アニメや漫画 2017.03.31 2019.07.02 せんけん

ウルトラマンオーブよりジャグラスジャグラーに自分を重ねる？

ども、しゃしゃ。
ニコ生でウルトラマンオーブを見ていた。

最終回を見た後のアンケートが99.2%と、
今まで見たアンケートの中でも最高位の高さだ。

特撮だから高いのか。ウルトラマン「ブランド」のためか。

ニコ生ウルトラマンオーブ最終回、「とてもよかった」99%達成！
ありがとうございました！！
出先から携帯でコメント書いてたんだけど、あまりのコメントの洪水に飲まれて誰にも気付かれなかったかな…笑
引き続き劇場版共々応援よろしくお願いします！！！ pic.twitter.com/0gZqsSzBpP

— 田口清隆 (@TaguchiKiyotaka) March 31, 2017

ニコ生を見ていた人の多くは特撮に抵抗・拒否感のない人だ。
テレビでウルトラマンオーブを見ておらず、
YOUTUBEでも見ていなかったので、毎日見続けて楽しかった。

ところで、ジャグラスジャグラーという主人公の敵がいる。
主人公よりも彼の方が人気あるように見えたよ。

ジャグラスジャグラーへの印象

ジャグラスジャグラーは主人公、クレナイ・ガイのライバル。
元は彼と同期だった。ジャグラーは兵士で、ガイは救助隊員らしい。

オーブの光はガイを選んだ。
ジャグラーは自分がオーブに選ばれるものと思ったらしい。
選ばれなかった怒りと失望が積み重なり、
悪い方へどんどん考え、気持ち悪い奴になっていった。

ジャグが三日月なのは太陽であるガイさんとの対比もあるけど、「光を捨て切れていない」ことも表しているんかね。ナターシャを助けた際に付いた傷だし。ジャグも薄々それに気付いているから新技に「新月」斬波なんて名前を付けて闇に染まり切ろうとしたと。#ウルトラマンオーブ

— はらっぱ (@konyou99) March 31, 2017

一度魔神としてオーブと戦ったとき、
ガイが持つ覚悟「守る力」が強さの秘訣と知った後、
ジャグラーはオーブに敗れた。

最終回でナオミ(ヒロイン)を人質に取り、
ガイに対して汚い脅しをかけたのだけど……

「闇の○○」は
『ウルトラマンオーブ最終回直前ニコ生特番怪獣娘の力おかりします！』
においてジャグラーの奇抜な言動の数々が、
「闇の仕草」
として特集されたこと
「顔がうるさい」
はウルトラマンゼロ役の宮野真守さんが物凄い変顔を披露したことがあることに対する感想
が由来ですね

— 青蛙（あおかえる） (@Blue_Caeruleus) March 31, 2017

「殺すなら殺せ。私が(ジャグラーに)殺されても、あなたを恨まない)
ナオミも覚悟をもって、ジャグラーに堂々と目を向けたんだよね。

ジャグラーはうろたえちゃったところに戦闘機が敵の攻撃で墜落し、
ナオミを直撃しようとしたら……ジャグラーが助けた。

ジャグラーは自分の中には「闇ばかり」でなく、
「光(愛する心)」があると、ガイやナオミに気づかされた。

「じゃあな」は初見ではガイさんor視聴者に向けたものと思ったけど、今見るとマガタノオロチに対して言ったように聞こえる。オーブがマガタノオロチを倒せるって確信が有っただろうしね。#ウルトラマンオーブ

— きなこ (@m782832) March 31, 2017

ガイがオーブに変身してラスボスと戦っている時、
ジャグラーは自分が信じていたものが崩れて、
軽いうつ状態となっていた。

ナオミが彼を叱り、手を差し伸べた。すごいよね。
町を壊し、怪獣を復活させ、日本滅亡に追いやろうとした奴に対し、
ナオミは手を差し伸べて叱り、「人として」励ましたのだから。

