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雨月物語を読み、古文と漢文における文体の違いと狙いに気づいた

ミーア | Kuroonehalf [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=55545368

※ ミーア | Kuroonehalf [pixiv] モンスター娘のいる日常から蛇女ことミーア。

ども、しゃしゃ。
先日、ある記事に「小説的思考法」という本を紹介した。
小説において「物語」以外の言葉について、
作家がどんな「演出」を加えているか?

分析した本がとても面白く、小説家になろうなどで使っている。
ところで、先日やっと雨月物語(上田秋成著)を購入。
すると「文体」の違いに気づかされたんだ。

 

古文と漢文(書き下し文)

菊花の約(ちぎり)蛇性の婬他において、文体が明らかに違う。
菊花は「学者」が主役であり、文中に孟子や論語を引用して会話をする。
学者を演出するためか、文体が漢文の書き下し文だ。
他、中国の古典も引用して、自分の論を押し付けている。

一方、蛇性の婬は漢文の書き下し文のような文体でなく、
当時の文体を使いこなし、書いている。

声に出して読むと、菊花は男らしく規律正しいさまを、
蛇性他はあいまいで感情を表に出す印象を抱いた。

雨月物語を通し、地の文がすでに「語り手の特徴」を描いているとは、
私にとってとても勉強になった。

改訂版 雨月物語―現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

 

なぜ雨月物語に手を出したのか

雨月物語を読みたいなあと強く抱いたのは、
谷崎潤一郎さんの文章読本を読み、上田秋成をほめていた。

無駄を省きつつ流れとして読みやすく、
(半面、長々文章が続くので、黙読だと疲れる)
読者の理解力にゆだねているから。

上田秋成が書いた蛇性の婬はホラー漫画で読んでいた。
それで「原文はどれだけ怖いのか」を知りたく、手を出した。
黙読だと、数ページで放り投げてしまうのだけど、
声に出すと、読み応えがあって面白い。

原文(今でいう古文)を読むとき、意味は理解できなくていい。
ただ声に出して読む。古文でも大体わかる部分もある。
そこらをつなぎ合わせていけば、何とか読める。

例:家は外より荒れまさりけり(家は外より荒れていた)

受験勉強のような正確な翻訳など心がけなくても、
大雑把に「言いたいこと」がわかればよい。
年号とかその当時の文化に関する道具も出て来るけれど、
それらはすべてイメージを思い浮かべる必要などない。

文章読本 (中公文庫)

雨月物語―マンガ日本の古典〈28〉 (中公文庫)

口語訳もあるので、内容をさっと理解した後に読むのもよし。
私は口語訳ばびっしり詰まって、読む気がしなかった。
なので、はじめから原文を音読しているよ。

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ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。