ども、しゃしゃ。
最近私の母と父から、ある言葉を聞く。
母がやかんにお湯を入れて沸かしていた。すぐ別の仕事をした。
数分後にやかんがピーピー言っている。母は全く気づかぬ。
子が気づいて慌てて火を止めた。孫に叱られながら母は言う。
ボケ(痴呆)が始まったと両親は分析している。
私はめったにやかんを沸かす行為を忘れない。
両親は別の仕事をすると、よく忘れるようになった。
そこで思ったんだ。
父の日母の日勤労感謝の日敬老の日などに

70になった両親は時々、自分のした行為を忘れる。
やかんを沸かす動作をしたのち、別の作業をする。
「やかんを沸かす」という動作の記憶が、
新しい仕事によって「完全に上書き」状態となってしまい、
以前の記憶がどこかに消えてしまう。
特に母は料理を作るという仕事をこなしている。こなしているのに忘れる。
まだ若いと二つ以上の行為を「別々のデータに保存」
という形で記憶を保てる。
もちろん人によっては若くても完全に上書きし、
注意を怠ってしまう場合もある。私もそうだ。
父よりは母がとても落ち込んでいた。
「最近、物忘れが激しくなった。紙に書いておかないと」
しかし母は一切紙に書かず、作業を行う。
「沸かす」という動作記憶を忘れてしまうと、火事になって家を失う恐れがある。
一事が万事であり突然死の確率も高まる。
危機は未然あるいは気づいたときにすぐ防ぐのが一番だ。
望む「目覚まし時計のような物忘れボイス」

私が望んでいる道具は目覚まし時計のような道具だ。
例えばやかんに水を入れたのち沸かす。
火をつけたらすぐ目覚まし時計のような器具を使って、
声を出して録音する。録音した機会が目覚まし時計のごとく、
5分後、10分後くらいたったら
目覚まし時計のように、録音した声を大音量で再生する。
声のストップウォッチと調べたらいいのだろうか?
目覚まし時計のように物忘れボイスというべきだろうか?
目覚まし時計+自分の声で調べた結果

実際にいろんな言葉を入れて調べた。
対象は老人であり、基本面倒くさい操作を好まない。
簡単な原理かつ2歳の孫ですら軽く動かせる道具がいい。
私ならスマホをそばにおいて、
自分の声を再生するアプリを入れておけば、
声を録音してから数分後に大きな声で再生できる。
スマホは「使わない(使えない)」前提で書いている。
スマホを使えるならアプリを入れて行えばいい。
はじめは「自分の声 ストップウォッチ」で入れたが、
自分の望む結果は現れなかった。
「目覚まし時計 自分の声」と入れたところ、
私の望むような時計が現れた。
録音再生機能つきの目覚まし時計であり、ベルでなく自分の声が流れる。
セイコーの時計はいいなと思った。
アマゾン:セイコー クロック 目覚まし時計 アナログ 録音再生機能つき アイボリー EF506C SEIKO
誰でもできる物忘れ、やり忘れ防止のコツ

物忘れは私だってある。
例えば我が家のルールとして、風呂に入るとき服を脱ぐ。
長袖を脱ぐとき、きちんと袖部分を伸ばしてといわれる。
洗う際、袖部分を伸ばさないでおくと、伸ばすのにひと手間かけてしまうからだ。
「これをやって」と言われたのに何度も忘れ、周りから呆れられたときがある。
またポッドがある。ポッドを使ったら必ず「閉」に回す。
でないとお湯を冷ましやすくなる。
さて忘れないためにどうしたらいいのだろう?

私の場合は「自分が忘れやすい人間」という前提だから、
頭に言われた言葉を残すのでなく、紙に残した。
紙に言われた言葉を書く。次も忘れたらまた書く。
ある日、忘れなくなり、言われたことができるようになる。
できた時点で紙に書くのをやめる。
言われたら書く、言われたら書く、自分でできたら書かない。
メモによって私は忘却を防ぐようにしている。
とりあえず作業忘れボイスを担当してみた

私や子供が目覚まし時計のかわりになって、やかんを沸かしてから数分後、
いってみた。すると母は「わかってる」といって、
すぐにやかんへ目を向けた。
まあ、効果があるかどうかわからないけれど、
最悪の危機を回避できる一つの手段になりそうだ。