え、あの2016年最大の話題作の1つである「ウルトラマンオーブ」の最終回のニコニコ生放送配信後のアンケートが、2017年最初の大ヒット作品「けものフレンズ」第12話の「とても良かった:98％」を超える「とても良かった:99％」と言う数値を記録したんですって！？

— 特急ニセコ (@ExpressNiseco) March 31, 2017

その後はオーブと一緒に戦い、自分を犠牲にしてラスボスを倒した。
(彼はちゃっかり生きており、映画ではおいしいところを持っていくらしい)

なお、ジャグラスジャグラ―の歴史を知るならこちらを見るといい。

アマゾンプライム：ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA　予告

ジャグラスジャグラーの心が示すもの

https://twitter.com/right_second/status/847804733645402116

ジャグラスジャグラーがガイ(オーブ)に対して、
卑怯な破壊活動をした理由は何だろう？

オーブに選ばれなかった自分と、
なってしまったガイへの怒り、嫉妬だと思う。

彼は破壊活動を行いながら、自己否定もしていた。
「闇」が救うと述べたのも、自己否定の先にあるものが、
むなしい感情だからだと思う。

長年の確執を経て、やっと２人が肩を並べられた瞬間である❗(*⌒▽⌒*)
全てが終わった後のジャグさんの表情から、長年拗らせてきたガイさんへの憎しみから解放されたことがわかるし、改めて見ると、最高の最終回だったことがわかったわ…❗#ウルトラマンオーブ pic.twitter.com/JNiBTA8oLw

— ヨッシー@推しが尊い (@Ai08jugko04) March 31, 2017

この部分を見たとき、ジャグラーは自分に重なるところがあった。
限界を知り、夢がはかないものを知った後の絶望。
誰かに八つ当たり(嫉妬)しないと、正気を保てない弱さ。

その後、ナオミに叱られて励まされ、
愛する心をもってオーブと共闘した姿も人間だ。

https://twitter.com/sanukimahiru/status/847803974816223234

自分一人では打ち勝てない心の壁(自分で作ったもの)に、
相手の気合で自分の感情に刺激を与え、壁を乗り越える。

そこに自分も刺激をもらったよ。

本放送当時、
最後のOPと共に映る並び立つオーブとジャグラーの姿に
「『二つのパワーで！闘えウルトラマンオーブ！』」
とはこういうことだったのか！」
と驚愕したのを覚えています。

— 青蛙（あおかえる） (@Blue_Caeruleus) March 31, 2017

彼の人気はどこなんだ？

たまたまYouTubeで動画を観ていてたまたまウルトラマンオーブが目についてたまたま観始めた作品があんなに最高だったとははじめは思わなかったなぁ… #ウルトラマンオーブ pic.twitter.com/HZZbwSQIzj

— 復活したエムゲー (@exaidlevel3) March 31, 2017

ジャグラスジャグラーはガイに比べると人間らしい。
ガイはオーブとしての「覚悟」を持ったプロアイドル。

ジャグラーはアイドルになりたかったのに、
夢を断たれて「うつ」になった人。

でもアイドルに必要な心はすでに持っており、
他人の指摘で気づかされ、覚悟を持ち、舞台に立った。

https://twitter.com/chammm6493/status/847804165925421056

ジャグラーはコミカルなシーンより嫌味・不気味なシーンが多かった。

でもジャグラーが人気なのは、
彼の生き方を抽象化して見直したとき、
視聴者の生き方に重なる部分があったからじゃないか？

そのうえで最後は自分に正直になり、
ヒーローとして成長できたからではないか？

今日のお昼に突然思いついた
『ジャグラス･ジャグラーさんがフィギュアスケート選手になってJJポーズ決める光景』
がどうしても見たくて、ただそれだけの内容の自己満足マンガ描きました｡(満足げな笑み)#ウルトラマンオーブ pic.twitter.com/DTyy1e3IZk

— なつとら (@UKISHIMA16) March 31, 2017

ガイは初めからヒーローであり、ヒーローとしての覚悟、責任がある。
彼なりの挫折と苦労を味わいながらも、人を愛する心を常に失わなかった。

ジャグラーも表ではすでに失っているかに見えたが、心は失っていなかった。