岡本太郎さんの言葉付き画集、「歓喜」を購入しました。
イラストを見ると、「怖くて力がある」の一言です。
私が岡本太郎さんの絵を見て感じたことを書いていきます。
不気味で怖い
![岡本さんの絵](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/07/otaro_3.jpg?resize=300%2C212&ssl=1)
怖い、不気味、何をしたいのかよくわからない。
なのに、主線の太さやはっきりした色、
不気味なほどの力強さから感じる畏怖。
岡本太郎さんの絵を鑑賞したかったというより、
彼の生き方を自分も重ねてみたいという気持ちが強い。
アマゾンレビューを読みますと、
彼の言葉からは常に元気をもらいますが、
彼の絵もエネルギーがほとばしっていて凄いの一言!
体中が腹の底から「カーッ」と熱くなってくるのを感じた。
こういったレビューは岡本さんが述べている文章を読むと、
十分に納得できるのです。
岡本さんの絵をあじわうなら、この本はなるべく読んでおきましょう。
![](https://i0.wp.com/ecx.images-amazon.com/images/I/51FSEHVGFYL._SL160_.jpg?w=728)
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
戦う、自分にも世間にも
![岡本](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/07/757y5.jpg?resize=300%2C227&ssl=1)
私は岡本さんのような生き方に惹かれるものがあります。
一言で言うと危険な生き方です。覚悟も必要になります。
人生、平和に見えて実は絶えず見えない存在と争っている。
「見えない存在」とは自分の理想や怠惰であり、
なるべく理想を歩くには、覚悟を持って怠惰な誘惑を断ち切り、
ひたすら理想に向かって歩んでいかねばなりません。
岡本太郎の名言・言葉
![岡本彫刻](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2015/07/4h4.jpg?resize=300%2C197&ssl=1)
この中で、自分に取って救われた、
魂を揺さぶった部分を拝借します。
芸術について
今日の芸術は
うまくあってはならない。
きれいであってはならない。
ここちよくあってはならない。
岡本さんは芸術に関して、美を表現するものよりは己を表現するもの。
己の内面にある「深層」を絵という形で表現しています。
深層はきれいな部分よりは汚く淀んでおり、力強さが現れています。
力強いものを引っ張ってくることで、
初めて自分の人生を見つめなおすきっかけにつながるからです。
芸術は自由です。傾向と対策で人気を得る大衆向けもあります。
だが、岡本さんはそういったものに立ち向かい、
侘び寂びなんて知らねえよ。俺は俺の道を進む。
実行し、無秩序で不気味な絵ばかりが生まれました。
生き方について
己自身と戦え
岡本さんがフランスにいた頃、決意した言葉。
これ以降、岡本さんは日本の芸術感性と違う部分を突き進みます。
その生き方を知った人はショックを受けるそうです。
そりゃ自分とも戦うし、他人とも戦う。
言葉で言うのは簡単だけど、
実行するとなると色々な誘惑が押し寄せますもんね。
終わりに
岡本さんの彫刻や絵を見直すと、本当に不気味。
でも彼の人間性には危険ながらも惹かれる部分があるのです。
![お願い](https://i0.wp.com/www.megabe-0.com/main/wp-content/uploads/2018/05/sheare2.jpg)
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