おはよう……やっちまった。
私にはクライアントがいて、HP管理をしていた。
昨日、さくらサーバーから連絡があった。
mysql5.5がサポート対象外になるから5.7に変えてほしい。
アップデートでなく誤って5.5のmysqlを消してしまった。
「……ひょ、表示されない……」
絶望の始まりだ。
死のうと思ったが死ねなかった。
いや、死んだところで許されないし、自分を許す気もない。
生きていれば何とかなる。苦しいけど何とかなる!
早速クライアントに連絡し、二人で絶望した後、
僕がやったのは以下の作業だ。
ちなみにさくらサーバーについて述べているが、
他のサーバーでも応用が利くかもしれない。
まずはFTPサーバーを使って即時バックアップ

焦って新しいアカウントなどを入れて、ワードプレスを開いてしまう前に、
まずは必ずバックアップをとる。
誤って消したワードプレスについて、
新しいアカウントを作る前に必ずダウンロードしておく。
ダウンロードが非常に大切。これもなかったらアウトだ。
グーグルキャッシュを使ってページソースを開く

続いて過去記事をバックアップするとき、
100程度ならキャッシュを使えば過去記事がある。
キャッシュを開いたら、削除前のページが残っている可能性があり、
(一部は消えて絶望するが)
残ってるページについて「ソースを表示」をクリックし、
ctrl+Fキーを押して「section」を検索する。
<section^>から</section>の中に記事が詰まっている。
幸い、画像は過去上げたファイルの中に入っていた。
新しく画像を上げなければならないけどね……
奇跡!catheファイルに固定ページ情報があった!

noindexやnofollowしているページはグーグルキャッシュに出てこない。
一部のページもグーグルキャッシュに出てこない。
固定ページ、ランディングページが出てこない。
「セールス」している商品があるというのに……。
死のうと本気で思った。ハッカーを雇いたいと思った。
生きていれば何とかなる、大丈夫、
クライアントに「ありましたよ」報告するんだ。
ふとグーグルキャッシュを見ていた時に気になった。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:ETw34ftQClMJ:https://ここに自分の開いたサイトURL/+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-b-d
ふと思ったんだ。
FTPサーバーを開き、catheファイルを見つけた。
ワードプレスの場合「wp-content」からすぐ「cathe」が見つかる。
すでにダウンロードしていても、改めてダウンロードする。
フォルダをいろいろ見ていくと、固定ページがあった。
固定ページにはindexファイルがあり、ページを開くとそっくり情報が載っていた。
ただし鍵をかけたページはxmlのみで乗っていない。
九死に一生を得た。
さらに過去記事も一つずつフォルダに入っており、
すべてindexファイルを見ると、cssはないから崩れているものの、
きちんと記事情報は残っており、ほっとした。
さくらサーバーはmysqlファイル(データーベース)を消すと、二度と復帰しない。
同じように誤ってsqlファイルを消してしまったとき、
バックアップをしてない場合はFTP内にあるファイルをすべてDLした後、
キャッシュファイルを一つずつ開いて探してみてほしい。
