おはよう、しゃしゃ。
BANGERというサイトに面白いインタビューがあった。
簡単にまとめると、パンケーキ映画をミニシアターでなく、
誰でも見れる大きなシアター(シネマコンプレックス)で上映しよう。
多くの有権者に見てもらいたいから。
次の段落に私を含む多くの人がかみついた。
『鬼滅』や『エヴァ』は逆に映画館を危機に陥れた
うおおおおおお邦画界を苦しめる『鬼滅の刃』『エヴァンゲリオン』許せねええええ『新聞記者』や『パンケーキを毒見する』のような映画をヒットさせて映画館を救え!うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
— 非常口 (@hershamboyz) August 3, 2021
「大ヒットした『鬼滅』や『エヴァ』は逆に映画館を危機に陥れた」
タイトルだけで「は?」思ってしまった。
中身を読んでいくと、
シネマコンプレックスは今や、アニメ上映が多い。
アニメ映画によって一部の映画会社と業界は儲かるものの、
実写映画にかかわる人たち及び小さい映画をつぶされた。
結果、映画館を危機にさせたと。
一応、娯楽映画として素晴らしいし否定もしないけど、
制作者としては辛い気持ちになったと述べている。
川村プロデューサーの意見を読んでいると、
政治の在り方を考えさせつつ、有権者の未来を突き動かす、
アニメよりはるかに高尚な映画を見てくれと感じたね。
実写映画、そういえばあまり映画館で見ないなあ。
世間の声を調べた結果
アニメ映画が売上を圧倒的にあげている事が実写映画や小さな映画を作ってる人を排斥したみたいな感想、「いや実写映画が売れないレベルで酷いから淘汰されてるだけじゃん」で終わりやんけ()
— 予備役赤色提督(CV.中田譲治) (@Admiral_Kirov) August 3, 2021
「儲かる実写映画を作ればいいんじゃねえの?」
「アニメを今でも見下してるんだな、実写映画の連中は」
「キャストはジャニーズといったアイドル、
他にお決まりの俳優ばかり使っている。
映画館で暗い雰囲気にさせられる展開ばかり。
娯楽なのに娯楽でなく憂鬱にさせる内容ばかりで飽きる」
「キャストとあらすじを見ただけで、
観なくても”ああ、こういう展開かあ…”わかってしまう。
特に視聴者を”おおっ”とさせる演出もないだろう」
色々ある。
私はゴジラvsコングをこの前みた。
今後だとシン・ウルトラマンを見に行く予定だ。
大半の映画はテレビでいいやと思っている。
むしろテレビすら見ていない状況だから、見る機会もない。
自分が見に行きたくなる映画の条件
たんに「アニメ映画は売れるけど俺たち小さい映画を作る会社をくるしめている」とかまじで「まけおしみ」以外の何者でもないし、映画業界だけでなく大企業に小さいところは苦戦するが、ゲームとか見てみろよ。小さい企業が糞頑張ってるぞ。
— もへもへ (@gerogeroR) August 3, 2021
たとえ外が熱すぎ、寒すぎても、台風だろうと、
お金を払ってでも映画を見に行くかどうかの条件として、
テレビでは味わえない魅力にあると考えている。
当たり前じゃんとつっこむだろう。当たり前を分解したい。
例えば特撮だと、派手な演出及び音響はテレビだと少し物足りない。
大きなシアターだからこそ、大きなモニターだからこそ、
画面いっぱいにキャラが動き、惹かれていく。
モニターの大きさと迫力が与える印象度(インパクト)は、
私の中では比例関係にあると思ってる。
※例外もあるはず。
テレビでは味わえない演出、ワクワクさを楽しむなら映画がいい。
ちなみに脚本をはじめ、ネタバレについては知る・知らぬはどうでもいい。
知ったところで「演出を見に行きたい!」なら行く。
「あ、特に演出部分はいらないや、見なくていいや」
判断したら、見に行きたいと思わない。
仮にテレビですべてを知ったとしても、
「やはり映画で、特別な雰囲気を味わいたい!」
全てを知ってでも、映画でしか味わえない雰囲気、
独特な感覚を楽しむ以外は、映画館で見ようと思わないな。
あなたはどうだろう?
