おはよう、しゃしゃ。
ただいま、キンドル向け日本を出すため、
私を通して描いた作品を編集している。
「少しでも視点を変えて、自分にとって有利で面白い社会を創りたい」
考えている人が成長できる本を書いているよ。
ところで本を書いていると、どうも数学に関する本を読みたくなるんだ。
数式が満たしてくれるもの
文章を書いている時はそれほど気にしないのだけど、
原稿を印刷し、読み直している時、数学に関する本を読みたくなる。
大学数学の入試問題はもちろん、
大学生向けの数学本を読み漁ってしまう。
数学は「論理的思考」を鍛える勉強と言われる。
数学で論理的思考を鍛える場合、
練習問題をただ解いているだけでは足りない。
数学には問題、答え、解説がある。
解説をいかに細かくかみ砕けるかがポイント。
![数学と二次関数](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2017/01/he4hh46565.jpeg?resize=300%2C300&ssl=1)
「君、そのくらいわかるよね」
解説は途中経過をすっ飛ばしている。
すっ飛ばした途中経過を自分の手で埋めなければならぬ。
そこが数学の面白さであり難しさだ。
すっ飛ばした途中経過を埋めるとき、頭が猛烈に働く。
現代文に例えると、一つの主張のために、
各段落に「どんな意味」があるかを調べる作業だ。
(課題文を読み、出題者の問いかけに対し、
わかりやすい言葉に置き換え、
相手へ伝える作業がとても難しい)
数学は解説がある。でも丁寧ではない。
必ず自分で「解説に書いていない項目」を埋めねばならぬ。
そのとき、流れを付けて相手へ伝える能力が高まる。
数学と現実問題の接点
「数学なんて、勉強以外でどう役に立つのだか」
受験勉強としての数学は、志望校合格以外の意味をなさぬ。
社会人になってからの数学は、
社会の流れを察知し、時代の波に乗る手段として使う。
数学は「数字」を使って社会現象の裏に隠された現象を見抜く学問だ。
確率、微分積分といった解析学、図形、
暗号や「論理」の手段として役立つ整数。
「次はどんなアニメが流行るのか?」
この言葉を数学言語に置き換えると、
「次、●というアニメが流行る確率は?」
「過去にあったアニメはどこで大人気(顧客満足の最大値)をとったのか」
結局、世の中にある「疑問」を数字に置き換えたうえで、
私たちは日々、世の中の問題と向き合っているわけだ。
ただ、数字で扱っているから、現実問題との接点が見つからない。
次はどんな作品が流行りそう?
→次に●●という作品が流行る確率は?
言葉を置き換えたら、気づいた問題を解決するとき、
すべて数学の考えを基本として向き合っているわけだ。
数学の勉強とわかりやすい説明
相手に少しでもわかりやすく伝えたいなと思っているなら、
数学の勉強はかなり良い訓練となるよ。
数学の練習問題はほとんどが「情報不足」だ。
解説のほとんどは紙面の都合上、
「ここらはさすがに自分でやってよ」という部分は削り、
最小限の展開しか残していない。
だから「最小限の展開」をしゃしゃの手で広げ、
中学生でもわかる範囲、小学生でないとわからぬ範囲を考え、
どんどん掘り下げていく。
最初は自分だけがわかればいいけれど、
自分だけがわかっても、読者がわからないと意味がない。
(結果、相手へうまく伝わらない文章の出来上がり)
自分の手で、すでに答えと解説がわかる問題を掘り下げる。
掘り下げるとき「どうしてここでこうなるのか」
自分の言葉で説明できるようになれば、
自分だけでなく相手へも分かりやすく伝えられるよ。
おまけ:上達したければ教える側になってみよう
![ふう](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2017/01/fr4t45.jpg?resize=300%2C292&ssl=1)
インスタグラムでイラストを描いています。
キンドル向けに書いている本、
基本は「自分が体験したこと、気づいたもの」を伝えます。
伝える→教える→やってもらう
初めて、私や読者に「価値」が生まれる。
ふと気づいたことが一つ。
「成長するなら、技術を磨くだけでなく、
磨いた技術をうまく教えられるようになれ」
昔は職人のノウハウを「盗み」ながら、技術を身に着けていた。
職人の教え方が下手という意味でなく、
言葉でうまく伝えられない事柄だから真似しろとしか言えぬ。
教える際、まずは自分が理解していないといけない。
次に相手と自分は情報や経験に差があるとつかまなければならぬ。
自分の言葉で伝えても、経験や情報に乏しい受け手は、
「あなたが何を言っているかわからない」となり、
「そのくらい事前に学んでおけよ」言ってしまいたくなる。
教えるって技術を身に着けるよりもたくさん調べる。
基礎的な言葉をつかんでいないと、相手へうまく伝えられない。
情報を整理するうち、自分のやっていることを整理するため、
ひとつの公式が生まれ、さらに強い技術へとつながる。
教育は単に情報を教えるだけではない。
技術も磨き直す「手段」と、気づいたよ。
![お願い](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/05/sheare2.jpg)