」がある。
よって「本当に大切、特に大切」強調表現として使われる。

 

「こと」を変えよう

「世の中の状況を深く知ることが大切なことだと気づかされました」

「こと」の使い方を軽く知ったうえで、しゃしゃに問いかける。
「こと」は本当に必要だろうか?

私なら以下のように書く。
「世の中の状況を深く知る必要が大切と、気づかされました」
「こと」を使わなくても表現できるね。

より文章を洗練させるなら、
「世の中の状況を深く知らねばと気づきました」
「世の中の状況をより知らねばと
気づきました

「こと」を使うタイミングとして、自分が「ここを強調したい」場合に使う。
他に「必要。体験、伝聞……」を考えねばならず、面倒くさい。
そこで「こと」と書いて済ませる。

私も上記表現にて「考えねばならぬ」を「考えることが大切」と書いたんだ。

「こと」を使えば読み手が
「ここで使う<こと>の意味は<必要>だ」 解釈してくれるのだ。
相手に委ねているから使える(俗に言う以心伝心)

しかし実用文として書く場合、正確に自分の思いを相手に伝えねばならぬ。
その際、あいまいな表現を使って相手に委ねてしまうと、
読み手に誤解を与えてしまうのだ。だから避けるべき。

 

「もの」も同じ

「こと」のほかに「もの」もある。

例:辞書はわからない言葉を調べるものだ。

この場合の「もの」はどんな意味でつかわれるか?
早速、国語辞書で調べてみよう。

「もの」もいろんな使い方がある。
形としての物(ぶつ)や、対象を漠然として指す場合、
動作の対象(具体的に何であるかは文脈判断)、
当然・普通、過去の感慨深さを表すとき……

調べてみると、様々な使い方に適応できて驚くね。
上記の「もの」は対象を漠然として指す場合に使う。

そこで対象をはっきりさせると、
辞書はわからない言葉を調べるものだ。
……を調べる書物(辞典)だ。

対象物をはっきりさせたほうが、相手に誤解なく伝える。
しゃしゃはどちらかといえば、どちらがわかりやすい?

 

休憩:今日のまんちゃん
万年筆の働き

いただいた手紙を分析し、日本語の使い方を訓練している私。
まんちゃん(万年筆)を使いすぎてしまい、倒れてしまった。

ぬるま湯万年筆

ふう……水の中で休憩中のまんちゃん。文房具にも休みは必要だね。
万年筆に興味を持っているなら、下記記事を読んでね。

 

文章訓練は盲点だ

文章は小学校から高校に至る授業において、誰でも扱える。
だからこそ「相手」を配慮した文章を意識しないまま書いてしまう。
結果、相手に誤解を与えてしまう。

文章は盲点だ。特に日々文章を書いている人にとって、
「別に訓練する必要もない」思うと危険だ。

文章を訓練すると、言葉の使い方が敏感になる。
敏感は「相手への配慮」や「仕事におけるこだわり」 となって、
目に見えない形・関連しない方向に応用できる。

未来において困らないために、今すぐ鍛えるべきだ。

 

文章を鍛える方法

鍛える方法は色々ある。
添削してもらう、書いた文章を音読する(印刷するとなおよい)

助詞や助動詞の使い方や用法を体に叩き込む。
あいまいな表現は避ける(単語や代名詞が示す内容を考える)

伝わる! 文章力が身につく本 (基礎からわかる“伝わる!"シリーズ)

上記本を通し、書いている内容をノートに書き留める。
体で覚えているか、自分に問題を出す。
数か月かかるだろうけど、間違いなく上達するよ。

くわしい国文法 中学1~3年[新学習指導要領対応] (中学くわしい)

他に国文法を勉強し、助詞や助動詞、敬語の使い方を学ぶ。
助詞・助動詞はチェックテストをしよう。
記事を書きながら続けていくと、少しずつ敏感になっていくよ。

「伝える話」について、過去記事も書いている。ぜひ読んで。

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ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。