気になる周りの指摘
別に作りたい映画を作ってくれて構わないんだけどさ、負け惜しみを言うくらいならこれぐらいの気概を見せてみろよと。
政権に斬り込む『パンケーキを毒見する』河村光庸Pインタビュー「『鬼滅』や『エヴァ』は映画館を救わなかった」 【第1回】 | BANGER!!!
https://t.co/ro60FpTJKh #BANGER pic.twitter.com/oGBPElLFjV— ワイバーン (@wyvern_from8sq) August 3, 2021
川村プロデューサーの意見に対し、
多くの人がアニメ映画と実写映画に関して意見を述べていた。
いくつかあるサイトやツイッターから、
一人の作り手と指摘になった部分を載せていきたい。
川村プロデューサーの発言はまんま自分にも当てはまるし、
他人事と捉えていないから。
客寄せパンダ
なんというか、「鬼滅やエヴァがあるから、小さな映画や実写が観客に見られていない」みたいな世界観があるんだろうなあ。実際は逆で「鬼滅やエヴァがあるから映画館に行くのであって、なかったら行かない」なわけだけども
— 紙魚 (@silver_fishes) August 3, 2021
客寄せパンダとは目の前のお客様を連れてくる「何か」を示す。
元々上野動物園でパンダが来てから、
みんなパンダを見たくて訪れる人が多かったところからついたそうだ。
まず気になった意見として、
アニメはアニメ自体が客寄せパンダになりえるが、
実写だと役者、アイドルにしなければならない。
演技のできる役者アイドルならまだいいかもしれないが、
たいていは演技もろくにままならない人ばかりで興ざめする。
結果、質が下がっていると。
見る人を考えてるの(エンタメの本質)
韓国映画が良いってのはさんざん言われてるけど、台湾映画も今こんなにすごいんだ…と絶句するほどの名作でした。しかもこれ原作ゲームなんですよ。ゲームカルチャーから出てきたものをここまでの映画に仕上げる。
アジアみな我よりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来てあしゅとしたしむ https://t.co/AVsdvO9zbv— CDB (@C4Dbeginner) August 3, 2021
次に実写映画は「見る人の気持ちを考えていない」と書き込みもあった。
私は目に入った映画やアニメ、小説ほかのレビューにて、
「こうしたらいいのに」情報を集めている。
気になる情報は「自分もついやってる行動」として、
自分の反省材料として捉えているためだ。
見る人を考えていない=エンタメを意識していないで、
作り手らがわかればいいや的な作品に興ざめすると。
エンタメについてあるサイトで話題になっており、
「エンタメって何さ?」尋ねたところ、
わかるやつだけ、わかればいいという考えもエンタメではない。
ぱっと見ただけですぐわかるの、本当に重要
考えさせられる答えがかえってきた。
エンタメの一つとして一つ話を横道にそらしたい。
東京五輪はどうして楽しいのか?
なんと女子チームパーシュート競技ではチームドイツが予選から全レース世界記録という驚異的な走りを見せ、見事に金メダルを獲得しました。
当館も本当にびっくりです。
おめでとうございます!!#東京五輪 pic.twitter.com/GqcCNfL5Cu— ドイツ大使館🇩🇪 (@GermanyinJapan) August 4, 2021
現在東京五輪が行われている。
日本活躍の活躍はもちろん、海外選手の活躍も面白い。
中でも金メダルを来れるかどうかの戦いは手に汗握る。
で、金メダルを取れる人とそうでない人の違いが一つ分かった。
金メダル取る人は銀メダルをとる人に比べ、大胆かつ堂々かつ規模が大きい。
銀メダル以降の人は金メダルに比べると、
少し大胆さが欠けていたり、ちょっぴり慎重に勝負を仕掛け、
少しばかり規模を小さくさせている。
選手たちをはじめ、ファンには大変失礼に感じるかもしれぬが、
どう表現したらよいか、実際に見てみるのが一番だ。
台湾ヤフートップニュースでも報じられた。
卓球金メダルを獲得した水谷選手と伊藤選手、とある国の人から罵詈雑言をされた。
何故ある国の人はこんなレベルか!不思議です。やっぱり台湾人とは全く違う!台湾人は品を持て勝っても負けても悪口をせず運動家精神を保ってる。https://t.co/lWHlMbQCAS
— ☆Chris*台湾人☆ (@bluesayuri) August 1, 2021
金メダルと銀メダル、
BMXや体操一つをとっても金メダルをとる人は大胆で、
さらに一歩上の世界に挑んでいる状態だ。
失敗しないのはもちろん重要だけど、
金メダルを取る人達は基本、超大胆だけでなく、
大胆でイケイケオーラに満ち溢れている。
感覚的な話になってすまない。
五輪を見ているなら、選手の顔や動作一つ一つを見てほしい。
金メダルをとる選手は積極的で伸びが良くて大胆だ。
エンタメもイケイケオーラを出しており、
大胆で堂々と、それでいて失敗はほぼない状態を出したとき、
多くの人の心に分かりやすく感じる。
「あ、これは素晴らしい」
わずかな差をたっぷり楽しめるからこそ、
五輪はエンタメとしても素晴らしい。
だからこそパンケーキを毒見するには思うんだ。
挑んでいるのか?
