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勉強の中で、現代文は最も社会に出てから役に立つと考えています。
現代文は主に読解力や文脈、論理的思考を試します。

社会に出てから試されることとして、
相手が何を伝えようとしているのかを読み取る力、
相手が何を考えているのかを探る力、
そして、自分の意見を相手に誤解なく伝える力。

これらを養うのに現代文は適しています。

そこをおろそかにして英語や数学に取り組んでも、
将来困るのは自分自身です(私がその一人)

では、現代文の勉強法に入ります。

 

問題文を研究し、出題者の狙いを探る

観る

入試の現代文は「傍線部」が引いていると思われます。

「なぜ出題者はそこに傍線を引いたのか」
を、はじめに自問自答していきます。

すなわち、問題文の研究を初めに行うのです。
出題パターンと言いましょうか。

ただ読んでいるだけだと、読解力はつきにくい。
設問に対して「どうして出題者はここに傍線を?」
常に考える癖を持ってください。

そうすると、傍線部を引いたところは

・筆者の主張
・筆者にとって反対意見
・主張を支える具体例

といった部分が目立ちます(お手元の参考書を今すぐ開き、見てください)。
設問に答えることで、
筆者が何を伝えたがっているのかが、分かるようになります。

慣れてきたら、傍線部が引いていないところでも、
自分の頭の中で傍線部を引きながら、
「これはどういうことなんだろう」
「なぜそういえるんだろう」

常に問いかけるようにしていくと、
国語(読む、書く)の力が付くようになります。

まず、設問に疑問をもつこと。
「出題者はどうしてこんな問題を出すのだろう?」

 

そもそも文章が分からん……

驚く

同じ日本語で書かれているのにどうしてわからないの?
文章自体、何を言っているかわからない……。

原因は背景知識が足りないこと。
これ、数学に置き換えてみてほしいのです。

高校数学で、いきなり三角関数を出されても、
三角比、その前に三角形や角度が分かっていないと、
三角関数が分かりません。

ニュースなんて特にそう。
2015年4月時点で話題になっているのが、中国のAIIB。
AIIBはアジア開発投資銀行の略ですが、なぜ日本が入らないのか。

単純に言うと、信用できないからですが、
なぜ信用できないか、より深く探っていくと……

シーレーン

中国の地理や歴史から見る特徴、世界政治の動向、
経済の流れなど、ある程度把握していないと分かりません。

これが背景知識です。

現代文もジャンル別に背景知識が求められます。
たいてい、キーワード集にジャンル別評論の読解法が描かれています。
身近なものだと、現代文の教科書です。本屋で一冊、参考書を購入しましょう。

 

設問に答え、記述力をつける

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ここでは記述のみを扱います。

選択肢で答える場合も記述するように心がけてください。
問題を解くに当たり、必要なポイントを理解していないと、適当に選んでしまうからです。

適当に選んだ選択肢は意味がありません。
きちんと根拠があって選ぶから意味があります。
また、自分で考えて答える力もついてきます。

社会で求められるのは、問題と答えを自分で探し、見つける力です。
その訓練として、自分の言葉で答えを書いていきます。

記述する際、必要なのは3つ

 

傍線部の吟味

傍線部と設問を読み、何を尋ねられているかを探ります。
説明なのか、理由なのか、それ以外なのか……。

その際、「出題者はなぜこのような問題を出したのか?」
を心の中で問いかけるように。

※ ちょっと脱線。
出題者は社会に出ると、「お客様」に変わります。
すなわち、お客様が何を求めているかを探る訓練になります。

受験勉強はここをあまり考えなくていいのですが、
現代文をきちんと訓練することで、相手が何を求めているか。

相手が何を知りたがっているかを探り、答えてあげると
コミュニケーションがうまく成立します。

 

取材する

取材といっても、現代文の場合は課題文を読むことです。
社会に出ると、現地に直接足を運んだり、本を読んだりネットを調べたり……
そうやって情報を得ていきます。

キーワードの説明なら、それについて詳しく書いているところを。
理由なら、原因になりそうなところを読んでいきます。

「これかなあ……」
と思う部分を全部上げていきましょう。

最初からうまくやる必要はありません。
訓練することで、だんだんポイントがつかめてきますから、
まずは地道に「ここは……」と思うところを上げていくように。

 

構成を考える

取材の結果、得た情報をまとめ、読者(出題者)の質問に答えていきます。
説明ならキーワードをうまく言い換えているか。
あるいは難しい表現ならわかりやすく書き換えているか。
論理の流れをきちんと追いかけているか。
理由ならきちんと、因果をたどれているか。

答える前に必ず構成を行います。その際、記号をうまく使います。

現代文の構成

構成を取る際、記号を使って整理していきます。他にこんなやり方も。

しかし、だから

しかし、だから。この二つを使い、つなげていきます。
こっちの方が簡単かもしれませんね。

キーワードの説明ならこんな感じで行います。

説明

最初からうまくやろうと思わないで、
試行錯誤して流れをきちんと把握し、納得するまでやるように。
構成がきちんとしていると、しっかり書くことができます。

反対に、構成の段階でうまく書けない場合は取材不足です。
取材不足の原因として、2つあります。

1:文章をなんとなく読んでいる、段落間のつながりを意識していない

2:書いていることが分からない、背景知識が不足しているか
用語やキーワードが頭に入っていない

 

記述後は編集しよう

記述した際、推敲します。
その際、5W1Hを常に自分に問いかけます。

いつ――時間
どこで――場所
誰が、誰に――対象者
何を――課題
なぜ――理由
どのように――方法

これは文章を書く時の基本でもありますが、
推敲するときはこれらの疑問をつけること。

参考:5W1Hについて

律儀に書く必要はありません。ただ、自問自答するだけでいいのです。
その際、5W1Hが常に必要というわけではありません。

5W1H

なぜ、どのように? しか使わないこともあれば、
いつ、どこで、どのようにしか使わないこともある。
設問で何が要求されているか? 疑問を取り入れてみてくださいね。

 

記述問題:応用編

知恵袋なのだ

記述問題を鍛える手段として、知恵袋を使います。やることは1つ。

相談者の悩みに答えること。

参考:知恵袋に今すぐ回答しよう

 

復習

鬼女

現代文をどう復習すればいいか。
一度答えると、もうわかった気分になってしまいますよね。
でも、現代文は答えが分かってからが本番

 

記述のやり直し

すでに分かっている答えに対し、再びいじっていきます。

・よりわかりやすく伝える
・本当にそれが答えでいいのか悩む

解答例に載っている文章をよりわかりやすく伝えるには?
言葉の使い方、文法は適切か?
辞書を使いながら読んでいくように。

分かりやすく

分かっている問題に対して、よりわかりやすく説明できないか?
最低限残しておくべきキーワードは何か。
色々考えながらやると、記述力が上がってきます。

その際、設問の要求からずれていないか。他に読み取る部分がないか。
取材(課題文の読解)も解説を読みながら再確認すること。

特に解説はメモして、流れをスッキリさせるようにすると、
読解および、自分が後に文章を書く時の参考になります。

後、記述を洗練する理由として、
そもそも解答例に書いてある回答自体が間違っている
あるいは情報不足であることも時折見かけます。

解答例はあくまでも「例」です。だからこそ、記述における復習を行って、
自分なりの新・解答例を身につけて頂きたいのです。

 

読解

解説を読みながら
・要約する
・段落間のつながりを見る
・キーワードや漢字をおさえる

優先順位はキーワードや漢字です。
ここが分かっていないと、新しい問題が出たとき、また言葉一つで悩んでしまいます。

それだけでなく、単語をきちんと抑えることで、
周りや自分自身の判断に対し、ぶれることがなくなります。

次に段落間のつながり。ここは一つの段落を読んだ際、
「課題文全体において、この段落の役割は何?」

問いかけながらやっていくといいでしょう。
自分自身が出題者となり、回答するように。
(社会に出て一番求められるのがこの力)

最後に要約します。
要約は現代文の参考書によって、載せているところがあります。
それをまずは書き写してしまいましょう。

書き写した後、自問自答します。
「なぜここを入れたのか、あそこは省いたのか」

数日後、今度は自分でまとめるようにしましょう。
その時、答えを思い浮かべながらやらないほうがいいです。
ただ、まとめたものは他人に読んでもらうことをお勧めします。
もちろん、参考書の要約文も第三者に見せること。

それができない場合、音読した後、比較します。
比較した際、「どうして自分はここを入れたのか」
を、常に問いかけながらやっていくこと。

 

お仕事をするとき

私はうまく人に伝えるのが苦手です。
コミュニケーション不足と思っていたのですが、原因は違うところにありました。

書くように話す」ことができていないからです。
この言葉は学者の斉藤孝さんが述べており、
人とお話をするとき、文章を書くようにお話をします。

例えば、こんな感じ……

私「昨日、1時間ほど散歩したんですよ」

君「うん」

私「私が子供のころ、良く歩いていた場所があったんです。
今、そこを通ろうとしたら、立ち入り禁止になっていました」

君「どうして」

私「ソーラーパネルがたくさん置かれ、
どこかの会社が管理していたからです」

これはブログに書くつもりでお話を考えました。
コツとしては5W1Hを常に意識すること。

いつ:昨日 どこで:不明 誰が:私 誰に:なし
何を:散歩していたら、昔通った道が封鎖
なぜ:ソーラーパネルが置かれていた どのように:なし

意識すると、常に話を補うことができます。現代文も記述後に5W1Hを意識します。
すると、会話するときや、ブログに書く時、無意識にできるようになります。
ただ、始めは意識しないとできません。

 

終わりに

最後、参考書の話になります。
参考書は記述問題があるものを必ず選ぶこと。

相手が尋ねたことに対し、きちんと答えるのが目的です。
1冊購入したら、最低5回は解くように。答えは覚えていていいんです。

大切なのは設問の意味や論理の流れを追いかけること。
文章自体がどんなテーマに沿って行われているのか?
徹底的に一冊の問題集を解剖してみてください。

私のおすすめはこちら。

現代文

ライジング現代文―最高レベルの学力養成

 

もう一冊はこちら。難しいので、初めのうちは手を出さないこと。
いろんなお硬い文章があり、面白いです。

記述現代文の問題集

記述編 現代文のトレーニング[改訂版]

 

後は入試の過去問をやるとよい。特にある大学の現代文だけを載せた問題など、
特化してやっておくとよいでしょう。

 

小説を解くならこちらを参照して

小説は今でも難しく、時々といては間違えます。
その中で、気づいたことを乗せております。

現代文の小説読解対策

 

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