なんというか、「鬼滅やエヴァがあるから、小さな映画や実写が観客に見られていない」みたいな世界観があるんだろうなあ。実際は逆で「鬼滅やエヴァがあるから映画館に行くのであって、なかったら行かない」なわけだけども
— 紙魚 (@silver_fishes) August 3, 2021
実写業界には五輪にある「イケイケオーラ」をはじめ、
他の実写映画と競ったときに生じる、
わずかな大胆かつ堂々かつ新しい世界へ挑む行為など、
8割の第三者にとってぱっとわかる何かを出しているのだろうか?
パンケーキを毒見するという映画は菅政権に対する挑戦、
と私は思ってないよ。
本当の挑戦なら中華人民共和国、あるいは香港にて、
「くまのぷーさんと楽しむ」といった映画を作るだろう。
上映の「じ」を出しただけで命を失うかもしれない、
でも出さずにはいられないといった、生きるか死ぬかの挑戦を描くなら、
「応援する、頑張ってくれ」と思うかもね。
日本は表現の自由がある国だし、
ガースーを批判はツイッターであちこち見るから、
※命は物理もあれば社会、精神もある
とても大きな壁をぶち破る挑戦さを感じず、
私にとっては新鮮な印象を抱かないよ。
そりゃびっくりするさ、そんな事を言う卑屈さに、な。
→
”「<略>…小さな映画を作っている人たちや実写の人たちは、みんなアニメ映画のおかげで排除されたんだから、逆に映画館を危機に陥れたことになるんだ」という話をすると、皆びっくりするわけです。”
https://t.co/MITBlz8we1 #BANGER— タクラミックス (@takuramix) August 3, 2021
ついでに川村プロデューサーらにとってのエンタメは、
人を指さしてバカにする程度でしか考えてないんだろうか?
政権批判はいいんだけど、批判よりも嘲笑に近いと考えた。
人をバカにする=エンタメなら私は見ないな。
何しろ自分も馬鹿にされまくった過去(現在)があって、
嫌な時期を思い出してしまうから。
アニメのせいにしても……
「鬼滅やエヴァは映画館を救わなかった!」とか口ばっかり達者でろくに興行収入も出せない映画作る人間の400億倍は鬼滅やエヴァが映画館救ってますわ。映画館を救うのは何よりもまず興行収入なんだぞ。
— 芝村矜侍 (@kyouji0716) August 3, 2021
いくつかあるスレッドやツイッターほかの意見として、
「なぜ自分たちの失敗を他人(アニメ)のせいにするのか」
厳しい指摘をしている人がいた。
自分らの失敗や不都合な実態について、
〇〇のせいにして自分たちに原因がないと考える。
回りのせいにしている間は進歩などない。
成長はつねに自分の気づきにあるのだから。
まさしく噴飯ものの思考である。というか談合で食ってた業者が排除されたときのセリフにそっくり。
ここまで日本映画界は腐っていたのか。
面白さでもぎ取ろう、ではなくさもヒットしたのが悪い、なんて言ってたら金輪際面白いものなんて作れないだろうに。— わいるどうぃりぃ (@wildwilly888) August 3, 2021
私も気をつけねばならない。
回りのせいにする、環境のせいにした時点で「敗北」は確定しているからだ。
他にもいろいろ意見がある。
作り手の私にとって大変貴重な情報をいただいた気分だ。
愛と熱量があれば人に勧めたくなる!
翌日になっていろいろなスレッドを読んでいたところ、
シンゴジラや銀魂(実写)といった、
制作者側の愛と熱量も存分に感じる内容だったら、積極的に広めたくなる。
憎悪だけでなくお友達(同じジャンルで似た思想)にしか受けない内容なら、
誰が積極的に「あんたも見てよ、これ」と広めるものか。
意見があって、なるほどなと思った。
そういえばシンゴジラ、最初は恋愛要素を無理やり入れらされようとしたけど、
庵野秀明監督が断って、恋愛映画でなくなったんだよね。良かったよ。
参照:新聞記者のプロデューサー
本当に妥協してもらわなくてよかったよ、シンゴジラ
仮想的がいるメリット
とんがったアニメのカット割り、アングルは 宇宙刑事シリーズや戦隊ものにも変化をもたらした。
互いに「負けへんで」が、映像へのこだわりを深くして行った。お客の目に商品も磨かれた。
これが仮想敵の良いところだ。
【アイツのせいで俺らが売れなくなった】なんて仮想敵にすらならない。
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) August 4, 2021
記事を更新した後、上記ツイートが目にとまった。
互いに負けないからこそ、互いをおおっといわせる演出を意識する。
おお!といわせる演出もせず、
あいつのせいで俺らの人気がなくなった、では話にすらならない。
ライバルですらない。すごく考えさせられたよ。
なるほど、仮想敵を持つとはこういう意味なんだと。
自分が得をするために仮想敵を作るのであって、
仮想敵にも頑張ってもらうために作るのであって、
ただ愚痴をこぼしてる連中は敵ですらないと気づかされた。
